2019年03月

『万能中華麺に此の年になって驚く』

中華麺

焼きそば麺ではなく
蕎麦、うどんのたぐいでもありません

そもそも私はこの年になるまで、
麺というのは、種類が用途に合わせて、きっちり区分けされているものだと思っていました

焼きそばなら焼きそば麺

ラーメンなら
中華麺

みたいな、、、
しかし!!
鉄板焼き屋さんにいくと

『うちの麺は特別に業者に作ってもらっている細麺で

焼きそばにもラーメンにもなる!』

というのです

それって
初耳だし
この店だけじゃない?

っていうと

『どこもそうしとる』

というのです!

たとえばそれは

『小麦粉で作った
うどんを、

そば粉で作ったんやけど、これは、うどんや!』

って
いうようなもんじゃないのかな?

と思ったわけなんですけど、

しかし、世間はどうもちがうみたいで

あぁ愕然


世の常識は


中華麺は

①焼きそば
②ラーメン 
③つけめん

に もなる! 

というのです

「焼いてソース味にしたら焼きそば」

「茹でてとんこつや味噌、醤油のスープをかけたら、ラーメン」

「茹でて
つけじるをつけたら
つけ麺!」

同じ中華麺でも
こういう風に使うのがあたりまえ!

というのですね



あぁ私は知らなかった

早速スーパーにいき

中華麺の袋の裏を見てみると


書いてありました、、

“この麺は
焼きそば、ラーメン、つけ麺、等に対応します”

なんにでもなるんだと!!


私は学習しました

中華麺は凄いんだと。

ええぃ!
もっというと、

冷や麦を

焼いてソースかけたら勿論焼きそばだし

焼きそばの麺を買ってきて

茹でて、とんこつスープにいれたら、
当然ラーメンになるのでしょう!!
となる

つまり
麺は自由なんだ!
ということ。


密かに感動した一日でございました。




京都府福知山市『丹波生活衣同好会の大好きなおばあちゃん達』

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晴天のなか
高速道路をひたはしり
福知山市丹波生活衣館に行ってまいりました!


丹波生活衣同好会の皆様に、福知山の『丹波木綿』についてインタビュー撮影をさせて頂く為です。

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《丹波生活衣同好会の皆さんと、福知山市の職員さん。中野広之監督、七海薫子さん。上映会の時の記念写真です。》


初めてこちらを訪ねてから、6度目のお訪ね

いつも暖かく迎えて下さるおばあちゃん達

80代、90代とはいえ
聡明で、どこか可愛らしい女性は今では、わたしにとり憧れの存在です

またお会いできると思うと嬉しくなります。

まず
映画『赤い番傘』を上映させて頂きました。

持参したテレビは小さく色も黒がうまくでないのですが、涙を流して頂きながらの感動的な上映会になりホッとひと安心。


中野監督が、カメラをまわしながらインタビューに入りました。

『真綿と、木綿の違いは、、』

→まわたと、もめんの違いは、、



蚕の幼虫がつくる繭を四方に引き伸ばしてつくる絹を

『真綿』と言います。

『木綿』は植物から採れるいわゆるコットン。

我々が慣れ親しんでいる~わた~
は、薬箱にも入っている、この植物からできる綿なのですが

絹も、~わた~

どちらも、“綿”がつくので

混乱してしまいますが、
蚕という生き物から採れる綿の方が歴史は古く

植物から採れる綿は室町時代以降


本来、シルクロードから来た絹の原料が、
~綿~と呼ばれ流通

室町から江戸にかけて、量産された植物の綿が、なんだか~綿~の主流になり、

木綿→もめん
というようになり

絹は木綿と違いをつけるために、
真綿→まわた

と命名された。

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《繭です。左にある少し大きい繭は“山繭”》
    
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 《繭を四方に伸ばして真綿が出来ます》

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《こちはら、植物から採れる綿、コットン。
中の種を取れば真っ白な綿になります》



その事を丁寧に教えてくださった、職員の渡辺さん


また、福知山の丹波木綿で作られた着物や、

屑繭を丹念に糸にして、地絹の着物にした物を、収集するにいたった経緯をおばあちゃん達は話してくださいました。

その中で
率先して活動、招集、保存、補修をしたのが

染色家・河口三千子さん


その存在は大きく

自らも機織りをされていた河口さんは

生活衣としての丹波の着物をこよなく愛する人でした。

河口三千子さんの、コレクションから始まった丹波木綿の収集は、今では一万点以上にもなります

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 《河口三千子さんの代表作“よろけ縞”》


端切れを無駄にせず
継ぎ足し縫った内布団の布

おばあちゃん達の自慢の物です

丹波織

そのデザインは
様々な縞模様のパターンがあり
見ていて飽きることがありません

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普段着には、丈夫な木綿の着物を着、
おしゃれ着には、屑繭で仕立てた地絹の羽織を身につけたそうです

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     《明治時代・木綿の着物》
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《地絹を使った白い襟が付いたお出掛け用“ねんねこ”》


刺繍が施された半襟もあります

統制の厳しい中

隠れたところに、そっと絹をいれたり、

刺繍したりするのが、素敵だと思いました

インタビュー後

同好会の皆様に

展示会場の着物を
解説していただきながら

明治、大正、昭和の暮らしのなかで
いかに~織った布が~大切にされてきたかを知りました

おばあちゃんたちは

様々な着物を見て
女性のささやかなお洒落を発見し

手仕事の暖かさも感じとっておられます

それを
次世代に繋げようとされているのですね


丹波生活衣館を訪れる方の中には

展示品をお金で譲って欲しいと言われる
方もいるそうです

『ここにある丹波木綿は、福知山にあってこそ意味があるのですから、売ることはありません。』

と、きっぱりおっしゃったその言葉に、揺るぎない精神を感じずにはおれませんでした。

今は、たった6人で活動されている同好会の方々

福知山市の職員さんのバックアップ無くしては、続けるのが難しい事も事実です。

後継者が必要です

若い方に、丹波の織物の美しさを知って頂きたい

福知山丹波生活衣館を
是非訪ねて頂きたいです。

会館では無料で機織り体験もできます

これがお土産にできかなりのお値打ちです

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『暮らしの衣・織の歴史』

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織物についての
貴重な本があります

写真左は、
丹波地方の生活衣の事が書かれた本。

『丹波の生活衣』です。

染色家、河口三千子さんのコレクションを元に、丹波地方の暮らしの中で生まれた着物を

丹波生活衣振興会の方々が
文章を寄せ合い

季節毎の着物
ハレの日に着る着物
子供の着物
小物

項目をつくり
写真資料もくわえて
まとめた本です

もう一冊(右の本)は

昭和41年初版の
日本工芸『織』

古代の織の起源
絹や綿が、どんなルートで日本に
伝わってきたのか

白黒の貴重な写真と共に文章が
載せられています

織物の繊細さや、力強さ

手仕事の温もりを伝えようと

本をつくった人達の
使命感が伝わってくる

2冊の本です。

明日は、

福知山に伺い
丹波生活衣振興会の皆さんに

インタビュー撮影をさせて
頂けることになりました。

木綿の着物が、暮らしの中で
どんな役目を持っていたか

養蚕も盛んだった福知山で
「織る」という仕事がどんな風に
営まれていたか

80才、90才の聡明な
女性の方々にお話をうかがいます


昨年製作した
映画『赤い番傘』の撮影で
お世話になった振興会の皆様と

福知山市の職員さん

中野広之監督

『赤い番傘』に出演した
女優・七海薫子さん

杉原志保さんと


楽しい時間をつくり


貴重な記録をおさめてきたいと思います




































『太秦唐渡町~からと町~鐘造りなら、岩澤の梵鐘(ぼんしょう)』

太秦広隆寺から
南へ下って行く道があります。

わたしの家は
広隆寺から徒歩四分の朱雀町

広隆寺から徒歩十三分ぐらいで

唐渡町という町があります。
 
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“からと町”と
読むのだそうです。

唐、、渡

最近、太秦周辺の古墳を訪ねている関係で、

地名からそのいわれを
妄想してしまうわたくしです。

きっと、歴史的に秦氏の広隆寺建設等と関係があり、日本と中国との友好な関係ロードがあるんだと思います。


インターネットで調べようにも
その土地の詳細まではでて来ませんので

やはり、図書館で調べようと思います。


さて、その唐渡町に
『岩澤の梵鐘~ぼんしょう~』という鐘を鋳造する会社がありました。

唐渡町の路地を歩いていて
偶然見つけた、大きなボツボツ頭!

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もしや大仏さまじゃないか!
と、近寄ってみると

穏やかなお顔の大仏さまが背中をむけて鎮座されています。

また、敷地内を見渡すと

弘法大師さまらしき銅像が数体

そして、お寺の釣り鐘が
幾つも並んでいるではないですか

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これは鐘を銅で作る鋳造技術で

仏像を作られている

奈良の大仏様と一緒で

型をつくり
中に熱い銅を流し込む技術、鋳造。

京都ならではの会社が、またこんなご近所にあるこに大変感激しました。


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昭和19年創業の歴史ある会社

創業者は幼いころから
ご苦労をされ

仏門に入って修行をされてから後
梵鐘師の称号を得ました。

鋳物会社で更に修行を積み
会社を立ち上げたそうです。

戦時中は、お寺の鐘さえも回収され
軍需部品に作り替えられた。

創業者は、体が弱く戦争に行かなかったそうです。

沢山の友人を戦争に見送り
やりきれない思いを抱きながら
ご自身はお国の為と、鋳物の仕事をしてきました。
 
そんな悲しい時代を越えて

いままた平和の時代の中で

祈りにも似た深い慈愛の気持ちで
鋳物を造り続ける


二度と
戦争に
鉄や銅が撤収され
武器に使われる事のないよう

歴史を語り継いでいきたいです。

大仏さまの姿は
人殺しの道具にはさせない

創業者はきっと天国でそう祈っているはずですから。

『梅宮大社⭐散りぎわの梅アートフォト』

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ここ数日、暖かかったのですが
昨日は、冷たい風が吹いていましたね

咲きかかった桜の花も
ちょっと足踏みしたかもしれません

梅の季節から
桜の季節に移ろうとしているなか

訪ねたのは梅宮大社

江戸時代から
梅の名所として知られる神社です
 
境内にある梅の木に残っていた梅の花

散りぎわに懸命に咲いているようで
大変風情がありました

今回は

写真機能を駆使して
いつもと違う撮影させて頂きました

神社の守護神
ねこちゃんも元気です















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