冬の贅沢といえば温泉ですよね。
凍えそうな寒い日に
全身で温まれる温泉はまさにパラダイス
京都の銭湯は減ったとは言われていますが
観光地には地元と密着しながら生き残っている所が沢山あります
ここ、日本映画の殿堂“太秦”の銭湯、『社湯』
わたしの家から自転車で五分ぐらいの近場にあります。
駅でいうと嵐電太秦駅
ひとつ手前の蚕ノ社(かいこのやしろ)駅でおりて徒歩三分
かいこのやしろ近くだから、“やしろ湯”なのかもしれません。
京都は、 大阪についで
2番目に銭湯の数が多いといわれています。
その数は、平成27年時点で130件です。
料金430円。
家賃18500円に住む私にとってこの価格は、かなり高いです。
普通の家庭で家族で入ると千円こすのではないでしょうか。
一昔前は3百円台でしたから、こういう必要なものこそ国の助成金で戻して頂きたい願いがあります。
実際私が行くことが出来るのは月に2回か、3回。
普段は100円のコインシャワー。だからこそ、大きなお風呂は本当にありがたいと思います。
やしろ湯の成分は軟水で、炭酸温泉。
体を洗うと肌がつるつるします。
この、炭酸効果で、暖まる速度と保温力が高いので、お風呂から上がっても体はずっとぽかぽかしています。
浅い風呂
熱~い風呂
サウナ
小プール、
ジェットバス、
個室になっている薬草風呂(外の外気がはいります)
昔の銭湯というより、スパみたいですが
ホームページには《バスハウス》と書いてありました。
営業は
おやつの時間、3時から始まります!
そして夜遅くまで働いているひとのために朗報ですが、夜中の1時まで営業しています。
祝日は朝の6時から夜中の1時まで営業しています。
これ、休日の朝は楽しみなのですよね。
郊外型の銭湯なので車が十台以上とめられ
休日は朝の五時半ぐらいから開店まちの車がいます。
さて
平日の夕方のお客様はお年寄りが多く、
和やかな雰囲気がゆっくりした時間のなかで展開されます。
おばあちゃんどうしの会話を聞いていると、面白くて飽きませんね。
話役
聞き役
銭湯に響き渡る内容。
これが不思議とうるさく感じない。
まさにBGMとして銭湯にはなくてはならない存在。
体が衰えないように
毎日の様に来る人も少なくないようです。
銭湯に来られるということが健康のバロメーターにもなっているんですね。
毎年、減っていく傾向にある銭湯ですが、
この日本の伝統的な暮らしはけっして無くなる事は無いと思います。
このやしろ湯は珍しく
入り口は階段で上った二階にあり、当然、番台も二階にあります。
右に男湯、左に女湯と別れ、扉をガラガラと開け部屋にはいると、ジュースの自動販売機、アンマ器、TV、ソファとあり
そのすこし奥にロッカーがならんでいます。
ここで着替えて螺旋の階段をトコトコ下りて
広いお風呂場へと繋がります
匂いがすごくよくて
階段をおりると幸せな気分になります。
サウナ、小プールにはいり横になれるプールサイド風ベンチに横になると
ぐっすり寝てしまうことも(笑)
とにかく広くてゆったりできるのは
このやしろ湯が
わたしは一番だと思っています
京都には建築物として
価値が高い銭湯や
落語や剣劇などを定期的に公演する銭湯もあり
値段の高さを
工夫して乗り越えていこうとする姿はすばらしいと思います。
何より大事なのは、銭湯が人間同志のコミュニケーションの場であるということを重視して経営されていること。
地元の客、観光客、外国からのお客様
まさに
京都の観光の目玉になりつつある文化が京都の銭湯だと感じます。
銭湯の脱衣場で
落語会や音楽会を企画されているのは
京の台所、錦市場にある
“錦湯”
ここはいかねば損です。この値段が安く感じます。
個人的な見解ですが
脱衣籠が、まさしく籠!
昔の手作りな、しっかり編みこまれた代物で
年代別に色々な色や形がバラバラにあり
わたしは非常に価値を感じます。
銭湯は地元に密着し
独り暮らしのお年寄りや働いている人
また若い学生が集まる裸どうしのパラダイス!
普通はないですよね
考えてみたら物凄く貴重ですよね~。
また
日本の観光文化として
銭湯が新しく活用されている京都は
お湯よりもかなり
熱~い!かもしれません!