子供達の会話で、大変盛り上がるのは
『虫』について話している時です。
年長クラスの子供達、
特に男の子に人気がある『昆虫』
1か月前に、教室にやってきた
カブトムシの幼虫は、黒々とした
さなぎになりました。
毎日、虫ケースをのぞいて観察している
子供達のうしろ姿はとても可愛いです。
数人の男の子が集まって、図鑑を広げると
かなり長い時間集中して、なにやら昆虫談義をしています
バッタや、クモ、ダンゴムシ、ハチ、アリ、
特に、身近な昆虫への興味は深い。
先日、こんな事がありました
教室の壁に向かって
騒いでいる年長クラスの子供達
どうしたのか近くまで行ってみると
小さなクモが一生懸命動いています
男の子がそのクモを払い落とそうとしてる。
クモ=人間に危害を加える=恐い
という先入観があるのかもしれません
形からして、損をしてますよね、、
わたしは、
『クモさんにも色々やることがあるのよ』と、糸の部分を持って外に出しました。
子供達は、恐いものだと思っていたクモを
いとも簡単に運んでしまったので驚いていました。
『逃してしまっていいのか』
『また、入ってくるかもしれない』
と、口々に言っています。
『そんなに恐いの?』
それじゃあ、と図鑑を取り出して
みんなで調べたところ
教室にいたクモは図鑑に
載っていなかったのですが
様々な種類のクモがいて
人に危害を加えるクモはほとんどいない事がわかりました。
子供達は、ひと安心
大人の何倍も吸収力がある子供達
興味を持った時が学びのチャンスです
保育士として、学びのチャンスを逃さないように、アンテナをはっておく事は大切だと
思いました。
保育の現場で日々起こる事は
わたしの成長の場でもあります。