さすがに疲れた・・・11-12シーズン FISW杯スキージャンプ 男子団体第3戦・個人第20戦(ビリンゲン)

2012年02月12日

米長永世棋聖、ボンクラーズに敗れる

久々に、真面目な考察系記事を。

米長氏、将棋ソフト「ボンクラーズ」に敗北

日本将棋連盟会長の米長邦雄永世棋聖(68)が14日、東京・千駄ケ谷の将棋会館でコンピューター将棋ソフト「ボンクラーズ」と対局する「第1回将棋電王戦」が行われ、後手の米長永世棋聖が113手で敗れた。引退して8年、タイトル獲得通算19期の歴代5位を誇る永世棋聖だが、終局直後は右手をほほに当て、唇をかみしめるしかなかった。

 「ボンクラーズ」は会社員、伊藤英紀さん(49)が開発し、昨年の「第21回世界コンピュータ将棋選手権」で優勝した最強ソフト。18年に同じ大会で優勝した「ボナンザ」を複数台並列に接続する「クラスター」からとって名付けられた。

 持ち時間は各3時間。米長永世棋聖は序盤、優位に進めたが、積極的に動き始めると、「ボンクラーズ」は待っていたかのように反撃を開始。形勢は徐々に逆転し、最後は大差がつき、午後5時14分、永世棋聖は無念の投了となった。

 将棋ソフトはここ数年、棋力向上が顕著といわれ、プロ棋士が公の場で対局することは禁止された。だが、19年3月には新たな棋戦のスタートを記念して渡辺明竜王が「ボナンザ」と対局、一昨年10月には清水市代女流六段が「あから2010」と対戦、渡辺竜王は勝ち、清水女流六段は負けた。

 終局後の記者会見で米長永世棋聖は「序盤は完璧に指したが、途中で見落としがあり攻め込まれた。私が弱いからだ。次回は来年、棋士5人がソフト5台と同時に対戦する」と話した。勝った「ボンクラーズ」の伊藤さんは「これまで一歩一歩開発を進めてきた結果です」と謙虚に話した。

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1月14日、米長邦雄永世棋聖(日本将棋連盟会長)が株式会社富士通研究所の伊藤氏が開発した将棋ソフト「ボンクラーズ」に敗れた。

ここで、将棋ソフトとはどういうものかと簡単に解説してみる。(管理人は根本的に文系人間であり、将棋についてもルールを知っている程度の知識量なので、概念などで勘違いしている可能性はあるが、その点ご容赦いただきたい。)

将棋ソフトとは非常に高容量の電機計算コンピュータに過去の名人達の対局の棋譜をインプットし、その情報をもとに局面に対する最善手を計算し、はじき出すシステムである。将棋には持ち時間もあるので、計算処理能力がより大きなものが高性能ということになるし、この「ボンクラーズ」など、現在将棋ソフト界では、対戦相手が打つ可能性の低いいわゆる「下手な手」を排除して計算する、「大局観」も身に付けつつあるそうである。

チェスの世界ではすでに1997年にコンピュータが世界名人に勝ち、既に人間を越えて久しいが、将棋についてはまだまだ発展途上の状態である。というのは、将棋は相手から取った駒を自分の持ち駒として使えるため、チェスよりも想定されるパターンが桁違いに多いからである。

2005年、プロ五段の棋士がコンピュータソフトに苦戦して以来、日本将棋連盟はコンピュータソフトとの対戦を禁止してきていた。が、記事にあるように、ここ数年は対局が少しずつ行われるようになってきている。

今回の一戦、米長名人は6二玉という飛車筋も角筋も開けない、定石にはない手から始め、その後も入玉を狙うという、人間同士では考えにくい手を狙った。これは実は、破れかぶれで打った手ではなく、ボンクラーズの開発者から、事前にその手がボンクラーズに入力されていないことを知らされていたため、その局面について練習を重ねてきており、米長名人なりに攻略法を考えた結果だったのである。

序盤・中盤は米長名人の手が功を奏してボンクラーズは攻めあぐねる展開となった。一見、バグを起こしたかのようにただ飛車を左右にだけ動かすボンクラーズ。しかし、それに釣られて米長名人が玉を動かし、守備陣に変化が生まれた瞬間、ボンクラーズは待ってましたとばかりに、角を起点に米長名人の守備陣をこじ開け、ついには米長名人を投了にまで追い込んだのである。

まるでコンピュータの方がのらりくらりと相手を挑発し、それに焦れた名人が自滅するかのような展開は、間違いなく歴史の変えた勝負となったと思う。

だが、付言しておくと、将棋ソフトはまだ人間を完全に凌駕した訳ではない。ボンクラーズにしても、レベルはプロ7段程度と言われており、米長名人がそこまで衰えているとも言える。また、米長名人本人も、自分がボンクラーズに勝てないことを事前にわかっていた節があり、現役のプロ棋士達が敗れ、傷がつくことをかばうため、現役を退いている自らを犠牲にしたと考えることもできる。むしろある種のビジネスチャンスと捉えているのかもしれない。

このあたりについては、まだまだ「大局観」が身についていない自分にはわからない・・・。

hijinnturezure at 19:19│Comments(0)TrackBack(0) 雑感 

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