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撮影初日は、高雄、京北
そして
北嵯峨のひとつの山と谷を使っての

ガチの登山撮影でした。


砥石山の採掘場で働いていたふたりの男の子が、故郷の黒谷(京都 綾部市)まで
歩いて行く話です。


14歳の矢吉と、12歳のトメは、一人前の職人になろうと砥石山で働いていた。
ある日、トメが足を怪我したことで、砥石山の頭に故郷の黒谷まで送って行くように言われるんです。


何をやっても続かない矢吉は、今度もトメの怪我にかこつけて、

仕事から逃げ出そうと考えていた


朝早くから砥石山を出て丸1日かけての道中

おまけに怪我したトメをおぶって歩く山道。

言い合いしながら
同じ飯をくい
時に喧嘩する

とにかくトメは口がたつ
矢吉の心にずけずけ本音をいう

ロードムービーやスタンドバイミーを連想する映画になっているこの作品
面白くなりそうです


さて
上田くんは、本当に井上くんをおんぶして
急な坂道をのぼります

それを朝の9時から昼休憩いれて
夕方の5時までやりました。

普通の映画の撮影なら吹き替えの役者さんがやるところも、すべて一人でやりとおしてくれました。
おんぶするとき、少し腰を屈め、後ろから井上くんがジャンプして乗っかる
仁王だちになり、ゆっくり 腰をあげる

これは演技なのか、労働なのか
と問うと両方なのだと思います

わたしなど見ていて可哀想になりました。

しかし上田くんは
中学の柔道部にスカウトされた巨体

筋肉も身体も、ガッシリしていて
とにかくタフでした。


スタッフ全員が驚くほどタフでした

適役すぎるほど適役

顔は古風でおちゃめ


井上くんは、

かわいい無邪気さがあり
物凄く対照的な二人!


この日最後のカットは

急な山の斜面

そこまでいくのが、なかなか大変でした


カット!

“本日終了!皆様ありがとうございました!”

かなりしんどい現場でした。

しかし

上田くんはいいました。
“こんなのへっちゃらです 柔道部の練習の方がメチャクチャハードですから!
次回もよろしくお願い致します”



井上くんは 丁寧にスタッフ全員に お疲れ様でした!といい、ニコニコ。


今回も子役に恵まれました。


ありがとう

上田くん
井上くん!