May 22, 2018

石川一雄さん、2018(平成30)年5.23メッセージ




5・23メッセージ

確定判決の予断と偏見に満ちた不当な差別判決の前に、現在もなお殺人犯の汚名を背負わされ、仮出獄をした今も、非人道的処遇を強いられ、保護観察所や、保護司への報告を義務付けられてから24年になろうとしておりますが、この生活環境を直視すれば当然の事乍ら、私の憎悪の対象は寺尾判決の一言に尽きる訳ながらも、皆さん方もご承知の通り、此の間に開示された取調べ録音テープ等からも、如何に確定判決がゴリ押しであったか、明らかであり、正しくこの第三次再審闘争の中で、これまでの有罪の証拠に合理的疑いが生じていたかが、満天下に示されており、そうであれば、直ちに真相究明すべく、鑑定人尋問を行うべきと切に願っています。
 前述の様に、取調べ録音テープに因って明らかになったのは、自白調書すべてに渡って国家権力、警察が私を狭山事件の犯人にデッチ上げるために仕組んだ証拠の捏造、事件のストーリーであり、証言の偽造、証拠の改ざんの事実を暴露し、警察が私に嘘の自白を強要、強制していたことが決定的に明らかになったのです。
 これまでも支援者各位による検察に対して「証拠を隠さず開示しろ」の声に押され、少しずつながらも現在190点以上の証拠が開示され、それに対して弁護団から無実を明らかにする200点近い新証拠が出されています。一度も事実調べ、鑑定人尋問を行うことなく再審を棄却してきたこれまでの裁判所の決定を、満腔の怒りを持って糾弾してきましたが、今度こそ鑑定人尋問を行うものと信じています。
 今テレビ等で、警察権力、国家権力、官僚等の不祥事が毎日のようににぎわしていますが、一方では、私の狭山事件の検察の証拠隠しは元より、それを黙認している裁判所の不正義について、取り上げられることはほとんどなく、由々しき問題であると、声を大に訴えます。
 今日は55年前に不当逮捕された日であり、各地で沢山の参加のもとで糾弾集会が開かれていると思われ、例年の事乍ら、感謝の気持ちで一杯です。
 振り返れば、この55年は途轍もなく長い道のりでありましたし、またある時は闘いを放棄して終いたいと思ったこともありましたが、皆さん方をはじめ、全国の子どもたちから「石川さんがんばって下さい。私たちも応援しています」という手紙に励まされて、心折れずに闘い続けてこられました。
 55年の今日まで、未だ冤罪を晴らすことは出来得なかったけれども、この第3次再審で必ず再審の扉が開かれると確信し、自分自身の為、また、何よりも長年にわたって支援し続けて下さった多くの支援者の皆さんの声に応えなければと、日々、自分自身に鞭うって頑張っております。
 皆さんお一人おひとりが石川一雄になり、真相究明のために裁判が開かれるように署名活動や、様々に闘って下さっている事を思うと一層の闘争心が湧き、「これしきのことでへこたれないぞ」との覚悟でおります。
 昨年12月に就任した後藤真理子裁判長も、取調べ録音テープ等を驚愕を持って聴取され、また、福江、下山、川窪鑑定等の科学的な鑑定もしっかり確認されている筈であり、だからこそ、事実調べや鑑定人尋問の必要性、重要性を認識されていると信じております。
 今日の集会をバネに、現審の後に裁判はないと自分自身に言い聞かせ、不屈に闘って参りますので何卒私の固い決意をおくみ頂き、最大限のお力を下さいますよう心からお願い申し上げて私の挨拶に代えて失礼いたします。

2018年5月23日

                           石川 一雄


higurashi at 17:44|PermalinkComments(0) 2018(平成30)年 

1964(昭和38)年9月10日狭山事件 第二審第一回公判で石川一雄さんが無実宣言、「自白」は強要によるもの

1964(昭和38)年9月10日のできごとは 狭山事件関連本四誌では、以下のように取り上げられていました
*[[狭山事件]]で、[[第二審]][[第一回]][[公判]]([[東京高裁]]・[[久永正勝裁判長]])が開かれる。[[石川一雄]]、善枝さん殺害を否認、[[無実]]を訴える。
(狭山事件『四十一年目の真実』鎌田慧著より)

*東京高裁にて第二審始まる。
 この日、石川さんは突然立ち上がり、「お手数をかえて申し訳ないが、私は善枝さんを殺していない。このことは弁護士にも話していない」と訴える。
 この石川さん自身による無実の宣言によって初めて、一審死刑判決の根拠となった自白がいかに作られたか、次々と法廷で恐ろしい、驚くべき事実が明らかにされていった。)
 (『狭山事件と再審』和島岩吉編より)

*狭山事件控訴審第一回公判で石川一雄が犯行を否認。
 (『不可侵 不可被侵』松本治一郎対談集より)

*東京高裁で公判開始。この日までに石川は警察官にだまされていたことを同囚から教わる。善枝殺しを全面否認。警察の拷問と自白デッチ上げを暴露する。法廷騒然となる。
(『石川一雄獄中歌集』より)


石川一雄さんは、三鷹事件の死刑囚竹内景助さん(無罪を訴えていたが獄中死、現在遺族によって死後再審請求中)には、東京拘置所で話しかけられ、色々教えられ、本当のことを言うよう諭された。(1964年9月10日、東京高裁における控訴審第1回公判において)真実(無実)を訴えるきっかけになった

竹内景助さんは、1949年 8月1日 逮捕で武蔵野署、1949年 8月 4 日 八王子少年刑務所へ移監、1949年 8月 20日 府中刑務所に移監、1949(昭和24)年 11月 4日 一審公判開始頃 東京拘置所へ移監、1967(昭和42)年 1月18日 東京拘置所で獄中死された(享年45)。








公判証人
人定質問
被告人
訴訟状に対する陳述
第一審・第一回公判
1963(昭和38)年9月4日
  「事実はいずれもその通り間違いありません」
「現場検証には立ち会いたくありません」
第二回公判
1963(昭和38)年9月30日
中田健治、塚本昌三、佐野良二、増田秀雄、山下了一裁判長、被告人に反対尋問を促すが、被告人“別にない”と答弁。
健治、山下に対して、反対尋問行なわず。
第三回公判関口邦明、飯野源治、橋本喜一郎、鈴木要之助、新井千吉、大野喜平被告人反対尋問行なわれず。
新井の時、裁判長、被告人にそれを促すが“別にない”と答弁。
第四回公判野本定雄、福島英次、星野正彦、阿部孟朗、五十嵐勝爾、高橋乙彦、長野勝弘、岸田政司、関根政一、吉田一雄被告人反対尋問行なわれず。
五十嵐、高橋、長野の時、裁判長、被告人にそれを促すが“別にない”と答弁。
第五回公判 小島朝政、佐藤祐一、須田ギン、石田一義、宮岡貞男、内田幸吉、伊藤操、清水利一、関源三被告人反対尋問行なわれず。
石田、宮岡、内田、伊藤の際、裁判長、被告人にそれを促すが“別にない”と答弁。
第六回公判 今泉久之助、三沢弘、大沢徳太郎、吉沢栄、山下宣子、中根敏子、宇賀神敏枝、西川正雄、水村成子、村松定夫、渡辺俘 水村を除いて被告人反対尋問行なわず。
山下、中根、宇賀神、西川、村松、渡辺の際、裁判長、被告人に促すが“別にない”旨答弁。
第七回公判 中田健治、中田登美恵裁判長、反対尋問を促すが“別にない”旨答弁
第八回公判中田栄作被告人、反対尋問を行なわず。
第九回公判石川リイ、石川富蔵被告人、反対尋問を行なわず。
第一〇回公判石川茂、関源三 被告人、反対尋問を行なわず。
第一一回公判
1964(昭和39)年2月10日
原正検事、死刑を求刑。最終陳述
被告人「言いたいことは別にありません」
 1964(昭和39)年3月11日
第一審浦和地裁の内田武文裁判長、求刑通り死刑判決を言い渡す。
1964(昭和39)年3月12日
石川一雄、控訴する。






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10月8日(火)、15日(火)、22日(火) 
8:30〜10:00、11:50〜13:00



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 東京、兵庫、大阪での上映会のお知らせ / 予告編
「SAYAMA みえない手錠をはずすまで 」完成上映
前売券:1000円、当日券:1200円、中高校生券:500円
★完成記念上映イベント
☆日本教育会館 (地下鉄神保町駅A1出口南3分)
  3階 一ツ橋ホール(定員802)
 10月31日(木) 開場16:30 開演17:25 終了20:45
  挨拶:石川一雄・石川早智子、トークイベント:金聖雄(キmソンウン)監督・やくみつる・他
★完成上映会
☆在日本韓國YMCAアジア青少年センター (JR水道橋駅東口南東5分)
  地階 スペースYホール(定員250)
 11月 1日(金) 開場14:00 上映14:30〜
     同    開場17:30 上映18:00〜 
 11月 2日(土) 開場14:00 上映14:30〜
     同    開場17:30 上映18:00〜 
 11月 3日(日) 開場14:00 上映14:30〜
     同    開場17:30 上映18:00〜
☆兵庫県民会館 (地下鉄県庁前駅東1出口東すぐ)
  9階 けんみんホール(定員360) 
 11月12日(火) 開場14:00 上映14:40〜
     同    開場17:30 上映18:10〜
  挨拶:金聖雄監督
☆大阪市立阿倍野区民センター (地下鉄阿倍野駅6出口西2分)
  2階 大ホール(定員644)
 11月13日(水) 開場14:00 上映14:40〜
     同    開場17:30 上映18:10〜
  挨拶:金聖雄監督




*獄中からや、仮釈放中・満期出所後に、冤罪を訴えている事件や、獄中で闘病中の方に代わってご親族が、再審請求中に死去された方に代わってご遺族が申し立てたあらゆる事件の早期の再審開始を求めます

*2011年11月11日 三鷹事件、44年ぶりに再審請求 元死刑囚長男が東京高裁に申し立て
  弁護団は、竹内元死刑囚が自白した方法では電車を動かすことができないとする鑑定書や、元同僚によるアリバイ証言などを「新証拠」として提出した。

*三鷹事件、43年ぶり再審請求へ 2回目、元死刑囚の遺族
  再審請求は、56年の第1次請求が元死刑囚の死去に伴って打ち切られており、約43年ぶりとなる。長男は弁護団に「父の無実の罪を晴らしたいと長いこと考えていた」と話しているという
*60年前の証拠、大量に保管 三鷹事件再審で三者協議




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higurashi at 17:25|PermalinkComments(0) 1964(昭和39)年