こんにちは。
純炭社長@糖質制限中の樋口です。
福岡で開催された抗加齢医学会総会を終え、
福岡空港でブログ更新中です。
さて、私のところにはお客さまからいろいろな電話がかかって来ます。
先日受けたお電話では
「低タンパク質で高カロリーな食事はどうやって摂ったら良いですか?」
と質問されました。
事情を聴いてみると
腎機能が低下したので低タンパク食を薦められたが何を食べて良いのか分からない!
というか、何も食べられない!食べられるものがない!
とお困りの様子。
慢性腎臓病(CKD)が新しい国民病として注目され、
日本人の1/8人がCKDだと言われ始めてから、
血中クレアチニンの値が少し高いと
低タンパク食を薦めるお医者様が増えたのでは?と考えています。
今回の抗加齢医学会で印象的だったのは、
①糖質制限(ケトジェニックダイエット)の演題やシンポジウムが消えたこと
②腸内細菌への関心がものすごく高まっていること
のふたつです。
糖質制限に関しては北里大学の山田先生のランチョンセミナーがあったのみ。
学会長の坪田先生のランチョンセミナーでは、
坪田先生自身が糖質制限を行っていることをほのめかすものの、
糖質制限という言葉は一切使いませんでた。
補助金や科研費を出す農水省や文科省から圧力がかかっているんですかね。
今回、学会に参加した目的の一つは、
「腎臓の老化(機能低下)を抑制する食生活はどうあるべきか?」のヒントを得るためでした。
上記の山田先生が答えを授けてくれました。
(原著を読んでから書くべきですが)、
現時点で腎機能が正常な方はタンパク質摂取量が多い程、腎機能の低下は少ないそうです。
また、慢性腎臓病のステージ3でも、
糖質制限(タンパク質と脂質摂取が多い)で腎機能の低下が抑えられるとのこと。
また、アメリカ糖尿病学会も
「糖尿病性腎症に対して低タンパク食は推奨しない」と明記しています。
この結果は腎臓が弱ったら「低タンパク食」という日本の常識とは相反するものです。
どちらが正しいのでしょう?
しかし、つい最近まで「高コレステロール食は健康に良くない」「動脈硬化になる」といって
コレステロールゼロ食品が推奨されていたのに、
今では「食事のコレステロールは大丈夫」「卵は1日に4個食べた方が良い」などと
180度反対のことが常識になっています。
抗加齢医学会の坪田会長は毎日6個の卵を食べているそうです。
(今でもコレステロールが体に悪いと信じていたらググって下さい。)
日本の医学会は(というか日本人気質として)変化を好みません。
今まで常識だと思っていたことが間違っていると言われても、
外圧を受けるまで変化しようとしません。
また、ガイドラインに沿った定型的な医療が西洋医学だと信じている方も多数います。
(しかし、アメリカでは全人的に患者を診る統合医療・個別化医療がすすんでいるんですけどね)
私の個人的な考えでは、
腎機能が低下しても(Nrf-2やFoxoなどが活性化する)糖質制限が有効だと思うのですが・・・
14日目/365日
純炭社長@糖質制限中の樋口です。
福岡で開催された抗加齢医学会総会を終え、
福岡空港でブログ更新中です。
さて、私のところにはお客さまからいろいろな電話がかかって来ます。
先日受けたお電話では
「低タンパク質で高カロリーな食事はどうやって摂ったら良いですか?」
と質問されました。
事情を聴いてみると
腎機能が低下したので低タンパク食を薦められたが何を食べて良いのか分からない!
というか、何も食べられない!食べられるものがない!
とお困りの様子。
慢性腎臓病(CKD)が新しい国民病として注目され、
日本人の1/8人がCKDだと言われ始めてから、
血中クレアチニンの値が少し高いと
低タンパク食を薦めるお医者様が増えたのでは?と考えています。
今回の抗加齢医学会で印象的だったのは、
①糖質制限(ケトジェニックダイエット)の演題やシンポジウムが消えたこと
②腸内細菌への関心がものすごく高まっていること
のふたつです。
糖質制限に関しては北里大学の山田先生のランチョンセミナーがあったのみ。
学会長の坪田先生のランチョンセミナーでは、
坪田先生自身が糖質制限を行っていることをほのめかすものの、
糖質制限という言葉は一切使いませんでた。
補助金や科研費を出す農水省や文科省から圧力がかかっているんですかね。
今回、学会に参加した目的の一つは、
「腎臓の老化(機能低下)を抑制する食生活はどうあるべきか?」のヒントを得るためでした。
上記の山田先生が答えを授けてくれました。
(原著を読んでから書くべきですが)、
現時点で腎機能が正常な方はタンパク質摂取量が多い程、腎機能の低下は少ないそうです。
また、慢性腎臓病のステージ3でも、
糖質制限(タンパク質と脂質摂取が多い)で腎機能の低下が抑えられるとのこと。
また、アメリカ糖尿病学会も
「糖尿病性腎症に対して低タンパク食は推奨しない」と明記しています。
この結果は腎臓が弱ったら「低タンパク食」という日本の常識とは相反するものです。
どちらが正しいのでしょう?
しかし、つい最近まで「高コレステロール食は健康に良くない」「動脈硬化になる」といって
コレステロールゼロ食品が推奨されていたのに、
今では「食事のコレステロールは大丈夫」「卵は1日に4個食べた方が良い」などと
180度反対のことが常識になっています。
抗加齢医学会の坪田会長は毎日6個の卵を食べているそうです。
(今でもコレステロールが体に悪いと信じていたらググって下さい。)
日本の医学会は(というか日本人気質として)変化を好みません。
今まで常識だと思っていたことが間違っていると言われても、
外圧を受けるまで変化しようとしません。
また、ガイドラインに沿った定型的な医療が西洋医学だと信じている方も多数います。
(しかし、アメリカでは全人的に患者を診る統合医療・個別化医療がすすんでいるんですけどね)
私の個人的な考えでは、
腎機能が低下しても(Nrf-2やFoxoなどが活性化する)糖質制限が有効だと思うのですが・・・
14日目/365日