11月の後半に企画する吉橋道夫原作
中野広之監督、和田圭一監督作品“なまくら”にむけて
どんなセッティングで上映会をしたいか
中野広之監督にお話を伺いました。
以下はインタビューをまとめたものでございます
以下
→
日本の観光地というのは
絶対人気なのが、江戸時代を背負っているものですよね。
それはずばり
京都だったり
全国各地にあるお城だったりします。
ひとはみな疲れた時に
ひなびた温泉を懐かしみ
棚田の田園風景を愛しんだりしますよね。
あれはなんなんでしょうか(笑)
日本人は疲れているんでしょうね、昔から、、よく働くし
でも、ふらりと旅にもでたい。
日本人て
さ迷うのが好きな民なのかもしれないですよね
そこはお寺だったり神社、だったりする。
都心で疲れたらフラりと近くの寺にいく
鳩がまってくれてますからね。
パンくずあげてバタバタ飛んでいってくれたら元気になったりしますよね。
もし日本にお寺や神社がまったくなくなったら困るでしょうねだから、、。
勿論、“俺はそんなもんいらないよ、ゲームやアイドルがあればよい”なんて人もいるかもしれない
話は変わりますが
日本の観光地とはなにか?列挙していくと
不思議なことに世界のひとも
日本人自らも
好きで愛しむ場所は
古いものだったりします。
茅葺きの家
京町家
田舎土塀の道
酒蔵のある風景
湖にたつお寺のある島
な~んて
一度はいってみたいですよね。
山のはるか上にたつ
巨大な寺の町、
茶畑で茶摘みをするおなご
と
茶摘み歌
城下町、お寺の石塀の道を歩くそこでうちならされる鐘
田園風景
それは
柿と栗の木
稲穂が風にゆれ
赤い椿
さざんか
すすきの道
があったら叙情的です。
石仏のある山野辺の道
線香の匂い
土産品
神社、神楽殿に巫女さんが踊り吉凶を占う
祭り、ハッピ、いなせ、粋、色っぽい、人情
男気、気っ風のいい女
ひとが見えてきます。
鬼、太鼓、伝説幽霊、四谷怪談化け猫、番町皿屋敷
いまと変わらない
恨みつらみ
それでさえ
江戸文化だったりします。
人情や恨みつらみも喧嘩も江戸の華
日本を紐解き
誰からも愛されるものをあげていくと
“江戸時代に作られたもの”が大多数なんですよね。
文化の中に流れる粋
そこには
日本料理や寿司、天ぷら、うどん、そば、なんてのもありますし
お酒
お醤油
味噌
お酢
“メンメンと受け継がれてきた技術の粋!”
なんてものもあります。
海外からお客様は
江戸とは別の視点で日本を眺めるとき
未来都市を求めたりもします。
東京だったり
原宿だったり
新世界、道頓堀の大阪だったり雪景色の北海道だったり
でもですね
それは、
日本文化の清潔感や
マナー、
つまり日本人の真心
御接待の心
が
あってのものなんだと思います。
ひとが、江戸時代の心をもち
受け継がれてきた粋があるからでしょうね。
“日本らしさ”
すなわち
未来都市日本でも
庭園などを代表するような
手入れされた自然と木造建築の美学でも
どちらでもいいんです。
そこで
着物をきたり
お茶をいただいたり
和菓子や料理をわくわく期待する
場所よりも
“人”に
“すでに
文化が息づいているから”
大丈夫なんです日本は。
不思議な国ですよね、日本
友人のフランス人はいつもこういいます。
日本の地下鉄は
一分ごとに正確な時を刻む管理世界
なのに
真逆に
位置する田園風景は
ほったらかし
だから
1日ゆっくりと時が流れます。
ひとって
快適さや便利さを求める反面
時間をまったく気にしないで
日がな1日
温泉で憩うことも必要だと感じている。
その
両極端全てが日本の文化の強みだったりするのです
つまり
なんでもオッケーが日本なんですよ
その
時の狭間で
おだやかな時間と気持ちのなかで
映画の鑑賞会
“なまくら”をセッティングできたら
ほんまに 意味ある上映会になると思いますね
要は
時や時間とどう向き合い
環境をつくるか
みなで考えましょう
私達の世界と映画の世界が
地続きに繋がっていけたとき
初めて見えてくる大切なものがあると思います。
中野広之監督、和田圭一監督作品“なまくら”にむけて
どんなセッティングで上映会をしたいか
中野広之監督にお話を伺いました。
以下はインタビューをまとめたものでございます
以下
→
日本の観光地というのは
絶対人気なのが、江戸時代を背負っているものですよね。
それはずばり
京都だったり
全国各地にあるお城だったりします。
ひとはみな疲れた時に
ひなびた温泉を懐かしみ
棚田の田園風景を愛しんだりしますよね。
あれはなんなんでしょうか(笑)
日本人は疲れているんでしょうね、昔から、、よく働くし
でも、ふらりと旅にもでたい。
日本人て
さ迷うのが好きな民なのかもしれないですよね
そこはお寺だったり神社、だったりする。
都心で疲れたらフラりと近くの寺にいく
鳩がまってくれてますからね。
パンくずあげてバタバタ飛んでいってくれたら元気になったりしますよね。
もし日本にお寺や神社がまったくなくなったら困るでしょうねだから、、。
勿論、“俺はそんなもんいらないよ、ゲームやアイドルがあればよい”なんて人もいるかもしれない
話は変わりますが
日本の観光地とはなにか?列挙していくと
不思議なことに世界のひとも
日本人自らも
好きで愛しむ場所は
古いものだったりします。
茅葺きの家
京町家
田舎土塀の道
酒蔵のある風景
湖にたつお寺のある島
な~んて
一度はいってみたいですよね。
山のはるか上にたつ
巨大な寺の町、
茶畑で茶摘みをするおなご
と
茶摘み歌
城下町、お寺の石塀の道を歩くそこでうちならされる鐘
田園風景
それは
柿と栗の木
稲穂が風にゆれ
赤い椿
さざんか
すすきの道
があったら叙情的です。
石仏のある山野辺の道
線香の匂い
土産品
神社、神楽殿に巫女さんが踊り吉凶を占う
祭り、ハッピ、いなせ、粋、色っぽい、人情
男気、気っ風のいい女
ひとが見えてきます。
鬼、太鼓、伝説幽霊、四谷怪談化け猫、番町皿屋敷
いまと変わらない
恨みつらみ
それでさえ
江戸文化だったりします。
人情や恨みつらみも喧嘩も江戸の華
日本を紐解き
誰からも愛されるものをあげていくと
“江戸時代に作られたもの”が大多数なんですよね。
文化の中に流れる粋
そこには
日本料理や寿司、天ぷら、うどん、そば、なんてのもありますし
お酒
お醤油
味噌
お酢
“メンメンと受け継がれてきた技術の粋!”
なんてものもあります。
海外からお客様は
江戸とは別の視点で日本を眺めるとき
未来都市を求めたりもします。
東京だったり
原宿だったり
新世界、道頓堀の大阪だったり雪景色の北海道だったり
でもですね
それは、
日本文化の清潔感や
マナー、
つまり日本人の真心
御接待の心
が
あってのものなんだと思います。
ひとが、江戸時代の心をもち
受け継がれてきた粋があるからでしょうね。
“日本らしさ”
すなわち
未来都市日本でも
庭園などを代表するような
手入れされた自然と木造建築の美学でも
どちらでもいいんです。
そこで
着物をきたり
お茶をいただいたり
和菓子や料理をわくわく期待する
場所よりも
“人”に
“すでに
文化が息づいているから”
大丈夫なんです日本は。
不思議な国ですよね、日本
友人のフランス人はいつもこういいます。
日本の地下鉄は
一分ごとに正確な時を刻む管理世界
なのに
真逆に
位置する田園風景は
ほったらかし
だから
1日ゆっくりと時が流れます。
ひとって
快適さや便利さを求める反面
時間をまったく気にしないで
日がな1日
温泉で憩うことも必要だと感じている。
その
両極端全てが日本の文化の強みだったりするのです
つまり
なんでもオッケーが日本なんですよ
その
時の狭間で
おだやかな時間と気持ちのなかで
映画の鑑賞会
“なまくら”をセッティングできたら
ほんまに 意味ある上映会になると思いますね
要は
時や時間とどう向き合い
環境をつくるか
みなで考えましょう
私達の世界と映画の世界が
地続きに繋がっていけたとき
初めて見えてくる大切なものがあると思います。