『女1人旅☆西成『酒の穴』 大阪新世界は2000円で釣りが来る』

大阪、新世界
今や修学旅行生、カップル、国内外からのファミリーが訪れる観光地となりました。


私が初めて訪れた９年前は、身ぐるみ剥がされたおっちゃんが、股間を両手で隠しながら、
『ゴメンヨ！はいゴメンヨ！！』
と、威勢よく横丁を走り抜けるディープゾーンでした。

横丁と言えばジャンジャン横丁

囲碁や将棋の真剣勝負が、見られる　
こてこての世界

そんなファイターが、立ち寄る飲み屋さんが、

裏路地の、そこここにあり

西成の良き時代の匂いが
街に残り続けています。

私が1人で行くのが
『酒の穴』

人気店なので
時間によっては、入れない時があります。

メイン通りから、一本筋違い

表も中も、ただじゃ帰さないぞ！という空気がピーンと張り詰めています。

壁にはメニューを大胆に書いた貼り紙がビッシリ

満員なので、

私は『ゴメンヨー、はいゴメンヨー！』
と
言いながら、席を一席空かせて貰いました。

お店の方は、見るからに忙しそうです。

私は時間がかかるであろう
串揚げを、ざっと注文

待つ間に、おでん（大根と玉子）を注文

生ビールを当然注文！！


一気に飲み干し、落ち着いたところで

出汁がしみきった大根と卵を
辛子をつけて舌鼓をうつ。

そして、焼き鳥、、
ネギマと、スナズリ、
塩加減が神でした！


お腹も喉もおち着いたところに
注文しておいた、串揚げが登場

蓮根、イワシ、茄子、、
同時に頼んだのが唐揚げ

どれも肉厚なので
食べ応えと、素材の味がしっかりしています。
唐揚げは、ジューシーでカリカリな美味しさでした。

人として落ち着きました。

やっぱり、人間は
こんな時間があるから
頑張れる

周りを見ると
皆さん、楽しそうです。

私の隣の方は、
ホルモンだけを大量につつきながら

競艇新聞と、にらめっこ

手帳をご持参で、細かい字で情報がビッシリ書かれていました。

私は、よくマクドナルドで、書類作成をしますが
ここでやっても怒られないんでしょうねー

1時間でお会計をお願いすると、２０００円いきませんでした。

『美味しかったです！』
『明日から、元気に働けそうです！』
というと

お店の方も
『そんな事言うて貰うたら、ありがたいです！もっと頑張れますわ』
と、元気な心を頂きました！

女1人旅 大阪新世界人情うどん 一杯１７０円『松屋』

初めて新世界を訪ねたのは、およそ9年前です。東京から夜行バスに揺られ梅田に到着。

環状線に乗ってblogの取材目的地

“新今宮駅”まで行くと、まだ空は暗く、町は眠っているかのようでした。

かなり心細かった私

とにかく通天閣を目指して歩きました。

ジャンジャン横丁を抜けると

ほのかな店の灯りと共に、優しい出汁の香りがしてきました。

人がいる！

その時の、安堵感は忘れられません

うどん・そば　さぬき“松屋”さん

どこよりも早くお店を開けて

仕事に向かう人達を送り出しています。

夜中じゅう働いた人も朝方

優しい一杯を求めてこのお店を

訪ねます。

ずっと変わらない佇まいで

お客様を

迎えてくれている。

一杯170円のかけうどんは

安いだけではなく、とんでもなく美味しい！

店名に“さぬき”とありますが

丸いもちもちのうどんは、四国の“讃岐うどん”ではなく、大阪、京都のもの。

この日も、男性のお客様と並んで、大好きな“かけうどん”と、“きざみうどん”220円を頂きました。（大食いか！）

うどんが出来るまで

お店の方の、気合の入った手捌きを

見るのが好きです。

ホッとします。

店内は、隅々まで磨かれ

清潔感があります。

さて、出来あがった“きざみうどん”

湯気が立ち登るどんぶりを両手にとり

ひと口汁をすすると、、、

出汁の味と香りに体が包まれるー

幸せ

この幸せを

ひとりでも多くの人に

伝えたいです

ジャンジャン横丁横

人情あふれる

さぬきうどん・そば“松屋”さん

是非、行ってみてください！

『西成☆新世界のお店 おっちゃんの野菜嫌いの話 』

久々に朝方、西成に行った

飛田近くから三角公園

そして、通天閣

この間に

モーニング目当てで

喫茶店２軒に行き

居酒屋３軒

銭湯に行きました。

３５０円のコーヒーの店で

３５０円で出される

モーニングセット

これ、私が１０年前に西成に来てから

変わらない食文化。

変化があったのは

野菜サラダ

ジャガイモサラダ

がなくなった事

物価もあるし

色々考えて営業をされているんだなーと

しみじみ思いました。

今、２軒の喫茶店の

モーニングを頂いたら

温かい食パンと、

茹で卵がついてくる。

朝早く、５時とか６時に来るおっちゃん、お父さん、お兄さんは

これから、高速に乗り

奈良とか京都の建設現場に行くという

喫茶店では、スポーツ新聞を見て

タバコを美味しそうに吸って

コーヒーを飲んで

気分を整え

まだ、暗い道に

颯爽と出ていく

ああ、仕事しているなー

と、しみじみ思ってしまう。

もう１軒の喫茶店に入りモーニングを　

注文した。

野菜がついていた。

千切りキャベツにレタスにミニトマト半分

黄色いドレッシングがかかっっている。

私が野菜からムシャムシャ食べていると

AM7時きっかり

店内にいる１３人の職人さん達は

一斉に立ち上がった。

無言で出て行ったそのあとは

野菜に手をつけない

モーニングセットの群だった。

チンチン電車に乗って住吉っさんへ⭐️秋の収穫を祝う“宝の市神事”

阪堺電車『新今宮駅前』駅から

チンチン電車にのって『住吉鳥居前』駅で
降りると

厳かな音楽が聞こえてきました。
見ると、住吉大社の鳥居ごしに、なにかイベントが始まっていました。

「さては、南京玉すだれ〜♪」

ふくよかな女性が、玉すだれを手に
歌っています。（落語家さんでした）





偶然にも、訪ねたこの日、10月17日は
『升の市』でした。

なんだか縁起がいいぞー

と、嬉しくなった私は
写真を連写！






住吉大社では、秋の収穫期に収穫されたお米や、野菜等、様々な生産物を神様にお供えし、残りを皆で分け合う、という『宝の市神事』が行われます。



かつては、商売に欠かせない
升が境内で売られていたことから
『升の市』と呼ばれる様になりました。

小雨が降る中

たくさんの人が集まってきました。
私は、植物が入った可愛いらしい
升を頂きました。



今も檜の香りがする升が
部屋を癒やしてくれています。

『大衆演劇の聖地オーエス劇場 西成から轟かすメッセージ』

壁は塗り替えないほうがいい

ペンキは剥がれかけているのが調度いい

モーニング３５０円は耳のないトーストと　
ゆで玉子付き

大衆演劇は、ベニヤ板とか水色とか

ここには　タイムスリップしてきたようだ！！とか、生やさしい表現はいらない

ただ、その暗い穴蔵のような所に入りさえすればいい

軋む椅子

てんてんだらけの天井

すべてが劇場の装置なのだから