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2018年12月30日(日)放送「村上信五∞情熱の鼓動」内村航平選手レポ

レポそのはこちら↓
そののテーマは…
●限界突破へ 新技挑戦
●「最下位」から「エース」へ
●「団体」への譲れぬ思い
 です

▼限界突破へ 新技挑戦

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今年1月。
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オーストラリアを訪ねていた内村は、意外な弱点を教えてくれた。
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世界選手権の怪我から3ヶ月。
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そのリラックスした表情からは、
温かい土地でのリハビリを兼ねた軽い合宿くらいに思っていた。
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体調もまだ万全ではないはずだ。
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ところが、この後始まった練習を見て目を疑った。
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鉄棒で新たな技への挑戦。
世界でも数人しかできないブレットシュナイダー。
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ちなみに、これはコールマン。
バーを離して1回宙返りする間に1回のひねりを加えるE難度の技だ。
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ブレットシュナイダーとは、
そのコールマンにもう1回ひねりを加えたものになる。
難易度は、一気にHと3段階上がる。
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何より難しいのは、ひねる時間が長い分、
ほとんどバーが見えず、再び掴むのが至難の業なのだ。
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鉄棒のスペシャリストでさえ尻込みする技。
なぜ内村が挑むのか。
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村上さん
:大技への挑戦。やっぱり体操が好きだからできると思うんですけれども、恐怖心というものは無いもんなんですか?ブレットシュナイダー、なんかすごいですよね。

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内村選手:めっちゃ怖いです。
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村上さん:あ、怖いんですか!?
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内村選手:怖いです。毎回怖いです。
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村上さん:やっぱり、怪我の事とかよぎったり…
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内村選手:はい、そうですね。若い時はほぼほぼ恐怖心なかったんですけど、ここまでくると、終わりが見えてきてるんで、次やったら終わりだっていうのがあると…、怖いですね。
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村上さん:その恐怖と戦ってまでブレットシュナイダーに挑戦しようと、今、思われたというのはなんでなんでしょう?
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内村選手:…まあ、…好奇心。
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村上さん:好奇心!?
内村選手:好奇心です。
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村上さん:やっぱり体操への飽くなき?好奇心と探究心で?
内村選手:はい。やっぱり鉄棒が得意なので。
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村上さん:はい…知ってますよ!!みんな知ってますよ、そんな!!(笑)
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内村選手:はい、鉄棒得意なんで、もう一個何か武器が欲しいなっていう。
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村上さん:さらに!!
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内村選手:これできたら、まあ、破壊力ヤバいだろうなっていう感じで。
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村上さん:いやいや、ヤバいっすよ!
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「これ、できたらヤバいな」
そう言って子供のように笑った内村は、
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何度も何度もクッションの中に突っ込みながら…
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それでも、子供のように目を輝かせている。
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その顔は、まるで体操を覚えたてのやんちゃ坊主のようだ。
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連勝の重圧から解き放たれた内村は、
まるであの頃に戻ったようだった。
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▼1月14日放送「HERO'S」内村航平SPドキュメンタリー!オーストラリア合宿を密着取材 レポ

▼「最下位」から「エース」へ

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体操に出会ったのは3歳の時。
両親が営む体操教室が遊び場だった。
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初めての大会は小学1年生。
結果は最下位だったけど、
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体操なら、どんな練習もどんな失敗も楽しくて仕方がなかった。
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当時のノートには、いつかできるようになりたい技の数々が
びっしりと書き込まれている。
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こうして、頭の中で思い描いた技は
両親からプレゼントされたトランポリンで次々と実現していった。
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いつの日か、その夢がオリンピックへと向かい始めた時、
内村は両親の反対を押し切り、東京の強豪校へと進学。
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そして、一気にその才能を爆発させ、
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日本中がそのポテンシャルに驚いたのは、
そう、北京オリンピックだった。
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19歳の若きホープ。
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序盤、2度のミスを連発するものの、まったくメンタルを崩すことなく、
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その後、怒涛の追い上げを見せはじめる。
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そして、最終種目の鉄棒でも…
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類い希なる勝負強さを見せつけ、個人総合、日本人24年振りの表彰台。
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体操界に現れたニューヒーローにメディアも国民も夢中になった。
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しかし、突然の変化についていけなかったのは、他ならぬ内村本人。
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当時のエースは冨田洋之。
内村は、その陰で伸び伸びしていられた。
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しかし、冨田が現役を引退すると、
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メディアはこぞって“後継者”と書き立てたのだ。
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19歳の内村に、エースの覚悟はまだなかった。
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ところが、その3年後、内村の何かが変わってた。
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とびっきりの取材嫌いだった内村が、買い物にまでカメラを同行させ
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なんとゴルフの練習まで。
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一体何が内村を変えたのか。
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その答えが、北京オリンピックの翌年、
20歳で世界王者に上り詰めたことにあった。
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当時のインタビューで内村は…
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芽生え始めた自覚。
この頃、口にし始めたのは、団体への思い。
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▼「団体」への譲れぬ思い

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かつて、日本の男子体操はオリンピックと世界選手権を通じ、
10連覇を成し遂げるほどのお家芸だった。

まだ少年だった内村の心に残るのはアテネ。
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深夜、眠い目をこすりながら見たその感動を、内村は忘れなかったのだ。
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あの栄光を再び。
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エースの自覚が、覚悟へと変わっていく。
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千載一遇のチャンスがリオだった。
チームの力もそろえ、心・技・体のピークにいた。
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気合い漲るその姿に、誰もが圧倒された。
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そして…
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かつての栄光を再び手繰り寄せたのだ。
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村上さん
:団体への思いというのがどんどん大きくなってらっしゃる気がするんですけれども。
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内村選手:はい、大きいですね。やっぱり、個人総合ももちろん自分の仕事だと思うんですけど、やっぱりチームとして動いているんで。
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内村選手:団体の金を獲らないと…まあ、オリンピック競技のお家芸と言われている競技なので、オリンピックでは僕たちが流れを作るぐらいの気持ちじゃないといけないのかなっていうふうに思ってるんで。
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内村選手:その辺はプレッシャーもあるんですけど、リオでもしっかり金は獲れているので、まあ、団体への思いはかなり前から強いし。次は東京なんで。
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村上さん:より大きくなっている?
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内村選手:はい、強いですね。
220次は東京
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では、なぜここまで強いのか?
見えてきたのは、内村が手にした驚異の超人的感覚だった。
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その③へ続く。