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『なまくら』の原作者、吉橋通夫先生が太秦にいらっしゃいました!


映画になった
“なまくら”の一篇
『チョボイチ』を鑑賞する為に、遠く長野県安曇野からおこし頂きました。


お出迎えしたのは、「チョボイチ」の脚本・演出・監督をされた中野広之氏、そして来月撮影に入る「なまくら」の脚本・演出・監督をされる和田圭一氏。


そして、「チョボイチ」に出演した
和歌山県海南市の《海南座》座長、中西弘和氏、そして私でした。


先ずは、映画村をご案内しました。ここは沢山の方々が働いております。
入村料は物凄く安いと思います

そして、「なまくら」の題字を書いて頂いた、
東映の背景担当、田島なつよさんの仕事場へお邪魔させて頂きました。


吉橋先生は、こんなに若い女性が
時代劇の文字を書いているのか、、
と驚いた様子でした。

なつよさんは、背景の文字書き三代目です。

日本映画アカデミー賞の文字書きの師匠、宇野先生に直接教わった文字は変幻自在。

写真を一枚。
吉橋先生はいつも腰が低く笑顔、その姿は少年です。

それから、あちこち中野監督が、撮影所でのエピソードを交えながら案内されました。


「チョボイチ」の上映は、普段私たちが、編集やミーティングをする。50年も前からある「基地」の様な部屋で行いました。 



さて、ご自身の作品が映像になる、、
作家としては、どんな心持ちなのだろう


吉橋先生は、モニターの前に椅子を持って行き、
30分の作品を静かに鑑賞されておりました。


見終わって

「ありがとう」とひとこと、そしてニッコリ


度々話し合っていた中野監督と吉橋先生。

感じたことを述べる姿をみて

作品づくりに参加して頂いていて
本当に有りがたいなあと思いました。


僅か1時間40分の撮影所滞在時間でしたが、吉橋は「楽しかった、ありがとう」
と、嬉しそうに帰っていかれました。



文学の世界
映像の世界


作品の作り方は
同じではないけれど


児童文学として
子供たちに感じて欲しいことは一緒

とくに今回の映画作りは子供たちが本を読み
どう思ったか!が重要な始まりでした。

ただ与えられた脚本を演じるのではなく

子供の目線から
自分ならこうしたい

自分ならこう感じる

ていう意見交換がたびたび監督と設けられ

人とはどう成長し
何をして生きていくのか

自分はどうしたいのか

何をすると他人は悲しみ
何をしてあげると他人は喜ぶのか

感じあえ
確認できる映画作りだったと思いました。