日和日

息を呑む静寂⭐︎ 祇園祭『宵宮祭』 

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京都の夏を象徴する『祇園祭』

7月の1ヶ月間、毎日の様に

神事や行事が行われます。


多くの人が訪れる

『宵山』

『山鉾巡行』意外にも


祇園祭には重要な行事が沢山あります。


7月15日(月)八坂神社で行われた

『宵宮祭』に行かせて頂きました。


こちらの神事は、神輿に八坂神社に祀られているご神霊を遷す(うつす)という厳粛なもの


午後7時半


宵々山で賑わっている四条通りを

抜けて八坂神社に着くと


白い装束をまとった神職の方々が

準備を始めていました。


集まってくる一般の人は

定められたエリアに集められ


程なくアナウンスが境内に響きわたります


『午後8時より本殿のご神霊を神輿に遷す厳粛なる神事が始まります。その間、境内の灯りが全て消灯されますので足元にお気をつけください。なお、撮影は禁止、灯りが出ないよう携帯電話はおきりください』


海外の方にもわかるように英語でも

アナウンスがありました。


そして、太鼓の音と共に雅楽が聞こえてきました。


いよいよ午後8時


八坂神社の全ての灯りが消えました、、


静寂の中


琵琶の音色が聞こえてきます


ぼろん、、、ぼろろん、、、


しばらくすると、暗闇で


宮司さんが(たぶん、、)

「おーおー」と言いながら


白装束の人に囲まれて

本殿から神輿がある神楽殿に

ゆっくりと移動しました。


その足元にだけに微かな灯りがみえます。


「おーおー」


3つの神輿ひとつひとつに

ゆっくりと御神霊を遷していきます。


琵琶の音色がまた

ぼろん、、ぼろろん


千年前の空気があたりに漂っている、、


そう思わずにはいられません。


神事を終えて

宮司さんが本殿に戻ると


灯りがつき


歓声と共に神事は終了


3つの神輿が輝いているように見えたのは

私だけか。

体験したことのない時間でした。


神霊が宿った神輿に出会えるのは


7月17日(水)神幸祭

7月24日(水)還幸祭


です。


祇園祭がいかに神聖で

町の人にとって大切なお祭りであるか

あらためて感じた日でした




映画『百万円と苦虫女』を 観させて頂きました!


2008年制作

蒼井優さん主演映画
『百万円と苦虫女』を

観させて頂きました

人の心のひだを丁寧に描いた
素晴らしい作品でした。

友人を信じたばかりに前科者になってしまった21歳の女の子が自分の居場所を探して住む場所と職を転々としてゆく

いわばロードムービーなのですが
奥深いです

前科があるという負い目を
いかなる瞬間も演じている
蒼井優さんの演技が物語を繋いでいます

役者さんは凄いですね

ラスト、好きになった人を振り切って
駅に向かう歩道橋から振り返り

追ってくる彼氏を想像しつつも

『そんなわけないか』

と言って、晴れた空を見上げる笑顔が
観る人の気持ちも昇華させています。

彼女の小学生の弟は

お姉ちゃんは本当は現実から逃げていたのに、姉を信じていじめに立ち向かっていた

姉の目を開かせたのは
辛くても同じ場所で生きている
弟だったのが

泣かせます。

彼女が移り住んだ

田舎の人のマイナスの感情(物語上です)
暖かさ
街で感じた孤独
恋愛

16年前の昨日ですが
現代に通じるものがある
共感する様々な場面があります。

自分の人生と重なる部分があるからか、、

そして

映像作品をつくる者として
ワンカットの威力を感じた作品でした。

明日も頑張ろうと思える作品
是非観て頂きたいです。

『出来立ての“くづきり”はお店でしか食べられない味🌟老舗和菓子店「鍵善良房」』

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京都観光の中心地にある祇園にあり

八坂神社から徒歩1分の場所にある

老舗和菓子店


『鍵善良房』(かぎぜんよしふさ)

さんを訪ねました。


「京都の甘味といえば、お店でしか食べられない鍵善良房さんの“くづきり”は必須だよ」と聞いたのは数年前でした。


やっと行けました!


創業300年有余の歴史が漂う店構えを

しみじみと眺めて

暖簾をくぐると、店内は照明が落とされ

落ち着いた雰囲気です。


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ショーウィンドウには季節の和菓子


奥には喫茶スペースがあり

多くの人で賑わっていました。


お店は普段から混んでいるそうで

この日も待つこと15分


テーブルにつくとお茶と共に

銘菓“菊寿糖”が運ばれてきました。


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品の良い甘さが美味しい


さて、お品書きから“くづきり”を注文。

黒蜜と白蜜から選べる蜜から、波照間島産の黒糖を使用した黒蜜を選びました。


わくわく感が高まる中


漆塗りの立派な器が運ばれてきました!


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お店の方が丁寧に食べ方を教えてくださり


先ず1段目を開く

艶々の黒蜜がたっぷり入っています

いい香りがします。


続いて2段目

氷水の中に現れたのは半透明の

白い“くづきり”でした


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わあーー❗️感動❗️


興奮しつつ

器からたどたどしく“くづきり”をすくい

黒蜜に浸す、、

ぐるぐる馴染ませる、、

これくらいかな、、


頭の中は呟きが止まらない


一口頂くと

もちもちの食感、つるっとした

爽やかな喉越しがたまりません!!


黒蜜の香りと優しい甘さに包まれ

幸せですwww


“くづきり”と蜜


シンプルな組み合わせがここまで

美味しくなるのは職人さんの技


品質の高い吉野の本葛を

水で溶き湯煎にかける


鍋の底の葛が薄く固まったところでもう一度湯にかけ、透明になったところで水に晒す。それを5〜6ミリの幅に切る。


全て洗練されている技がなせる味なのですね。


創業当時から変わらない製法というのにも

心ひかれます。


京都に来たら

出来立ての“くづきり”を頂くべし


完璧な美味しいさです!


『嵐山で出会った84歳のおじいちゃんは、元、一番番頭』


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今日はいいお天気でしたね

あまりにも空が綺麗だったので
早起きして

朝8時頃、嵐山の川の辺りで
のんびりサンドイッチ食べていました。

すると、歩いてきた

ひとりのおじいちゃんが
「何処に住んでるの?」
と、話しかけてきました。

毎朝、梅津から嵐山まで散歩に来て
帰りはバスに乗って帰るそうです。

隣りのベンチに腰掛けたので
話相手を探してるのかな?

可愛らしいおじいちゃんだなと思って
話しを聞いていると

自分は京丹後の生まれで
家は機織りをやっていたと

20歳で京都の街中に丁稚奉公に出て
やがて着物の小売で一番番頭を任される様になり、その仕事で

東京に10年住んだと言ってました。

京丹後の織物と言えば
“丹後ちりめん”ですよね

東京では、軽井沢に着物を届けたり、
とにかくお金持ちの上客が多かったそうです。

当時の美智子妃殿下に着物をかけたこともあると、嬉しそうに話していました。

2人の娘さんは東京で生まれ
3女は京都で生まれ
其々結婚して、子どもが生まれ
孫が9人ひ孫もいると

五山の送り火の日は
家族全員が集まるそうです。

人の柔らかな人生を見る様で
いい話でした。心が和みました。

そのおじいちゃん
双眼鏡を持っていて

よく見えますか?

って言ったら
覗かせてくれました

桂川にいる鳥がよく見えました。

嵯峨 『雨の日の春の訪れ』 


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本日、京都は 朝から雨です。

出勤、チンチン電車の嵐電を待つ間、

霞みがかった駅のホームでぼんやり、、

素敵です。
物悲しくて、シトシト情緒があって、

思わず文学的なあちらの世界に迷いこみそう

やばいやばい、仕事にいかねば

雨の中で、いま春の訪れが
ざわざわとおきています。

荒れた畑の古木の片隅に

川の土手に
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