ヒカリはテンガン山でサトシたちと逸れてしまった。ロケット団がピカチュウを奪い、逃げ去ったのだ。ヒカリはサトシたちを追おうとしたが、暗い洞窟で逸れてしまった。
「あぁ〜。逸れちゃった。テンガン山って意外と広いわね。」
暗く寒々としたせいで今でもお化けが出そうな雰囲気である。
(お化けが出たらどうしよ……。そうだ。ポッチャマに励ましてもらおっ。)
ヒカリはポッチャマを出した。
「ポチャポチャ!!」
ポッチャマの声で多少元気が出た。
「有難う。ポッチャマ。」
すると背後から人影を感じた。
「だ…誰!?……サトシなの!?」
しかし何も言わない。
「ちょっと……あたしだって怖いんだから何か言ってよ!!」
ポチャン(水音)
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
しかしその姿はサトシではなく、30代の小太りの男だった。
「あの、私ヒカリって言います。この近くに私と同じくらいの男の子2人を見ませんでしたか?」
「あっ」
「はい?」
男はヒカリの体を見る感じだったがヒカリはその事に気付かなかった。
「君が探してる男の子ってもしかしてサトシ君のことかな?」
「サトシを知ってるんですか?」
「うん。さっき会ったんだ。君のことも心配してたよ。」
男は言った。
「お願いします!案内してくれませんか?」
「……タダで?」
「え?」
「僕がまさかタダで教えなきゃいけないの?僕に何のメリットもないのに」
ヒカリは疑問に思ったが確かに男の言う事は正論だった。
「分かりました。何をしたら良いんですか?」
「良いんだね?」
「はい。困ったときはお互い様ですから。」
すると男はニヤッと笑いながら言った。
「僕とキスしてくれるかな?」
「え?」