きっかけは通算303勝投手の存在だった。

ロシアから日本に来た。巨人では沢村栄治とともにエースとしてチームを牽引する。戦後も球団を渡り歩いた。しかし引退してからまもなくして交通事故で亡くなった。彼の名はヴィクトル・スタルヒン。


ロシアから来たエース (PHP文庫)
ナターシャ・スタルヒン
PHP研究所
2013-05-17




スタルヒンが生まれた国・ロシア。「果たしてここに野球が存在するのか」と長年疑問に感じていた。「存在する」が答えだったのだ!以下の動画はロシアでの野球での様子である。






まずあの広い国はいったいどこの連盟所属なのかというところだが、アジアではなく欧州だ。WBCでも出場経験があるイタリアやオランダと戦っていることになる。欧州での国際大会といえばヨーロッパ野球選手権だ。1954年初開催の歴史のある大会なのだが、ロシアの最高成績は2001年の準優勝。出場全22・23カ国中で予選はトップ通過できる力を持っているようだ。本選になると欧州ランキングの上位3カ国(オランダ・イタリア・スペイン)ほか強豪が登場するため太刀打ちできないという印象。昨年の大会でも22カ国中8位という成績を残している。


ロシアの野球のルーツにはラプターという伝統スポーツが関係している。簡単に言えばロシア版クリケットだろうか。6人制2チームに分かれ、バットと柔らかいボールを使う。国のスポーツが原型となるとインド人メジャーリーガーを発掘したときの「ミリオンダラー・アーム」に似ている。選手発掘の様子は映画にもなっている。このラプターからも同じように野球選手が登場するのではないかとひそかに期待している。


http://youtu.be/l80xkpUu6jU
(参考:ラプターの様子)


新たな市場として国の情報をこれからも少しずつお伝えしていく。今回はロシアに野球があることとラプターというスポーツを認識する場としてほしい。


インドが膨大な人口ならば、ロシアは広大な土地。金の卵は必ず国内に眠っているだろう。