時代劇再生運動提唱後4年。京都では中野広之監督が“鬼神剣サキ”を脚本・監督
和歌山でも“孫市まつり”で野外劇をヒットさせている。
そして今年秋は
同じく京都で
花房東洋先生の制作統括により
浅田次郎原作“輪違い屋糸里”が映画化
榎木孝明さんの影響は
あちこちへ着実に花を開かせる
一緒にいさせて頂いて感じることは
榎木さんは
40代、50代そして60代の女性に絶大なる人気がある。
やさしさの中にサムライスピリットがあるからだろうか
この優しさは天性の
“怒らない”
“怒鳴らない”
にあるかと思う。
もちろん榎木さんは完璧ではない。
我が道をゆくし
こうと決めたら回りが止めてもつっぱしる
なぜだろう
しかし人気がある
それは
もしかしたら
今夜放映の
“天河伝説殺人事件”の浅見光彦のキャラクターと重なるから、、なのかもしれない。
少年のようにまっすぐで
まわりからは浮き
しかしながら天才的な洞察力は異彩が光る
そんな不思議なキャラクターが榎木さんとダブるのは私だけだろうか?
本日は夜九時から
TBSのBS放送にて
榎木孝明さん主演
『天河伝説殺人事件』がテレビ放送されます。
1991年角川映画
市川 崑監督
内田康夫原作です。
実はこの映画
浅見光彦シリーズがテレビドラマ化される元となった貴重な映画作品です。
伝統芸能を引き継ぐ一門の世界
そこにドロドロとした
残酷な事件が血の炎と化して赤々と燃え広がっていきます
榎木孝明さん演じる浅見光彦は
“清い風”のように
そこに自然体で向かっていく
そして
かかわった人すべてに
彼との不思議な縁をつくりあげていく
浅見光彦の前では
みな、なぜか心を開く
事件の表と裏を邪念なく見つめ
心の中の怨念や怒りを沈めていくからだろうか
謎を紐解いていく美しい主人公のまなざし
これは
榎木孝明さんにしか演じられないのだろうと思いました。
陰惨な事件の中にあって
救いのような美しさ
それは深くかぶった帽子から覗く大きな瞳だ。
物語と共に、
今と変わらぬ榎木さんの美貌を是非ご覧くださいませ!
続いて、榎木さんが出演される
イベントをご案内します。
5月5日の《こどもの日》
新宿駅からおりた
小学校跡地を改装した場所
“芸能芸術スペース”《芸能花伝舎》で
子供向けの朗読会が開催されます。
児童文学作家・吉橋通夫作
『なまくら』より
この“なまくら”
前の中野広之監督がなんとか映画化しょうと十年前より温め出してきた児童文学で
去年原作者の吉橋道夫さんと出会い
意気投合
榎木孝明さんとも縁を育んできたそんななかでの
力のはいる朗読会です
物語は
江戸時代から明治への大きな時代の変革期に、
たくましく生きた少年達の姿を描いた名作です。
吉橋先生は、わたくしの児童文学の恩師でもあります。
今回の朗読会は先生も喜んでおられ
嬉しい限りです。
時間は、15:00~16:00
アーティスト里地帰(さとちき)氏が中国の民族楽器《二胡》を奏でます
榎木さんの深みのある
やさしい声とシンクロした世界観は絶品
必ずや、子供達の心に
経験したことのない
感動を呼び起こすことしきりでしょう。
皆さま、是非お出掛けください!

























