2015年08月

監督・脚本中野広之 『鬼神剣サキ』映画館二週間上映“うずまさ映画祭”に来て下さい

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9月5日土曜日から18日金曜日

京都みなみ会館にての鬼神剣サキの映画上映がきまりました。


場所は京都駅ちかくです


この作品はサムライプロジェクトという組織の代表理事・二之真士さんが統括プロデューサーとして動き


太秦の映画スタッフ有志が集まり
熱く作られた作品です

幼い頃にみた

“仮面の忍者赤影”のような

子供にわくわくしながら見てもらえる冒険活劇をつくりたい!

それが企画の発端です。

今年七月には
なんとイギリスロンドンの国営美術館での上映という名誉にもめぐまれました。

でていただいている役者さんの存在感が作品の良さの決め手です

また

たくさんの理解あるプロデューサーに恵まれたこと

その尽力のたまものです

つくづく
映画とは
監督だけではなんにもできない

色々な分野の方の力が結集して
完成し
世界に動きだすものだと感じました。


今回の上映の特徴は

勿論大画面大音響で、みなさんに楽しんでもらうことですが


イギリス上映にさいし英語版字幕をつけたものを
かけさせていただきます

国際都市京都で、海外の旅行者の方々や在住の方々に、心底楽しんで頂けたら本望です



今回
『うずまさ映画祭』として

太秦で過去作られた
数々の名作とともに

鬼神剣サキを上映させていただきます

『うずまさ映画祭』の主旨は

《われわれは、過去と未来をつなぎ、伝統を継承する目的で
『うずまさ映画祭』
を開催させていただきます》

特定の日にちになりますが、プログラムの特色として

過去の京都太秦でつくられてきた名作を

ともに一挙上映いたします

たとえば
完全デジタル復刻版で

巨匠
黒澤明監督の
『羅生門』


溝口健二監督の『祇園の姉妹』


また福本清三主演の
『太秦ライムライト』

これらの
名作をこの機会に是非とも大きなスクリーンと迫力ある大音響でご堪能ください。


今年七月にイギリスの国立美術館で上映し好評をえた

《鬼神剣サキ》

サキは

予告編をつくることから始まりましたが

スタッフはカメラマンと照明ひとり
監督ひとりからの始まりでした。
そのとき協力してくださったのが府会議員でもある二之湯議員です。

口先だけでなく、自ら動き、後世に残す技術を守り、継承していく道筋をつくる

それが二之湯議員の行動の源泉でした。

それが
ドバイにいき予告編上映を成功させました。


国際的俳優である
“名優リー村山”さん
プロデューサーとしてまた、
女優として尽力をつくされた
“巴里絵”さん!

このおふたりの力が求心力となり
ドバイはもりあがりました。

そして奇跡的に
何十年かぶりの京都オリジナル企画の映画として製作が始動しはじめました。

このみんなの熱意に
日本俳優協会理事の
榎木孝明さんが加わりました。

俳優さんたちの個性的なキャラクターと熱意で

とても楽しい作品にしあがりました。


水戸黄門の技術スタッフ有志が関わってくださり
名前はだせませんが

わたしの恩師のプロデューサーが走り回って
鬘の段取りや機材、編集、音いれの段取りに尽力をつくしていただきました。

特撮
効果音
画像処理
SFX
など

何億円とかかることを
有志が知恵と努力をおしまず注ぎ込んでくれました

そのおかげで
夢のある世界観が現実のものとなりました。
わたしは
スタッフや
お世話になった方々に、今後しっかりとした仕事として

恩返しをする覚悟をもっています
せっかく二之湯議員がつくって下さったサムライプロジェクト

今後もがんばる所存です

考えてみると

メインスタッフは
わたしみたいな

気が荒い屁理屈こねくりまわしの者があつまりました

撮影中は
なかなか、わがままになります

それを行政のかたは100%いやがり、おります(笑)

しかし二之湯議員は
ともに荷物をかつぎ
山を歩き

笑顔をたやさず走り回ってくださいました。
あきらめず
対話を継続し
絡み合ったみんなの気持ちをひとつひとつほぐし
完成に導いてくださいました。

これが普通はできないのです

ですからいまは忍耐強い二之湯議員に対して感謝でいっぱいです


去年、
年末時代劇スペシャルとしてのテレビ放映も成功し

今夏のロンドン上映も観客に喜んでいただきました


今回の“うずまさ映画祭”も、是非成功させていただきたく願います

原案から題名、主旨を
最初に打ち出したのは

二之湯議員の事務所でした。

武器よりも最後は対話で解決し

殺しあいより

愛の力で敵を包み込む主人公サキ
この設定にわたしは非常に悩み
考えぬきました。

戦のない世界を求めるからこそ
できる時代劇

わたしたちは後世にチャンバラを伝えていくには勧善懲悪だけでなく
対話が必要なのではないか?

甘いかもしれませんが
それを考えたから作品の特徴となりました。チャンバラの見せ場はつくりますが

最後の解決方法は

暴力より話し合い

最後に愛で包む

それがスタッフの思いです

そんな中から素敵な作品が仕上がりました。

みなさま
ぜひ
一風変わった時代劇

鬼神剣サキをみにきてください。

なを


二週間にわたり上映時間帯がかわるのでお気をつけください。

9月5日から12日は

午前中10時からです

9月12日から18日は
午後からの上映となります。


『あなたはどこに立つ? 自由と民主主義のために出来る事 2015.8.21梅田🌟SERLs (シールズ)』

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反対や賛成の二極化ではなく

我が国の根源

自由と民主主義

これをどうするのか
ファシズムにするのか
本来の当然の国民の権利を脅されて捨てるのか
それを直球で心に投げ掛けてくれた

シールズの学生たち。

60年代70年代の学生運動鎮圧以降

ものいわぬひとびと
としてみられてきた学生たちがたちあがった経緯は我々大人にあります

称賛したい反面
自分を悔い反省もするからこそ

その
普通の学生たちのまっすぐな正論、日本を愛する気持ちに涙がでました。

わたしも文筆作業のかたわら

アルバイトをする立場ですが

どこもかしこもブラックな職場ばかり。

賃金がひくく

生活なんてできない

マンション賃貸は高く

情報は必要だと携帯スマホ代金にしばられ

年金
保険
高騰する電気代金食費に生活を奪われ

残業代や
ボーナスもないなか
良心と忠誠をもとめられる職場

むかしは
こんなんじゃなかった

まだ気遣いがあり

時間にも余裕があった

こんな社会にだれがした

わたしも加害者です

なんにもいわなかったのだもの

語り継ぎ
次世代にたくすこと

大切です

戦争はいけないこと

語り継がれてきました。

わたしの記憶

みんなの記憶に残っています

これは
種火

いつでも燃え上がります

いくら歴史をかえようとしても
語り継ぎは
洗脳じゃないから
消せない

若者のこころには
いい日本人の血があった

わたしも語り継いでいく

いま生きているおじいちゃんおばあちゃんに
どんどん戦争体験をきき

撮影し

次世代につなげていく

京都「五山送り火」この時世界の中心となる!


五ヶ所のうち、最後に点火される
「鳥居形」です。

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広沢池に浮かぶ色とりどりの灯籠
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明るいうちから準備がはじまります。
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「児神社」で灯籠の受付があります
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写真撮りの準備をする海外の方
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ターバンを巻いた
サウジアラビア美人の着こなし
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水辺に浮かぶまあるい灯りはまるでドロップのようです
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夏の暑さが厳しい京都ですが

ここ数日夕方になると少し
涼しさを帯びてくるようになりました。

夕だちが
サッーとアスファルトを洗い流していったあとに


嵐電の重たい車両が
カタカタ音をたてながら通りすぎていく

暑いけど
素敵な京都


ここかしこに涼をとる風情があるのもまた京都

関東から越してきたわたしは

初めての京の夏を

クーラーのない部屋で、肌で感じて生きています

ヨシズ

スダレ

水瓶のなかに金魚

さりげなくて美しいのは日頃の生活に長い間かけて馴染んできたから。



先日

京都は、全国的に有名な

「五山送り火」
通称「大文字焼き」がおこなわれました。

お盆に迎え火で
家に帰ってきていた御先祖さまたちの霊を、

送り火で

あの世の世界に帰してあげる、

何千ねんと続いてきた異世界との交流は荘厳です

一般では宗教的な行事と呼びますが、枠にはまらないところがすばらしい


世界の観光客を惹き付けてやまない理由は

すべての宗教をも包括してしまいそうな

空間と大地を使った行事ゆえ。

午後7時50分、>点火がはじまります。

8時、東山如意ヶ嶽(ひがしやまにょいがたけ)の大の字に点火→

続いて5分後に松ケ崎西山に「妙」・東山に「法」が点火されます→

10分後に西賀茂船山に「船形」→

15分後衣笠大北山に「左大文字」→

最後に20分に嵯峨鳥居本曼荼羅山「鳥居形」に灯りがともります。

『大(左右)・妙・法・舟・鳥居』全部で5ヶ所です。


わたしは、最後に点火される
「鳥居形」がみられる、京都の西よりの
嵯峨大覚寺近く
広沢の池にやってきました。


>ここでは、池全体にありあまるほどの数の

灯籠流しが行われます。

広い池に数えきれない
赤、青、緑の灯籠が浮かび上がる様は圧巻です。

お盆に池の送り火、山の送り火がみられる観光スポットでもあるのが、広沢の池の夏の風物詩です。



午後6時半、雨がパラパラと落ちてきて

丁度よい涼しさになりました。
近くにいたお婆ちゃんの傘に雨宿りさせていただき、灯籠流しの準備をみていると

地元のおじいちゃん、お婆ちゃんが
なれた顔つきで段取りよく作業をされていました。

池に浮かんだ小舟に

沢山の灯籠を積み込んでいく

隣接している「児神社」では、この灯籠の受け付けをしていました。

道路沿いには危険がないように
お婆ちゃん達がお揃いのジャケットを着てみまわっています
おたずねしてみると
地元の学校単位で人が集められるのだそうです。

おばあちゃん達はとても楽しそうでイキイキしていました。

お年寄りが守る伝統行事

京都の子供たちは自分の世代で引き継いでいくのでしょうね

この伝承が京都だと感じいりました。



さて、嵯峨野の、山に日が沈み
雨もすっかりやんだころ

船で運ばれた灯籠に灯りがともされ

ひとつずつ池に流されていきました。

ぽつり、ぽつりと
赤、青、緑色の灯りが夜の闇に浮かび上がりました。

沿道の人が口々に
「きれいやね~」と言っています。

外国の方もたくさんおられました。
浴衣をきたサウジアラビアの女性。
真剣な面持ちで写真を撮っている西洋の人がいました。

日本の生活文化はすばらい!
そう思って京都にこられる外国の方がたくさんおられます。

これからも増えていって欲しいです。


灯籠流しが終わる頃

西の山に「鳥居形」が煌々と燃えだしました。

大文字焼き、最後の地点への点火

道端に集まった人たちは
一斉に西に向きをかえてみいっていました。


亡くなった大切なひとのことを想い

皆で祈る様に時を過ごしました。


































京都放送劇団 夏の公演☆「戦火の杖音」視覚障害をこえて戦火を生き抜いた少女の記録。

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戦争とはなにか
そして
民主主義とはなにか

いま
若者からも、赤ちゃんをもつママからも、大学生、高校生からも、この国を戦争から守ろうとする波がおきています。

ここまで、パレードが多発し

みんなが国を憂い
動き出すのは

民主主義を守ろう!とする流れにほかなりません


これは民主主義を無視する強硬政権のせいでもあり
また
逆に国民をまもろうとする
政治家や憲法学者のおかげでもあるかとおもいます。

日本はまだまだ生きている。
若者もすばらしい!
わたしは

一部のお金持ちや
石油利権
武器の商人のための戦争は

まったく
民衆には意味がなく
害毒だと考えます。
国際政治的に優位にたつ?

一つの駒や戦法にされたらたまったものではありません。

たれかが得するのが戦争

だれが裏でしかけ

いつから一部の権力者がうごめきだしたか

もうみんな知りはじめています。

Internetでは沢山の真実と虚構がいりみだれていますが

ここにきて

戦争体験者の語り部たちが

体験からしかわかりえない

真実を
訴えています。


『ウィングス京都イベントホール』

【京都放送劇団】による朗読と放送劇が迫真の語りにより
感動の渦を巻き起こしました。

~平和への祈りをこめて~
「あの日を忘れない」

毎年八月に行われている
定期公演だそうです

暑い日が続くなかですが
300人ほど入る会場はお客様でいっぱいになりました。

女性も男性もご年配の方がほとんどで
若いかた、といっても30代以上と思われる方が少しおられました。


今年の作品は「戦火の杖音」という
京都西陣での空襲を体験した、視覚障害をもつ女性のお話です。

団員である40代の作家さんが、取材し書いた実話。
戦争疎開で家を失った目の見えない少女が、

疎開先で差別を受けながらも、母と支えあい暮らしていくことから、お話ははじまります。


みなが
「お国のため、お国のために」
と生きるなか、

障害をもった彼女は必要のない人間、ただ、食べてそこにいるだけの人間だと、

疎開先の叔母さんにいじめられます。

自分は何を言われてもいい
だけどお母さんには‘肩身の狭い思い’をさせたくない。

それに、、、

【わたしはいらない人間ではない!!】
彼女は奮起します

あえて、本当は視覚を必要とする
敵の空襲を知らせる仕事につきます。

そんなこと、目の見えない人に出来るはずがないと、雇う側も迷いました。

しかし、来る日も来る日も、録音された爆撃機の音を聞き、訓練する少女。

いつしか
~この町の人の命は私が救うんだ~
ただ、その為だけに必死になります。

想像するに

山の上なのか

物見の塔にあがらなければみえない爆撃機

高いはしごを登り
強い風に揺れる消防署の鉄塔に立ち
耳をこらしたのではないでしょうか。

風、音、緊張

恐怖との戦い。

ある日、遠くから
敵機のブロペラ音が聞こえてきます。

一緒にいる職員には何も見えないし聞こえない、

でも、彼女には聞こえる。

「飛行機が、くるわ」
「いや、何もみえない」

そんなやり取りのうちに空襲がはじまる
サイレンと
飛行機の爆音、爆弾が落ちはじける音

彼女が正しかった。
しかし
お母さんが住んでいるところに爆弾が落ちてしまう!

行かなければ!

職場の人に助けてもらい、焼け焦げた沢山の死体につまずきながら、見えないお母さんを探します。
みつからない。
だれも確認できない
わたしも確認できない

さわっても
手をにぎっても
頭をなでても

どうしてもわからないの

みつからないの!


お母さんは、誰かが発見してくれましたが空襲でなくなっていました。

悲しいできごとでした。


その後、そのような仕事は必要ではなくなり平和が訪れました。


考えてみたら
とても悲しすぎる仕事です。

ひとつだけ
光があるとしたら

彼女が

我欲を捨てて立ち向かった経験

それが彼女を強くしていたこと。

もう、いらない人間とは呼ばせない。

わたしは生きる
生き抜いてやる


彼女は別のしごとにつき
やがて結婚して、子供を授かります。
>
>その子供が、大きくなって

自分の体験を話して聞かせる

願いをこめて

絶対ゆるせない戦争に対する怒りをこめて

【心の目をみて、伝える】

という、おわりかたでした。


反戦争というテーマは胸をうちます

またそれ以上に、ひとりの女性が
障害や社会の差別に負けることなく
戦う姿は胸をえぐります

卑屈になることなく
わたしはわたし。

わたしには何が出来るか

必死に考え、行動した姿は感動しました。
>
映画でもない
演劇でもない

目をつぶり
暗闇のなかから聞こえてくる音は

つよく、こわく、わたしたち観客の心の目を見開かせ

強い意志をおこさせてくれました。

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