2015年12月

世界最大な古書街 『神田神保町』

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神田神保町、明治時代からの古書街。

普段思うところの
“古本屋さん”のような感覚に

プラス!して
植物、工業、科学、数学、哲学、文学、紀行、随筆、歴史、漫画、図鑑、小説の生原稿や古地図まで考えられる、ありとあらゆるものが揃うのが

神田神保町古書街です。


地元のひとは神保町の古本屋と呼びますが

神保とは江戸時代、この辺りにお屋敷のあった、お侍様の名前です。


年末の都会は、仕事納めが終わり閑散としているかと思いきや


ネクタイを締め、背広を着たサラリーマンの方々で溢れ
街は活気ムンムンでした。


神田駅から靖国通りを歩き、徒歩10分もすると、神保町です。


地下鉄なら半蔵門線で「神保町駅」


しばらく歩くと、少し大きめの古本屋さんがありました。


《源喜堂書店》です。


中二階の入り口を入ってみると、専門書が多く、特に写真集は昭和の暮らしを記録したものから様々ありました。


目が離せません。


普段図書館では見る事ができないであろう、貴重な資料ばかりで驚きます。


“なぜここに?この本が~あるんだぁ!”


ではなく


ここだからこそあるのでしょう。


さらに行くと《すずらん通り》という
商店街があり、文学的な香りがしてきます。

平成ではなく昭和。
活字の看板や貼り紙が似合う町。


度肝をぬくのが本屋さん、

2、3件おきに、居酒屋さんと喫茶店がその間を埋めている不思議な光景!


珈琲と酒と古本が
セットになっているなんてもぉ私には
完璧かもしれない!


古本屋さんの店頭には、文庫本や絵本を並べたり、洋書を並べているので、否が応でも目を惹きます。

私は、その中から、一冊。
藤沢周平さんの事を取材した本を購入しました。(200円)


藤沢先生の小説や映画も好きなのですが、


伝記や取材した本を探しているのです。
もっと知りたいから、、

古本は素晴らしいです!真新しいインクの匂いでは、わかりえない時代を、その作家が生きた時だいの匂いとともに体感させてくれます。

いまは、インターネットで
だいたいの本はすぐ調べられ、
すぐ購入できますが


やはり

じかに触り、香りを嗅ぎながら手にすると
人間の感性を刺激されますよね。


さて、何十年もそこにあるのだろうと思われる古い喫茶店がありました。

中から、賑やかな声がして驚いてしまいます。

迷わず、入り、ブレンドのホットを注文し席につきました。


昭和の純喫茶に


買った本を片手に、入り込み、

丁寧にページをめくりながらお気に入りの 
珈琲を飲む。


古“いにしえ”の装飾品に囲まれながら
古書の香りを楽しみ珈琲をすする


なんという至福の時だろう


そして
日本語はいい

店を見ても
本を見ても

“重厚”な言葉が溢れている。

忍耐力の勝負☆魔の静岡間 『青春18切符に一筋の光明を見た!』

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のっけから静岡という偉大な県を“魔”呼ばわりして真に申し訳ございません。


本日は
《沼津~浜松間にホームライナー》
について書かせていただきたく思います。

昨今、夜行バスも、空いた日には3000円台も珍しくはなくなって参りました。

鈍行列車の旅も、期間限定ならば
夜間、青春18切符を二枚使い《500円ぐらいプラスすれば》大垣←→東京間が旅できます。


さて年末のバス料金は1.5倍になります。


あぁどうしょう←どっちにするんだー
あなたならどうする!

交通費はより安く快適なものが心地宜しいでしょうね。


夜行バスで体を丸めて仮眠しながらいくか

鈍行列車で、足をのばしたままいくか


京都→米原→豊橋→浜松→熱海と、
乗り継いで行くと、(長いなあ)思うのは、静岡圏内に入ってからです。


東海道本線、静岡圏内は、快速というものがなくて浜松からひたすら
一つ一つ、駅にとまります。

なぜか、わたしはここで
映画《ネバーエンディングストーリー》の主題歌が聞こえきます。

いつ終わるともわからない永遠に続く物語、、

本を読んでも、寝ても覚めても、もて余してしまう3時間半の物語。


しかし悪いことだけではありませんよ

静岡は恐怖を感じるほど巨大だということがわかりますね。

同時に
色々な顔と重厚な歴史があることがわかります。
山、川、田畑、茶畑、海の幸、うなぎ、これを全部味わいつくしたくなります。


わたしは
JR様と静岡県民に声高に進言いたします!

静岡間は
鈍行のみでいいで~す!

『いいではありませんかこのままいきましょうよ!』

しかし
この魔の時間、、おっと失礼、超優雅な時間を有効利用しましょう!


【提案】

電車の車内に
静岡すべてを
広告はじめましょう

茶摘み娘、海の幸、うなぎ、歴史、産業、旅館、すべてすべて

びっしりお経のように
宣伝しましょう

日本全国に静岡の声を轟かせようではありませんか~!




ハッと目が覚めました
どうも夢を見ていたみたいです。

おりると
夜7時すぎ
沼津でした。

乗り継ぎ待ち、沼津駅のホーム

なぜか本日にかぎり
時刻表の端の文字に目が止まりました。


ん、、?《ホームライナー》

赤字で書いてあるが、、なんだこれ

数えたら、沼津→浜松間で20駅は素通りできます。
しかし発車時刻のところにホームライナーの字がない

かいてない

いつでているんだ

若い駅員さんを呼び止めて聞いてお尋ねしました。

「なぜホームライナーとかいてあるのに明記されていないのですか?存在するのですか」

「ええ、沼津から浜松間に存在します。

朝早くと夕方のみ。
快速ではありません。

こちらのホームの上りの熱海方面の時刻表には
かいてありません。

わかりずらくて申し訳なかったですね。

逆側のホーム、つまり下りの時刻表には沼津から浜松ですから
シッカリ明記されております

じつは、、ふふふっ
僕も学生の頃、青春18切符をつかってましたので、快速があればって思ってました。
ホームライナー、平日なら朝7時台
夕方には三本ぐらいありますから、使ってみてください」


丁寧に教えてくださいました。
なにより鉄道好きなんだとわかり嬉しくなりました。

おっと、あたりまえですね
いま駅員さんしているんだもんね。
(何年か前は、この青年も旅人だったのね)

三時間ほどで
八王子近く豊田駅でおり実家につきました。

駅前から、母に一本電話をいれました。

「遅くなってごめんね。一日おくれました。
寝てるかな」


「大変だったねー!カツ丼あるよ!おいしいよ~
今からあっためておいてあげるよぉ~」

夜中にカツ丼、、

78歳になる母。

待っていてくれたんだ。
夜中、、、
美容と健康にいいか悪いかわからないけど

いつも大切な日にはカツ丼だったな(笑)

「ありがとう。」

『和歌山県海南市🌟《なくさとべ》演劇の仲間と忘年会』

11月1日の舞台『なくさとべ』を、
一緒にやらせて頂いた
和歌山の演劇の仲間と
1ヶ月半ぶりに再会しました。

京都から、演出家
大阪から、役者さんも参加し海南市にある舞台の主催者、東さんのお宅に11人が集まりました。


慰労会兼、忘年会とでもいいますか、東代表が用意して下さった、蟹、鮟鱇のお鍋と、御赤飯、日本各地のお酒、過去にない大宴会となりました。
メインは舞台の録画ビデオを観ながらの反省会

しかし、反省より、感動と涙でした。

初めて演出家の意図、狙いが客観的にわかり
お客様の反応もわかり
驚きました。

演出とはなにか
脚色とはなにか

それは
お客様を常に意識したものづくりだったのだと思います。

なぜ
あんなに厳しかったのか
われわれができなかったからなんです。

反抗して拗ねてやめたものは

単純に努力しなかったものだった

できるのにやらない

なぜなら

やめるひとは頭がいい

つまり

“辞めるためのいいわけを考える天才だった”

だれもが成長過程のなかで
原作も脚本でさえも10回以上の書き直し。

2度にわたる、役者の降板劇。

代表の東さんは
あきらめなかった

ギリギリまで大事な役が決まらなくても、余裕があったのは
東さん、そして演出家の中野さん

わたしは崩壊寸前かとおもっていたのですが

おふたりは修羅場の経験してきた数が半端どはなかった。

自分勝手に辞めていくひとにも慈悲をもちつづけていた。

しかしいくら優しいお二人でも、二度とこの方々とは関わらない、と感じました。


個人を捨てて
いい作品を創りたいと思う信念と根気のあるひとたちは、話が早いし、偉ぶらない。

流されない
強い人だけが残りました。
その甲斐あって
和歌山のお客様が
感動し、涙する名作になったのだと思います。


舞台は
演出家と役者とスタッフの気持ちがひとつになり呼吸する

その呼吸は
客席のお客さまとも動悸が重なり

同時に呼吸する

ともに
笑い、泣き、走る。


それは

わたしたちの
自信と勇気になりました。

生まれて初めての経験でした。

よくぞこれを
演出家は伝導してくださりました。


舞台前日まで

「もう、二度とやらない、こんな苦労はたえられない!」

なんて言っていたのに
今は、大笑いしながら

「次は何をやろうか?」ってみんなで言ってます。
そうです。
次があるのです。

一生の仲間ができました。

わたしは
人を見謝らなくてよかった

演劇でつながる絆は
苦労を共に歩んでこそ強くなります。


損得じゃなく、
丸ごとぶつかれる仲間がいるのは
幸せなことだと思います。


夜通し呑み、語り。


次なる企画を楽しみに
またの再会を誓いました。


『京都の台所🌟錦市場は専門度が違う!!』

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12月20日『錦市場』に来ています。午後3時、烏山通りから入り口に。

いつも思いますが、ここは外から入ってくるとほんま別世界。
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決して広くない通り
この狭さに大勢の人が、押しくらまんじゅうをしているみたいで、楽しい。
大阪新世界のジャンジャン横丁と
鶴橋の市場とならんで
わたしの大好きな場所です。
普段ひとごみは大嫌いなのですが
ここはみな人に目的があり、なにかを求めている。戦後闇市というのは経験したことがないからわからないのですが
こんな感じなのかなあ
とかおもったら怒られてしまうかしら。
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たらいに並べられた牡蠣。
新鮮な旬の食材です。
お店の一角には、屋台風のスペースがあり
そこで、食べることができます。

これはいま、どこの市場にいっても、わりとあるサービスかもしれない。
そういえば大阪天満の屋台街は、牡蠣食べ放題の店が並んでいたな


歩いていくと
練り物やさんが続く場所がありました。
並んだ商品に
『触ってはいけません』と英語で注意書が張ってあります。
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店員さんに
「触る人がいるからですか?」
と聞いてみると、外国のお客様が「温かいかな」って触ってしまうのだそうです。

気持ちは少し解りますが「なぜじゃあ!」と思います。だからこうして説明する。怒らないで説明するのが、この店のすばらしいところ。

美味しそうだったので
「シソとチーズ」の練り物を頂きその場で食べました。
親切に少し暖めてくれました。
いたれりつくせり。
外国のひとも日本人も喜びますね!

次に気になった店
卵焼き屋さん。

しかし!

ほんまは市場ですから
違う目線が必要ですかね。
私は主婦の物色する、おかず目線
厚焼き卵がショウウインドウにずらりと並んでいて、一本700円からでした
市場の歴史や錦ならではの取材はないのか!

つっこまれそうですが

気になるのだから仕方ありません。
ツウッ~と見ると
店の奥に厨房があります
ひたすら卵を焼いている職人さんがおられました。
機械ではない手作り
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たこ焼きでも、和菓子でも、この、人の手からつくりだされる美味しさは貴重で
買わずにはいられません。

百四十数軒あるという錦市場。

他ではけして見られない専門店があるのが見所だと思います。

乾物専門店、
その店には削りかつを(お)、昆布、椎茸、海苔、豆などがありました。

ちかくには
鰹節の削る前の、なつかしの固い干物がたくさん売られていました。

わたしは実家が蕎麦屋だったから
鰹の固い干物のうまさをしっています。

うまみがつまった鰹は

カンナみたいに上手に削ると
ものすごくうまい

小さいとき
おいしい鰹節を削りたくて
ナイフでこそいだり
出刃包丁でたたいたりした記憶がある。

がちがちの削りかすみたいなのを
大事に小皿にのせて
お醤油をかけて食べた。
それはそれなりにおいしかったけど

お父さんがカンナみたいに削った鰹節は
ふんわり香りがして、おいしかった。

このお店では有料で削ってくださるみたい。
まちがいなくおいしいだろうなあ。

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生魚を売る店と

焼き魚をうる店がある

新鮮さを売る店
焼き加減を売る店

どちらも
プロの技が光るのがおもしろい。

この焼き方は自宅ではできない。

小さな視点だけど、見ただけでわかるおいしさ。
品物の良さ。

これが専門店なのだと思う。

長さ、およそ390メートルの商店街は

売る側も、買う側も
商品の確かさに、責任と信頼を持っている。
四百年の長い間。
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『2015年冬・嵐山花灯路🌟海外の方と身を寄せ合う』

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京都には、四季を通して
様々なお祭りやイベントがあります。

伝統的なものから
新しい企画のものまで

どれも行きたくなるものばかり!

冬の嵐山、花灯路とは

竹であんだ様々な形の灯路に和紙を貼り

橋や路地に並べて
やさしく照らし出す
やさしい光の世界。


普段真っ暗な
竹林や
渡月橋
山々が

光をあてられて
昼間とは違う幻想的な姿を表します。

京都の大自然を生かした広大な背景と手作りの“灯り”

12月11日~20日まで開催される
《嵐山 花灯籠》は

平安時代、貴族が月を愛で和歌を読んだ、、
そんな古代を体験させてくれる、イベントだと感じました。

嵐電嵐山駅を中心に

阪急嵐山駅から、北は二尊院まで
町中が花灯路で、埋め尽くされます。

宝厳院
落柿舎
常寂光寺

由緒あるお寺も、光の衣装を身にまとい、

訪れる人の目を魅了していました。

私は混む事を予想し
本日は自転車から降りて
太秦広隆寺から嵐電にのり歩くことにしました。
嵐山に到着、17:45分。

20時半の消灯までのリポートは、考えも及ばなかった国際交流の場となりました。


渡月橋から見える山は
紫色にライトアップされまるで宙に浮いているようです。

川の水面がきらきらと揺れていました。

道では、人力車がお客様を乗せて
走り出すところでした。
嵐電嵐山駅まで戻り
竹林からトロッコ嵐山駅を目指しましす。

駅前の通りを北へ
野々宮バス停を左に入り、『竹林の小径』を歩きました。

大袈裟じゃなく
素晴らしかった。

茂った竹林を紫、青、白のライトが照らします。足元には灯籠がずっと先まで並んでいます。

風にゆれる笹の音がサラサラと鳴り
人々を包みこむようでした。

やがて『トロッコ嵐山駅』に到着

ここでは
東映の俳優、加藤寛司さんが、お店をされていると聞いて、寄らせていただきました。

駅構内の敷地に入ると
人懐っこい声が
「おいしいよ!ジャパントンジル~」
と聞こえてきます。

実は私はこの方に何度もお世話になっていまして
レストランや喫茶店などで企画会議などをしていると

だまってお会計をしていただいたり

励ましていただく事がたびたび。


私は加藤さんを発見した瞬間喜び勇んで

「こんばんは!」

と声を掛けました。

一瞬

「あんた誰やったかな」
という表情をされましが(笑)
「おう~!なんだよ。どうしたんだよ、わざわざ来てくれたのか、誰に聞いたんだよ、驚いたよ」

ちゃんと覚えていてくださいました。

お店は、
加藤さん手作りの豚汁、そしてお弟子さんが豚まんを出していました。

大きな鍋でことこと温めている、とん汁。

どんなお客様が来るのか見ていますと
めちゃめちゃ国際的で
びっくりしました。

わたしがいる間にも
台湾人、フィリピン人
オーストラリア人が豚汁を買いにきていました。
「オイシイ~ベリーナイス~」と食べていました。

加藤さんは、
青い作務衣に毛糸の帽子をかぶり

「ウェルカム、ウェルカム」と
ジャパニーズ英語を自在に使いこなして
お客様を和ましています。
笑い声がたえない場

それは加藤さんの豪快さと人柄が生み出す

“やさしさの舞台”

でした。

私も、豚汁と豚まんを
いただきました。やはりとん汁は個性が出る!
やさしく豪快な味

温まるしかなりの美味~

みなさんもこの空間と味と加藤さんに会わなきゃ一生の損です

是非、遊びにきてください。blogみたよでサービスつきます!


20日まであと2日

場所は『トロッコ嵐山駅』です!

私はその後、加藤さんに、ご挨拶し

二尊院まで、あるきました。
足元の灯りがどこまでも続いています。

古民家を使ったお店には派手な呼び込みも看板もしていないのに

自然と人が集まり
和みの空間になっています

これは万国共通な感じで嬉しくなりました。

こんな時は、知らない人に声をかけたくなりますね。

このイベント
京都府、京都市、商工会、京都仏教会
観光協会と、京都総出の企画です。

今年で11年目。

今日までの人出は83万人程度。

帰り道は
嵐山から太秦まで余韻にひたりながら歩きました。
すこし“灯り”に酔ったみたいです。

夜風が気持ちいいです
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