1963(昭和38)年7月6日1963(昭和38)年7月9日 石川一雄さん Nさん殺害容疑で起訴される

June 28, 2019

1963(昭和38)年7月9日

 [[1963年]] - [[狭山事件]]の[[石川一雄]]が、中田善枝さん殺害[[容疑]]で[[浦和]][[地方検察庁]]に[[起訴]]され、[[浦和]][[拘置所]]へ移送。
 池田満枝([[首相夫人]])、中田善枝の家族を慰問。

 [[石川一雄]][[起訴]]で、以来、[[真犯人]]は完全に[[県警]]幹部の弱点をにぎる。


*参考文献

『完本 狭山裁判』
(野間宏『狭山裁判』刊行委員会編/藤原書店 /1997-07)
『自白崩壊 狭山裁判20年
(狭山事件再審弁護団編/日本評論社/1984-9-30)
『狭山事件 無罪の新事実』(亀井トム/三一書房//1977-7-31)


(`□´)コラッ!





書籍名
酒井真右の十八行小説

著者名
酒井真右/著
出版社名
労働教育センター
発行年月
一九八九年二月







 岩吉---諺岩さん---

 「人間誰でも歩きてぇ、行当たりてぇって性質(もの)持ってらいな。俺ぁからっきし学なし者だが、二人も孫が居る俺ぁが倅と同級の砂利篩(ふるき)悟なんざ二十で逮捕って、無実なのに、はぁ二十五年も牢屋にブチ込まれたまんま--- ---。悟をひッ張り出さなけりゃ この町この県この国の働く皆の生命に関わってんだから昔っから
 皿なめた猫が科(とが)を負う
 笊(ざる)なめた犬が科かぶる
 網にかかるな雑魚ばかり








 本当に皿の魚や笊の肉たらふく喰らっちまった猫や犬は逮捕まらねぇで、罪科受けるなぁ無実のしがねえ人間達ばかり--- ---。触らぬ神に祟なし、でまいほーむだ、世界旅行だって、そっちの方は何百万、何千万--- ---。悟始め、無実の者を一生牢屋で嬲(なぶ)り殺しにして、その裏で悠々とたらふく喰らって、国家だ日本だぁってますます地獄穴深く掘って!--- ---差別こそが戦争に真直ぐ繋がってるんだ!昔っから只の一遍もなかった真実の革命にもってがなけりぁ!!さ、悟のカンパだ、頼む」
(八八年九月)










 ニッポンの慟哭痛苦

 昔は今。一九六三年五月二三日、埼玉県狭山の石川一雄青年が別件で逮捕(つか)まっちまったまんま、「死刑」「無期」と差別裁判が続いて、二十二年もずっと叩き込まれちまっている!この酷(むご)い事実を、この国一億二千数百万の働く仲間は知ってるだんべか。知ってる者も知らね者も、まとまって、この鎖を踏ん切らなけりゃなんね。この事件をそっちのけじァ、日米、日韓、日ソ、日中はじめ、すべての地上の国々と、この国の関係が根なし草になっちまう--- ---。








 この冤罪差別事件に勝つために、凡ての書き物を断絶し、狭山差別問題だけにペン一本で鋭く切り込んでいる偉大な文学者野間宏が居る。
 石川一雄は、一億二千数百万の君らや僕たちの五体と心の一部分、切っても切り離せねえンだ!
 組織も俺も全人民が、地球丸ごと一つの平和な共和国を希い、裏漉(うらごし)して、ニッポンの慟哭痛苦のこの差別事件に勝利しなければ・・・。
(八五年三月)


 同『酒井真右の十八行小説』 酒井真右/著より



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