本日は
10年越しの夢を果たすことに成功した、
凛と輝く女性にお会いしました。
助産婦をなりわいとする中で
《自宅でする出産》
を
10年以上サポートしてこられた方でもあります。
また、中高校生に、その助産婦としての経験や立場から
《性教育》を教えて歩かれている方と聞いております
普通とはちょっと違った考えの持ち主でもあります
が
あってみると
これが
すんなり
わたしに吸収されていく。
そうなんだ
そうなのか
だから
すばらしいのか!
沢山いろんな
納得をいただきました。
彼女の生まれは紀州です。
なまえは
中西理予
(なかにしまさよ)先生、
彼女が長年暖めてきた夢
《子供達も集える助産院》が
今年8月に開業します
さて、いったいどんな助産院なのでしょう
我が家のような場所なのですよ
出産は生活の一部で
家族で祝い、感じ、集うもの!
和歌山県御坊市湯川町
熊野古道沿いに
ひろい農家の敷地があります
そこの
母屋と別に建てられた
クリーム色の壁の平屋の建物
が、その夢の場所です
ここに
若いお母さん達が
《昔のスタイルで出産したい》
という目的で
集まります。
回りは田んぼだらけ
のんびりとスローライフな雰囲気
建物の中は
ゆっくりと
お話ができる待合室があり
出産するところは
《和室六畳のたたみ部屋》
になっています。
ここには
出産場でありながら分娩台は必要ないのだそうです
力のいれかた
りきみかた
体のつかいかた
そこここに
彼女の出産に対する
大事にしたい教えがあります。
だから
あえて彼女は
分娩台という機械をつかいません
ひとと
ひとが
助け合い
ささえあって産む
そこに重点をおいています
助産婦になりたてのころ
一月に200人生まれるという
大きな病院で
赤ちゃんを
沢山取り上げていたそうです。
次から次へ流れ作業
いつからか
なんの感動もなくなってしまっていた
おかしい
わたしはおかしくなっている
そう人間として危機を感じたそうです
いまのやりかたは
本当にこのままで幸せなのか
わたしは何をやっているのか
彼女は
毎日疑問をもちつつ
自分の感覚に自信を失っていった
しかし
神様はいるものです
4年の月日が流れたころ
病院にたまたま講師にやってきた助産婦さんに
声をかけられました。
《あなた、一度、うちの助産院に見学にきませんか!》と
その助産院を訪ねると
はじめて
そこで
今までとは違う出産に立ち会ったんだそうです
これだ!
これなんだ!
そして
その
あまりの感動に
目からホロホロと涙がこぼれた
そうです
今までやってきた道が
《正しかったのか否か》
何度も振り返った日々
わたしは
話を聞きながら
この方の気概は
常に純粋で
若い頃のままから、ずっと変わる事ないんだな
そうかんじました
《夢を思い続ける力》
そんなことを改めて考えさせられました