数々の時代劇を担当されてきた
衣装部ベテランの熊田さん
今回、映画『赤い番傘』の撮影で
大変お世話になっています。
雨の日の撮影では、一日お付き合い頂き、撮影現場に来て着付けをして頂けたことは
本当に有り難いことでした。
写真は"衣装合わせ"の様子です。
時代背景(今回は明治10年)をふまえて
登場人物の暮らしぶりを台本から読み取り
膨大な衣装のなかから
熊田さんに選んで頂いた着物を
役者さんに着て頂きました。
手早く着付ける熊田さん
お話を伺うと
帯の結び方
役柄によって変わる着物の着丈
時代劇の衣装について
知らなければいけないことが
沢山ある事がわかりました。
例えば
長屋のおかみでしたら、着丈はくるぶしの上。それは、働く女性の着物の裾がすれないようにする為だそうです。
女の子だったら、短く着ると可愛くなる。
襷のかけ方、前掛け、、
また、撮影は一日では終わりませんから
映像のつながりを間違えない様に
衣装を管理することも大事な
仕事なのだそうです。
その話しぶりに、
誇りと、プライドを感じました。