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和歌山県田辺市にある

「天神崎」(てんじんざき)

あなたは、海に沈む太陽を見た事がありますか?

鏡のような海面に、我が身を写した事がありますか?


夢を叶えてくれる、日本唯一の場所が

田辺市   天神崎  で  す  。

潮の満ち引きにより、平らな岩礁に溜まった海水が鏡の様になり

空やまわりの景色全てが

一枚のバロック絵画になる

その光景はまるで
南米ボリビアの「ウユニ塩湖」の様だといわれ

いま、SNSでも盛んに宣伝され 広がっています。

自分の目で確かめたくて
和歌山を訪れました。


潮が満ちてくる刻は4時半

その日暮れ時を待って

海をみると

動物達が蠢き始めます。

海を渡る蝶

歩きだす貝殻たち

海は、青から緑、やがて漆黒

群青からだいだい色、オレンジ色、みかん色

ガラス細工を吹いて作るかのように

オレンジの玉は、ジリジリと熱く  やがて真っ赤なしずくとなり、海へ文字通り 落ちていきました。


地球の誕生、蘇り、生命の循環!その全てを想像させるかの様な光景は、感動でした。

岩礁の上を歩いて
沖に向かうと潮溜りに
小さな魚が泳いでいます。

水は透明

満ちてなを透明
 蒼にて鏡


その、水面の鏡は

海辺に立つ人影をまっさらに映し出しました。

生きてきた中で見たこともない光景です。

ガラスを熱して吹いた雫が
海に落ち

海と空の境界線が無くなって

地球は一旦終わりました、、、


天神崎に集まった人々皆で

太陽が海に沈んだあとも

余韻に埋没し

やがて

風に頬を撫でられながら

明日の蘇りを想像して 

幸せに   帰りました。

追伸
この天神崎は、日本でのナショナルトラスト運動の先駆けとなった場所としても知られています。

高級別荘地開発の危機を市民団体が反対運動を起こし、土地を買い取る事で美しい景観と、そこに住む生き物を守り

10年をかけ自然保護協会、県や市も手助けをして関わる土地を買い取ってきた経緯があることを知りました。

こうして天神崎に立たせて頂き
その尽力に感謝せずにはいられません。