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うっす


かたりて えんえん







どうしてみえないの?




どうして さくには みるくちゃんがみえないの?




これは現実的視覚ではありません


想念的視覚のことです



誤解を招くといけないので


えんえんが補足しておきますね



もちろんさくには みるくは視覚として 物体として 存在としては知覚してるんです



ですが

吐息を感じない 


生きてる気配を 体感できないという事で


みえないと さくは言っていたのです




さくの目が決して悪いわけではないんですよ

むしろ敏感ちゃんですよ


えんえんの子でしたからね




人も同じです


知覚はしていても 存在を認識しづらい


人は自分より 薄い存在を 無意識的には 認知しづらいのです




あいつ あんなに性格悪くて ひどいことしてるのに

彼女はどうして あいつに怒らないんだ? 」



あんなにひどい女なのに

どうしてあいつにはバチが当たらないんだ? 」



でもですよ

それはその存在が 薄くて見えづらい

存在が認識されづらいから 


怒る対象としても 認識されづらいという現象もあるのです



だから悪いことをしても

存在が薄―――――いひとには 


罰が当たりづらいのです



でもですよ

それには いいことだけではなく 悪いこともあるんですよ



悪いことは  存在の薄さは 存在を残しづらい 


記憶にも残りづらく 消える種になりやすいという


生物としての致命的欠落があるのです



しかも

怒りを買うような行動ばかりしていたら

そんな人 あきれられるだけですからね


無意識が存在を認知しないのに

意識でも あきれられる行動をしてしまえば


本当に 消えちゃいやすいんですよ




だけどですよ

長所もあるんです


薄さゆえに 他の存在を増幅したり 他の存在を守ることもできるです



そうすると他の存在が その薄い存在を認知して 


薄さゆえに 応援が集まりやすいという現象も生むのです 




みるくちゃんは 実はああみえて 存在感がないようで


実は応援は集まっていたんですよ



そしてさくも そんなみるくを応援していました


だからみるくは 生きてるのが不思議なのに


あれだけ 生きることができたのです



そして あらちゃんは そんなみるくを求めて 旅に出ました 


自分より薄い存在がいることを知ったがゆえ あらちゃんはみるくを求めつづけたのです



このように存在の薄い存在は


濃い想いを持つ存在や 念の強い存在の想いを集め 引き寄せる習性があるのです




まあそんな感じです


誤解を招くとなんなので


うざいことはご承知でしょうが 勝手に捕捉させていただきました



えんえんでした


えんえんは ちょっとみるくより濃い性質なので うっとうしくて ごめんなさい


でも意外と えんえんも 猫全体からすれば うすいうすい存在なのですよ




はるちゃんがえんえんに気を注いでくれたのは えんえんがはるちゃんよりも薄かったからですよ


それに気を集められたから


こは さくを生むこともできたのですよ





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