
京都観光の中心地にある祇園にあり
八坂神社から徒歩1分の場所にある
老舗和菓子店
『鍵善良房』(かぎぜんよしふさ)
さんを訪ねました。
「京都の甘味といえば、お店でしか食べられない鍵善良房さんの“くづきり”は必須だよ」と聞いたのは数年前でした。
やっと行けました!
創業300年有余の歴史が漂う店構えを
しみじみと眺めて
暖簾をくぐると、店内は照明が落とされ
落ち着いた雰囲気です。
ショーウィンドウには季節の和菓子
奥には喫茶スペースがあり
多くの人で賑わっていました。
お店は普段から混んでいるそうで
この日も待つこと15分
テーブルにつくとお茶と共に
銘菓“菊寿糖”が運ばれてきました。
品の良い甘さが美味しい
さて、お品書きから“くづきり”を注文。
黒蜜と白蜜から選べる蜜から、波照間島産の黒糖を使用した黒蜜を選びました。
わくわく感が高まる中
漆塗りの立派な器が運ばれてきました!
お店の方が丁寧に食べ方を教えてくださり
先ず1段目を開く
艶々の黒蜜がたっぷり入っています
いい香りがします。
続いて2段目
氷水の中に現れたのは半透明の
白い“くづきり”でした


わあーー❗️感動❗️
興奮しつつ
器からたどたどしく“くづきり”をすくい
黒蜜に浸す、、
ぐるぐる馴染ませる、、
これくらいかな、、
頭の中は呟きが止まらない
一口頂くと
もちもちの食感、つるっとした
爽やかな喉越しがたまりません!!
黒蜜の香りと優しい甘さに包まれ
幸せですwww
“くづきり”と蜜
シンプルな組み合わせがここまで
美味しくなるのは職人さんの技
品質の高い吉野の本葛を
水で溶き湯煎にかける
鍋の底の葛が薄く固まったところでもう一度湯にかけ、透明になったところで水に晒す。それを5〜6ミリの幅に切る。
全て洗練されている技がなせる味なのですね。
創業当時から変わらない製法というのにも
心ひかれます。
京都に来たら
出来立ての“くづきり”を頂くべし
完璧な美味しいさです!