最高裁第三小法廷

October 18, 2013

2013(平成25)年10月18日冤罪・田園調布資産家殺人事件で最高裁第三小法廷は判断とはいえない判断によって特別抗告棄却

*折山敏夫さんのツイートより
  田園調布資産家殺人事件・再審請求の特別抗告が棄却決定されました。申し立ててからわずか2週間。冤罪を申し立てている事件なのに、事件記録もほとんど読まずに最高裁は棄却したのです。http://bit.ly/H6gmlv

最高裁判所は 無実の人が誤判決から解放されるために申し立てた事件に対し 再審の門を開いて 裁判をやり直す決定をしてください

*本判決でも、以下の本部長と捜査員の捜査のような、誤りを正すべき裁判所が、同じ体質に犯されてしまっている 

 

本部長 犯行の目撃者は?
捜査員 ありません
本部長 自転車や脅迫状に指紋は?
捜査員 ありません
本部長 害者の爪に犯人の皮膚は?
捜査員 ありません
本部長 犯行現場のルミノール反応は?
捜査員 陰性です
本部長 死体を隠した芋穴は?
捜査員 陰性です
本部長 犯人の着衣のルミノール反応は?
捜査員 陰性です
本部長 着衣に被害者の毛髪などは?
捜査員 ありません
本部長 よし、そいつが犯人だ!

    狭山裁判・下(野間宏) 頁一八八三より

*冤罪・田園調布資産家殺人事件を、ひとりでも多くの方にご紹介ください。
 冤罪・田園調布資産家殺人事件。目撃者なし、直接証拠一切無し、自白調書なし、犯行時刻も、凶器も、犯行態様も、犯行動機も不明の冤罪事件です


*田園調布資産家殺人事件 原審・1審判決文(有罪懲役20年)控訴審判決文(控訴棄却)においては、以下のようなまことに簡単な「決定」が見られます
 
 「検察官が取調べをした際に、供述調書を作成するか否かは、刑訴法上、その裁量に任されていると解するのが相当である」
 「捜査官が被告人を取り調べて聴取した内容を、公判定において証人として供述した場合に、その供述に刑訴法324条の適用がないと解すべき法令上、実質上の根拠は見当たらない」
 「刑訴法324条1項が『被告人以外のもの』の範囲について、法文上なんら限定を加えていない」
 「被告人の供述がその署名・押印のある供述調書に記載されている場合と比較して、証人の供述により公判廷に顕れた被告人の捜査官に対する供述内容のほうが、その信用性や証明力が劣るということは出来ない」

*それに対する折山さんの反論の部分抜粋です
即時抗告申立補充書(平成25年7月15日)より
  しかし、裁判の一方の当事者である検事が偽証するだけで、被疑者の自白が存在することや、その内容が真実であると認定してよいとしたら、憲法で保障された黙秘権は全く無意味になる。もはや刑事裁判での正しい事実認定は不可能であろう。刑訴法324条の意味するところが原審判示の通りなら、刑訴法324条は憲法38条1項に違反する。

特別抗告申立書(平成25年9月30日)より
  仮に、捜査当局によって証拠物が偽造されたとまでは認定できなかったとしても、このようなすり替えが何者かの手によって行われた事実だけは、証拠で示すまでもない客観的な事実である。
 一審に提出されたものとは別のレントゲン写真といつの間にかすりかえられて、現在は、すり替えられたレントゲン写真が証拠物として保管されていることが明らかである。にもかかわらず、「レントゲンがすり替えられたとの証拠は一切ない」と認定することは、明白な客観的事実に反しており、裁判官の自由心証主義として許容されている範囲を逸脱しているもので、憲法31条に違反する。・・・

再審請求書で記載したとおり、上記8月27日には福岡市において、歯科医師河原英雄が本件レントゲン写真を見せられて事情聴取を受けている客観的事実がある。同日の午前中に渋谷において伊波医師に示されたレントゲン写真が同時に福岡市に存在することはありえず、少なくともどちらかが偽造物であることは明らかである。
事案は、任意提出された経緯も不確かで、しかも偽造を疑われる赤色マジック写真を基にして、伊波証人等を誘導し、捜査当局の意向通りに供述を訂正させるという捜査の手法が露呈した事件である。
 そもそも、このように不確かな証拠で事実認定することは許されない。憲法31条に違反する。


*まことに簡単な日本の最高裁棄却「決定」文を批判する

狭山裁判・上( 野間宏) 頁四三八


・・・憲法違反の主張は、違法な上告理由に当たらないと
ただ簡単に述べるのである
・・・まことに簡単なものである。
しかし私はただ簡単であるからといって、それだけでその
一つの言い分を否定したり、非難するものではない。
というのは、そこに理由となる根拠があるならば、その
理由とする根拠に支えられてその言い分は成立するから
である。・・・
最高裁判所第二小法廷は、記録を調査したというならば、
それがどのような記録なのか、その記録によれば、
弁護人の主張がいかに破ることができるのか、その
記録の内容をここに引き出して、公にそれが確実に
認められるようにしてみせなければならない。・・・
いかに「・・・ものでないことは明らかである・・・」といって
みても、その「明らか」なことが公の場所において確かに
認められることにはなりはしない。ここに判断といいうる
ものが成立しているとすることは出来ない
。・・・
この判断の成立は、ただ形式論理学のみが認めるところ
であって、・・・裁判における審理をすすめるなかで成立する
判断などとは到底認めることなど出来ないのである。

同 頁四三五


(最高裁判所は、その「決定」にあたっては)総合の立場と
でもいうような、あたかも客観的で、法的に効力があるか
のような、まったく主観的にして、予断の入り込んだ、判断
といえない判断によって有罪との判定を出したのである


この最高裁判所の「決定」は、まさに今日の日本の裁判を
根底から疑わせるものであるが、・・・このような「決定」は
この日本の不幸であり、また日本についての正しい国際的な
評価を失わせるものである。

さいわい、この最高裁判所の「決定」について心から憂慮し、
この日本にこのような「決定」が出されることがないように
しようという実に多くの人々は、この「決定」によって、有罪が
さだめられたなどとは決して考えない・・・
私もまた同じ考えである。再審の道へと、さらに同じ道の
上を歩かなければならない。
この最高裁判所第二小法廷の「決定」を前にしたとして、
これによって、有罪であり、犯人であることが真実となった
わけではないからである。

同 頁四三五


この最高裁判所第二小法廷は、何を恐れたのであろうか、
余りにも突然、急ぎ足で今度の決定を出したが、その決定
にいたる通常の手続きにさえ実に多くの、そして大きな
裁判には欠くことのできない欠落がある故である。
何を恐れたのだろうか。もちろん真実をである。

裁判は、殊にもっとも重要と考えられ、また法律上
定められている最高裁判所の裁判は、このように慌ただしく、
突然その「決定」を公にするなどということがあっては
ならないのである。
・・・しかし最高裁判所第二小法廷は
そうしなかった。その決定の突然の公表は違法では
ないというのであろう。
しかしそのように言い、それを通すことによって、
日本の裁判はもっぱらその威信を失うばかりである。

*田園調布資産家殺人事件裁判の経過と現在

折山敏夫さん(昭和18年7月6日生)は、2011(平成23)年4月8日に 
「自分ひとりだけの孤独な戦いの開始です(雪冤闘争宣言)」とのご決意のもと再審請求されたが、
その後、2013(平成25)年4月3日付で 東京地方裁判所刑事第3部が、再審請求棄却を決定し、同年4月8日、折山さんは東京高裁に即時抗告を申し立てられた。
 
1985(昭和60)年7月16日 田園調布資産家殺人事件発生
1988(昭和63)年4月21日 有罪判決 東京地方裁判所刑事第12部
1991(平成3)年6月18日 控訴棄却
1995(平成7)年3月29日 上告棄却
2011(平成23)年4月8日 再審請求 東京地方裁判所刑事第3部
2012(平成24)年10月5日 再審請求申立補充書 
2013(平成25)年4月3日 請求棄却決定
    東京地方裁判所刑事第3部 裁判長 斎藤啓昭 / 裁判官 肥田薫 中山登
2013(平成25)年4月8日 即時抗告申立

即時抗告申立(平成25年4月8日)以降
 
即時抗告申立補充書(平成25年7月15日
即時抗告棄却決定(平成25年9月24日)
    東京高等裁判所第6刑事部 裁判長 山崎学 / 裁判官 井上豊 大野洋
特別抗告申立書(平成25年9月30日)

特別抗告申立書(平成25年9月30日)以降
・2013(平成25)年10月18日再審請求 特別抗告 棄却決定 
    最高裁判所第三小法廷 裁判長 岡部 喜代子 
    裁判官 大谷 剛彦 寺田 逸郎 大橋 正春 木内 道祥




*「冤罪・田園調布資産家殺人事件の1審判決文は「判例タイムズ」に掲載されました。読みこなすには大変なエネルギーの要る分量です。研究者の方はどうぞ。」にリツイートお願いします。

*獄中からや、
仮釈放中・満期出所後に、冤罪を訴えている事件や、
獄中で闘病中の方に代わってご親族が、再審請求中に死去された方に代わってご遺族が申し立てておられる事件の
早期の再審開始全面証拠開示と取り調べの全面可視化を求めます



*sayama25
10.31寺尾裁判長無期懲役判決から39年きゅうだん!



にほんブログ村 政治ブログ 死刑制度・冤罪事件へ
にほんブログ村
への応援をよろしくお願いします





higurashi at 06:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

September 25, 2008

1973(昭和48)年9月25日

彼岸花[[江津事件]]で、[[最高裁]][[第三小法廷]]が[[上告棄却]]を行う。

higurashi at 10:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)