2020年07月

『和歌山ロケーションハンティング②』

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お醤油発祥の町『湯浅』で出会った
江戸時代開業の公衆浴場

『戎湯』〜えびすゆ〜

昭和60年まで、『甚風呂』の愛称で地域の人に親しまれていました。
廃業から10年後、町の財産となり、2年間に渡る修復工事を経て

今では、
湯浅の歴史を語る貴重な施設になっています。

入り口を入ると、当時を思わせる
番台と、脱衣所が有ります。

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未だ、たくさんの人の気配を感じる
不思議な空間がそこにありました。

タイル張りの壁、石造りの浴槽
蛇口、洗面器
壁には、古き良き日本映画のポスターが
ありました。

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お風呂場を、抜けて奥に進むと
煉瓦づくりの、火焚き場がありました。

ここで、毎日火が焚かれお湯が沸いていたかと思うと、、胸にくるものがあります

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中庭には、ポンプ式の井戸が健在!

映画撮影のお願いをさせて頂いたところ
快く了承していただき、感謝でした。

ひとつひとつの物が
歴史を十分に語っている『甚風呂』

湯浅に来たら
是非立ち寄って頂きたい場所です

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『和歌山ロケーションハンティング①』

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      《川の向こうは海!》

阪和自動車道、和歌山北I C市から21分、

『有田南I C』で高速道路を降りて、

国道42号線に入り10分ほど。


そこは、醤油発祥の地『湯浅』です!


2021年、和歌山県で開催する

『紀の国わかやま文化祭2021


そこで上映される映画製作が始まり

(『魅力発見!海南を撮りたい会』制作)


湯浅までロケハン  に行ってきました!


和歌山県有田市といえば、

『みかん』が有名ですが

この地がお醤油の発祥地だという事を、わたしは3年前に知りました。


高速道路を海沿いに車で移動

町に差し掛かると、木造の古い建物が

並んでいます。

味のある壁の色が湊町を思わせる。


町の入り口には

醤油屋さんの老舗『角長』さんの工場がありました。


駐車場に車を止めて、ドアを開ける、、

すると、たちまちお醤油の香が車に舞い込んできました!


いい香り


通りには、お醤油の瓶

並びには、お味噌屋さんがありました。


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  《お味噌屋さん。三ヵ月もののお味噌》


今まで訪ねた

和歌山のどの街並みとも違う風景です。


さて、湯浅ロケハン  

様々な発見がありました。


続く


















  『“つの字”物語の背景①』 

なまくらシリーズ第6弾『つの字』

小道具や、衣装の準備もはじまりました。


準備していく上で、物語の時代背景を

知ることは、重要な事なので


調べ物をしております。


今回、主役が演じる役柄は、天秤棒を担いで

錦市場まで、新鮮な魚を運ぶ『走り』と呼ばれる職業です。時代設定は幕末。


伏見区横大路から、錦市場まで

『鳥羽街道』をひた走るしほ牛松


横大路にあった『草津湊』は

現在も鴨川と桂川が合流するところです。


そこは、平安の時代から物流に利用され、

魚市場としては、豊臣秀吉の時代から

明治10年に至るまで、長く栄えました。


瀬戸内・四国・和歌山方面から大きな曳き舟で運ばれてきた魚や野菜は、草津湊で荷揚げされ、『走り』と呼ばれる人によって、京都の街中まで運ばれました。


その中でも、生命力の高い鱧は、生きたまま錦市場まで運べる魚として、特別なものだった。


夏に鱧を食べると『元気に夏を越せる』と

いわれ、貴重な食材だったのですね。


それは、今も変わらず

京都の食文化として、伝えられています。


さて、横大路から錦市場まで

何キロの道のりなのか


調べたところ直線距離

13.kmの道のりでした。


14歳のしほ牛松

早朝から、この道のりを重たい天秤棒を

担いで走る、、、と思うと


いじらしくなります。


大人でも大変な仕事『走り』

体をこわした父の代わりに

鱧を生きたまま運ぶ必死なふたりの姿を

お客様に届けたいです。


クランクインは、8月の初旬

ここ連日の猛暑を考えると、


なにより、ふたりの健康に十分留意して

撮影を進めなければいけません。


衣装は、時代にこだわりつつも

若さを引き立たせるものにしたいと考えています!





映画~なまくら~『つの字』がいよいよ始動しました! 主役たちの、台本読み合わせ&亀岡市ロケハン です。 

 
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   《車座になって台本の読み合わせ。》
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  《“しほ”役の川瀬芽依ちゃん(左)“牛松”役の山田瞬司くん(右)》
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   《芽依ちゃんのお芝居は、心を打ちます》


長雨から一転して


太陽の光がジリジリと照りつける中

いよいよ児童文学映画『なまくら』第6
つの字の製作が始まりました。

『なまくら』の原作者であり、今回監督をされる吉橋通夫先生

主役の川瀬芽依ちゃん(14才)
共演する山田瞬司くん(12才)

そして、

中野広之監督、和田圭一監督、杉原典彦カメラマンが集合し

この日、午前中は、台本の読み合わせ
午後は、亀岡ロケーションハンティングを行い夕方まで目一杯動きました。

『つの字』は、鳥羽街道を元気な女の子しほと、大食いで力持ちで気のいい男の子牛松が、天秤棒でハモを錦市場まで、運ぶ物語。

中風で倒れた父の代わりに、おんな子供じゃ、無理や!といわれるなか

必死に走る理由は、なんなのか?

なぜ、牛松は、ともに、しんどい仕事をしてくれるのか、

演じる子供たちは、いまは、わかりません。

撮影と、体験をとおし、
ふかまってくると思います

初めての読み合わせにも関わらず
しほ牛松の会話が小気味よく進みます

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人は、同じ事務所に所属する子役。
言わば仲間なんですね。実は、2年前にも共演しているんですよ。

吉橋監督は、初監督

するどい指摘が入ります。
自分で書いた小説なのだから、至極当然ですが、
子役は、育て、褒め、愛さないと
絶対ついてきてくれません。

シリーズ一1作目、5作目と、5年のつきあいを、川瀬めいちゃんは、中野監督としてきました。いわば愛弟子
今回、吉橋先生は、めいちゃんをどうしても、使いたい!と、いう願いを中野監督に懇願、

中野監督は、迷いました

なまくら第七弾「どろん」にでてもらおうとしていたのです。

さてさて、

わたしたちは
めいちゃんと、しゅんじくんの、読み合わせをみて、感動

しかし、
吉橋先生は、注意の連続

だんだん、子供は、傷つき、テストをするたびに、方向性をうしなっていきます。

はてさて、どんな展開になっていくのでしょうか

映画は、素人では、無理なのか?
杉原カメラマンも、けわしい顔

さてここで、吉橋先生は、中野監督に、「あまりしゃべりすぎる中野さんは嫌い」とまで、暴言を吐いてしまいました。

悪気はないけど、初監督は、からまわりばかりしてしまう1日でもありました。

プロデューサー小林は、始終ひやひや

「こんな状態でうまくいくのかしらん」

しかし
中野監督は
「この、原作を映画化させてくれた、吉橋先生には、けして、頭があがることはないでしょう。最後まで、キチンと、サポートしましょう。」

と、私にはいわれました。

そして、
原作者に恐れず
「吉橋先生!子供、とくに、川瀬めいちゃんみたいに、出来る子は、褒めながら、信頼関係を気付いて、やっていかないと、じきに、衝突してしまいます。
監督は、指示や、注意ばかりでなく、まず相手を愛し、こちらも子供にうけいれられた方がいい!と私は思います」

と、進言されていました。

吉橋先生は、きっと、理解してくださり、
子供と、フレンドリーな関係を築き、のりこえられていかれると思います


さて、読み合わせが終わり
芽依ちゃん、瞬司くんと別れ
亀岡まで車で移動して、ロケハンを実行しました。

探したロケ地は
鳥羽街道を思わせる風景です。
土道で、広々とした川縁の場所
土壁が続く山道

歴史の深い亀岡には、時代劇に適した場所が
たくさんあります。

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《築300年の武家屋敷を使った料理屋“へき亭”さん横。土壁沿いの、道》
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     《吉橋先生、ロケハンしてます》
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      《軒下に干されたニンニク》
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   《台本を見ながら杉原カメラマンに相談》
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   《こちらは、曽我部町穴太にある河原》
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    《広々とした風景は、宇津根町》
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ロケハン終了後は、ファミリーレストランに
立ち寄り、まとめをしました。

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    《撮影に向けて、細かく打ち合わせ》

初めて映画監督をする吉橋先生を
サポートする

チーム『なまくら』

妥協をしない集団でございます。

つづきをお楽しみに!


保育士のしごと


本日は、久しぶりの青空と太陽がみられましたね。モクモクと夏の雲が空を流れていました。


保育園では、プール準備

みんなが大好きな水遊びの始まりです


プール開きに先だって

子供達が無事に、事故なく過ごせるように


職員全員が、救命救急の講座を受けました

講師は、地元の消防士さんです。


わたしは、始めて心肺蘇生法を体験


もしも、子供が溺れたら、、、

という、考えただけで緊張する場面を設定して、講習はすすみました。


子供サイズの人形が目の前におかれ

心臓マッサージとAEDの使い方を勉強しました。


事故がおこったら

①先ず、呼びかける、足の裏を刺激して反応があるか確認


②すぐに周りの人に119への連絡を頼む。AEDを持ってきてもらう。


 呼吸の確認

④心臓マッサージ

⑤気道の確保、人工呼吸

AEDを使用した場合は、使用した後も

心臓マッサージを繰り返す


とにかく、初期動作が重要だと聞き

緊張感が高まりました。


蘇生方法を知った上で


なによりも

事故を起こさない事


集団生活を送る保育園では

大人の死角を無くす=子供達の命を守る


アンテナをはって

先ず子供達を守りたいと思います。




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