佐賀県鹿島市 ひかりクリーニング 店長blog

「お気に入りをあきらめない」「もう一つ上の品質を求めている貴方へ」 しみ抜き/修復師/キズ穴修理/水洗い/テーラードプレス/高級クリーニング/皮革・毛皮/和服/チャイルドシート/剣道防具/松田塾/京技術修染会/(社)日本テキスタイルケア協会/

とあるお客様宅に配達に行ったら夏休みで数年ぶりに帰省した娘さんとお会いしました。
そこで
『おじちゃん!クリーニングに出すと汚れて返ってくるもん?』

え?なに?どういうコト?

続けて、
「それに最初、受付けのおばさんからコートのボタンを破損させたら責任取れないので外しますね。と言って速攻ボタン切り取って渡された。クリーニング後に自分で付けて下さいねて」

え?学生街のクリーニング店なのに?今時、裁縫できる子はそうそういないのに?そもそも確認もしないで切り取るか?

かなり驚きました。

彼女が汚れて返ってきたとういうコートの衿周りと外されたボタンです。



衿周りには白い毛玉がビッシリと出来て返ってきたそうです。

ここの御宅とは30年の長いお付き合いをさせていただいてます。
娘さんが生まれてからずっとクリーニングは弊店しか知らなかったんです。
だからクリーニングはウチが基準なので、あまりの差にビックリしたそうです。
ボタン付けはもう途方にくれたと。

だからこのコートおじちゃんにやり直してもらおうと持って帰ってきた(*´ω`*)

『ワハッハ、、初めての一人暮らしで世の理不尽をクリーニングで知ることになったな』

『うん。そうだね。もうビックリしたよ』
(´・ω・`)


アフターです。
毛玉を取り毛並みを整えました。


そしてボタンも装着して納品。

もちろん大変喜んでもらえました。

この浴衣、地元民なら誰でも知ってますよね。


(洗う前の状態。初洗いを撮影しました)


そう!鹿島おどりのスペシャリスト集団『舞踏協会』様の浴衣です。

一糸乱れない隊列は他の団体から見本とされていますよね。

まさしくおどり界のリスペクト集団です。


ただ、この浴衣の洗いは波乱に満ちてます。

一言で言えば『色が弱い』。


専門に言えば『染色堅牢度がかなり低い』

中性洗剤で洗っても青色が流れ白地が水色に染まってしまうんです。


自宅洗いされる方の多くは洗剤のコトは考えないで洗われるのでもっと悲惨に染まってる方もいらっしゃいます。


弊店の『浴衣洗い』ではもし色が流れてもいいように『移染防止剤』を処方して水洗いで洗っています。汗や食べこぼし等スッキリとした洗い上がりになりますので安心してお任せくださいませ。


それと出来るだけ洗う時間を短くするために汚れの強い個所は前処理して綺麗にしてから洗っています。


浴衣クリーニング代は千円〜2千円(税抜き)


(プレス途中です。全く色移りがありません)


またすでに色移りしてしまった浴衣は別処方がありますが必ずしも戻せるわけではありません。

移染除去は別途お見積もりとなります。

先ずはこの写真を見てください。
股下のオシッコの染みが気になったので、とあるクリーニング店に出したところ逆に赤味を帯びて悪化して返ってきたそうです。

黄色シミから赤茶色になっていよいよもう着られないから何とかなりませんか?とのご依頼です。

完全除去は保証出来ませんが1m離れて違和感なければOKということでご依頼を受けました。

素材はウール100%です。

赤茶になった原因ですが二つのパターンが考えられます。
①オシッコの成分の中に何らかの薬の成分が混じっていてシミ抜き剤と反応してしまった。
②シミ抜きの過程で黒糸から赤色が出てしまった。

他店で処置されたのでシミ抜き剤の残留とオシッコの余分な成分が残っていると2次被害の恐れがあるので徹底的にその部分を洗浄します。
そして赤味が出てしまった原因を追求していきます。
結果は②でした。

原因が分かりましたので処方の仕方も自ずと決まってきます。
最低でもこの赤味が地色より薄くなれば何とかなりそうなので微妙な加減で処置していきます。

その結果がコレです。
だいぶ薄くなったと思いませんか?

ここまで薄く出来たので赤色と本来の尿ヤケの黄色の変色を染色補正の技術で消していきます。

アフターです。
並べてみます

いかがでしょうか?
着用には不便ないレベルに出来上がったと思います。




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