2009(平成21)年5月23日 2012(平成24)年5月23日2020年6月24日、狭山事件で、東京高等裁判所第4刑事部の後藤裁判長が退官、後任に大野勝則裁判官が就任する

June 22, 2020

2020年6月18日 狭山事件で第43回三者協議が開かれる

#100万人署名を継続し一人でも多くの方に狭山を伝えたい 
   「狭山新100万人署名用紙」新アドレス
 http://www.bll.gr.jp/sayama/sayama-syomei2.pdf

2020-06-22 (1)





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2020年6月18日 狭山事件で第43回三者協議が開かれました

検察官は三者協議に先立って5月29日弁護団が提出した下山第2鑑定
など万年筆に関する新証拠に対する反論を提出しましたが、科学的な反
論はまったくせず、推論や可能性を積み重ねてインクの違いをごまかし、
有罪判決や第2次再審の棄却決定の判断の通りだと述べているだけです。

また、次回三者協議までにスコップに関する新証拠に対する反証、次々
回の三者協議をめどに死体運搬自白についての新証拠に対する反論の意
見書を提出するとしています。弁護団はこれらの検察官の反証、反論も
提出されれば、再反論することにしています。弁護団は、3次元スキャ
ナーを用いた計測にもとづく足跡鑑定などの新証拠を今後提出し、その
後鑑定人尋問を請求することにしています。

次回の三者協議は9月下旬の予定です。

以上狭山中央闘争本部報告より抜粋
(今回の三者協議も、私たちは狭山での待機となりました)

以上、冤罪狭山事件HPより転載 http://www.sayama-jiken.com/



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※関連ブログ

殿岡駿星氏の「コラム・ゆりかもめ」より
第689号          2020/06/24

狭山事件、6月の三者協議  検察は万年筆の下山第2鑑定に    科学的な反論ができず


下山名誉教授は、万年筆のインクに蛍光 X 線分析装置を使って、成分を分析しました。証拠の万年筆(自宅で発見された)のインクからは、クロム元素が検出されません。ところが、被害者の松田善枝さん(仮名)が、殺された当日、学校でペン習字に使用した万年筆のインクにはクロム元素が検出されています。また、善枝さんが自宅で使っていた万年筆用のインク瓶のインクからもクロム元素が検出されています。

ですから、石川さんの自宅から発見された万年筆のインクには、クロム元素が検出されるはずです。ところが下山第2鑑定は、石川さん宅の万年筆のインクからクロム元素が検出されていません。それは、善枝さんの万年筆ではない、証拠です。もし、それについて、反論するとしたら、検察側は科学的に論証しなければなりません。ところが、反論は、具体的な科学的論証はありませんでした。これまでに石川さんを有罪としてきた、判決に沿った内容で、弁護側を納得させるものではありませんでした。

検察側は、石川さんが犯行後自宅に持ち帰って隠したとされる万年筆が自宅にあったので、自白通りに万年筆が発見されたのは、その自白が真実であり、有罪の証拠としたので、犯人しか知らない事実を自白「秘密の暴露」であるというのです。

検察側は下山第2鑑定による、蛍光 X 線分析によるクロム元素については、まったく触れていませんでした。科学的な新証拠については、科学的な反論が期待されます。かつて、自白により発見されたのが事実だから、その自白が正しいというのでは、まさに開いた口がふさがらないといっていいでしょう。

わたしは、かつて拙著「狭山事件 50年目の心理分析」(勝どき書房)で、石川さん宅で見つかった万年筆はニセモノと主張しています。それは、インクの色がブルーブラックインクだったからです。善枝さんは殺された日の午前中に学校で習字の時間に万年筆を使って習字をしています。その時、使用した万年筆のインクはジェットブルー(ライトブルー)という明るいブルーインクでした。

ところが、石川さんの自宅で見つかった万年筆のインクは、ブルーブラックだったのです。善枝さんは、学校でジェットブルーのインクを使い、その日に殺される段階で、ブルーブラックのインクに取り替えたのでしょうか。判決では、善枝さんが郵便局に寄ったので、そこでインクを補充したのではないか、としています。しかし、下山第2鑑定では、補充したとしても、以前にジェットブルーのインクが少しでも残っていれば、クロム元素は出るはずだ、としています。

しかし、見つかった万年筆のインクは、純粋なブルーブラックでした。一度も、ジェットブルーのインクが使用されていない万年筆だったのです。だったら、ニセモノでしょう。なぜ、それが検察側のみなさんに理解できないのでしょうか。

さらに、石川さんの自宅の勝手口の鴨居の上から万年筆が見つかっているのですが、場所がおかしいです。殺人犯が、被害者のものを奪ったなら、それは殺人の証拠になってしまいます。隠す場所は、勝手口の鴨居の上というような、だれにでも見えるような場所には置きません。それも、逮捕直前は毎日のように石川さん宅に刑事が訪ねてきたり、新聞記者が来たりしていましたから、万年筆を隠すなら、絶対に見つからない場所に隠すはずです。

善枝さんの持ち物で、見つかっていないもの、たとえば手帳、財布はどうしたのでしょう。石川さんが本当に犯人だとして、万年筆だけを自宅に隠して、手帳や財布はどこへ置いたのでしょう。手帳や財布については、なぜ自白しなかったのでしょうか。ニセモノの万年筆だけが自宅で見つかり、ホンモノの手帳や財布は最後まで出て来ませんでした。

それは、石川さんが犯人でないからです。手帳や財布の場所も分からなかったのです。事件は不思議な事実があります。見つかった、教科書やカバンもニセモノと分かってきました。善枝さんの家族は、一見皮製に見えるダレスカバンと証言していますが、見つかったカバンは皮製でした。

石川さんの自白で見つかったとされる腕時計もニセモノです。質屋に配布した時計のナンバーと見つかった時計のナンバーが違っていました。このように、ニセモノ・ニセモノを集めて作った証拠で事件は成立し、石川さんが有罪となっています。事件を詳細に調べれば、石川さんの無実は明白です。

わたしたちを囲む日の本國の司法は、まったく民主化されていません。司法だけでなく、政治制度も、憲法も民主化されていないのかもしれません。だから、えん罪事件の再審開始ができないのです。狭山事件だけでなく、袴田事件も、大崎事件も、一歩も前進しません。イソップ物語の裸の王様のように、だれもが「王様は裸だ」といえない國なのです。

◎自由俳句 冷たい雨よ再審開始はいつの日か(駿星)
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◆このコラムは写真付きで下記のブログに転載しています。
 「勝どき書房」https://ameblo.jp/ashashio10ri10n






higurashi at 15:50│Comments(0)2020(令和2)年 

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2009(平成21)年5月23日 2012(平成24)年5月23日2020年6月24日、狭山事件で、東京高等裁判所第4刑事部の後藤裁判長が退官、後任に大野勝則裁判官が就任する