2月27日(土)
2021年度版『右京天空遺跡マップ』完成記念
ツアーが行われました!
午前10時、京福線『帷子ノ辻』駅集合
冷たい風が吹いておりましたが
お天気は晴天!
この日は、極々少人数のウォーキングです。
先ずは、駅近くにある“垂箕山古墳”をたずねました。
《本日のルート説明をする七海薫子さん。右京天空マップを作る会の発起人です》
《奥にこんもり見えるのが垂箕山古墳》
《古墳の西側にある、垂箕山大明社》
宮内庁管轄の史跡である為、中に入る事は出来ないので外観を見学。
全長約75メートルの前方後円墳は、町を見下ろすかのように、その姿をみせていました。
さて、今回のコースは
①垂箕山古墳、垂箕山大明神
②松竹撮影所近くにある蛇塚古墳
《住宅地の中に忽然と現れる蛇塚古墳》
《鍵は、町内の方が持ち回りで管理されてします。》
《パワースポット、蛇塚古墳の中で記念撮影!》
住宅地の中
西高瀬川沿いを歩き
③市川神社
④朱雀墳墓地
⑤天塚古墳
⑥千石荘公園
と、約1時間半〜2時間のコースです。
蛇塚古墳、天塚古墳は
第一ウォーキングツアーでも
尋ねた場所ですが、
今回、別の散策ルートを歩いた事で
新しい発見がありました!
その中でご紹介したいのは
⭐︎市川神社
【京都府京都市右京区太秦椙ケ本町10−8】
なんと、私が住んでいる場所から
わずか3分の場所にありました
気づかなかった、、
自動車の通りから少し奥にあり
木の鳥居が時代を感じる
静かな神社です。
《考察には、神社の由来が記されています》
ご由緒書きによると、こちらの神社は
常に泥沼の中にあって、洪水でいつも水の上に浮かんでいるような様子だったということがわかりました。
「大堰川」の氾濫により、たびたび被害を受けていたこの地域を、渡来人「秦氏」が土木工事を行い、少しづつ氾濫が減っていった。
秦氏は海の神、水戸の神「速秋津日子神(はやあきつひこのかみ)」と「速秋津比売神(はやあきつひめのかみ)」
水に縁のあるふたつの神様を祀った。
それが、「市川神社」と言われています。
さすが太秦
ここにも秦氏の功績と、足跡が、、
市川神社にほど近い場所にあるのが
⭐︎朱雀墳墓地
【京都府京都市右京区太秦朱雀町1−117】
何故か、そこだけ手付かずの墓地
になっている場所です。
いくつかのお寺で管理していると
看板に記してありました。
倒れた墓跡、仏像、
むやみに入れない空気があります、、
更に、天塚古墳まで歩き
石室を見学。
《天塚古墳の上にはお稲荷さんが。》
最後にたどり着いたのは
⭐︎千石荘公園
【京都府京都市右京区太秦野元町1−1】
《瑞典 皇太子同妃殿下御台覧記念碑 》
《千石船の由来が書かれた石碑》
《明治天皇の歌碑》
なんでも、大正15年にスウェーデン王国の皇太子夫妻が来日したおり、考古学者であった皇太子が、京都に滞在し、「天塚古墳」を見学したのだそうです。
その時にこの公園に立ち寄った。
当時、公園には、巨大な千石船があって
それを見学する為でした。
公園にある石碑に千石船を囲んでの
記念写真がありました。
何故に、千石船が公園に、、
驚きですね!
この辺りは、かつて実業家の別荘でしたが
今は、京都市が管理する公園となっています。
千石荘公園についたのは
12時少し前でした。
暖かな日差しの中
みんなで、京福線『嵐電天神川』駅まで
歩き、無事解散となりました。
町中を歩く散策は、健脚な方も
そうでない方も参加できるので、これからも
面白いルートを開拓していきますね。
『右京天空マップを作る会』が企画する
ウォーキングツアー、来年度も盛り上げていきますので、どうぞご参加ください
なお、『右京天空遺跡マップ』は、現在
右京区役所2階にある町づくり推進課の
窓口と、1階の MACHIKOで配布されています。