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《黒谷》~くろたに~


山間のどかな集落には
山から降りてくる川が流れ、両側に家々が並ぶ 
坂道の始まりに、紙漉きの資料館がありましたがお訪ねした日は、日曜日でしたのでお休みでした。
丁度よさそうな水場

近くまで行くと、小さな魚が沢山泳いでいました。
登っていくと少しずつお魚が大きくなり始め

上流のほうでは沢山の
トンボが飛びかっていました。


民家が終わる頃突き当たりに古い神社がありました。
『熊野神社』と書いてあります。

入り口から本社まで両側に大木が立ち並び歴史を感じます。

建物や小屋は木造で時代劇にはピッタリの場所でございました。

本殿は苔むした石垣の上に建てられ重厚です。

その裏が別世界への入り口でございました。

沢です。
くねくねと蛇行する沢

美しい草が生え、鮮烈な緑の中をエメラルド色をした水が静かに流れます。
そのまた奥には竹林が山へと続き、細い山道がずうっとつづいていました。
森の中にいると段々と私達はタイムスリップをしはじめ

明治の物語の主人公
八吉が、山道を懸命に歩き
故郷の黒谷を目指す姿が浮かんできます

母が住む家の近くまできながら、なぜ八吉は引きかえしたのか。

川ぞいや山に並ぶ家々

ここには、人々の懸命に生きてきた姿が
何百年間の真実と共に染み込んでいました。

京都の町中から
1時半で来させて頂きましたが

想像とは違う
豊かな自然と、昔ながらの暮らしがみえました。
熊野神社の土地神様にお祈りし感謝しました。