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《清涼寺の鐘撞堂。西日が差しこんで綺麗》
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   《日没を待って撮影開始!》
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《オレンジと赤のカラーセロファンで窯の中を再現》
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     《狂言堂の一角で》
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  《いつ見ても壮観な清涼寺の門》
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      《日没前の空》

先日、なまくら第七弾 中野組『どろん』の
最終撮影が清涼寺にある狂言堂の
一角と、琵琶湖で行われました。

この日の撮影は
①煉瓦窯の中で焼かれている煉瓦を再現する
②明治時代に着工された琵琶湖疎水の風景を実際に琵琶湖に行って撮る
③疎水工事から工場へ帰ってくる囚人を撮影

でした。

照明技士川戸さんから
『監督、煉瓦のカットの件ですが、窯の近くにある煉瓦と想定すればいいでしょうか、煉瓦の中で焼かれている煉瓦でしょうか』

細かくイメージ出来ていなかったわたしは
煉瓦の窯、、、もの凄い温度、、頭の中を
映像が駆け巡りました

『窯の中で焼かれている煉瓦を撮りたい』
監督のひとことで、川戸さんが
限られた道具の中で編み出したのが

日が暮れてからの撮影
2箇所から照明を当て、オレンジと赤
2色のカラーフィルムを使う方法でした

前日に購入した、まっさらな煉瓦を
メッキスプレーをかけた板に並べ
(鉄の板に見える!)

日暮れを待って撮影開始です!

杉原カメラマンが、ゆらゆらと揺れる
火の影を

露出を上げ下げしながら
ガスコンロの火でメラメラをつくる

そこにオレンジの炎のような照明が当てられます
こちらも、照明機材の明暗調整ツマミを
クルクル回して、炎のチラチラをつくりだします。

加えて、オレンジフィルムに赤いフィルムを当て、高温を表現。赤いフィルムを出したり引いたりすることで、炎の動きをつくりました

撮影映像をチェック

なんと真っ赤に燃えた窯の中に
チカチカと燃えている煉瓦が
再現されていました!

金がなくても
いかなる条件においても
『出来ないはない、いかにやるか』
を当たり前にしている撮影技術者

杉原カメラマン照明部の川戸さん
本当にありがとうございました!