1993(平成5)年

October 13, 2013

1993(平成5)年10月13日 田園調布資産家殺人事件で上告趣意書補充書提出。日本の裁判所は弁護側証拠調べ要請の大半を拒否

田園調布資産家殺人事件で、弁護側から、上告趣意書補充書(二)が 最高裁判所第2小法廷に提出される

*三浦和義対談集『敗れざる者たち』(ぶんか社 2008年)
Part7 田園調布資産家殺人事件 折山敏夫(元受刑者) より抜粋
折山)私は自分のアリバイと佐藤さんの生存を証明するために証言した福岡行きが、犯行の日時と場所にされてしまったんです。見に行った土地の近くの山中から白骨死体が発見されていたので、それを佐藤さんにしたんですよ。・・・佐藤さんには逮捕歴があったので、警視庁には身体的特徴が残っていました。それを全国の身元不明の遺体と照合しても一致するものがなかった。
ところが、突然、福岡の白骨死体と歯型が一致したとシナリオを変えてきたのです。
資料の写真フィルムを裏側から見て照合していたという。

三浦)身長なども、照合できるはずですよね。

折山)そう。白骨死体は一五二cmなのです。しかし佐藤さんは徴兵検査甲種合格で入隊していますから、一五八儖幣紊△襪呂困覆鵑任后
徴兵制度に詳しい大学教授にまで証言してもらったのですが、裁判では「計算違いもありえる」と一蹴されました。とにかく、歯形が一致しているから佐藤だ、と。

三浦)記録を見ると、折山さんが刑事の出した地図に死体が発見された場所を示したことになっていますが。

折山)それも、アリバイを証明してくれるものと思って、応じているのです。
私はその時点で死体の事なんかしらなかった。五万分の一の地図を出して、「佐藤さんと見に行った土地はどこか?」と聞いてくるわけです。
「もっと思い出して、この辺もそうじゃないか」というので、三か所ぐらいつけたと思いますが、完全に死体が見つかった場所に誘導されたのです。
しかも×印とかでなく、四角で広い範囲を囲んだのです。そこに日付と名前を書いたら
「折山が×印をつけた場所から佐藤の死体が上がった」ということになっていた。

三浦)・・・次は、いつ、どこで、どのように、殺害したのかを証明しなくてはいけませんよね。

折山)刑事が勝手にシナリオを作り、裁判所が認定していったのです。
起訴状をお見せしたいぐらいですが、「訴因の特定」は検事も正確にできていない。
日時は一九八〇年七月二五〜二六日頃。場所は○○ホテルの○○号室。殴りつけて殺害、その死体を運び出し、遺棄した。その程度しか、書いてないのです


三浦)ボクは東京拘置所でテレビか雑誌で見たんですが、ホテルのロビーを死体を担いで運んだというのが、検察の主張ですよね。
それが誰にも目撃されないというのは非常におかしな話です。

折山)「室内には灰皿やコーラビンなどもあり」という表現で、何を使って殺したのではなく、殺せない状況ではなかったという持っていき方なのですよ。
 
三浦)遺体にはそういう痕跡があったのですか?

折山)頭の骨が折れていたから、殴打したと。さらにおかしいのは、その死体は陰茎が切り取られていたのです。なぜ財産目当てで殺した相手の陰茎を切り取るんですか?・・・

※折山さんのHPには 折山さんが対談で「起訴状をお見せしたいぐらいですが・・・」とおっしゃられた当日の事が、「上申書・73 起訴の日」に掲載されています。




*田園調布資産家殺人事件裁判闘争の現在

折山敏夫さん(昭和18年7月6日生)は、2011(平成23)年4月8日に 
「自分ひとりだけの孤独な戦いの開始です(雪冤闘争宣言)」とのご決意のもと再審請求されたが、
その後、2013(平成25)年4月3日付で 東京地方裁判所刑事第3部が、再審請求棄却を決定し(裁判長 斎藤啓昭、裁判官 肥田薫 中山登)、同年4月8日、折山さんは東京高裁に即時抗告を申し立てられた。
 
1985(昭和60)年7月16日 田園調布資産家殺人事件発生
1988(昭和63)年4月21日 有罪判決 東京地方裁判所刑事第12部
1991(平成3)年6月18日 控訴棄却
1995(平成7)年3月29日 上告棄却
2011(平成23)年4月8日 再審請求 東京地方裁判所刑事第3部 
2013(平成25)年4月3日 請求棄却決定
    東京地方裁判所刑事第3部 裁判長 斎藤啓昭 裁判官 肥田薫 中山登
2013(平成25)年4月8日 即時抗告申立


*折山敏夫さんが本人訴訟にした理由

*11.4.8提出の再審請求書より

・警察が強制捜査に入るずっと以前から本事件に関し、検察側としてはすでに町田幸雄主任検事以下の担当チームが編成されていた・・・特捜事件と同様な検察の予断捜査が展開されていたため、警察の捜査をチェックするという本来の機能が失われ、むしろ検察主導の取調べ捜査が行われた。



佐々木善三検事の嘘の伝聞証言と右偽造フィルムの存在がなければ、事件は成り立たない。
 自白は、請求人の署名押印のある供述調書によるものではなく、請求人の取調べを担当した佐々木善三検事の伝聞証言によるものだった。




一審 有罪
東京地裁昭六〇刑(わ)第二四九号、東京地裁昭六〇刑(わ)第二二九五号、東京地裁昭六〇刑(わ)第二四九一号、東京地裁昭六〇刑(わ)第二五九七号、東京地裁昭六〇刑(わ)第三一九七号、有印私文書偽造、同行使、公正証書原本不実記載、同行使、詐欺、殺人被告事件、昭63・4・21 東京地裁刑事第一二部判決

東京地裁裁判長裁判官 新矢悦二
裁判官 山田利夫洞雞敏夫


控訴審 控訴棄却
東京高裁昭六三(う)第六八〇号、有印私文書偽造、同行使、公正証書原本不実記載、同行使、詐欺、殺人被告事件、平3・6・18 東京高裁第二刑事部判決
控訴棄却・上告、原審東京地裁昭六〇刑(わ)第二四九号等、昭63・4・21判決、

東京高裁裁判長裁判官 栗原平八郎
裁判官 泉山禎治神作良二


*前回の愚ブログより
 
冤罪・田園調布資産家殺人事件の取り調べ段階で
検察のシナリオに沿った証拠のねつ造・改ざん、
折山敏夫さんに有利な証拠の隠蔽等の違法行為を行った
町田幸雄主任検事、佐々木善三検事は
今、どこで何をされているのでしょう?
http://ennzai.yokochou.com/simpleVC_20110324220534.html

冤罪・田園調布資産家殺人事件で 昭63・4・21に 一審有罪判決を下した
東京地裁刑事第一二部 新矢悦二裁判長、山田利夫裁判官、洞鶏敏夫裁判官
の三者は、今、どこで何をされているのでしょう?
http://ennzai.yokochou.com/simpleVC_20100405183807.html

冤罪・田園調布資産家殺人事件で 平3・6・18に控訴審を棄却した
東京高裁第二刑事 栗原平八郎裁判長、泉山禎治裁判官、神作良二裁判官
の三者は、今、どこで何をされているのでしょう?
http://ennzai.yokochou.com/simpleVC_20100404180041.html



*田園調布資産家殺人事件・元被告折山敏夫さんの“Twitter”

*冤罪はこうして作られる」についてのツイート
*「誤判と再審」についてのツイート
*「別件逮捕と勾留延長」についてのツイート
*公正証書原本不実記載についてのツイート
*田園調布資産家殺人事件 についてのツイート

*HP警視庁代用監獄136日間の記録
*警視庁代用監獄136日間の記録・取調技術
*警視庁代用監獄136日間の記録・妻や友人を逮捕する
*警視庁代用監獄136日間の記録・別件再逮捕
*千葉刑務所の今(2010.2.10)
*新証拠 殺されているはずの人が生きていた記録発見について
*検事が証拠を偽造した について

*警視庁代用監獄136日間の記録・28取調技術・かく乱する
*山際 永三氏(いのせんと舎/映画作家「報道と人権・連絡会」事務局長)の
 警視庁代用監獄136日間の記録・解 説・

*田園調布資産家殺人事件をwebに取り上げておられるサイト
塀の中からスムーズに社会復帰するために〜元受刑者に学ぶ どんわんたろうマガジン9  
オウム裁判対策協議会
 1993.7.12 送付・国連規約人権委員会へのカウンターレポート
 日本には,無実事件が多すぎる
田舎弁護士日記
 えん罪
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK96 2010 年 10 月 03 日
 検事が伝聞を装って偽証  
治療・病状日誌(yosimineさん)
 監獄人権センターの連続講座
冤罪 袴田事件
 LINK
読書日記と着物あれこれ
 三浦和義 敗れざる者たち/三浦和義、河村シゲル
Amazon.co.jp:三浦和義 敗れざる者たち―「うしろ指さされ組」の記録
 最も参考になったカスタマーレビュー
*ポレポレ座の2010.4.20チラシ(2010年4月20日)



*三浦(和義)さんの一周忌 (「田園調布資産家殺人事件」HP/2009年10月15日)より
三浦さんと結構長い交流があったせいで、僕は彼が自殺などするわけが無いと確信しているので、彼の死の真相が知りたいのです。追悼はそれからです。・・・
ヴェールに覆われた塀の中での出来事だから、内部告発でもない限りは何が起ころうと、真相の解明が出来ないのは、開かれたアメリカでも同じだということでしょうか。





*冤罪・田園調布資産家殺人事件を、ひとりでも多くの方に紹介してください。
 
 冤罪・田園調布資産家殺人事件。目撃者なし、直接証拠一切無し、自白調書なし、犯行時刻も、凶器も、犯行態様も、犯行動機も不明の冤罪事件。
 冤罪・田園調布資産家殺人事件の折山敏夫さんが、23年間の満期出所後、2011(平成23)年4月8日に本人訴訟で再審請求。
その後、東京地方裁判所刑事第3部が、2013(平成25)年4月3日付で再審請求棄却決定を行う。
同年4月8日、東京高裁に即時抗告の申し立てを行い、現在も裁判闘争中。



*「冤罪・田園調布資産家殺人事件の1審判決文は「判例タイムズ」に掲載されました。読みこなすには大変なエネルギーの要る分量です。研究者の方はどうぞ。」へのリツイートをお願いします



*獄中からや、
仮釈放中・満期出所後に、冤罪を訴えている事件や、
獄中で闘病中の方に代わってご親族が、再審請求中に死去された方に代わってご遺族が申し立てておられる事件の
早期の再審開始全面証拠開示と取り調べの全面可視化を求めます





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higurashi at 05:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)