おはようございます
ここ何週間か
長い文章に取り組んでいました
「名草とべ」という舞台が
秋に和歌山市海南というところで
公演されます。
地元で劇団を主催する
東 道さんの発案による舞台です
和歌山を代表する、優れた語り部でもある東さんが、ご自分の足で歩き、人に会い得た情報をもとに、原案をたちあげた素晴らしい作品です。
今回、その貴重な情報をもとに
脚本構成をやらせていただきました。
原案には彼女の和歌山を愛する想い、和歌山の歴史を語り継ぎたい気持ちが
溢れんばかりにつまっており
正直、圧倒されてしまいました
この想いを最高のかたちで
歴史に詳しくないお客様にもわかる
舞台にするにはどうしたらいいのか
何日も悩みました
史実は外せない
史実だけでは物語にならない
せめぎ合いあいました
悩んだすえ、あらぬことかわたしは
史実を削ぎおとし、物語を重視した脚本を原案者である東さんにおくりました。
逆鱗に触れた
ことはいうまでもありません
全然ちがう!
原作者に対して失礼だ
当たり前ですよね
こんなに失礼なことはない
しかし、ここからが
本当の作品づくりでした
ふつうなら決別してしまいそうな
真逆の感性を、私達は向かい合わせ
お互いの良いところを合わせていくことにしました
というより
わたしが、東さんの懐に包まれた
感じなのですが
とにかく、
相手から逃げないで
向き合うことにしました
そんなやり取りがあって
出来た今回の脚本
「名草とべ」です。
戦のない国づくり
平和へのおもい
幸せの基準はどこにあるのだろう
信じること
勇気、行動すること
出演者
制作側が同じおもいで
一丸となり、走り出しています。
舞台の監督、演出、脚本監修は
東映太秦映像の中野広之監督です
ぶつかり合いながら
生まれる創造の世界
それが、総合芸術
映画であり、舞台であり
ドラマである
中野監督の演劇哲学のもと
和歌山の地元の方々と
熱い舞台をお届けします
2015年11月1日(日)
海南市民交流センターふれあいホール
にて、14時30分から開演です。
チケット予約は
海南市民劇団KCM
代表 東 道さんまで
kiga@silk.plala.or.jp
http://ariskiga.exblog.jp/
東さんのblog
「東 道のきのくに花街道」