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January 06, 2018

石川一雄さん新年メッセージ 2018年1月1日



新年メッセージ

全国の狭山支援者の皆々様、明けましておめでとうございます。

昨年も私なりに精一杯の闘いを展開して参りましたが、期待に反し、
再審裁判も適わず、結果的に今年も支援者皆さんにご迷惑、ご心配を
おかけすることになってしまい、大変申し訳なく済まない気持ちで
一杯です。三者協議は34回を重ねましたが、弁護団の正当な証拠開示
請求にもかかわらず、検察官は「必要性がない」などと開示に応じよ
うとせず、遅々として重要な証拠の開示が進まぬ現実を直視すれば、
或いは検察当局は、私が死ぬのを待っているかの如くさえ感じてしま
います。だとすれば、私は意地でもとことん長生きしようと、常に
自分を戒め、言い聞かせ、冤罪を晴らし、完全勝利するまで権力に
対峙して参る所存であります。

弁護団は、下山鑑定にひきつづき、私の無実を示すさまざまな新証拠
を提出しており、それによって、年々狭山事件の真相を知って下さる
人たちが多くなり、時には集会等に向かうために街頭を歩く私の姿を
見て「石川さん応援しています。元気で頑張って下さい」と声をかけ
て下さる人が多くなり、確実に支援の輪が広がっていることを実感し
ています。加えて政府も部落差別の実態を認め、2016年12月に「部落
差別解消推進法」の制定を勝ちとりましたが、法律をどのように具体
的に活用していくかが重要であり、人権教育や啓発の重要性も取り上
げられている事を鑑みれば、狭山事件への波及効果、運動の推進にも
無関係ではないと思われます。

元より日本国憲法では「基本的人権は侵すことの出来ない永久の権利」
であり、「全ての人が個人として尊重」され、「平等権」も明記されて
いることからも「部落民」として差別すること自体許されるものでは
ありません。

私は仮出獄後、23年になりました。うれしいことに昨年は全国各地で
様々に狭山学習会や、人権学習会が持たれ、また、狭山現調にも多くの
人が来て下さり、心の底からうれしく感じました。

何れにせよ、狭山再審裁判闘争において、新証拠の方は弁護士先生方の
英知に委ね、私は不当な扱いをされてきているのは紛れもない事実なの
で、ただ只管に真実のもとに、公正で納得のいく、事実を証としての裁判
を求め、今迄の裁判所の不当な判断を糾弾していく事しかありません。
その意味からも全国各地で、様々に闘い続けて下さっている支援者各位、
また各地から高裁前アピール行動に来て下さっている方たちの存在がどれ
ほど狭山事件の真相普及のために大きな力になり、証拠開示等の実現に
つながってきたか、人間の善意と正義を求める人が沢山いることに感無量
であります。私は、これまで絶望の中から少しずつ光の中を歩んできた此処
数年の中で温かい心に触れ涙にくれることが多々ありました。最近、自分が
すっかり涙脆くなったことを感じます。そしてその反動として「決して負け
るもんか」とファイトも与えられて参りました。皆さん方の真摯な長い狭山
の闘いが、「今年こそ」と常に私を強く駆り立てて下さったのです。

下山・川窪両鑑定や森鑑定も弁護団や、支援して下さる皆さん方の弛まぬ
ご努力や調査活動があったお蔭と深く感謝しておりますし、これらを力に
して2018年は道が拓けると確信しています。私自身が気を弛めず、司法に
対し、真実を究明すべき法廷を開き、事実調べを迫っていけば必ず勝機は
見いだせると確信のもとで今年も全力で闘って参る決意でおり、これが
最後の闘いとの決意で臨んで参りますので、皆さん方も最大限のご協力を
下さいますよう切にお願い申し上げます。

末尾になりましたが、今年も皆様方にとって最良の年になりますよう心から
念じつつ年頭にあたり私石川一雄のご挨拶といたします。

  除夜(じょや)の音(ね)に心(こころ)に秘ひめて誓(ちかい)たて
                   55年の今時(こんじ)に懸け(かけ)

2018年1月1日

                           石川 一雄






◆◆── 狭 山 の 風  vol.515 2018/01/06 ──◆◆
*発行者:狭山茶&心強き仲間
*発行者Webサイト: http://www83.sakura.ne.jp/~sonnet/kaze/



◇東京高裁第4刑事部裁判長の交代について

石川早智子さんの「冤罪狭山事件」HPにて、すでに周知かと思いますが、
上記につきましてお知らせいたします。

  狭山事件の再審請求が係属している東京高裁第4刑事部の
  植村裁判長が、12月22日付けで横浜地裁所長に異動となり、
  後任の裁判長に、最高裁調査官、東京高裁判事、司法研修所教官、
  東京地裁裁判長などを経て、大阪高裁部総括判事だった
  後藤眞理子・裁判官(35期・62歳)が就任しました。

*東京高裁への要請葉書(狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会HP)
 http://www.sayama-case.com/online/shomei.html

*新日本法規出版株式会社 裁判官検索より
 後藤眞理子裁判官 http://www.e-hoki.com/judge/1173.html?hb=1


higurashi at 17:28│Comments(0) 2018(平成30)年 

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