2014年11月

昭和幻影館パート① 『軍艦島のような風景』 和歌山ラピュタ

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南海和歌山市駅でおり
リビング和歌山の方に少し歩くと


“海に横たわる軍艦島のような光景に目を奪われる”


むきだしのコンクリート


生活感がまっくろにしみつく
積年の黴や錆


むきだしで
心底
裸な
建造物は


九州離れ島の

“軍艦島”によくにている


時が
とまったかのような
圧迫感

息をとめて

しばし鑑賞

歩いてみて

痺れ
脳が麻痺してくる
幻想感


この感じ

まちがいなく

怪物だ

それは
なんだ


されど

みてしまったら説明無意味な

“建物全体からくる人の作業の化石臭


これが

ほんまもんの


昭和の町のにおい

これこそが

『日本の幻影』



、、、威光が

ここには間違いなく

価値としてある。

『下町の魂、、、社会を清らかに支えているものとは』

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自転車に乗って
ふんばりながら
走って行くお母さん

前後に沢山の荷物をのせ

一心不乱にこぐ姿は
母たる強さを感じます


旅をしながら思うことは
町にはお母さんがいるということ

それが
すごく目立つということ

町の用心棒は
絶対お母さんだよな~

強く生きている女性が
町を根底から支えているんじゃないのかなあ、、、

そんなことを思います

町を支えている女性は

常に自信をもって、生きている

言葉は悪いですが

それは

はびこる生命力というものでしょうか

はびこるからこそ
その土地に根付き

町の顔

です

商売は
たいがい、奥さんが働き者じゃないと
成り立たないし

農家もそうでしょう

お寺の奥さんは
檀家さんへの気遣いをされ
住職を助けていると
聞きました


昭和の風景のなかで
たとえば古い家が、きれいに手入れされている空間が
目につきます


玄関先の鉢植えの植木や


石畳に水がまかれている光景


そこには
まさしく


清く正しく生きていこうとする

清らかさ
をかんじます


西成の裏通りの長屋でも

東京の下町でも
それはかわりません
いま、町づくりを考えるとき

たくましい
魂のレベルでの
力が必要だと思います

大阪怒られて親爺に!

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11月24日は
日本橋
黒門市場

難波あたりを

街ルポしておりました

みなさんご存知の
「道頓堀」は
相変わらずの人の波
隙間ない群衆は
はっきりいってわたしは酔います

苦手ですね


看板が
至るところに
大小いりくんで
色とりどりにチカチカと
目に飛び込んできます


何度歩いても
同じ道にでてしまう
なぜだ

魔力か

いや
わたしが方向音痴だからかな?

迷路のような街


本日は
中心地から
少し、西に歩いてみました


堀に沿って
テクテクあるいてみると

途中
段ボールで、お休みになっていた
おじさんに、怒鳴られながら


なにやら
若者がたくさん集まっているエリアにでました


アメリカ人、迫力のある店員さんがいる
輸入ものの
洋服をうっているお店が
たくさんありました


有名な若者の街
アメリカ村


だそうです


忽然と現れたこの一帯は
何なのだろう


放浪の商店街探訪者としては
やはり、知りたいその歴史です


この地域は
江戸時代には、水運を利用した
銅吹屋が多かったことから
灰屋街とも呼ばれ、あたりは
倉庫街だったそうです


このように、アメリカの雰囲気に
なったのは、1960年代に

空間デザイナーが、倉庫を改造し
「ループ」という喫茶店を
始めたことから

若者が集まりだしたそう
特に、サーファーに人気があったことで、アメリカ西海岸、ハワイの製品を
輸入販売。という


経緯があったそうです


たった一点の
空間が変わったことで


人の流れが変わり
街の役目が変わる


自然発生的になるものと
意図的に起こすもの


両方の視点や
働きかけが、街づくりには
必要なのでしょうね


根底に掲げる
コンセプトさえいつでも
ぶらさなければ


街は機能して
人を育てます


いつのまにか
商業だけになってしまったり
人を閉め出したり


そこに、生まれた
文化が無くなったら
街は間違いなく終わると思います。


それは
街を、そこに住む人を
愛する思いでもありますよね



話しは変わりますが



アメリカ村にも
「三角公園」があります


西成の
「三角公園」と、間違えられるとか


待ち合わせの場所が
西成「三角公園」だったら
凄いです


今日1日、何をするか
アメリカ村とは全く
発想が違いますものねえ


さて、今日からは
京都です


町家
大学探訪しようと
思います


『地歌舞伎ならぬ “地元大衆演劇”を作る それは地方再生の足掛かり』

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こたつ=電機あんか

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朝食は、西成にて
モーニングセット350円

ただし、ひときれ
サンドイッチを食べちゃった後の写真です
ごめんなさい

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ここが、160円の美味しい「かけうどん」が
食べられるお店 新世界にあります

讃岐うどんだけど
柔らかめで、食べやすい







和歌山での万葉ミュージカルが大成功に終わりました。

種がたくさん飛び

芽がでた!

若者よ

舞い上がれ!

未来は
あなた方が好きにするべし



あぁ

幸せが
全体に伝わり

パワーアップした

わたしも

パワーアップ!

やったあ!

などと

余韻にひたりつつ

“次なるミッションへの
準備をしております”


そんな時は
原点にかえりたい

ただいま大阪におります

夜、立ち食いうどん160円をいただき
通天閣がみえる、銭湯に入り

スーパー玉出で
お水と、たべものを少し買い込み

宿に入ります

「かおる荘」

おばちゃんと
98歳になるおばあちゃんとは
適度な距離感で
仲良しです←勝手にそう思ってます(笑)


「毛布とこたつ、入れておいたわよ」

「あっ、ありがとうございます
こたつまで!」

1500円という安い
宿代であるのと同時に

勝手にやって~

という距離感が
私にはあっていて、楽チンな宿です

木の廊下と、急な階段を
ミシミシさせて
二階へ上がると

通称

「離れ」と呼ばれる部屋がありますが

そこがわたしの
大阪での基地です


昭和以来の
ガラガラと鳴る
引き戸をあけ


部屋に入ると
パリパリにのり付けされた
シーツと、お布団
枕がお出迎えしてくれます


今回は、その横に
電機アンカがひとつありました


こたつ

は、電機アンカのこと
だったのですね

お陰さまで
足下は暖まり


いつになく、いえ
いつものように爆睡できました(笑)


旅をしていると
些細な優しさや
気遣いが


体にも脳にも
染みてきます

ありがたや


こういう感覚は
ずっともっていたいと
思います


1日数百円しか、ないとき


自分がどちら側の
人間なのか、わかりますよね


くさるのか
楽しむのか



ちなみに、新世界

紅葉シーズンで
観光のお客様が増えています
京都と比べたら
欧米の人は、極端にすくないです

動物公園駅近くに大衆演劇や
界隈の芸能の案内所がありました
英語で案内が書いてありました


亜細亜の観光客の方からの
人気が上がってきていると
案内の青年が言っていました


日本人の心に
響く、大衆演劇を
つくりたい


そう思います


地方にこそ
眠っている


村まつり


街の歴史
路地裏に
あるかもしれない



ヒントを


探そうと思います


「東京駅八重洲口 裏道外伝」

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久しぶりに

東京です

東京駅 八重洲口
時間は、21時30分
木曜日の



東京駅を背にして
放射線状に
飲み屋街があります


大阪、京都、城下町は
道が
格子状になっていますので
この違いが面白いです

ちなみに
大阪新世界は
通天閣を中心に放射線上


わたくし的に
勝手に定義付けしてみますと


道が格子状になっているのは

目的地にいくのが
わかりやすい利点とともに

メインストリートと裏道の変遷が楽しめるということ


昔は裏道がメインストリートだった
なんて
よくある話ですが

そこにある
お寺や
井戸
神社
土産物や
などをみると

しっかり歴史があり

裏道ゆえに
商業主義的に破壊されずにすんだ

町並みが残っていたりと

非常におもしろいです。

裏道には

長屋があり

銭湯があり

公園がある

そして

非常に下町で
落ち着いているが故に昔から人が定着し
お年寄りや子供たちに優しい。



放射線状の町は

目的地まで
迅速に、達するという

無駄をはぶいた
道の構成がありますが

そこもやはり
流行り廃りがあり

旅館街

コインランドリー

雑貨屋

中心にいくほど

居酒屋
パチンコ
薬局チェーン
土産物や
串カツや
となり

楽しいです


[都会の街並み]

かならず
表通りと裏どおりがあり

裏通りには

もはや

忘れ去られてしまったものの方が多い


小柄な
流しのギターの男性が背筋をシャンとしながら

裏路地がらいきなり出現するのが

ノスタルジックで興奮する

そんな町

わたしは

いくつ知っているだろう


大阪新世界


和歌山のアロチ


ああ

都会でうたう若者たちよ

裏道にギター片手にきてくれないかなあ


さてさて

東京八重洲口にて
なにゆえノスタルジックに駆られたかといいますと

昭和の香りが
プンプン漂うからなのです

八重洲の歴史を
ちょっと調べてみました


ヤエスという地名

なんと、江戸時代、オランダ人の
[ヤン ヨーステン]さんが

漂流し、たどり着いた日本で

徳川家康の
国際情勢顧問や通訳を
勤めたそうなんですが
その、活躍を認められ
この地に邸を持つことを
許された

ヤン ヨーステン→八重洲



神奈川県の駅に
案針塚
がありますが

やはり江戸時代
やってきた外国の方が重用された話です

三浦案針も外国のアンジンさんの名前から来ているという話ですね



何が人生に起こるか
わからないものですね


また、八重洲には
北町奉行所もあったそうな


その後、太平洋戦争で
戦中、戦後にわたり
2度の焼失をうけ


再開発がはじまり
この辺から
機能的な街になっていった
そうですよ


一見クールで
デジタルな、街並みですが


意外にも

そこ、ここで


紺や黒のスーツを着た
企業戦士が

本日の緊張を
解き放ち

楽しげに
お酒を飲んでおられました



平日の夜というのに
この賑わい


これから
郊外まで帰宅するとしたら
また、直ぐに
出勤ですよねえ

大変だぁ

でも、まあ
飲みましょうや
という

人間中身は結局
同じなんですねえ

なんだか
ホットします


まっすぐにのびている
通りの向こうから


焼き鳥の臭いがします


小雨降るなか

ひとり


仲間や家族のことが
恋しくなりました



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