英田サキ・原作
☆「エス」シリーズ完結編
キャスト
神谷浩史(椎葉昌紀)、小西克幸(宗近奎吾)
三木眞一郎(篠塚英之)、成田 剣(五堂能成)
近藤孝行(松倉東明)、中村悠一(鹿目)
英田サキ原作の大ヒット『エス』シリーズ 遂に完結!
「エス」――それは裏社会に生きていながら刑事に情報をもたらす人物・スパイの「S」を意味する。
警視庁の刑事としてエス工作に従事する椎葉の現在のエスは、大物ヤクザである宗近奎吾。
二人の関係は、すでに刑事とエスという域を超え、後戻りのできないところまで来てしまっていた――。
宗近への想いを自覚しながらも、刑事として、八年前に殺された姉の事件の真相を追い続ける椎葉。
だが、重要な情報を手に入れた矢先、宗近が銃弾に倒れる!
関わっていたのは五堂能成。
なんと、姉の事件の情報で浮かんできた五堂組の組長だった。
椎葉は引き止める宗近の腕を振り切り、ひとり五堂のもとへ飛び込む。
姉を殺した犯人をつきとめるため、そしてなにより、五堂の魔の手から宗近を守るために―――。
だが、そこで椎葉が直面したのは……五堂という謎多き男の内にひそむ、悪魔に魅入られた底なしの闇だった。
相手の弱い部分を本能的に見抜き、引きずり出し己と共鳴させる術に長けている恐ろしい男。
「殺せばすべては終わる」
―――果たして椎葉は、五堂の負の誘惑に打ち勝てるのか!
『エス』シリーズもいよいよ完結ですね。
寂しい限りではありますが・・・完結編までドラマCD化された事に、感謝いたしましょう!
「裂罅」では、自ら、五堂の元に飛び込んでいっ椎葉。
「残光」では、椎葉が五堂の別荘で軟禁状態にさせられるところから始まります。
外界からすべて遮断された地下の部屋で・・・
何も見えない、何も聞こえない状態って・・・怖いですよね。
普通の精神力の持ち主さら、おかしくなっているところですよ。
椎葉ですら・・・過去の悪夢を見たり・・・疲れてしまい、限界を感じるのですよね。
思わず、自ら引き金を引こうとする椎葉の耳に飛び込んできたのは、宗近の「行くな!」の声。
その声で・・・「共にあると」「守ってみせる」と誓った宗近の存在が・・椎葉の「まだ終わりに出来ない」と必死に耐えるのですね。
その別荘で、椎葉は東明に出会います。
椎葉は彼に、宗近を撃ったのは五堂だと告げますが、五堂にすっかり飼いならされている東明には、まるで聴く耳を持ちません。
「俺は俺の信じるものの為に五堂と戦う。お前も宗近と戦え」と東明に言うのですが・・・
その後、椎葉は五堂から、自らの過去を聞かされます。
しかし、五堂の生い立ちには凄いものがあります。
今の五堂があるのも、その生い立ちがあったらからこそなのですね。
「俺は生まれながらの片羽の蝶」だと言い、「地べたをはえずり回っていれば、いつか羽根が生えてくると思っていた」という。
椎葉役の神谷さんと、五堂役に成田さんが、向かい合い、五堂の過去の話をするシーンは・・・聴き応えがありますよね〜!
淡々と自分の過去を話す五堂を、成田さんが低い声で、落ち着いて語るのですね。
そして、その過去を聞かされる椎葉役の神谷さんは・・五堂の衝撃的な過去に驚きながら・・「狂っている」と思うのですね。
そんな椎葉役を、神谷さんは、ちょっとした息使いや、言葉の間・・などで、その感情を表してます。
そんな椎葉を、東明はドライブに誘い、松倉組の本宅に連れて行く。
東明は、椎葉にまたピアスをつけさそうとします。
そこで、椎葉と東明は、過去の話しをします。
東明の宗近への気持ち・・・。
15年も経っても、宗近を許せないでいると言う東明。
そして、そこへ現れたのは・・・病院から抜け出してきた宗近。
そこで・・・二人は対峙します。
そのシーンも・・・いいですね。
近藤さんも、いい演技されてますね。
どうも某アニメのキャラのイメージが強いので・・戸惑いますが・・・なかなか役者ですね。
宗近役の小西さんも、落ち着いて、東明に対するシーンでは、低い声で・・東明を説得させます。
宗近も、辛かったのですよね。
「お前と向き合うのが怖かった」と。
「お前を大事に思う気持ちぬ嘘はない。この世で血が繋がっているたった一人の弟なのだから」と。
宗近と、東明の・・・兄と弟の本当の気持ちのぶつかりあい・・・ですよね。
東明も、寂しかったのですよ。
ずっと、宗近が自分の元に来てくれる事を望んでいたのですね。
このシーンも、二人とも、良い演技をされてましたね。
東明に、宗近を撃ったのが、五堂から仕事を請け負ったプロだと告げる鹿目。
あ、鹿目@中村さんも、今回は出番が少なかったですよね〜。
でも、少ないけれど、良い演技をしてましたね。
良き脇役に徹してました。
宗近のマンションに連れて行かれた椎葉に
「社長はまだお体が本調子ではないので、どうか刺激を与えるような言動はお控えになってください」と言ってますよね。
原作では、翌朝、鹿目から椎葉に「嫌味」(笑)があったのですけど・・・それがカットされていたのがとっても残念でした。
で、マンションでの椎葉と宗近。
どんな理由があろうと、宗近にしてみれば「裏切り行為」になるんですよね。
「何故、俺から離れた!どうして何もかも1人で解決しようとした!もうお前は1人じゃないはずだ!」
「決して裏切ったわけじゃない。俺が裏切るはずはない。お前は俺の大切なエスなのに・・・」
そんな椎葉に対して、「エスとしてじゃなく、1人の男として誓え」と言う宗近。
そして・・・椎葉は、やっと・・・
「お前を愛している、お前だけを愛させて欲しい。そしてどうか俺を愛して欲しい」と・・・椎葉は素直になって自分の
気持ちを宗近に伝えるのですね。
「やっと俺のものになったな」そういう宗近・・・。
二人が出会ったとき・・・
「俺のものになれよ」「俺がお前のものになるんじゃない、お前が俺のものになるんだ」と言い合っていた二人。
今、やっと・・・椎葉は宗近のものになったのですね。
もう、とっくに「エス」だけの関係から、気持ちは離れていたのに・・・それを認める事が出来ずにいた椎葉。
ずっと苦しかったと思います。
やっと、本当の気持ちを宗近に伝えられて・・・良かったですね。
そんな椎葉の気持ちを・・・神谷さんは、本当に上手に演じてますね。
心のひだまで・・微妙な感情まで、丁寧に演じてくれてます。
五堂の抱える心の闇・・・。
それは・・本当に深いものなのですね。
それが、彼の出生からくるものなのですけど・・・五堂の責任ではないのに・・・。
「腕枕してやる」って言う宗近が・・・優しいです〜!
椎葉が不安そうな顔をしているからだ・・と。
「もう、1人で苦しむな」
そう言う優しい宗近の元に帰ってこれて良かったと、しみじみ思う椎葉。
翌朝、篠塚が宗近のマンションにやって来ます。
椎葉がいなくなっていた間に、二人は連絡を取り合っていたようですね。
表と裏から・・・徹底的に五堂を追い詰める。
「とうとう、あの男の息の根をとめる時がきたようだね」と言う篠塚。
帰る篠塚を送って行く椎葉。
篠塚の言葉がとても心に染みました・・・。
「私は由香里に対してずっと詫びてきた。恐らくその気持ちは死ぬまで変わらない。自分を決して不幸だと思わない。こんなにも誰かを思い続けられる
自分はある意味、しあわせなのかも知れない。私にとって、由香里と君は二人で一対の存在なのだ」
静かに、椎葉に語る篠塚・・・。
もう、私は、このシーンで泣きましたよ!!
篠塚って・・凄い男だと思いますよ。
ほれますよね!
この事件で、1番、辛い思いをしたのは、篠塚だったのかもしれませんね。
それでも、何もかもを・・苦しみも哀しみも、すべて心の奥にしまいこんで・・・それでもしっかりと生きてきた篠塚。
この役は・・・三木じゃないと出来なかった役だと思いますね。
三木さんって・・・こういう役は、お上手ですから。
そして・・・
五堂から語られる真実。
ここまで、冷徹に椎葉の姉を撃ったことを語る五堂とは・・・一体、どこまで狂っているのでしょうね。
ある意味、可哀想な生い立ちを背負っているのですけど。
やっと見つけた自分の片羽すらも・・・殺そうとしてしまう五堂。
椎葉と、宗近と、五堂の最後の決着の時・・・!
もう、3人の声優さんの演技に引き込まれますね。
本当に、素晴らしい演技ですよ!
そして、椎葉と宗近は・・・・・
「時間をくれ」と・・・
「必ず、刑事のお前にふさわしい人間になって、お前を迎えに行くから、待っていてくれ」と。
そして、椎葉は宗近の「エス登録」を抹消し、宗近をずっと待ち続ける事にした。
それが・・・二人の選んだ道。
お互いを思う気持ちが、二人を大きく変えていた。
心が引き裂かれそうな気持ちで、その道を選んだ椎葉。
でも、これが終わりではなく、ここからが二人の新しい関係の始まりなのだと信じて。
そして、1年半。
やっと、椎葉を迎えに来た宗近。
二人の再会のシーンは・・・
熱い抱擁もなく・・・静かでしたね。
でも、それが、二人らしい気もしますね。
「あとで泣かすぞ」
「泣かせてみろよ。」
それがラストの二人の台詞でしたね!
きっと、この夜は・・・激しく宗近に泣かされたのでしょうね?椎葉は・・!(笑)
とにかく、このシリーズのイメージを壊すことのないキャスティング。
そして、その役をきっちりと演じてくださった声優さんに「ありがとう」と言いたいですね。
本当に、素晴らしいドラマCDとなっています。
これが最後だと思うと、本当に残念ですね。
あ、でも、全プレのCDを申し込んだので、それが早く聴きたいです。
英田先生曰く・・・
「それが、二人が演じる最後の椎葉と宗近になります」との事。
あと少しだけ・・・楽しめますか?
素敵な原作を書いてくださった英田先生。
そして、素敵なドラマCDにしてくださった、声優の皆様に・・・
心から「感謝」したいですね。
ありがとうございました。
神奈木智・原作
キャスト:
三木眞一郎(小田切優哉)、小野大輔(一ノ瀬響)
岸尾だいすけ(神崎菜央)、堀内賢雄(室生龍壱)
柿原徹也(一ノ瀬彗)
その獣を見た瞬間、小田切優哉は「これは俺のものだ」と直感した。
あれから6年。
21歳になった響は、関東一帯に数十の傘下を持つ一ノ瀬組の次期組長となる男に成長した。
身体だけのドライな関係を続けてきた二人を取り巻く環境は、響の襲名披露を前に、厳しいものへと転じていた。
反対派の襲撃が増え、それにともない響は生来の激しい気性を抑えることができず、ことあるごとに優哉のもとへ駆け込む状態に……。
――そろそろ潮時か……。
室生からの忠告に揺れ動いてゆく優哉の心。
すでに彗という弱点を抱えている響に、新たな弱点があってはならない。
人はいつまでも同じ場所に留まってはいられない――。
長すぎた関係に、終止符を打つ決意をする優哉。
だが、優哉の態度の変化を目の当たりにした響は―――!
もう、三木さんの演技には・・・またやられた!って感じですよ。
本当にこの方は、どんな役でも自分のものにしてしまって、演技されてますよね。
収録時には、納得がいくまで、スタッフと役柄のイメージについて話し合う・・という真摯な態度。
まさに、役者魂といいますか・・・頭が下がります。
お話は、優哉視点で進んでいきます。
なので、優哉@三木さんのモノローグ、ナレーションが多いのですよね。
そのシーン、そのシーンによって、三木さんが語り方を変えて行きます。
二人の出会いは6年前。
室生に連れて来た「響」を見た瞬間に、優哉は「これは俺のものだ」と直感します。
そして、二人は身体の関係になります。
そして、その出会いから6年。
響は、一之瀬組の次期組長を襲名をする事になります。
その間、6年という間、二人は「セフレ」として、身体だけのドライな関係を続けています。
しかし、響の「組長襲名」を機に、二人の関係は微妙になっていきます。
室生は・・・二人の関係を知っていて、今までその関係に目をつぶっていましたが・・響が次期組長になる事になった今、室生は二人の関係を、引き離そうとします。
その室生の言葉を聞き・・・優哉は響との関係について悩み始めます。
そして、響は、色々なストレスを抱え、夜に街で暴れます。
次期組長の襲名、双子の兄の彗の体調が良くない・・など。
そして、響が、誰にも見せない弱い部分を見せるのは、優哉だけなのです。
しかし、もうじき、二人は住む世界が違ってしまいます。
優哉は、室生から言われた言葉の意味に・・・気づきます。
今まで、室生が二人の関係を黙っていたのは、優哉が男だったから・・・。
そして、響が・・・自分への恋情を自分では気づかないままに持っている可能性があると・・・。
揺れ動く、優哉の心。
そして、響へ「もう2度とここには来るな!」という優哉。
その揺れ動く優哉の気持ちが・・・しっかりと三木さんの声で演じられています。
双子の兄弟として登場する、兄の彗を演じられているのは、柿原徹也さん。新人さんかな?
双子でも、子供の頃から身体の弱い彗は・・・結局、周りに守られています。
弟の響は、そんな彗の事をとても大事にしています。
お互いが・・とても大切に思っているのですね。
身体は弱いけれど・・・精神的には強い部分を持っているのですね。
響に対しても、兄らしく色々と心配してますね。その辺、柿原さんガンバッテ演じられてます。
響は、再び優哉の元を訪れます。
6年間、キスもせずに、身体だけの関係でいた二人。
それが、響が優哉にキスをしてきた事で・・・二人の関係はここまでだと・・優哉は限界だと感じてしまうわけです。
身体の関係だけでいられたら良かった。
でも、優哉は、この先、響が組長になった時に、「お前の染みにはなりたくない」と響に言います。
優哉も響も・・・二人の関係に「終わり」が来るなど考えてなかったのですよね。
優哉も、響も・・・心が揺れます。
響が・・・彗に言うのですよ。
「お前が好きだよ、彗。お前の為なら何でもしてやる。でも、俺は優哉が欲しいんだよ」と本音を彗に言います。
彗は「優先生は、守って欲しいわけじゃない、響の弱点になりたくないだけだよ」と・・・。
麗しき兄弟愛ですよね〜!(笑)
ところで、大怪我をした若いヤクザ達が、優哉と菜央を怪我人の治療をさせる為に連れ出します。
何人もの大怪我をしたヤクザ達の手当てに、優哉と菜央は、必死で治療しています。
響がそこへ行っても、優哉は響の存在に気づきもしません。
戦場のような修羅場シーン!!
このシーンでも、三木さん・・・凄いですよ!
響との別れを決意する事にした優哉の揺れる心を演じている時とはまた全然違います!
そして、そんな優哉の姿を見て・・・響が変わります。
響は・・優哉に・・「別れてやるよ」と。
響は、自分が優哉を本当に愛していると、はっきりと自覚するのですね。
「俺は本当に優哉が欲しかったんだ。」
「もう、何も考えずにお前を抱くことは出来ない。だから俺たちは分かれるんだろう?」
「2代目を襲名する事で、お前を失くすことになるとは思わなかった」
「優哉、待ってろよ。いつかもう1度お前を抱きに来る」
「絶対にお前等を見返してやる。その時は絶対に逃げるなよ!」
そう、優哉に言い残して部屋を出て行く響。
これで良かったのだと思う優哉だが・・
「いつかもう1度、お前を抱きに来る」と響に言われた言葉に・・・優哉は、響を追いかけ・・・。
結果、それは響きの「賭け」だったわけですね。
そして優哉は・・・「俺もお前が好きみたいだ・・」と告白し、響も「好きだよ、優哉」と告白。
「俺にとって大事なのは、世界でお前と彗だけだ」とも。
この場面って・・・とても大切なシーンなのに・・・その時でも兄の彗の名前を出すって・・!
でも、このお話には、二人の関係は切っても切れない関係となって、話が出来上がっているので仕方ないのでしょうね?(笑)
結局、優哉は・・・「決めた、俺がお前を育ててやる」と!
「これまでどうり、身体だけはお前に食われてやる。だが、心だけはお預けだ。お前が有無を言わせぬ良い男に成長したら、思いっきり食わせてやる」と優哉は言います。
わ〜〜〜〜〜〜カッコよいです、三木さん!!
響役の小野さんも熱演されてますね〜。
大先輩の三木さんと、対峙するという事で、とても緊張したそうです。
でも、響役をしっかりと演じてくれてましたね。
緊張感が良かったのでしょうか?(笑)
室生役の賢雄さんも良い味を出していましたね。
このドラマCDも、素敵なキャストで、良い作品に仕上がっていたと思います。
響と彗。
双子役で、身体の弱い兄と、次期組長を襲名するようになった弟の響。
その声が心配だったのですけどね。(前作のドラマCDを聴いてなかったので・・・)
でも、ピッタリでしたね。
小野さん、頑張りましたね〜!
そして・・・三木さん。もう、頭が上がりません。素晴らしい演技を聴かせていただいて、今回も「ありがとうございました」と言いたいです。
『しなやかな熱情』
崎谷はるひ・原作
キャスト
小山 臣 : 神谷浩史 / 秀島慈英 : 三木眞一郎
秀島照映 : 風間勇刀
★「慈英。臣」シリーズ 第1段。
画家の秀島慈英は、初めての個展に失敗し傷心のまま訪れた先で、刑事の小山臣と出会う。
綺麗な容姿に似合わず乱暴な口をきく臣と会うたびに心を奪われていく慈英だったが、この感情が何なのかはわからない。ある日、偶然目撃した事件のせいで狙われ怪我をした慈英に、臣は思わず迫るのだが・・・!?
崎谷先生自身、この作品がCD化されるとは思っていなかったようです。
それは・・・慈英にしても、臣にしても、メインの二人の設定が難しいのですよ。
恐らく、この二人をしっかり演じてくれる声優さんが見つからなかった?ということなのかな?
慈英役の三木さんは・・・イラストのイメージと、脚本に書かれている慈英のイメージに「違和感」があったらしく、収録に立ち会っていた、崎谷先生と話し合って、きちんとイメージ作りをしたようです。
臣役の神谷さんは、しっかりと臣のイメージを膨らませていたようです。
確かに、この二人・・・難しいですよね。
慈英は、子供の頃に従兄妹の「照映」さんから絵を習い、その処女作から絶賛を受け、「天才」としてその地位を確立していったわけで・・
その「天才」ゆえに、「天才」たる、ある種、普通の人とは違った性格に感性を持っているのでしょうね。
ハッキリ言って・・・「天然」かな?
「絵」の世界しか知らないので、その狭い世界の中で生きてきた慈英は・・世間知らずなんですね。
その当たりの慈英を三木さんがどんな感じで演じてくれるのか?
そして臣もまた、特殊な環境の中で生きてきましたからね。
臣の背負った思い過去。そのトラウマからくる・・・あのキャラですからね〜。
さて、ドラマは、慈英が初めての「個展」の失敗して、挫折し、心に大きな傷を持って旅に出た所から始まります。
三木さんの落ち着いた声でのモノローグ。
たどり着いた先は長野。
そこで、慈英は事件に巻き込まれます。その慈英を取り調べしたのが臣だったわけです。
それが、二人の出会い。
もう、元気な臣ですね。刑事として、取調べをする臣のことば使いは・・・かなり雑ですけどね。
テンション高く、慈英に食らいつく臣なんですが・・・慈英はと言えば、逆にどうして自分が取り調べられているのかも解らない・・ような状態です。
でも、この取調べ室でのやりとりが、なかなか面白かったですね〜。
結局、慈英の容疑は晴れたのですけど・・臣はまだ慈英を疑ってます。
「ぜ〜ったいボロださせてやるからな!」
そんな臣は、やる気満々って感じですね〜。
その後、臣は慈英の尾行をするのですね。でも、結局、慈英に見つかってしまって。
不貞腐れる臣。
気が強くて・・・無防備で・・・そんな臣を年上なのに「可愛い」と感じてしまう慈英。
駅まで帰るバスの中で、臣は慈英にちょっと愚痴るのですけどね。「もう・・ねっさけねぇ〜!」って。
またそれが可愛いのですよ!!
で、駅前の喫茶店で、二人で食事をしている時に、慈英が事件の時にぶつかった男の話をするんですよね。
でも口で説明するのは難しく・・慈英は、似顔絵を描き始めるんですよ!
個展の失敗の後、決してスケッチすら描けなかった慈英なのですけどね。
その慈英の絵を見て・・「上手いな・・」と感心するように褒める臣。
その臣の言葉に・・・慈英は見失っていた感情に気がつくのですね。
「ありがとう!」と言って、臣は店を出て行くのですけど・・・何故か慈英は頬が熱くなっていて・・・ハッキリしない自分の感情に困惑する訳です。
そんなある日、偶然に再会した二人。
その時、臣が発した言葉に、急に胸が苦しくなる。「何故、俺は他人と同じに扱われないのか?」そんな感情を思い出す慈英。
そして一緒に食事をしている途中・・慈英は何故か、臣に八つ当たりしてしまい、臣は途中で店を出て行ってしまいます。追いかける慈英。
そこで、慈英は殺人犯にナイフで狙われるのです。腕を切られて・・・慈英は「死」への恐怖より、「絵が描けなくなる」恐怖を覚えます。
結局、臣が犯人と逮捕するのですが・・・慈英は腕を切られたショックで気を失ってしまいます。そんな慈英に必死に声をかける臣。
慈英の怪我は10針縫いますが、神経も痛めてなく、絵を描けなくなる心配はなくなったのですが・・・臣は、慈英が怪我をした事に責任を感じます。
そして、臣が慈英をホテルまで送って行きます。その時の臣の疲れた顔を見て、「少し休んで行った方が良い」と慈英は臣を引き止めます。
臣は自分の責任を感じて謝ろうとするのですが・・・慈英はショック療法だったと言います。
「もっと怒れよ!」と言う臣に対して・・「あなたを見てると楽しくて・・すごく嬉しいんですよ、顔が勝手に笑っちゃうんですよ」と言う慈英。
そんな慈英に臣は「ごめんな。ちゃんと守ってやれなくて」と言い・・・「俺の事、嫌いだよな?」と聞いてきます。
慈英は・・・身体が変化してしまうのですよ。それを察した臣は・・慈英を誘うのです・・・!
ここから・・・かなり濃いHシーンが展開されます。
臣が妖しい声で慈英を誘って・・・
臣の一言、一言が・・・「エロい」のですけどね。
ああ・・・神谷さん・・・どうしてこんな演技が出来ちゃうの?
今まで聞いたたくさんのBLCDの中でも・・・1番ってくらいにエロかも(笑)
慈英をフェラする時の声や仕草は・・・慈英曰く「目眩がするほど卑猥なのに・・・なんでこんなに綺麗なんだ」
本当にそんな感じなんですよ〜。
卑猥な言葉なのに・・・神谷さんの声で聞くと・・・綺麗に感じちゃうのは・・神谷マジック?(笑)
そんな神谷さんの声に対して・・・冷静な慈英@三木さんの落ち着いた声での、慈英の気持ちを語る部分が被ってくるのですよ。その辺は聴き所の一つですね!
疲れきって眠ってしまった臣に・・「好きです」と呟く慈英。
そう・・慈英は臣という不思議な人物にどんどん惹かれて行ってしまっていたのですね。
「東京に帰るまででいいから・・また相手して。」と言った臣に対して・・怒りを感じ、慈英はスケッチブックに臣の寝顔を描きます。
出来れば・・この腕の中にいて欲しい、逃げずにあの明るい瞳のまま好きになっていて欲しい」と望む慈英。
その辺の慈英の気持ちが・・・三木さんが本当に気持ちを入れて語ってくれてます。
臣に対する感情は激しいものになっているのだと思うのですけど・・それを決して表に出さずに、落ち着いた声で。
結局、そのまま二人は身体の関係を続けます。
でも、慈英は最後までしません。
慈英は気持ちがすれ違ったまま、身体を繋げてしまう事が嫌だったのですね。
そんな慈英に・・・「欲しい」と懇願する臣・・・。
事件から2週間以上。
この先、どうしたら良いのか決めかねている慈英の前に、臣の親代わりで上司の境(この漢字でよかったかな?実は原作を貸してしまったので確認が出来ない・・)が訪ねてきます。
そして慈英は彼から、臣も過去を教えられます。
臣が背負った過去。そしてトラウマ・・・
「東京に戻って行くのなら、きちんと終わらせてから帰ってください」と頼み込むのです。
そして、慈英は・・・決意をします。
東京へ帰る前の日、慈英は臣に連絡します。
「今日が最後」と慈英は臣に言いますが・・臣は決して本音を言いだしません。
そんな臣の気持ちがいじらしいですよね。
本当は慈英の事が好きなのに・・・泣きそうな顔をしながらも決して「好き」だと言わない臣。
そんな臣が・・愛しくてたまらないのに・・慈英は意地悪な事を考えてしまうのですね。
慈英の「言葉攻め」ですね。
ここは崎谷さんお得意のHシーンかな?(笑)
「ここに入れさせて」と言う慈英に対して・・・泣きながら「いつもしないって言った・・後で汚いって言われるの嫌だから・・それならしないでいい」
泣きながらそういう臣。そんな事を考えていたんですね、臣は・・・。もう切ないです!
過去のトラウマを抱えて・・・本心が素直に言えない臣。
また・・ここで濃いHシーンが繰り広げられます。
「慈英・・・俺、いい?慈英が今までした人よりいい?覚えててくれる?」
「忘れられるわけないでしょ?」
「嬉しい。もうそれだけでいい・・・」
そんな二人の会話。
臣の特殊なキャラなのですけど・・・本当に見事に神谷さんが演じてくれてますよね。
ここまでの演技を、やってのけてしまう神谷さんって・・・本当に凄いな〜。
喘ぎ声や、卑猥な言葉もすごくたくさんあるのに。
そこは割り切って演じているのかな?
なかなか、そこまでは出来ないと思うのですけど・・・、本当にそこは声優魂というか、プロ根性なんでしょうね?
たとえどんなキャラでも、精一杯演じる。
それは・・・多分、神谷さんが奇跡的に「復活」した事で・・彼に中で何かが変わったのかもしれませんね。
事故前の神谷さんと、事故後の神谷さんでは・・本当に変わったな・・・って思えるんですね。
以前の神谷さんも演技派でしたけど。
再び、マイクの前で「声優」と言う仕事が出来るという事で・・・1作、1作、1つのキャラを、本当に精一杯演じてますよね。
で、三木さん。
もう・・・彼は「天才肌」じゃないかと思います。
慈英も「天才」ですけどね。
「天才」ゆえの苦しみや、「天才」ゆえの特異な感情を持っているのですけどね。
三木さんも、声優になるべく生まれて来たような人じゃないかと(笑)
慈英@三木さんが、本当にたくさん活躍してます。
ナレーション、モノローグ、台詞で・・・たっぷりと〜!
慈英の気持ちも、しっかりと落ち着いた声で語ってくれてますので、濃いHシーンもありますが、全体的に落ち着いた感じに仕上がってますね。
もう、これは、神谷さんと三木さんじゃないと出来ないドラマCDですよね。
さて、今回・・・慈英は臣と出会って傷ついた心を癒されて、未来に向かって、画家として、再び絵筆を持つ事が出来たわけですが・・・
臣の方はというと・・・まだ、重い過去とトラウマを背負っているのでしょうね?
この先、臣の成長が楽しみです!
「慈英。臣」シリーズ。
第2段・第3弾もドラマCD化が決定してますね。
それぞれに「数年後」のお話になってますので・・・二人の成長ぶりを神谷さんと三木さんがどうやって演じてくれるか楽しみですね。
『淫らなキスに乱されて』
愁堂れな・原作
キャスト
中津忠利:置鮎龍太郎、藤原龍門:森川智之
上条秀臣:鳥海浩輔、高円寺久茂:小西克幸、神津雅俊:福山潤、ミトモ:太田哲治、白鳥光義:成田剣
……あんたにも天国みせてやる
恋人のできた友人・上条への想いを断ち切れずにいたヤメ検弁護士の中津は、その頃、新たに顧問弁護士になった三友商事を嗅ぎまわるルポライター・藤原に出会う。
過去の談合事件の真相を巡って付け狙われる中津だが、ある日口論の末、無理やり抱かれてしまい――!?
謎のルポライター・藤原×美貌のヤメ検弁護士・中津――淫らシリーズ第2弾!
待ちに待ってたドラマCDです(笑)
「淫らシリーズ」の第1弾が出てから、「次は、中津と龍門だ!置鮎さんに受けが聴ける〜!」と思って・・・いつ出るのかと楽しみにしていたんですけどね。
いや〜長かった・・・・・2年半ですよ!
で、まず・・・
最初に中津のモノローグから始まるんですけど・・・
あれ? ッて感じでしたね(笑)
第1弾の時の中津の声と・・・変わってる?
確かに、2年半の間があったわけですからね。仕方ないか?
でも、そんな不安も・・・少し聴いていく内に解消されていきました。
(ッていうか・・・1段目の中津の声が・・・高すぎた・・って気もするんですけどね)
う〜ん・・・「情熱シリーズ」の佳人さんの声に近いかな?
中津の役は、弁護士なので、落ち着いた感じでいいのでしょうね〜!
それも、3バカトリオの中でも、1番落ち着いた設定ですものね。
上條役の鳥海さんは・・・あんな感じだし・・・高円寺役の小西さんは・・・「情熱シリーズ」の遥さんとは全然違って・・・はじけた感じのキャラですよね。小西さんって、「エス」シリーズの宗近役もそうですが・・・大人な低い声での役が多いですからね。こういう小西さんも好きだな〜!
さて、龍門役の森川さんですが・・・こっちは、またまた「やさぐれ感」をしっかり出してくれてますよね〜!
この二人、「しあわせシリーズ」では、全く逆の設定なんですけどね。
もう、森川さんに関しては・・・どんな役でもしっかりそのキャラになりきって演じてくれるので、安心して聴けますね。
内容なんですけど・・・
ずっと片思いをしてきた上條への想いを・・・切なそうに語る置鮎さん。良かったですよね〜。置鮎さん、そういう時の演技って・・・さすがだな・・って思います。
「フジミシリーズ」の時も、「情熱シリーズ」でも・・・そういう切なさを語るシーンがありますが・・・その辺はさすがだと思います。
龍門に上條にキスしようとしたところを見られて、「ホテル」へ連れ込まれ・・・龍門に抱かれるシーンはね・・・
う〜ん・・・やはり、置鮎さんは「受け」がいい(笑)と思わせる演技です!
「しあわせ」とは逆パターンなのですが・・・全く違和感ないですね〜。
3バカトリオが集まると、また良いですよね。上條と高円寺が言い争いを始めると、その間に中津が入って・・・。
息のあった会話が展開されます。
そうそう、高円寺ね。言葉や態度は雑なんですけど・・・気持ちはとっても優しいのですよね。中津がずっと上條に片思いしてきたこともちゃんとわかってたんですよね。それで、中津にさりげない言葉をかけてくれる。
中津は、三友商事の3年前の「談合事件」に関して、独自で調べ始めるのですけどね。三友商事から接待を受け、その時に、白鳥にビールに薬を入れられ・・・中津はヤクザに囲まれて・・・ピンチに!
その時に飛び込んできたのが龍門で・・・中津を助けにやってきたわけですよ。
きゃ〜カッコいいよ!龍門ちゃん!!
そして、遅れてやって来たのは上條と高円寺!
白鳥を逮捕にやってきたんですよね。
しかし、1人で中津を助けに飛び込んでいった龍門に・・・中津への愛情を感じますよね〜!
(実は・・・龍門は、中津にひと目惚れしてたのよね〜・笑)
そんな龍門に、中津も惹かれていくわけです。
「花嫁の父」では・・・上條の家に招かれてみんなで集まるわけで・・。
その中に龍門も入っているのですけどね。かなり緊張しております。「彼女の家族に初めて紹介されるような感じ」と言っておりますが・・・
龍門は、中津を送る為に、今日は酒を飲まない・・と!
高円寺には、「中津のナイト気取りかよ!」と龍門はからかわれるし(笑)
30年来の長い付き合いの3人。
公園で遊んでいると変な親父が中津に声をかけてくるのを、上條と高円寺が守っていたらしく・・・・・(笑)
で、帰り際、上條に「幸せになれよ」と中津に声をかける。
中津は・・・上條との「恋」よりも「友情」を選んだことを、間違ってなかったと確信するわけです。
しかし、せっかくいいムードで、久々のキス・・・という時に、高円寺が「お邪魔虫」
まあ、30年のキャリアには負けますよね(笑)
中津の上條への思い・・・切ない片思いの心情。
龍門との出会い。
彼に惹かれていく中津・・・
そして、中津のナイト役は譲れないと頑張る上条と高円寺。
淡々と中津@置鮎さんがモノローグを語りながら・・・ドラマは進んでいきますが。
その中に、3人のテンポの良い会話や、やさぐれた龍門が絡んできて・・・
なかなか良かったですね。
最後の方で、龍門の緊張した感じや・・・車の中での二人の会話も良かった〜!
1弾目の上條と神津カップルのお話とは全く違った感じですよね。
まあ、どっちも「不器用」な中津と龍門なので・・・(笑)
でも、とにかく2年半待った甲斐がありました!
森川さんの龍門役・・・良かったし!
さて、10月には・・第3弾。高円寺と太郎さんのドラマCDが待ってますね!
そうそう、これには良平がちらっと出てくるようですが・・・つまり置鮎さんは「兼役」になるんですね〜。2年半前に、そうなるかもしれませんね・・・と愁堂先生が言ったことを置鮎さんも覚えていらしたそうです。中津と良平。まあ、良平は関西弁ですしね。どんな感じになるのかな?
龍門の「兄貴!」(高円寺を兄貴と慕っている・・・)も良かったらしいですよ!
楽しみですね〜!
しっかり、このシリーズ、豪華な声優陣ですよね。好きな声優ベスト5のうち3人が登場してますし・・・!嬉しいドラマシリーズです。
↑これが・・・ドラマCD購入特典のクリアファイル!
中津の可愛い表情に、龍門のワンコの耳に尻尾!
もう、在庫切れだそうです。
我家では・・・しっかり飾ってあります(笑)
★「罪シリーズ」は・・・この先のドラマCDに関してはまだハッキリ決まっていないそうですね。続編も是非聴きたいので・・・何とか話し合いが上手くいってくれることを願うばかりです。
華藤えれな ・原作
キャスト
桐嶋水斗:野島健児、樋口洋一郎:小西克幸
高校時代に母親を、大学時代に父親を亡くし天涯孤独の身となった桐嶋水斗は、日本心臓外科界の権威・長山の援助を受けて医師となった。
だが優秀な才能をあらわしはじめた桐嶋に、長山は代償を求める。
長山の甥のために研究論文をすべて譲ること。
そして、身体の関係――。
心身ともに疲弊してゆく桐嶋。
その前に、ひとりの男が現れる。
NYで数々の実績をおさめた敏腕外科医・樋口洋一郎。
長山の手の届かない米国で医師として…。
最後の望みを樋口にかけた桐嶋だったが、長山との関係を目撃され、そして失意の果てに―――。
この内容は、原作の「シナプスの柩 1」の途中までの内容になっているようですね。
水斗役の「野島」さん、熱演でしたね。
前半は、野島さんのモノローグがメインになって行くのですけどね。
両親が亡くなった後、医学部の学費を援助してくれ、父親代わりになってくれた教授の長山に、その代償として水斗が行っている「研究成果」を、長山の甥に譲り、彼の名で発表させること、そして、長山の「愛人」になること・・・。
何年もの間、その関係を強いられて来た水斗の悲しい心情。
疲れきっている水斗の精神状態。
それを上手に野島さんが演技されていました。
そして、水斗の前に現れた男、樋口。
NYの医学界で、心臓外科手術で活躍し、将来を期待されている人物。
水斗は・・心の中で、樋口に自分の将来を懸けていたのだ。
彼から手術の技を盗み、ある「研究」を、今回は自分の名前でNYに送り発表し、長山の手から逃れ、NYに行き、自由になる計画をたてていたのだ。
そして、樋口は、水斗が自分の「研究」を長山の甥に譲っていた事をしっていたのだ。
樋口は、そんな水斗に対して「怒り」を感じていたのです。
そこには、過去の二人の関係が隠されています。
でも、樋口は、水斗に自分の「研究」を譲り、それを水斗は完成させてNYに送るのですが、それは長山によって取り戻されてしまいます。
たった1つの希望・・・。
そして、樋口に長山との関係を知られてしまった水斗は・・・5階の自分の研究室から身を投げます。
助けようとして、届かなかった樋口の手・・・
そして、水斗は、命をとり止めるのですが、記憶を亡くし、精神的には子供と同じになってしまいます。
そんな水斗を、一生、面倒を見ると決意する樋口。
この辺りから、モノローグは野島さんから小西さんに交替します。
後半、子供に戻ってしまった水斗を、本当に野島さんが素晴らしい演技で魅せてくれてます。
野島さんの声自体が・・・低くなく、高いというか・・・
年齢もまだお若いので、あんな風に子供の演技が出来るのでしょうね。
幼稚化してしまった水斗。
赤ん坊のように、何も知らない水斗。
「どうして?」と、何でも聞いて来る水斗。
とにかく、水斗に振り回される樋口を・・小西さんがまた上手に演じてくれています。
樋口は、水斗が記憶を取り戻す事に関して、危惧を感じています。
それを望みながら、そうなった時に、長山との関係も思い出したら、また水斗が苦しむことになると・・・
その樋口の複雑な感情は・・・辛いことですよね。
その難しい役を、素晴らしく演じてくれた小西さん、ありがとうございました〜!
そして、記憶を亡くしてしまった水斗は・・・素直に「洋ちゃんが好き!」と言うのですよね。
水斗は・・湖に映る自分の顔が・・もちろん自分の顔だとはわかりません。
その人が、いつも夢の中に出てくると言います。
そんな水斗に・・・思わず「俺もその人に会いたいよ」と・・・切実な感情をもらす樋口。
とにかく、このCDは・・・殆どが水斗@野島さんと、樋口@小西さんがメインに演技されています。
前半は、長山が絡んできますが・・・後半部分は、本当に二人の会話や、樋口のモノローグで構成されてます。
お二人とも、とても大変だったと思いますが・・・
原作のイメージを壊すことなく、二人が演じてくれてます。
切ないお話ですが・・・二人の『熱演』で、素敵なドラマCDになってます。
早く、続編が出てくれるといいですね。
これ・・もしかして、3まで出るとか?
1枚目が、原作の1巻を終わってないわけですので。
******
ところで・・・10月のCD発売ラッシュ!
お金が・・・大変だわ・・(汗)
英田サキ・原作
キャスト
神谷浩史 (椎葉昌紀) 小西克幸 (宗近奎吾)
三木眞一郎(篠塚英之) 成田 剣 (五堂能成)
近藤孝行 (松倉東明)
「エス」――それは裏社会に生きていながら刑事に情報をもたらす人物。
スパイの「S」を意味する。
警視庁の刑事として「エス工作」に従事する椎葉。
彼の現在のエスは大物ヤクザである宗近奎吾。
しかしその繋がりは、すでに後戻りのできない密接すぎる関係になっていた。
――決して愛さず、裏切らず、これからも共にある。
そう覚悟を決めた椎葉だったが…。
ある時、密造銃の事件を追っていた椎葉はクロという謎の青年と出会う。
そして時同じくして、八年前に銃によって殺された姉の事件の真相に関わる情報が!
浮かび上がってきたのは五堂組組長の五堂能成。
その五堂には宗近と深い関係が――!?
戦慄に震える椎葉。
だがその矢先、一発の銃弾が宗近を貫く!
明日、この命が尽きるとしたら―――。
椎葉は、心の中で宗近に背を預け、駆け出した。たったひとりで。
待ちに待った、「エス」ドラマCDの続編です。
神谷さんが、奇跡的な早い復活を遂げてくださったお陰で・・・「続編」が聞けました。とっても嬉しいです。
私、英田先生に「椎葉役は神谷さんではなくてはダメです。神谷さんの復帰を待ってからドラマCDを作ってください!」ってお願いメールまで出してしまったくらいですからね・・・!やはり、椎葉は神谷さんじゃなくてはダメ!
でも、本当に、神谷さんが復活され、こうやって「続編」を聴けるなんて・・・嬉しいです!!
さて、内容なんですが・・・
まず、神谷さんの「第一声」が・・・「あら?」
前作の「咬痕」より、声が明るく感じた気がしたのは・・・私だけ?
それが意図的だったのか、それとも、神谷さんの声が以前より少し変わったのか・・・・・?
でも、前作で、『決して愛さず、裏切らず、これからも共にある』事を再確認したことで・・・少しだけ椎葉の気持ちが変わったのか?
どっちともとれるんですよね。この辺は本人に確認してみないと無理かな?(笑)
でも、お話が進み、クロ、そして五堂が出てきたあたりから・・・神谷さんの声も変わってきましたね。なんていうか・・・台詞の他に、ナレーション部分が多かった神谷さん。台詞の部分とナレーションの部分が・・・微妙に違ってくるんですね。
椎葉の宗近への愛情を確信しながら・・彼に抱かれながら・・・宗近の自分への気持ちも感じながら・・・「決して愛してはいけない」と、自分の感情を殺す椎葉。
そのあたりの椎葉の気持ちは・・・切なくて・・・!
椎葉に「観察」が・・・!
それを知った宗近は、暫く会わないでいようと提案しますが・・・椎葉はそれを拒否します。どんなに危険でも、「エス」と「刑事」としての立場をハッキリさせて置きたかったのでしょうね?
クロが宗近の弟、松倉組の組長だと判明。
そして五堂との対峙。
クロに薬を使われ、ピアスをつけられ・・・
そして、五堂の目の前で・・・宗近に抱かれるシーン・・・・・
さすが、神谷さんと小西さん!!
素晴らしい演技をされてますよね。
宗近の過去も明かされますね。
そして、五堂の正体も・・・・・!
自分の姉を殺したのは・・・五堂?!
二人の海のシーン。
宗近の椎葉を心配する気持ちも凄く伝わってきますが・・・お前を失いたくない・・・・・そう宗近に訴える椎葉の気持ち・・・。泣きながら訴える椎葉。で、宗近は椎葉の涙に弱い・・・のですね。
そして・・・宗近がある人物から撃たれます!
すぐに宗近の元に駆けつけたいのに・・・駆けつけられない!!
宗近の症状を気になるのに・・・傍に行けない!!
そこへ、椎葉に「観察のうちこみ」が決定との連絡が!
観察に連れて行かれれば、椎葉はもう刑事で居られなくなる。
義理の兄、篠塚は、そこに大物政治家が絡んでいる事が解っているのですが・・・その証拠がつかめずに・・・!
そして、椎葉は決意します。
1人で、事件の真相を突き止めようと宗近の元から去っていきます!
椎葉が乗り込んだのは、五堂の元で・・・・・!
そこで、五堂から知らされたことは・・・・・!!
で・・・いい場面で終わってるんですよね。
「続編の発売」も予定されているというので・・・早く続編を!!
さて、椎葉は宗近を守れるのか?
神谷さんと小西さんはもう3作目ですから息もピッタリですよね!
二人の「演技力」も素晴らしいです。
小西さんがキャスト座談会で言ってたのですが・・・
「今回の聴き所は・・・成田さんの抑えた演技」との事。
私はあまり成田さんご出演のドラマCDを聴いたことがないので・・・あまり良くわからないのですけどね。
それより驚いたのは・・・
クロ=東明役の近藤さん!
某アニメでは良く聞きなれた声なんですけど・・・あれ?この人、こんなに演技が上手だった?って!
そう言えば・・・彼は「劇団」に所属されているので、演技力はしっかりされているのかしら?役者の演技と、声だけの演技とでは違うと思いますけどね。
そう言えば・・・三木さん。今回、風邪声じゃなかったじゃないですか?
なんだか、そう聞こえましたけど・・・それは私だけかしら?
それにしても、兄・篠塚は昌紀の事をとっても心配してますよね。
兄弟としての感情よりも、もっと深い愛情を感じてしまいました(笑)
いや・・・早く続編が聞きたいです!
「エス 残光」のラストシーン。宗近が全てを解決して椎葉を迎えに行くシーン。
大好きなんですよね〜!
ああ・・・早く続編が聴きたいです。
崎谷はるひ・原作
キャスト:
大澤笙惟:神谷浩史/宮上和輝:鳥海浩輔/宮上瀬里:野島健児/中河原大智:小西克幸/藤木聖司:鈴木千尋/林田真雪:松岡由貴
耳に触れる声は、こんなにも甘いのに。――届きそうで、届かない。崎谷はるひ先生の繊細な心理描写で描かれた、湘南を舞台に展開する切なく甘やかなストーリー。
ブルーサウンドシリーズ第三弾、「耳をすませばかすかな海」が待望のドラマCD化!全てにおいて秀でていること自体がコンプレックスの大学生・宮上和輝。
なにもかもに鬱屈していた高校三年生の夏、勢いにまかせて、不思議な魅力を持つ男・笙惟と一晩だけ肌を重ね、そして一年後、偶然再会する。
和輝の矜持や兄・瀬里への執着を、子供の甘えだと鼻先で笑う彼の、甘い毒のような色香に翻弄されるのは、いっそ心地よかったが、だからこそ真面目に向き合おうとする和輝に、彼は底の見えない瞳で笑うばかりで――。湘南のレストラン・バーを舞台に、揶揄と挑発に本音を隠した、大人になりきれない二人の純愛ストーリー。
★まずは・・・
神谷さん〜!!「完全復活」おめでとうございます〜!!
昨年夏の「事故」では瀕死の重傷を負った彼。それでも人一倍強い「生命力」
と、周りの仲間達、ファンの必死の願いが叶って見事に『復活』
本当に久々に聴く「神谷さん」の声に酔いしれました〜!
前回の「瀬里&大智」カップルに続き・・・今回は瀬里の弟、和輝のお話!
和輝と笙惟の出会いは高校3年の夏。クラブでのイベントに行った和輝に声をかけて来たのは笙惟だった。
いやぁ・・・いきなりやられた〜て感じですよ〜!
笙惟役の神谷さん!和輝との会話が良い感じなんですよ!
笑った声、低く喋る声、和輝を誘う声・・・
もちろんHシーンでは和輝をリードしますし・・・
「僕はいくちゅでしゅか?」なんて台詞も可愛いし〜!
初めてのHシーンも良かったです。
実は・・・鳥海さんの「攻め」の時の演技って好きじゃないんですよ。でも、今回は神谷さんの方が10歳年上ですし、しっかりリードしていくので気にならなかったです。鳥海さんも、高校生役ですしね。セックスはあまり好きじゃないと言う彼・・・
なので、まだまだお子様な感じで、焦っているような、戸惑っているような感じの演技ができていて良かったです〜!
「笙惟」という名前しか手がかりしかなくて、和輝は彼を探す術もなく・・・そして1年後に思いがけずに再会!
和輝が気に入っていつも聞いていた地元FMのCDが・・まさか「笙惟」だとは知らなくて・・・「ブルーサウンド」で再会した二人は・・・。
笙惟は和輝に「初めまして」と挨拶する。
和輝の知っている「温和」な大澤と、挑発的で皮肉屋の「笙惟」の違いが和輝には大澤が笙惟と同じ人物だときずかなかったのですね。
そして、マイクテストの後、笙惟が話した内容は・・・あの日、和輝に言った言葉に自分がこの店の常連だということ。そして次の休みの予定!
自分がからかわれている事が解ってても・・・結局、笙惟に会いに行ってしまう和輝。そこで交わされる笙惟と瀬里の軽い感じの会話も良かったです。
まあ、和輝にとってはそれが気に入らなくて・・・不愉快になる和輝君。
和輝は店を出て行ってしまうのですが、笙惟は和輝を追ってきます。
笙惟が和輝の事を「クソガキ」とか「ボク」とか呼ぶのも良いです〜!
結局、その日以来・・・週に1度、「ブルーサウンド」で待ち合わせをしてホテルに行く2人。「遊んでやる」という笙惟。そんな笙惟に溺れて行く和輝。
10歳の年の差は・・・きっと和輝にとって「焦り」にもなってるのかな?
そんな和輝の気持ちを鳥海さんは上手に演じてます。
余裕たっぷりな大人な笙惟。最後は壁を作ってその中に自分を入れてくれない笙惟。そんな彼に対して・・・どんな対応をしていいのかわからず、自分の気持ちもハッキリわからない。そんな10歳年の離れた「大人」と「大人になりきれない子供」なカップルを、2人がとってもいい感じに演じますよね〜。
「セフレ」関係を続けようとする笙惟に対して、それでは物足りない和輝。
どこか冷めたような笙惟。身体は簡単に与えるのに、ガードは硬い笙惟。
セックス以上の面倒な関係は付き合えないという。
とにかく、難しい笙惟役を本当に素晴らしく演技されている神谷さんに「脱帽」!
「エス」の椎葉役では、過去に辛い事実を抱え、キャリアにならずに刑事になった役を、それなりに良い演技で演じていますし、「G線上の猫」では、二重人格の役をしっかり演じていますので、神谷さんの演技力はそれなりに素晴らしいものがあったと思いますが・・・・・
今回のドラマCDでの演技は・・・どこか一皮向けた感じですよ!!
それも、あの事故で命をとりとめ、マイクの前で演じる「喜び」がそうさせたのでしょうかね?
神谷さんがこんな演技をするなんて・・・というか、こんな演技が出来るとは思わなかっただけに、驚き、そしてそんな神谷さんの演技に出会えた事に本当に嬉しく思ってます!
和輝は一月ぶりに笙惟に再会。和輝は1年間の思いを笙惟にぶつけます。
いやあ・・・さすが東大生。理論で追い詰めていくのですけどね。笙惟はそれを「笑い」で受け止めます。それが笙惟の何を表すのか?
そして2人は、笙惟の部屋で彼の話を聞くのですね。笙惟の顔にある傷。その傷にまつわる過去・・・・・。笙惟の背負った重い過去。淡々と過去を語る笙惟。そして・・・笑う笙惟。その話を聞いても何も言えない和輝・・・・・
その時、和輝は笙惟のラジオをずっと聴いていたことを話す。笙惟が傷ついたときに、自分が傍にいれたら良かったと言う和輝。
静かに流れる二人の会話・・・。
その後の・・・長いHシーンも・・・良かったですよ(笑)
2人とも艶のある演技でしたね。
崎谷さんの細かい、深い、心理描写。
それを鳥海さん、頑張ってましたね!
出番、多かったです!
台本、全部のページに鳥海さんの台詞があったそうですよ〜。
それに比べて・・・小西さんの出番の少なかったこと〜!!
正直に言えば・・・瀬里と大智カップルのあの写真の顛末ドラマも聴きたかったですよね〜!(笑)
過去の心の傷からなかなか抜け切れず・・・本気の恋愛に踏み切れなかった笙惟と、ブラコンで、何でも出来る事がコンプレックスになっていた和輝との恋愛模様でしたね〜。
10歳の年の差カップルですが・・・和輝がしっかり成長していくと思うので・・・なかなか良い感じのカップルになるんでしょうね〜!
とにかく・・・・・思いがけずに・・・期待以上の良い出来のドラマCDでしたね。
何回でも聴きたくなるCDです(笑)
さて、これから、神谷さんがどんな風な演技をしていくのかとっても楽しみです。
「エス 裂罅」も、もう時期発売になりますしね。
とにかく楽しみです〜!!
原作・新田祐克
キャスト:
白石智宏:浜田賢二、吉永孝司:森川智之
楊慶海:三宅健太、ブラン:上別府仁資、
白石美智子:増田ゆき
正体不明の熱に魘されて男の罠に堕ちてゆく
優れた能力と容姿を持った在タイ公使・吉永孝司。外務省の実力者を父に持つ名家出身の新人外交官・白石智宏。
白石は姉の婚約者である吉永が公使として勤務するタイへ赴任する。そんなある夜、男と絡んでいる吉永を目撃してしまい…!?
男としての矜持と能力を賭けた戦いが始まる!! いくつもの禁忌を犯す恋――新人外交官×公使閣下の駆け引き。
吉永役の森川さん。はい。もう文句のつけようがありません!(笑)
優秀な若き外交官役にすんなりなりきっておりましたね。
仕事の上では、冷静沈着。落ち着いた語り口調で演じてますし。
智宏が、吉永の男とのキスシーンを目撃、それを攻める場面で・・・
「将来の弟になる君に、一つ秘密を持ってもらおう」なんて言うシーンでは、ゾクっとするような魅力的な声。
そして、年に1度、やってくる過去のトラウマからくる病的なシーン。
エロチックな声やら・・・熱っぽい声やら・・・流石に森川さん。それぞれのシーンに合わせての演技は凄かったです!
「春抱き」の岩城さんとも少し違った感じでしたしね。
で・・お相手の智宏役の浜田さんなのですが・・・。
他の感想ブログで見ると、なかなか良い評価なんですが・・・
水月的には・・今一かな?
若いので・・・声的にはあんな感じなのでしょうけどね。
う〜ん・・・やはり森川さん相手にすると、演技力の差が歴然なんですよね。
どんなシーンでも・・なんとなく同じパターンな演技。
Hシーンでもね・・・もう少しエロっぽくい演じて欲しかったな。
声的には・・・まあ、あんな感じで良いのでしょうけどね。本当に、演技力不足って感じは否めません。
ああ・・すみません。辛口評価ですね(笑)
でも、決して「ダメ」というのではないのですよ!
もう少し、シーンごとに応じて、演技の幅を広げて欲しかったな・・・と思うととても「惜しい」と思うのです。
浜田さんというと、アニメの「パラダイスキッス」を思い出します。デザイナーを目指すジョージ役で出てますよね。今、アニマックスでそのアニメを見ているのですが・・・その演技の方が上手な気がします(笑)
連載も続いているということで・・・ドラマCDも第2段が出るのでしょうね。
今回浜田さんは中国語をちょこっと喋っていましたが・・・次回は是非、森川さんの英語の台詞を聞いてみたいです。
某キャラソンで森川さん「ラブミーテンダー」を歌っておりますが・・またそれがとても素敵なんですよ〜!
なので・・・是非!!
次回作に「期待」の意味をこめて・・・★は4つにしておきます。
頑張れ、浜田さん〜!!
原作・谷崎 泉
キャスト:
森川智之(本田雪彦)、置鮎龍太郎(久遠寺 皇)、
小杉十郎太(徳永 映)、鈴村健一(各務 保)、
古澤 徹(久遠寺 昴)、高木 渉(豊川課長)
― STORY ―
一年中多忙な本田雪彦は、街で偶然昔の恋人と出会い、「久遠寺 昴を調べてほしい」と頼まれてしまう。昴とは久遠寺 皇の長男だが、同居人の皇は出張中だったため、次男で婿養子にでた徳永 映に探りを入れると、「昴には絶対関わるな」と強く忠告される。
しかもまずいと感じながらも映のペースに巻き込まれ、ネクタイを解かれあわやというところで森田に救われる。昴に関わることを危険だと感じた本田だったが、さまざまな人間模様に翻弄され、昴と対面してしまうことに…。
出張中の皇は、本田のピンチを救うことができるのか?
★「しあわせにできる」のドラマCDも5作目ですね。
前回は、年末年始のお休みに久遠寺家のスイスの別荘に行ったお話でしたが。
今回は、その後のお話。
今回、CDを聴いて感じた事は、本田さんの声が以前よりも「優しい声」になっていた感じがします。可愛いというか・・・(笑)
久遠寺に対して話す時も以前みたいなつっけんどんな話し方はしなくなってきた感じですね〜。
今回、映さんが本田さんの会社まで乗り込んできて無理やり食事に連れて行くんです。もちろん、目的は決まってます(笑)
危ういところで森田さんに助けられますが・・・良かったですね。
で、久遠寺家の長男「昴」の事を調べて欲しいと、大学時代に付き合っていた彼女に偶然であって頼まれた本田さん。久遠寺はアメリカに出張中で、仕方なく映さんに尋ねるのですけど・・・「昴には絶対に近づくな!」ときつく言い渡される。
その後、森田にも「この前ご一緒だった女の方にも昴さんの件から手をひくようにお伝えください」と言われてします。
で、その事を彼女に伝えようと待ち合わせの場所に出向き、話をしているとそこに現れたのが「昴」!!
「ゆっくり話しがしたい」と言ってホテルの部屋のカードキーを渡される本田さん!危ない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
って所で久遠寺さん登場!
久遠寺は昴さんは10年振りの再会ですが。過去の軋轢から2人の仲は最悪。久遠寺は昴を恨んでいるのですよね。
そしてその場から久遠寺に他のホテルに連れ去られてしまった本田さん。
「あいつの半径1キロ以内には絶対に近づくな」ときつく言う久遠寺。
そしてそのまま久遠寺に抱かれてしまう本田さん!!
今回・・・Hシーンは3回ありましたよね?
でも、今まで「嫌だ!」「やめろ!」と・・・いつもその時は必ず抵抗を示していた本田さんなんですが・・・今回はそれがなかったです。気持ちはまだその関係を受け入れられていない本田さんですが・・・いつの間にか久遠寺に「依存」してしまっている自分の気持ちに気づき始めるんです。
だから、久遠寺が貰ってきたチョコの多さに・・・軽く嫉妬してしまってます(笑)
「本命からは貰ってない」という久遠寺さんですが・・・
で、バレンタインイブの夜。久遠寺に誘われて3星レストランに連れて行かれる本田さん。もちろん周りはカップルばかり。で・・そこで久遠寺に映さんに連れて行かれた料亭の話を・・・。「詳しく説明してもらおうか?」結果、寮に戻った本田さん「映にどこまで触られた」と・・・・・。
「お前は俺のものだ」と言う久遠寺に・・・映さんに嫉妬している事がわかる本田さんですが・・・・・
まだ、関係を認めたわけでもない本田さんなのですが、久遠寺にキスされて・・・結果、自分からも久遠寺を求めてしまう本田さん・・・なんですね。
だんだん、久遠寺に惹かれて行っている感じの本田さん!
そうそう、今回、映さんが本田さんの会社に来て、受付譲を自分の会社に誘った事で、またまた落合いさんが大きな勘違い!本田さんが借金をしていると思った落合さん。そんな落合さんに簡単に事情を説明しこの噂が広まるのを恐れた本田さんは「これは俺とお前の2人だけの秘密だ」「だから絶対喋るなよ」と言う本田さんなんですが・・・その言い方がとても可愛かった〜!!
昴さんもいよいよ今回から登場してきましたが・・・古澤さん、なかなか良かったです。映さんの怖さとはまた違った怖さが出てましたよ!
そう言えば。今回は豊川課長の出番が少なかったですね。バレンタインの所だけでしたよね?各務の出番も少なかったです。
今回、昴さんの絡みで、元彼女の出番が多かったせいですよね。
久遠寺のいない生活を望んでいるのに、帰って来ると思うとホッとする・・・なんて言ってる本田さん。もう・・・早く自分の気持ちを認めちゃいなさい!
お互いに「嫉妬」しあっている2人・・・なんですよね(笑)
しかし、相変わらず「お人好し」(久遠寺さん曰く)な本田さん!!
この性格がどうにかならない限り、まだまだ本田さんは色んな事に振り回されますよね(笑)
しかし、昴さんも映さんも、久遠寺もどこから本田さんの情報を仕入れてくるんでしょうね?
そう言えば・・・今回、久遠寺は1回も「本田」って呼ばなかったかな?ずっと「雪彦」って呼んでましたね。あ〜そっか!今回、久遠寺さんと本田さんは会社で一緒のシーンはなかった・・・からですね!
次回は・・・本田さんの引っ越し先の部屋探し騒動でしょうか?
楽しみですね!
原作は最終回を迎えてしまいましたが・・・ドラマCDも最後まで作っていただきたいですね!早速、ハガキでリクエストを出しましょう〜!!
原作最後の台詞を・・・是非、森川さんと置鮎さんに演じて欲しいです!
で・・・いつも思うのですが・・・このドラマCDって、最後のキャストインタビューが長いんですよね。それをもう少し短くして内容をもう少し濃くして欲しいかな?
原作:可南さらさ
★キャスト
檜山修之(上原尚哉)、小西克幸(久住 廉)
― STORY ―
仕事で大学病院を訪れた上原尚哉は、高校時代の同級生で外科医になっていた久住 廉と
九年ぶりに再会する。
二人はかつて心を通わせながらも、ある事情で尚哉から一方的に離れた過去があった。
再会して間もなくは屈託なく接してきた久住だったが、二人きりになると脅すように「償い」として
身体を求めてくる。
そんな久住に深く傷つきながらも、身をちぎる想いで手放した恋を振り返る尚哉だった──。
原作のお話の内容は、とっても切ないお話でしたね。
それを久住@小西さんと、上原@檜山さんがどんな感じに演じてくれるのかとっても楽しみにしておりました。
いや〜、しかし、予想以上に良かったです!
特に檜山さんかな?(笑)
某ゲームのTVCMで「○子ちゃ〜ん!!」と叫んでいる人と同じ人とは思えません(笑)
BLCDでは、殆どがメインではなく、脇キャラとして良い味を出している檜山さん!『メス花』ではワル役を。『締め切りのその前に』では主人公の相談に乗ってくれる頼れる従兄弟。『君のとなりで眠りたい』は主人公の友人役。
それぞれに、本当に良い味を出してくれていますね〜。
メインで演じているのは・・・『どうして涙が出るのかな?』これは森川さんと絡んでいます。これはHシーンは殆どなくて・・・最初はちょこっと「受け」てます(笑)
『G線上の猫』では・・・こちらもまだHシーンはないですが・・・攻めですよね〜。
私が持っているCDの中ではこんな感じで演じているのですが・・・
『どうして涙が出るのかな?』では、5歳から26歳まで演じてます。子供時代、中学時代、高校時代、大学時代、そして社会人と、きちんと演じ分けているのは流石です。でも、どちらかと言うと・・・コメディタッチな内容なので・・・結構叫んでおりますが・・(笑)
そんな檜山さんですが・・・今回は全く違っていましたね!!
あの低音で・・・落ち着いた声。
やられました〜!!!!!
高校時代のあの辛い別れのシーンの回想を語る声・・・・・
再び、今度は久住から「別れ」を告げられた時の切ない気持ちを淡々と語る声・・
そして、駅の近くで・・・再会するシーン!!
もう、全てにおいて・・・檜山さんの名演ですよね?
思わず、聞きながら泣けてきてしまいました・・・。
あぁ・・・でも、切符が風で飛ばされた時は・・・さすがに叫んでいましたね(笑)
でも、あれはあれで良かったと思います。
あの「切符」を久住とのたった一つの思い出として、心の支えとして上原は持っていたわけですから・・・それが「なくなる!」と思ったとき、ああいう感じで叫んでも全然OKじゃないかと(笑)
それから小西さん!!
やはり素敵な声で・・・・・魅せてくれましたよね〜。
ちょっとかすれた感じの声で・・・またそこが良い!!
病院でも再会の時の明るい声。
そして、上原を自宅に連れて行った時の・・・怒りを込めた声。
高校時代の・・・誰も寄せ付けないような声。
上原と共に「旅に出る」事を楽しそうに話している声。
そして・・・2度目の再会の時、自分の気持ちを上原に告げたときの声。
それぞれが素敵でしたよね〜。
『情熱シリーズ』や『エス』で魅せたあの低音の声より少し高めで・・・
それでもやはり「小西さん」でしたね〜!
このCDは、出演者は少なかった分、2人の演技にかかっていました・・って感じですが・・・本当に2人が素敵に演じてくれましたね〜。
で・・・・・
どこの感想サイトさんでも書いてありますが・・・
残念な事に、後半の部分がCDには入っていなかったことですよね!
2人で牧場に行った話や、上原の妹とのやりとりや・・・いろいろと味のある内容でしたのにね。
やはり、こういう素敵な内容の作品は・・・思い切って2枚組にして欲しいものですよね。金額はそれなりに高くなりますが・・・内容と声優さんが良ければ絶対に売れるはずですから!
『情熱シリーズ』が、すべて1枚だった事で、かなり削除されて部分があってとても残念な思いをしましたが・・・。
『エス 裂罅』は2枚組ですよね?
やはり、思い切って、そういう製作をして欲しいな・・・と思うのですが。
とにかく、お勧めな作品に仕上がっておりました!
私の中で、更に檜山さんのイメージが良くなってきましたね!
次回、どんなドラマCDでどんな演技をしてくれるのか、とっても楽しみです。
キャスト
東原辰雄:小杉十郎太、執行貴史:野島裕史、
上條宗親:三木眞一郎、仁賀保織:宮田幸季、
黒澤遥:小西克幸、香西誠美:糸博
白石弘毅:小杉十郎太、納楚:川田紳司、川口國充:宇垣秀成
成田豪造:水内清光、松子:渡辺智美
どいつもこいつも因果なヤツらばかりだ
川口組の若頭・東原と弁護士の貴史が関係を持って半年。何度となく体を重ねながらも、貴史は東原の気持ちを掴めずにいた。東原を気まぐれで自分勝手な冷たい男だと思うのに、惹かれていくのをとめられない。そんな中、組内部の抗争で緊迫していた東原の元に、貴史が何者かに連れ去られたとの報が入り――!? 情熱へと想いの系譜を綴る、情熱シリーズ番外編。
「情熱シリーズ」番外編。
あの東原と貴史のお話です。
遥さんと佳人さんが「出会う」2年くらい前のお話です。
遥さんはもう東原さんと知り合っていたので、最初に出てきますが・・・佳人さんは・・・お名前しか出てこなかったのが、残念で淋しいです。
確かに、原作では台詞が一言でしたので・・・出演できる訳もないのですけどね。
東原さんと貴史さん以外のキャスト、宗親に織のキャストが気になっていたのですけどね。
宗親役を三木さんと知った時は、思わず「やった〜!」と叫んでしまいました(笑)
私の大好き声優ベスト5の中に入っている三木さんですが・・・最近の三木さんの活躍に・・・今、「三木さんブーム」が私の中で起こってますから(笑)
さて。
お話の感想というか・・・
まずは・・・三木さん、最高〜!!
って感じですね〜!
「春抱き」の香籐君とは、まったく違った感じですよね〜。
今まで、3私の持っているBLCDの中でも、こんな感じの役を演じられているのはなかったかな。
でも、実は、アニメではあんな感じの役も演じられているんですね。
「春抱き」で三木さんを知るまでは、興味なかったので、今更になって「アニマックス」で放映されているアニメとか観て、「あれ?三木さん、こんな役もやってたのね〜!」みたいな(笑)
貴史の見ている前で、織の身体を抱くシーンとか・・・
東原さんの事務所に押しかけて、東原さんと対決するシーンとか・・・もう東原さんも負けてましたよね(笑)
ヤクザとは関係ない世界で生きている宗親ですが・・・さすがに組長の血を引いているだけありますよね。迫力あるし・・・頭も良い!!度胸も肝も据わってます。愛人の子供とはいっても、血は争えないのでしょうか?
宗親の、異常なほどの東原への関心は・・・織が感じているように東原の事が好きなのかな?
気になりますね〜!その辺。
東原も、素直じゃないのよね。
「情熱シリーズ」でも、まだ貴史の事、ハッキリさせていなかったしね。
でも、このお話の中では、貴史をとっても大切にしている事が解りましたね。
いつもホテルで会うだけなのは、貴史の身を案じての事。一般人でしかも弁護士の貴史を、何かのきっかけで「事件」に巻き込みたくないから・・・。
貴史との関係を持ってから、他の誰とも関係を持たなくなって・・・
それだけでも、貴史に「惚れてるな」ってわかります。
でも、そのお陰で・・・貴史は悩んでしまうんですよね。
「身体の関係だけ」だと。
いつまで東原さんとの関係を続けていけるのか?
いつか、飽きられる・・・とか・・・不安になるのも当たり前ですよね。
「情熱シリーズ」の「情熱のゆくえ」で、貴史さんが始めて登場した時、佳人さんに「身体だけの関係ですがね」「そろそろ決着をつけないと・・」とか話してましたよね。
つまり、この先もず〜っと2年間も貴史さんに東原さんは『愛してる』『好きだ』の一言すら言っていないのですよね。困った人です。
そうそう、小西さん、2役やってましたね。
貴史さんを拉致してきた男の役!あれ?この声って・・・小西さんじゃない!
まあ、初めの部分だけの出演だけではもったいないですものね。
2役といえば・・・小杉さん。
以前に白石弁護士をドラマCDで演じていた事もあって、白石役も演じてます。
弁護士とヤクザ・・・全く違う世界に生きている人間ですから・・・声もそれなりに演じ分けやすかったかな?
しかし、小杉さんの出番の多かった事!(笑)
全体の3分の1以上は出てたのでは?(笑)
「ご苦労様でした」と声をかけてあげたいです。
さて、「艶悪」は続編も出そうですよね。
「情熱シリーズ」も、書かれていくようですし・・・
大好きな作品ですので・・・遠野先生にも大切に時間をかけて書いていただきたいと思います。
「情熱シリーズ」「艶悪」と、本当に声優さんに恵まれていますよね。
しかし、三木さんの演技力で・・・あれ?このお話って三木さんが主役?みたいな(笑)
次、2人がどんな「遊び」をするのか楽しみですね。
そして、いつか、3組のカップルが出会う事もあるんでしょうね?とっても楽しみです!!
三木さん、あなたって凄い人だ〜〜〜〜〜〜〜!
新田祐克・原作
キャスト
森川智之(岩城京介)、三木眞一郎(香藤洋二)、
鳥海浩輔(宮坂敬吾)、遊佐浩二(小野塚 悠)
映画『冬の蝉』のクランクインを目前に控え、香藤洋二は草加役を演じるプレッシャーから不能に陥ってしまう。悩み苦しむ香藤を、夫として優しく救う岩城京介。ある日香藤は、タレント仲間の宮坂敬吾と小野塚 悠に岩城を紹介するが、宮坂は岩城に一目で惹かれてしまう。それを察した香藤は『岩城さんは俺のもの』とばかりに、宮坂と小野塚の前で岩城を抱くが、その行為が激しいほど、宮坂は岩城の虜になっていく。
「春抱き」もシリーズ第7弾ですね。
「前世編(冬の蝉)」「番外編(PREMIERE 春を抱いていたSPECIAL)」も加えると、何と9作目になりますね〜!!
この回から、いよいよ『冬の蝉』がクランクインです。
今までは、岩城さんと香籐君、2人がメインで、出会いから「結婚」に至るまでの経過を追ってきた・・という感じですが。
もう、しっかり「夫婦」だな・・・って感じられる深い関係、深い気持ちの繋がりを持った二人。
で、これからは、新キャラも登場したり、いろいろな面で、「役者」としてどう成長していくか・・・というお話になっていくのですよね〜。
さて、今回、香籐君が「プレッシャー」に潰れそうになってしまいましたね。確かに、「冬の蝉」の草加役をGETするまでの色々なことを考えれば・・・加藤君が「プレッシャー」に陥るのもわかりそうですよね。全てをなげうち、「冬の蝉」に懸けようとすればするほど、そのプレッシャーは強くなりますよ。
まして・・・あっちの方が「不能」になってしまって、岩城さんの事を思う加藤君にしてみれば・・・ショックですよ!!
でも、そこはさすが岩城さん。しっかり香籐君の気持ちを理解してますね。
無事に加藤君を復活させました!!!
ここでは、岩城さん「夫」なんですね(笑)
コミックでは確か、「妻」といいかけて「夫」と言いなおしていましたが・・・・ドラマCDではそこがカットされて、しっかり「夫の役目だろう?」と言ってます。
まあ、この2人の場合、どっとがどっちという事を決めてしまうのは無理な気がします。
お互いが、支えあい、守りあい、刺激しあい・・・男として、役者として「成長」していくわけですから。
そして、いよいよ新キャラ、宮坂君と小野塚君の登場ですね!
宮坂君役が鳥海さん。小野塚君役を遊佐さん。
宮坂役の鳥海さんは、相変わらずエロい感じですよね〜。
そうか・・・いつかあの声で岩城さんに迫るんだな・・・なんて想像などしちゃいました(笑)
で・・・小野塚役なんですが・・・
隠れ小野塚ファンの私としては・・・どうもイメージが違うぞ〜!みたいな。
遊佐さんは遊佐さんで嫌いではないのですけどね。
でも、あの何を考えているのかわからないようなキャラな小野塚ですよ!
なんて言うのかな・・・ああいう性格は?
(私はああいう感じの男が好き・・・かも・笑)
人を食ったような・・とういか・・・ワルキャラ?と言うべきか。
でも、本当は友情に熱い男で、優しい男なんですよね〜。
まあ、いろいろ考えてみると・・遊佐さんの声では、優しすぎる気がするのですよね。
檜山さんあたりの声でも良かったかな?
少し、声を高めにして、演じてくれれば・・・OKじゃないかな?なんて勝手に思ってます。
その1点が気になっています。
これから、2人に大きく関わっていくわけですからね。
あ、感想に戻りますね。
岩城さん、香籐君と宮坂、小野塚との出会いのきっかけを聞いて・・・嫉妬しちゃいますよね。泣くほど・・・嫉妬される香籐君は羨ましい〜!
まあ、岩城さんにしてみれば・・自分と「同居」を始めたあとで、それも岩城さん自身、悩んでいた時期でもあったわけで・・・「1人の時間」も我慢していたのに・・・香籐君の方は「乱交パーティー」ですか!!!と、怒る気持ちも良くわかりますよ。
岩城さんにしてみれば「禁欲生活」を強いられていた時期ですしね〜。
まったく・・・香籐君、困った子です!
でも、香籐君にしても、悩んでいた時期でもあったのかもしれませんね。だから、小野塚君の誘いに乗っちゃた?
過去の事ですが・・・裏切られた思いを岩城さんは味わってしまったのですね。
で、2人を家に誘って帰ってみると・・・香籐君が帰ってる〜?!
必死に、岩城さんを説得する香籐君。
しかし、2人が見ているってわかっていながら、岩城さんを抱いちゃうなんて・・・やっぱりまだ子供なのかしらね?
結果、「お預け」を食らってしまって、いじける香籐君・・・可愛い(笑)
しかし、まさか香籐君も、それで宮坂君がますます岩城さんに惚れ込んでしまうなんて思ってもいなかったでしょうね?
(この先、あんな事件が起きるなんて・・思ってもいなかったでしょうが・・・)
映画もクランクイン!
橋から落ちそうになった岩城さんを必死に助ける香籐君!
そして、怪我をさせてしまった責任を感じる岩城さん。
今回は・・・お話の進みが速くなかったですか?
千葉の実家でも様子も・・・岩城さんの回想シーンになってますし。
さら〜っと進んでしまった気がして・・・ちょっと残念だったかな?
2人のシーンは・・・もう、何も心配なかったですよね。
息もピッタリで。さすが9枚目ですよ〜!
次回は・・・あの人も出てくるのかな?
誰が演じるのかしら?
そう言えば・・・2人が新居を建てて、香籐君が友人と電話していた相手は・・・宮坂君だったとか。
で、ドラマCDでは、電話の会話も収録されたらしいのですが・・・カットされてしまった経緯が。
その時の声って・・・やはり鳥海さんだったのかな?
*******
1月26日 森川さん、お誕生日おめでとうございま〜す!
1月27日 岩城さん、お誕生日おめでとうございま〜す!
『罪な宿命』
愁堂れな・原作
CAST
田宮吾郎 … 野島健児
高梨良平 … 置鮎龍太郎
富岡雅巳 … 遊佐浩二
藤本 … 堀内賢雄
納 賢一 … 園部啓一
ミトモ … 太田哲治
雪下聡一 … 檜山修之
★『罪シリーズ』第4弾!
■ストーリー■
刑事と容疑者という運命的な出逢いを経て、今ではすっかり新婚状態の高梨と田宮。そんな中、田宮をナンパしてきた男が殺され、高梨も事件の捜査に加わることに。だが、容疑者として浮かび上がった美貌の社長秘書は、ヤクザのような男と共に姿を消してしまう──。しかも、その共犯者らしき男は、高梨の元同僚で…。
愁堂れな&陸裕千景子のスペシャルコンビが贈る待望の『罪』シリーズ第4弾!
『罪シリーズ』も、もう4段になりますね。
原作でも感じましたが、今回のお話はいつもよりシリアスというか、サスペンスタッチが強いというか・・・。良平とゴロちゃんのラブラブな関係より、良平が1人、悩んで苦しんでいる姿、昔の同僚の雪下との関係・・・などの方がクローズアップされていたような気がします。
まあ、2人が出会って1年。もう新婚カップルの熱々〜という状況から、少し落ち着いた関係になる時期なのでしょうかね?
相変わらずなのは、富岡ことトミーですが・・!
ゴロちゃんと良平の関係が揺るがない関係だと知っていても「決して諦めませんから」と宣言してます。今回も、トミーの策略(笑)で、2人で大阪出張になってしまったゴロちゃん。で・・そこでまたまた事件に巻き込まれる。ゴロちゃんのいく手には必ず「事件」が待っている!って感じですよね?そしてまたすぐ目をつけられて声をかけられてしまうゴロちゃん。本人には全く自覚がないのですけどね。(だから困るのですよね・笑)
大阪での事件ということで、再び大阪府警の藤本さんと小池さんがご出演。
前回の時は、ちょっぴりな出演でしたが・・今回は大阪府警と警視庁との合同捜査ということで・・藤本さん@堀内さんが活躍してましたね。藤本さんの男泣き〜!!良かったです。
さてさて、今回、事件の犯人に関わっていたのが良平の元同僚。同じ新宿署で、納刑事と3人で遊んでいた仲だったが・・・ある事件が発端で、その雪下という刑事は「免職」になった。良平は雪下が免職になった事を自分の責任だと感じてしまっているのですね。
で・・・良平は良平で過去の事で、悩むわけです。
ゴロちゃんは、良平が何か悩んでいるのは感じているのですが・・・どうして良平が自分には何も話してくれないのか・・・と、不安になります。
どんなに忙しくても、必ず電話をしてきた良平が、3日間も電話をしてこないしね。
ゴロちゃんを抱きしめている時も、良平が自分の事ではなく他の事を考えているのを感じてしまうのですよね。
で、ゴロちゃんはトミーと一緒に飲みに行くのですよ。そこで・・・トミーは、ゴロちゃんの相談にのってあげて、励ましてあげるんですね。ああ・・・トミー!あなたって良い人なのにね〜!報われない愛に・・・!!
いつかトミーにも素敵な相手を見つけてあげてください!
あ、でも・・・トミーが「お邪魔虫」じゃなくなるとつまらなくなるかな?(笑)
そう言えば、大阪のホテルでも、良平VSトミーの対決もなかなか面白かったですよね〜!
前回の・・・病院での対決も良かったけど・・今回の方が更に愉快でした。お互い、負けていませんね(笑)
今回のドラマCD、キャストをチェックし忘れたので・・・CDが届いてから雪下役が檜山さんだったことを知って・・・驚きましたよ〜!!
「好きな声優ベスト5」からは外れていますが・・・その5人に迫る大好きな声優さんなんですよね。
アニメでは叫んでいる役の多い檜山さんですが・・・BLCDでは、低音で良い味だしてますよね?艶っぽくて・・・!
「メス花」シリーズでも「ワル」役をやっていましたが・・・「ワル」をやらせたら本当にお上手だし。
脇キャラがメインですが・・・ピリッとした味でドラマを引き締めてくれますよね。
で、今回は・・・犯人の恋人役で、犯人の殺人に手を貸す・・・という設定になってましけど。
良平との対決の場面とか、空港のジーンとか・・・
出番は少なめですが・・・美味しいところを持っていっちゃいましたよね〜(笑)
檜山さんの事を知らないままだったので・・・嬉しい悲鳴でした!!
ところで・・・今回、良平とゴロちゃんの絡み・・・少なかったですよね。
より、サスペンスの方に力を入れたからなのか・・・(´ヘ`;) う〜ん・・・
だって・・・最後までいってなかったですよね?
そこが不満と言えば不満ですが・・・。
でも、ドラマとしてはとってもいい感じに出来上がっていましたね!!
それで・・・・・
良平が退院してきた時に・・・ゴロちゃんが良平の・・・・・・・の時の良平@置鮎さんの声が、「受け」っぽかったですよね?ゴロちゃんのお口で○○されてしまったのですから・・・確かに「攻め」じゃないですよね?(笑) なんか、色っぽい置鮎さんの声が聴けて、よかったかな〜?!(笑)
とにかく、今回は悩む良平と、何も自分に打ち明けてくれない良平に不安を抱くゴロちゃんの2人の関係に・・・お互いを思いあう気持ちが出ていた感じ・・でしょうか?
この先の2人は・・・もっと深く理解しあっていくのでしょうね?
原作は新刊が出てますね。まだ読めてないんですが・・・・・(早く読まないと!!)
きっと、それもドラマCD化されますよね?
キャスト座談会で、みなさん「次のCDでは・・・」とかって話してましたよね?
置鮎さんの素敵な関西弁をもっとたくさん聴きたいので・・・愁堂先生にはまだまだ頑張って「罪シリーズ」を書き続けて欲しいですね。
『YEBISUセレブリティーズ4 』
岩本薫 ・原作
CAST
綿貫:成田 剣、狩野:森川智之
笹生:私市 淳、大城:小杉十郎太、はるか:鈴村健一
顔も才能も超一流のオトコ達が集まる『Yebisu Graphics』イチの切れ者・綿貫は、仕事しか頭にない天才外科医の狩野と7年越しの恋愛中。
綿貫を"巻き込んでしまった"という負い目を持つ狩野は、今以上に二人の関係を進めることに不安を感じていた。
そんな時、綿貫に見合いの話が持ち上がって!?
★前回紹介した『恋愛処方箋』でも思ったのですが・・・
森川さんの演技力って・・・「天才的」ですよね〜!
この方こそ、声優になるべくしてなった!と言うべき人かもしれない・・・!
そんな風に思えてしまうほどに・・・森川さんの演技が素敵でした〜!!
狩野は大学病院の第一外科に所属する外科医。4年前にアメリカに留学し、LAの「ER」での実務経験も1年間している。しかし、大学病院では、狩野に難しい手術は回ってこない。仕方なく、アルバイト先の病院で腕が鈍らないように頑張っている。お陰で・・・7年越しの恋人、綿貫と会う事も儘なりません。
実力は持っているのに、それを思うように発揮出来ない苛立ち、焦り。そんな時の森川さんの声は、怒った感じで低い声。
医師として、真摯にその仕事に向き合う時の狩野の姿は、苛立ちと、大学病院の制度に対する反発と・・・。そんな姿を演じきっています。
疲れ切って・・・恋人の待つ部屋へ走って帰る時は・・・可愛いのですよ〜!
綿貫は、狩野の部屋をかたずけ、食事を作って待っていてくれる。ヘビースモーカーの狩野に「あまり吸うな」と健康に気を使ったり・・・・・。
疲れてTVを見ながら眠ってしまった狩野。
2人の出会いは大学3年の時。資料整理のバイトで知り合って、それから親しくなり、狩野にとって、「親友」になった。そして今は・・・「恋人」関係になった。
眠っている狩野を起こし、ベッドへ連れて行く綿貫に・・・
「しねぇの?」(狩野)
「疲れてるんだろう?」(綿貫)
「だからこそやりたいんじゃん」(狩野)
「なあ、やろうぜ」(狩野)
って・・・こんな台詞で誘っちゃうんですよ〜!
森川さんは、「攻め」役の方が多いけれど・・・実は私、森川さんの「受け」も大好きなんですよね!今だと「しあわせにできる」シリーズ「春抱き」シリーズでは「受け」役なんですけど・・・好きですね〜!「攻め」でも「受け」でも、変に高い声を出さなくて・・・抑えた声で演じきるって凄いですよね〜!それでも艶っぽい声でHシーンが素敵に演じきれるって・・・もう「帝王様」ですよね。
そんな狩野に、綿貫は「一緒に暮らそう」と言って来ます。前々からそう言っているのですよね。綿貫は狩野の身体が心配で・・・守ってやりたいと思っているのです。なので・・・就職する時の条件に「残業はさせない」を出してきた暗いですからね。
でも、綿貫は、資産家の長男。いつかは実家の跡を継がなければならないと言う事もあって・・・それを知っている狩野は「同居」を受け入れられないのだ。
そうしてしまったら・・・狩野は綿貫を手放せなると分かっているから。綿貫なしで生きていけなくなるから。解放してやれなくなるから・・・とわかっているからだ。
しかし、病院で凹むことがあると、つい綿貫の顔を見たくなってしまう狩野。そんな狩野は、綿貫に「見合い」の話が持ち上がっている事を知ります。とうとう、離れる日が来たのだと・・・狩野は思います。そして狩野は「分かれようぜ」「俺。お前のガキの顔が見たい」「愛人でいいよ」なんて心にもない事を言ってしまうのですね。「潮時」だと言って、勝手に別れを決めてしまう狩野。
その苦悩する姿も・・・流石ですよね〜!
甘えるような演技も。苛立っている時の演技も。怒っている時の演技も。悩んでいる時の演技も。それぞれにしっかり演じ分けてますね。
結局、綿貫は実家へ行き、全てを話します。ずっと狩野と生きて行く決心をします。そして狩野にプロポーズするんですよ。
そして、狩野もまた・・・母の手術をきっかけに・・・綿貫と一緒に生きてい決心をして、綿貫のプロポーズを受け入れます。
もう・・・家に帰るまで待てなくて・・・「仮眠室」で身体を求め合っちゃうくらいに・・・2人の心は熱くなってます(笑)
やっと、2人で生きて行く決心をしてからのセックスは・・・
今までよりも心も身体も熱くなっていたんでしょうね?
とにかく・・・・・こんな森川さんの演技が聴けて・・・美味しいドラマCDです!
お勧めですよ〜!
そう言えば・・・森川さんと成田さんは、初の絡みだそうですが。流石でした!
『恋愛処方箋』 檜原まり子・著
CAST
緑川 光(柴田浩司) 森川智之(江森五月)
野島裕史(朝比奈繁樹)
柴田浩司・27歳。私立J医大第二外科所属の若手医師。
想いを寄せていた親友の内科医・相沢への恋に破れ、つらい日々を乗り越えた後、新しい恋人・江森五月と同棲をはじめて2ヶ月。それは熱烈に愛されている充実した日々のはずだったが、浩司には不安がつきまとっていた。製薬会社の期待の営業マンで、自分とは対照的に、いつも明るく前向き、以前は普通に女性と付き合っていた五月。いつか自分に飽きて離れてしまうのではと……。互いに多忙な仕事柄、次第にすれ違いが多くなった浩司は、寂しさを紛らわせようと夜の街へ。そして、そこへ甘いマスクに野性味溢れる華やかな雰囲気をまとった青年・朝比奈が…。一夜の出会いと誘いにのった浩司だったが、それがとんでもない事態を引き起こすことに!!
大好きなシリーズのドラマCD化、第1弾!
(続編があるかは解りませんが・・・笑)
とにかく、江森役が森川さんということで、即決!予約しましたね。
で・・・その森川さん!
もう・・・最高でした!
「帝王」の異名を持つだけの実力を発揮〜!
森川さん。こういう役はあまりやられていないと思うんですけどね。
でも、なりきってましたね。江森に〜!!
年下ワンコ・・・「ごめんね。浩司さん」なんて台詞・・・可愛い〜!!
今、活躍中の声優陣では、その演技力はぴか一のような気がします。
30代でもOK.中学生役も出来ちゃうし。高校生に大学生、リーマンもOKです!
もう、この森川さん演じる江森を聴けただけでも買った甲斐があったというもの!
実は・・・柴田役の緑川さん。あまり好きな声ではないのですよね。
あの何と言うか・・・鼻にかかった声と言うか・・
で、「好きしょ」のあの役の声を聴いてから駄目になってしまったのですよ。
「スラダン」のあの役は好きなのですけど。あの役はあまり喋れないので(笑)
なので・・・そこだけが水月的には「残念」かな?
そう言えばこの2人・・・年齢は同じくらいなのかな?
森川さんも緑川さんも置鮎さんより少し年齢が上なので・・・同年代ですよね。
で。この役を演じられるって・・・やはり実力はありますね。
内容は・・・良かったですよね!
原作のイメージを壊すことなく・・・
柴田が江森が女性といるところを見ては不安になっていくし。
江森が柴田の身体を気遣ってHを我慢していれば「飽きられたのか?」って不安になる。
でも、医者として白衣を来た時の柴田は医者としてしっかり仕事をしてますしね!
江森も・・・柴田のマンションで「同棲」を始めたことで・・・頑張って働かなければ!って思っているところも。合併の話が秘密なのでその事を柴田に言えない事を後ろめたく思っていたり・・・
ふたりのすれ違いも・・・原作の内容を損なわないように演じられてましたね。
まだ同棲2ヶ月という所なので・・・柴田が自信なくて・・・江森の行動にグルグル考え込んじゃったりね・・・。で、「浮気」しているなんて誤解しちゃって・・・自分もなんて飲みに出かけちゃうし。
あと一歩で食べられちゃうところだったのに!
朝比奈の病気に助けられましたけど。
江森も心配が絶えませんね。
しいて言えば・・・朝比奈の我儘っぷりを表現して欲しかったかな?
「入院したい」なんて言い出す江森の性格とかね。
手術室のシーンとかね。
2人の事を知ってる周りの人にとっては楽しいシーンでしたよね。
Hシーンはどこで出てくるのかな?と思っていたら・・
最後でしたね。
病室でのH。それもお医者さんごっこじゃないんだから〜!
でも、江森の憧れだったのですよね?(笑)
全く・・・ね〜!
でも、そういうシチュエーションだと「萌え」るのでしょうか?
「萌え」ではなく「燃える」かな?
時間的な事で・・・内容がかなり削られているのは仕方のない事ですよね。
他のドラマCDでも同じなので・・・・・
2枚組とかだともっと内容も充実できるのですけど。無理ですよね。
今回、「朝比奈編」という感じでしたので・・・次回は誰編でしょうか?
是非、続編が出て欲しいと思う作品でした。
とにかく・・・
森川さんの演技力と、可愛さにドキドキさせられたドラマCDでした!
『ボーダー・ライン』 久能千明・著
三木眞一郎(由利潤一郎)/鳥海浩輔(真行寺佳也)/小杉十郎太(片岡亜久利)/
西村知道(室生義行)/斉藤次郎(吉永)/小林和矢(宮内)/羽多野 渉(坂下)/
田中 完(三屋本部長)/平野俊隆(一課長)
ボーダー・ラインI
県警本部捜査一課の刑事・真行寺佳也は、雑踏の中、ひとり浮き上がって見えた男・由利潤一郎に目を奪われた。
やがて、刑事と弁護士として法廷で再会したふたり。頑なに人との深い関わりを拒む佳也は、自分に対しあからさまな好意を示す由利に、戸惑いを隠せないでいた。そんな中、佳也と親しかった元刑事・久保田が殺人を犯し、自殺を図った。
そしてそれが、佳也と由利、そして多くの人間を巻き込んでいく大事件の幕開けだった―――。
ボーダー・ラインII
元同僚の久保田が起こした事件、そして自殺。真行寺佳也は、友人だった男の死に疑問を抱き、調査を始めた。
その中で佳也は、久保田が以前に担当していた事件で、捜査の終わり方がおかしい事件があることに気づく。
―――政治家、暴力団、警察幹部の癒着…。証拠はない。理論的な説明もできない。
それでも「何か」があると感じた佳也は独自に捜査を進め、とんでもない真実を知ることになる。
その衝撃に崩れ落ちそうになった佳也は、由利潤一郎の差し伸べる手を自ら取るのだが―――。
ボーダー・ラインIII
佳也は自分を拒まない。しかも、進んで身体を開く佳也に、由利潤一郎は自分の知らないところで、得体の知れない何かが大きく動いているのを感じていた。
政治家、暴力団、警察幹部の癒着。元同僚の死をきっかけに、真行寺佳也が知ってしまった事件の真相。それは既に一介の刑事が手を出せる規模ではなかった。
だが、佳也は単独でその事件の捜査を進めていった。---事件に深入りしていく佳也を待ち受けていたものは!? そして、由利が受け入れなければいけなかった現実とは…!?
★「ボーダー・ライン」に関しての感想は『Moon LIGHT Kiss』 2006.05.08 を参照にしてください。
原作を読んでみて、あとからドラマCD化されている事を知りました。しかし・・・3枚!!
ハッキリ言って悩んだのですが・・・どうしても聴きたくなって買ってしまったCDです(笑)
で・・まず最初に・・・キャストに関して・・・
あのう・・亜久利なんですが・・・小杉さんというのはキャストミスではないかと(笑)
いくらなんでもあの声で亜久利の年齢の声は・・・きついですよね!
決して小杉さんが嫌いなわけじゃないんですよ!「情熱シリーズ」の東原さん役とかね。ああいう役ならピッタリなのにね〜(笑)
さて、三木さんと鳥海さんがとても良かったです。
特に由利という人物は・・・演じるはかなり難しかったと思いますよ〜。
原作を読んでいる時からそう思っていたのですけどね。
何と言うか・・・つかみどころのない性格というか・・・。
でも、原作を読んでいる時から、これをドラマCD化するなら由利は「三木さんだな」と思っていたんですが・・・CDのキャストを見てビックリ!本当に由利役が三木さん!!
もう、それだけで・・・購入決定(笑)
キャスト座談会でも三木さんが話していましたが・・間の取り方とかかまり難しかったとのこと。
確かに・・・早口になっても駄目だし・・逆に遅くなりすぎても駄目。
本当に難しい役を・・・三木さんは見事に演じてましたね〜!
鳥海さんも・・・なかなか〜!!
この2人の「演技力」でこのCDは素晴らしい作品になったと思うのです。
三木さんの淡々とした語り口。
でも、そこに佳也に対する深い愛情が垣間見られて・・・良かったですね。
最初の2人の出会いも・・・素敵なシーンでした。
聴いていて・・原作のその場面が頭の中で映像のシーンのようになって行きましたからね。
由利の天然というか、つかみどころのない性格に対して、「メタルフレームハンサム」の異名を持つ佳也が絡み合い、その会話が本当に良い感じなテンポで展開されていくのですよね。
同僚の死から・・・1人では背負いきれない事件を追い始めた佳也を支えてくれたのは・・・由利なのですね。由利の存在を嫌っていたはずの佳也も・・いつしかその存在を認め・・・自分ひとりでは背負いきれない悩みをぶつけられる存在となっていくのですけど。
その経過も・・・決して原作のイメージを壊すことなく展開されていきましたね。
どんどん事件に深入りしていく佳也。
そんな佳也に何とか力になってやろうとする由利ですが・・・佳也は由利をこの事件に関わらせようとはしないのです。身の危険を感じていた佳也は・・それに愛する由利を巻き込ませたくなかったのですね。
由利は佳也を抱きながら・・佳也が心の奥に抱えている、大きなものを感じるのですね。そのあたりの由利の台詞回しも・・・流石に三木さんと言った感じで・・・!
佳也も事件の裏側にある大きなものにショックを受け・・・時には弱くなりそうな自分に鞭打ちながら・・上司でたった一人の味方でもある亜久利にすら何も打ち明けず、自分ひとりでその事件に立ち向かっていく由利。その芯の強さや・・・不安な心を・・・鳥海さんがまたお上手に演じてました。
ナイスキャスティング!って感じでしたね。
「僕はあなたの何?」
「トランキライザー(精神安定剤)」
その台詞も原作の中で意味深いシーンなのですが・・
ドラマCDの中でも深みのあるシーンとなってました。
とにかく、三木さんってこういう役を演じさせると本領発揮してくれますよね。
鳥海さんも、某アニメの役ではなく・・ドラマCDではその実力をあちこちで発揮してますよね。
「ウブ」でもナイスな役を演じていましたが。
何故か最近ドラマCDで鳥海さんに出会う事が多いのですが・・しっかり役を演じてますよね。
最後は切ないシーンで終わってます。
でも、2人の『未来』を感じさせるシーンでもあります。
いつか・・きっと佳也は由利を思い出して・・過去の傷を乗り越えて・・本当の「恋人」関係になっていってくれると・・・そう信じさせられるラストでした。
「愛し方」というのは一つではないのですね。
由利のような愛しかたもあるのですね。
3枚なので聴き応えはバッチリです。
原作も読み応えがありましたが・・・さすがにCD化にするには3枚は必要ですよね。
時間のある時に・・・じっくり聞くのは最高の作品ですよ〜!
久保佳人:置鮎龍太郎、黒澤遥:小西克幸、
東原辰雄:小杉十郎太執行貴史:野島裕史、
山岡:遊佐浩二、田村敦子:相田さやか
柳厳吾:宗矢樹頼
★「情熱シリーズ」完結編
好きだというなら、離さないと約束しろ
遥に旅行に誘われ、幸せな週末を過ごしていた佳人。しかし旅先で思わぬ事故に巻き込まれた遥は記憶障害に……遥が失ったのは、佳人の記憶だった。運命の残酷さに挫けそうになる佳人。佳人を繋ぎとめるのは、重ねた夜の分だけ深く心と体に刻まれた、熱い想いの軌跡。そして遥への揺るぎない愛だった――。2人に立ちはだかる最大の危機!?
「週末に出かける」と突然の遥からの旅行への誘い。初めての2人っきりのプライベートな旅行に・・佳人も幸せな気持ちになっていた。しかし・・ふとその心の奥に湧き上がってくるのは・・「いい知れぬ不安」だった。「先に進むのが怖い」と遥にその不安を打ち明けるが・・・「俺はお前を離さない。お前も俺を離すな。好きだと言うなら話さないと約束しろ」という遥。
そんな遥が事故にあう。意識を取り戻した遥は・・佳人の事を覚えていなかった。
不安を抱えながら東京に戻った二人。佳人を思い出せないまま、遥は仕事の復帰するが・・・。
そんな遥の前に現れたのが・・・大学時代に付き合っていたという敦子という女性。彼女は遥の家で家事をする事になる。今でも遥の事を思う敦子は、献身的に遥の世話をする。
佳人は遥に、自分との関係を打ち明ける気持ちにはなれない。
ある日、敦子に「ここへ住み込んで遥さんの世話をしたい」と言われ・・・佳人は遥の家を出る決意をする。
いつか遥が記憶を取り戻すまでは・・・と必死に耐える佳人を東原、貴史、柳、そして山岡らが励まし支えてくれるが・・・・・!
「情熱シリーズ」完結編。
2人の出会いから・・・今回の「最大の危機」を乗り切るまで。
遥のぶっきらぼうで、言葉も少なく、意地っ張りで不器用な性格。
そんな遥が・・だんだん佳人に対して少しずつ素直になっていきます。
佳人も最初は「好き」とは言えずに「嫌いです」などと反発していていましたね。
2人は・・・ゆっくりと時間をかけて、「恋人」として2人の距離を縮めて来たのですね。本当にじれったい程に。
佳人もいつしか遥の気持ちや言いたいことがわかるようになってきますしね。
このシリーズ。
出来れば、時間をかけて1から4までをじっくり聞いて欲しいですね。
2人の出会いから・・・2人が恋人関係になり・・・そしてしっかりと心が繋がっていくまでの過程が良くわかります。
始めは、本当に意地の張り合いをしていた2人。その事の遥さんの声は「冷たい」感じなんですね(笑)もちろん反発する佳人さんの声も・・・
第2弾、3弾と進んでいくうちに・・・2人も関係も進んでいくので・・それなりに2人の会話にも「甘さ」が出てきます。
そして・・この「情熱の結晶」では、遥さんの佳人さんにかける声が、優しくなっています。佳人さんも遥さんの「秘書」としても成長をしていきます。遥の右腕として立派に「秘書」になってきましたよね。
そんな2人の成長と・・・「恋愛」の過程が1弾からずっと聞いていくと良くわかりますね。
このシリーズは本当にキャストに恵まれた作品だと思います。
遥役の小西さん。佳人役の置鮎さん。東原役の小杉さん。執行役に野島さん。
みんな演技がお上手なので・・・本当に安心して聴いていられます。
小西さんのあの低音の魅力的な声は・・・素敵ですね。
ぶっきらぼうで、不器用で、意地っ張りな遥さん役にピッタリです。
そんな小西さんに対して、置鮎さんの「甘さ」のある声が・・・!
「遥さん」と呼ぶ時の声が・・・恥ずかしさと甘さに溢れていますね。
佳人も見かけによらずに芯が強くてしっかりしているのですね。10年も香西組親分に囲われていて、それに黙って耐えてきた程ですからね。そんな強さもしっかり演技されてます。
記憶を取り戻して・・・2人が身体を重ねあうシーンは・・・ドキドキです。
遥さんの「愛している」言葉。
佳人はやっと遥にその言葉を言わせましたね。
ずっと耐えて、遥を支えてきた佳人の想いが通じたのだ〜って思いました。
この2人・・・きっとこの先、何が起ころうとももう大丈夫ですね。
今回・・・ダブルキャストも聴き応えありますよ!
遊佐さんや野島さんが・・あんな役をやってます(笑)
特に野島さん!「え?これ野島さん?!」って感じです。
是非、聞いてみてください。
「情熱シリーズ」も完結してしまって・・・
置鮎さんの声も、聴ける機会がまた減ってしまいましたね。
「艶悪」のドラマCDでは・・遥さんは登場するようですが、佳人さんは登場しないとの事。まあ・・台詞が一言ではね?
この先も「情熱シリーズ」は、ゆっくり続いていくようですので・・再び、JALかさんと佳人さんのお話もまた聴ける事を期待したいと思ってます。
最後に・・・
素敵な遥さんと佳人さんを演じてくださった、小西さんと置鮎さんに「感謝」です。
そして、原作を書いてくださった遠野先生にも「感謝」ですね。
神谷浩史(成川理也)檜山修之(香坂遥人)森川智之(池田篤志)
桐峰学園・音楽科の成川理也は天才バイオリニスト。彼には誰にも言えない秘密があった。それは理也の中にもう一人の自分がいること。そんな理也は、優しく見守ってくれる大学生の池田篤志に逃げ場を求める。一方、自分のことを傷つける先輩の香坂遥人にも惹かれていた。そんな中、ピアニストである従兄弟の佐紀が日本に帰国し、理也の知らないところでアメリカ留学の話が進められていた。それを知った理也は激しく動揺する…。それぞれの思いが絡み合う、待望の第二弾!
成川理也。成川家は音楽一家として名高い。理也も子供の頃からバイオリンの特訓を受け、コンテストでも優勝。「天才」の異名を受けるが・・・彼には「二重人格」という特異な性格を持っていた。
「白猫」の時の理也は、バイオリン一筋に練習に励む「天才」バイオリニスト。そんな理也に興味を持っている先輩の香坂は、何かにつけ、理也に関わってくる。そんな香坂に振り回されてしまい理也。
そして、いよいよ「演奏会」の日。理也はその実力を発揮し、演奏会は成功する。その後・・・理也は香坂にキスをされてしまう。
一方の「黒猫」の理也は・・・優等生の「白猫」とは違って、我が儘で、バイオリンにも見向きもしないのだ。バイオリンが弾けなくなる様にと指を切った理也を助けたのが大学生の池田だった。
黒の理也は池田に懐く。池田は理也の「白猫」の人格も知ることになるが・・・
池田は「白猫」理也の自分の部屋の合鍵を渡す。「もう1人に方が必要になるかもしれないから」と。
そんな理也の元に、従兄弟の「佐紀」が帰国する。佐紀は演奏会の後、池田に出会い、「成川家の住み込みの家政婦」のアルバイトをしないかと言い出す。いつも1人で家にいる理也の事を思い、池田はそのアルバイトを引き受ける事にする。池田は理也が父親に「虐待」を受けていた事も知る。
成川家での住み込みの家政婦を始めた池田だが・・・すっと理也は「黒」のまま。
そんなある日、佐紀のリサイタルへ2人は出かけるが・・・そこで「黒」理也は香坂に出会う。
香坂は理也が「白」だと思い込んだまま話すが・・・「黒」のままの理也は香坂の話しで・・・「白」の理也に対して香坂が本気なのを知る。
『G線上の猫』のドラマCDの第2弾です。
原作は宮城とおこさんのコミックです。
このCDを聴くにあたって・・・たまたま本屋で見かけた原作を買ってみましたが・・とても線が細く、綺麗な絵を描かれる方です。
この作品の特徴は・・・理也が「二重人格」ということですね。
「白」と「黒」と言い方をされていますが・・・
その2つの人格を、神谷さんが熱演されております〜!!
同じ人物で、性格が全く違うわけですから・・・それを演じるのは凄く大変だったと思います。
1巻でその神谷さんの演技を聴かれて「凄い」と思われた方も多いらしいです。
今回も2つの人格を持った理也を素晴らしく演じきっています。
しかし・・・神谷さん・・・高校生役もすんなり演じられるって「凄い!」
「黒」猫に懐かれている池田を演じるのは森川さん!
この方も・・・凄いですよね〜。
今回は押さえた演技をされてますね。
「黒」に対しても「白」に対しても、優しく接しています。いつも演じている森川さんのキャラとは全く違うのですけど・・・ああ、この方も大学生役を演じられてしまうのですね〜!
「白」猫に関わってくるのは・・・香坂役は、森川さんの「相棒」に檜山さん!
この方も・・・言い声ですよね〜。
アニメの「叫ぶ役」の多い檜山さんですが・・・
結構、BL作品にも出ています。その時のお声は・・低音で「エロ」いです!
主役として出るのは少なくて・・脇キャラが多いのですけどね。
貴重な脇キャラを素敵にエロく演じてくれてます。
今回は・・・3人の絡みですからね〜。
「黒猫」理也に「俺と寝よう」と誘われる池田。
「白猫」理也は・・・香坂と寝てしまった?
その編が・・・最後まで行ったのか・・・原作を見ても・・・ハッキリ解らないのですよ。
でも、「黒」理也は「アイツ(白)は男と寝た」と言ってるし・・・
香坂もそう言っているので・・・そうなのか〜?
で、池田と理也・・・
結局・・・最後までは行かなかったのですよね。
途中で辞めてしまうですが・・・そこに池田らしい優しさがあったのですよね。
理也の事を好きだから・・こういう形でいい加減な事をしたくないと。
理也は自分に事を好きじゃない、利用しようとしているだけだと・・・・・
う〜ん・・・
理也の気持ちはどうなんでしょうね?
「黒」と「白」の2つの人格を持っているので・・・はっきりしません。
バイトを辞めてしまう池田。
「黒」理也の存在を知った香坂。
きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!
どうなってしまうんでしょう?
とっても続きが気になります。
でも。まだ原作の3巻が発売されていないのですよ。
次巻で「完結」だということなのですが・・・・
まだ、原作は続編が発売されていませんが・・・
ドラマCは3巻も出る事は決まっているようです。
不思議なお話ですが・・・
神谷さん、森川さん、檜山さんの「演技」に酔いしれてくださいませ〜!!
松永律:武内健、佐々原脩司:森川智之、一柳克己:鳥海浩輔、一柳匡史:千葉一伸、
★恋人に捨てられ傷心の律は、人気小説家・佐々原の家で住み込みのハウスキーパーをすることに。だが、佐々原は仕事上の好奇心だと言っては何度となく律を抱く。強引な佐々原の思いのほか優しい愛撫に惹かれ溺れていく律だが、佐々原と女優とのスキャンダルが発覚して!? 過去に傷を持つ傲慢な人気小説家・佐々原×男に捨てられて傷心のハウスキーパー・律の人気シリーズ。
松永律は、小さなレストランで働いていた。そこの店長と恋人関係で同棲をしていたのだが・・・ある日、その店長が妻と子供元へ帰ってしまう。恋人に捨てられた律は、親友の克己の家に転がり込む。その落ち込みは激しくて・・その日から1月半。少し元気を取り戻してきた律に克己がアルバイトに話しを持ってくる。それが、小説家、佐々原修司の家に住み込み、家事を手伝うというもの。
佐々原は、仕事に没頭すると食事もとらずに集中する。そんな時に声をかけると「不機嫌」な様子で・・・・・
初めての夜、布団が見つからなくて、結局修司のベッドで寝る事になった律だが・・・いつの間にかそのベッドに修司がいて・・・修司は律を抱く・・・。
「お前の事、書くかも知れない・・・」初めて抱かれた日に修司に言われた言葉。
何度も修司に抱かれながら・・・自分は修司に「好奇心」でしか抱かれていないと思い込み・・・律は悩み始める。
律役の武内健さんの声は、私としては初めて聞く声でした。私の大好きな「神谷」さんの声に少し似てるかな?あんな感じの可愛い声です。
修司役の森川さんは・・・相変わらず、どんな役でも器用のこなしてしまいますが・・う〜ん・・・「ダブル・コール」の塔馬さんの感じに似てるかな?と思いました。
ぶっきらぼうで・・・ちょっと冷淡な役柄なのですが・・・こういう感じの森川さんの声も素敵ですよね〜。
修司は・・・痛い過去を持っています。その話しを律はベッドの中で修司に抱かれながら聞くのですが・・・
その話しをする時の森川さんの声というか演技も流石です!
もう、この人の演技に関しては文句のつけようがない(笑)
律は修司と女優のスキャンダルを知って、修司から逃げてしまうのです。克己の家に匿ってもらうのですけど・・携帯の電源も切り、修司が克己に連絡をして来ても克己に嘘を言ってもらうのですね。そんな修司が・・・本当に必死で律を思っている事を律はTVで知ることになります。
修司は「映画」の記者会見で・・・いきなり「帰って来て欲しい」と律に呼びかけるのです。そんな修司を見たら・・律も意地を張っていられなくなり・・・
武内さんは森川さんと2度目の絡みだそうですが・・・
なかなか良かったです〜!
可愛い律を可愛く演じてくれていました(笑)
そうそう、律の親友役には鳥海さん!
脇キャラですが・・重要なキャラですよね〜!普通の声の鳥海さんが聞けます。
と云っても・・どこかに潜む「エロ海ボイス」(笑)
聴きどころは・・・森川さんの低音の攻め声と・・・
(本当に・・・ドキっとするほど・・でした!)
可愛い武内さんの声でしょうか?
森川さん、普通の時は・・・ぶっきらぼうな感じで演じておりますので・・・そのギャップもお楽しみいただけるかな?
このお話は・・・続編も出ていますので・・・そちらもCD化されるといいな。
楽しみに待つ事にします!
久保佳人:置鮎龍太郎、黒澤遥:小西克幸
東原辰雄:小杉十郎太、執行貴史:野島裕史
赤坂寿修:志村知幸、香西誠美:糸博
★「情熱シリーズ」第3弾
佳人が遥と出あってから1年が過ぎた。
10年間、香西に囲われて自由のない生活を送ってきた佳人を救い出してくれたのが遥だった。
1年前は・・遥の気持ちが解らずに・・佳人は苦しい毎日を送っていた。ぶっきらぼうで・・無愛想で・・でも、時には優しく・・。
やっと2人の気持ちが通じ合って・・一緒のベッドで寝る事になった今・・・
それでも遥は相変わらずのそっけなさ。佳人はもっと遥と親密になりたいと思っている。
でも、秋に起こった遥の誘拐事件の時の事を思えば・・一緒にいられればそれでいい。これ以上の事は願うのは・・身勝手だと佳人は思う。
遥を迎えに行った羽田空港で・・・佳人は高校時代の同級生、赤坂と偶然に再会する。赤坂は高校時代と同じように、佳人を侮辱と憎悪の視線で見下ろしていた。
赤坂は、現在「マトリ」(麻取)をやっているという。
赤坂が去ってから・・遥から声をかけられた。その瞬間、佳人の頭の中から赤坂の存在は消えていた・・・
遥は家に帰り、風呂に入りながら、空港で見た佳人とその知り合いらしき人物の事を考えた。その男の佳人に向けられた得意げな歪んだ顔が浮かぶ。佳人の顔色も青白かった。遥は「どうした?」と聞いてやるべきだったかと迷う。
佳人が風呂に入ってきた。丁寧に遥の身体を隅々まで洗う。遥のその部分は変化しており、佳人も同じで・・・。それでも佳人は遥のそれを丁寧に手で包み込み洗う・・・
遥は黙って佳人の様子を伺う。躊躇いがちに・・・「1度、出しますか?」と問いかけ・・「お前の好きなようにしろ」と遥は答える。
東原から呼び出され、遥と佳人は出かけていった。そこで東原から、香西から「クルージング」の件で遥を口説いて欲しいと頼まれたという。遥は断って欲しいと言うが・・あの事件で借りのある遥は・・結局、佳人と2人、招待を受けることにする。
クルージングの日。集まったのは5人。東原・遥・佳人・・・それに香西組の傘下、長田組の組長と・・赤坂だった。佳人はその姿に驚いたが・・あくまで他人のふりをして振舞っていた。遥はそんな佳人の態度が気になっていたが・・・何も聞かないままでいた。何かあったら佳人の方から話してくるだろうと・・。坂巻と名乗った男と佳人が望まない関わりを持つことにならなければ良いと・・遥は心配していた。
赤坂から佳人に連絡が入り、2人は会って話すことになる。赤坂は単独で長田の捜査を行っていると知った佳人は、赤坂に忠告するが、赤坂は全く聞く耳を持たない。
そして・・・事件が起こった。
相変わらずな・・・2人です。
あの事件の後、お互いの気持ちを確かめ合い、一緒にベッドで寝るようになった2人ですが・・
甘い関係にはなかなかなれないのですね。遥の性格からするとね。
ずっと凍りついた心でいた遥。その心を解かしたのは佳人だった。
佳人は遥の傍にいられるだけでも幸せだったが・・・もっと親密になりたいと・・心の中で思っていた。
遥ももっと気の利いた態度を佳人にとりたいと思っているのですよね。でもそれが出来なくて。
それでも・・・今回は・・・2人の間に言葉では表せない絆がしっかり見えた気がしました。
赤坂の事を無理に佳人に問いたださなかったのも・・・遥の心使いだったのでしょうね。そして・・・遥は佳人を信じている。それを知った佳人は・・・
「俺は遥さんにとても甘えている気がします。何だか申し訳ないな。」
「俺はこれからもこんな具合に遥さんを頼って、甘えて、許されるんですか?」そう言うのです。
遥は・・・佳人がずっと人の甘えずに生きてきたことを知っている。だから・・佳人の安住の場所が自分の傍なのだとすれば、遥は出来る限りの事を佳人にしてやりたいと思った。そしてまた、自分の安住できる場所は・・佳人の傍なのだと。
こいいう関係っていいですよね。
ぶっきらぼうで、言葉も少ない遥。でも、2人の間には「言葉」がいらない世界が作られていたのですよね。会話は少なくても・・・お互いの気持ちは分かり合える。もっと素直になればいいのに・・・とは思いますが・・・この2人はこういう関係でいいのでしょうね。
今回、また事件に巻き込まれてしまった二人。
遥は佳人の知り合いの赤坂の命を助ける為に必死になってくれるのですね。
赤坂の佳人に対する態度を良くは思っていなかった遥なんですけどね。
そんな所に・・佳人は遥の思いやりを感じて・・胸を熱くするのですよ。
赤坂を助け出し・・・
その帰り道・・・遥はラブホテルへ向かった。
佳人は・・遥が何故そこに向かったのか・・・その気持ちがわからず・・でも、まさか・・とも思う。
「今すぐ、お前が欲しい。いいか?」
相変わらず・・・良いお声です。小西さん!
渋いですよね・・・。
地声はとても若い感じでもっと高い声なんですけどね〜。
でも・・この声で迫られたら・・・佳人ではなくても・・・熱くなってしまいますって!
確か・・小西さんの声を初めて知ったのはこのシリーズだったと思います。
以来・・・私の好きな声優さん『ベスト5』の中に入ってます。
(「エス」シリーズのあの言葉攻めには・・・もうドキドキものでしたから・・・笑)
そして・・・久々の置鮎さんの「受け声」です。
私は・・置鮎さんの「受け」は大好きですね。
最初に聞いたのが「受け」でしたが・・・最近、「攻め」の方が多いですよね。
それに新しいBLCDにはご出演されていないので・・・
置鮎さんの「受け」が聞けるのは・・このシリーズくらい?
それも・・・あと1つで終わってしまう?
とっても淋しいです。
2人・・・もう息もピッタリで。
1年半ぶりになるCDですが・・・すんなりと役に入れたようですね。
安心して聞けます。
安心して聞けるドラマCDって・・・割と少ない気もしますね。
遥役も佳人役も・・・そして東原役も・・・ピッタリの配役ですよね。
佳人の・・・少し控えめな・・でも奥に隠れた強さ・・・
それを上手に演技されている置鮎さんは流石です!
で・・・時に意地悪で・・そっかない態度で佳人に接しながらも・・・その奥に隠された優しさを持つ遥・・・
2人とも、とても難しい役だと思います。そんな役をしっかり演じきっている置鮎さんと小西さんに拍手を送りたいですね〜!!
今月中に・・・「情熱シリーズ」第4弾。『情熱の結晶』も発売されます。
これは・・非常に辛い内容になっているのですが・・・
2人が・・・どんな風に演じてくれるのか・・・今から楽しみです。