雑賀崎の双子島荘で企画したのがきっかけで
以来、何度となく訪れることになりました。
地下鉄天下茶屋駅から南海電鉄に乗り換え、“和歌山市”駅に着くのがいつものコース
和歌山市駅といえば
町の中心地にそびえ立つ“和歌山城”が
なんといっても、圧巻です。
お城を中心に発展した歴史の名残は
まだ、そこここに見られます。
それがお堀。
お堀とは元来城を守るためのもの。
城下町は、敵からの侵入を堀で分断し町ぐるみで守った名残です。
それが時代とともに物流に使われるようになり
いまに続いております。
南海和歌山市駅から
ほんの5分の場所にある
『市堀川』
重厚な歴史を感じる堀
橋と、川の流れ、
川の辺りには、昭和の家屋がぎっしりと
並んでいます。
その光景は、なんとも魅力的で
岸辺を歩いていると、
異空間に迷い込んだ感覚を覚えます。
江戸時代、和歌山城の外堀だった市堀川は
川を境にして、南側は武家屋敷、北側は町人の町に分かれていました。
市堀川は、船による物資の輸送路として使用され、川岸の問屋街は、町の発展にとって重要な場所でした。
このコースで
是非とも立ち寄って頂きたいのは
偉人“南方熊楠”(みなかたくまずす)の
銅像です。
博物学者、生物学者、民族学者である
熊楠さんの功績は、世界に誇るものでした
川の辺りに佇む銅像は
その功績を讃えるものです。
川沿いには
熊楠さんのお父様が創業された
酒造『清酒世界一統』があります
夕日が、堀を照らす
風景も格別。
歴史を知って散策すると、より楽しい
ウォーキングコース
和歌山市駅を訪れた際には
散策してみてくださいね