2018年12月01日

季節の変わり目に現れやすい症状

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ついこの間まで、暑いあついと言っていたら本年も残り一か月になってしまった。年齢と共になんて一年の過ぎ去るのは早いことか。

さて、最近は寒い日もあればやや暑い日がある。朝晩だけでもかなりの温度変化がある。この時期になると突発性難聴・顔面神経麻痺・頭痛・めまい・肩こり・寝違い・ギックリ腰の患者さんが増える。

一番の原因は寒暖の差による自律神経の失調であるが、そこに夜中寝ている内に首を冷やしてしまった・最近眠りが浅かったなど睡眠不足・普段やらない運動・力仕事をしたなど元々夏からな疲労があった中、何らかの要素がプラスされた時に症状が現れる。言い換えれば自分がさほど気づいていなかった疲労の上に、更なる疲労要素が加わったことで症状が出現する。

一突発性難聴・顔面神経麻痺・ギックリ腰などを経験のある方ならもうそろそろ治療しないとダメと分かるが、経験のない人は症状が出て大慌てすることになる。

当院は予約制で診療しているので直ぐに対応できないことがある。そのような方の為に対処方法をお教えしたいと思う。

【突発性難聴・顔面神経麻痺】
これは特に後頚部が日常的に凝っていて、新たなるストレスや疲労が加わった時に耳の中まで血液が届かなくなった為に起こる。内耳・顔面神経は耳たぶの後ろから出ているのでどちらの症状が出てもおかしくない。
症状が出たら直ちに耳鼻科へ行き、ステロイド治療をすること。処置が遅れれば遅れただけ後の直りが悪くなり完全に回復しない事態になる。症状が出て1週間以内にはり治療で後頚部を緩めればかなり回復が期待できる。

【めまい】
初めてめまいの経験した方は脳から来ているのではないかと頭のMRIを取るが、ほとんどの場合、異常はでない。疲れの蓄積で後頚部が張り、血液がしっかり廻らないので、耳の自律神経も正常に働かなくなっている。ここでメニエル病と診断されると不治の病にかかったとびっくりする方もいるが鍼治療で首を緩めれば早く回復する。

【肩こり・寝違い・ギックリ腰】
これらはいずれも筋肉の凝りが症状の原因である。慢性的の肩こりを感じている方は良く温めればいくらか楽になるが、深部の深い筋肉が凝っていると何回でも症状がぶり返す。鍼灸で筋膜をしっかりリリースすると良い。もし、ギックリ腰になってしまったら、今度は最初から温めるのではなく、保冷剤や氷で冷却する。なぜならばギックリ腰はある動きで伸びなくてはいけない筋肉が疲労で硬くなっていて伸びず、筋肉のある部分ぶぶんで断裂してしまう。断裂した筋肉から出血して炎症が広がる。ここでふろに入ると硬くなった筋肉が緩み一時的に楽になる。しかし、身体が温まり血流が良くなるので炎症がさらに進む。昨夜まで痛いなりにも歩けたのが翌朝には歩行も困難になる。腰がギクッとなったら温めるのではなく、その日は一日冷却すると早く改善する。

人間の身体はすべて自律神経によって管理されている。ところが寒暖の差が激しい時は
自律神経の働きが悪くなり、直ぐに血管を広げたり収縮したりの働きが悪くなる。このように寒暖の差が激しい春先や秋口に突発性難聴・顔面神経麻痺・頭痛・めまい・肩こり・寝違い・ギックリ腰等の症状が出現する。

鍼灸で普段から自律神経を刺激していればこのような症状が予防出来る。自律神経は薬で調整するより鍼灸の刺激の方が優れている。なぜならば3,000年の歴史で鍼灸の効果が実証されているからである。

引山はり灸院
〒465-0002
名古屋市名東区引山3-225
☎(052)771-0639
山田 隆文

引山はり灸院院長
日本良導絡自律神経学会中部支部支部長
鍼灸カウンセリング協会理事
ドライニードル臨床研究会副代表
名古屋医専編成委員




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2018年11月01日

陰部神経刺鍼第三弾(尿意が戻る)

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今回は陰部刺鍼第三弾である。陰部神経刺鍼をやるようになり、3年目になる。
思わぬ症状がそれも短時間で変化する部神経刺鍼にはいつも驚かされている。

今回は術後に尿意がなくなった50代女性の患者さんである。今年5月に癌の疑いで
子宮・卵巣と全摘した。その術後からおしっこがしたい感じがなくなってしまった。

私のところに通っている産婦人科の看護師によると内視鏡で手術した場合は、まず尿意がなくなる後遺症は出ないと言う。

開腹手術の場合、一旦切り取る臓器を外に出すため、陰部神経が引っ張られ傷がつく。手術の時間が長ければながいほど後遺症が出ると説明していた。

手術担当医は2か月以内に回復することもあるが、それを超えると改善は難しいと言われたそうである。

その尿意を鍼で回復させて欲しいと本年6月に引山はり灸院に来院した。治療法は臀部から6僂曚撫を入れ、陰部神経をパルス(電気鍼)を流し刺激する方法である。

元々肩こり・頭痛・腰痛・膝の痛みがあり、40代後半から体全体が硬くなった感じで痛みが以前よりひどくなったと言う。

一週間に一度の全身鍼治療で、1か月もしたころには毎日のように痛かった頭痛はなくなり、肩こり・腰痛も楽になってきた。

陰部神経の効果か、夏でも足の冷えを感じていてエアコンが苦手であったが8月頃はエアコンが余り気にならなくなった。

9月には不定愁訴は余り訴えなくなった。

そして治療から4か月後の10月中旬ごろから何となく尿意が出てきたと言った。医師からは術後二か月を過ぎても状態が変わらなければ回復が難しいと言われていたので本人は半分諦めていたと言う。

交通事故による後遺症や脳梗塞の後遺症も西洋医学では、ある期間が過ぎるとこれ以上の回復は認められないと言い症状固定とされる。

しかし、当院では諦めず鍼治療をすることで脳梗塞の方が自分の足で歩けるようになったり、骨盤骨折で一生車いすの生活と言われた女性が、杖も必要なくなり自分の足で歩けるように回復した経験がある。

今回の症状も諦めず治療した結果である。子宮・卵巣摘出で尿意が無くなった女性はかなり多くいると聞いている。陰部神経刺鍼をすればその中の何パーセントかは回復する方がいるはずである。
もし、この文章を見たら陰部神経刺鍼を一度やってみる価値はあると思う。

引山はり灸院
〒465-0002
名古屋市名東区引山3-225
☎(052)771-0639
山田 隆文

引山はり灸院院長
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ドライニードル研究会副会長
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2018年10月01日

痛めた覚えのない膝の痛み

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膝が痛くなると通常は先ず整形外科へレントゲンを撮りに行く。「骨には異常ありません。」
が通常でシップや痛み止めが出される。それで痛みが取れれば問題ないが、ある時、凄く膝が痛いと思ったらある日は痛みなく普通に動ける。膝を痛めたがレントゲン上問題ないと言われた多くの人の中にこのような経験をしたことがあると思う。

このような膝の痛みは膝関節に何か問題があって痛くなるなではない。では何が原因で痛くなるのであろうか。膝が痛ければ膝に原因があると考えるのが普通であるが、膝に来ている神経のいたずらとは整形外科医でも余り考える先生は少ないようである。鍼灸でもカイロプラクティックを臨床に取り入れている先生なら理解頂けると思う。

痛みを感知するのは知覚神経である。知覚神経は脳から脊髄へ行き、脊椎の関節の隙間から出て頭の先から手の先、足の先端と全身に伸びている。膝に来ている知覚神経は腰椎から出てきている。腰椎は5椎あり、それぞれ下肢の前、後ろと分担されている。

その神経分布を診るとちょうど膝に来ている神経のエリアは腰椎3番から出た神経になる。
腰痛3番が歪んだり、その周囲の筋肉が硬くなり筋肉が知覚神経を圧迫していることがある。その腰椎3番周囲に鍼をすると膝の痛みが取れる。

しかし、厄介なことに腰椎2番周囲の筋肉はカチカチでも全員が腰痛と認識している分けでない。腰痛を自覚していない患者さんは「私は腰は痛くない」と言い張る。そのような患者さんには腰椎3番の治療後に膝の痛みが取れて初めて納得してくれる。

膝が痛い方が来院すると当院では、膝自身の問題か腰の関連痛かを見極める。痛くなった経緯、痛い日と痛くない日あるか、歩行すると痛むか、あらゆる方向から問診をする。

その次に膝関節を動かし、膝周囲の腱・筋肉の状況を確認する。これで膝関節自身の問題か腰からの関連痛かが分かる。

3年ほど前から私は陰部神経刺鍼をして女性の婦人科症状を楽にしている。膝の痛みは上に挙げた2つの原因以外に産後の膝の痛みや40歳代〜60歳代の女性のホルモンバランスの乱れによる関節炎が原因していることがある。

産後や閉経前の40歳代から閉経後の60歳までの膝の痛みはホルモンバランスの乱れが関与している可能性もある。以前のブログでも紹介したが、産後は生理が止まり、40歳代以上はホルモンバランスが乱れ、閉経後はエストロゲンの分泌が減る。エストロゲンは筋肉・腱の柔軟性を保つ作用があり、エストロゲンの分泌が減ると身体全体の筋肉・腱がこわ張る。

これが関節炎の原因となり、膝だけでなく手首・肘・肩関節・頸の凝り・腰痛・股関節痛み・足首の痛みと関節にどこに痛みが出てもおかしくない。このような可能性のある患者さんには陰部神経刺鍼を加えることで当院は良い成果を上げている。

当院は臨床経験30年の鍼灸院である。なかなか痛みが取れない関節の痛みは当院にお任せ頂きたい。この3つの考え方で、他の治療よりは早く治る可能は十分ある。

引山はり灸院
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2018年09月01日

第二弾 排尿障害と陰部神経刺鍼

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今回は小学校3年生(男子)の症例である。症状はトイレに行きたいと思った瞬間に漏れてしまう。定期的な時間を決めてトイレへ行くが漏れてしまう。一日に3回〜5回下着とズボンをはき替えている。おしっこを我慢するコントロールがほとんど効かない。昼間だけでなく、夜尿は毎日で生まれてここまで尿が漏れなかった日一度もない。

実は2年前の小学校1年生の時に、半年ほど「冷えの治療」を施したが通常であるなら改善するはずが彼には全く効果がみられず、年齢と共に改善へと変化するであろうと一度治療を打ち切ったお子さんであった。当然いろいろな病院へ行ったが効果はなかった。

この母親も5年以上定期的に鍼灸治療をしているので体調よく頗る元気なお母さんである。
ある日、「うわさで先生のところで尿漏れの女性が短期間で治ったと聞きました。家の息子は相変わらず尿漏れで、小学校3年生にもなると、友達から臭いと言われ、友達がだんだん離れて行き、精神的にも苦しんでいます。先生の陰部神経刺鍼で息子は治りませんか。」と相談を受けた。

『そうだね!あの頃は陰部神経刺鍼を積極的にやっていなかったので症例がなく効果が良く分からなかった。陰部神経刺鍼なら効果が出るかもしれないので1週間に一度のペースでやりましょう。』と言うことになった。

1回目
治療して5日目に、生まれて初めて日中一度も尿漏れがなかった。
6日目と7日目は一回だけ漏れた。しかし、一回で効果が現れたのは驚きであった。

2回目
7日間一度も漏らしがなかった。

3日目
調子よかったが2回だけ漏らした日があった。

4回目
7日間一度も漏らしがなかった。

まだ4回しか治療をしていないが、日中の漏れは間違いなく効果が出ている。夜尿は相変わらずあるとのことであるが、一回の量が減ってきていると言う。
多分このまま続ければ、彼の日中の尿漏れも夜尿症も改善するであろう。私も大変嬉しいが一番嬉しいのは本人であろう。こわばった硬い表情に笑顔が出てきている。

陰部神経刺鍼でなぜ効果が出るのかはいろいろ調べるがどこにも書いていない。知り合いの婦人科医に聞くと、まだまだ「しも」に関する研究が遅れていると言う。

陰部神経の刺激で尿漏れ・頻尿・生理痛・生理不順・卵巣嚢腫・陰部のかゆみ、痛み・ホットフラッシュ・便秘・痔・膀胱炎・骨盤内の痛み・産後と更年期による関節の痛み(腱鞘炎、肘、膝、腰痛等)といろいろな症状の改善を実感しているが、まずは骨盤内の循環が改善される為、一部の臓器の自律神経失調で上手く働かなかったのが活発に働くようになるのとホルモンのバランスに何だかの変化が起きるのではないかと、私は仮説を立てている。

現在は卵巣・子宮摘出後の排尿障害(おしっこの感覚がない)患者さんに陰部神経刺鍼を試みている。まだ効果を分からないが、何もせずにいるよりは絶対改善に導かれる確率は高くなるはずである。卵巣・子宮摘出後の排尿障害はかなり多くいると聞いている。これが改善されれば多くの人が笑顔になる。

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2018年08月01日

美顔鍼

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最近と言っても、この20年くらい前から若い鍼灸師の間で美顔鍼がブームになっている。
また芸能人もこの鍼を受けている者が数多くいる。一般の鍼灸では食べていけないと言う
若い鍼灸師に光が与えられた、ある意味革新的な美容鍼である。

痛みを取る鍼灸ではその痛みが必ず軽減しない限り、次に患者さんは来院してくれない。しかし、美容的で、その場で一時的に血行が良くなり小顔になったり、顔の艶が良くなるのが美顔鍼で、難しいツボの選択・鍼の手技は必要なく、最初から決められたツボに鍼をするだけなので非常に短期間で取得できる。また、一回の施術費が高く取れるのが人気の秘訣である。

長年鍼灸をして来た私から見れば、鍼灸とは「どこへ行っても取れなかった痛みが取れた、歩けなかった足で歩けるようになった、難病が良くなった」と言うことに使って欲しいと言うのが私の本音である。

しかし、痛みが取れる鍼灸師になるには多くの治療と経験が必要になる。鍼一本であらゆる治療ができると自信が待てたのは私が鍼灸免許取得して10年後であった。

我々の時代の鍼灸師は皆苦労して時間をかけて治療技術を身に着けてきた。ところが今の若い鍼灸師は修行を嫌い簡単ですぐに儲かることに走ってしまう。

このまま行くと鍼灸院はあっても皆美容鍼専門で、痛みを治療できる鍼灸師がいなくなってしまうかも知れない。

鍼灸で全身調整がしっかりできれば、敢て顔に鍼をうつ必要がなくなる。特に頭・顔への循環を促進するには肩こり・首のコリを治療する必要がある。

胃腸が弱い為に顔に吹き出物が在った場合、顔に鍼をして良くなったとしても、一時的である。治療ポイントは胃腸強化になる。

このようにその患者さんの体質改善を目的に、全身の自律神経を整えれば当然、頚から顔の循環も当然良くなるので顔に鍼をする必要はなくなる。

最初は美顔鍼から始めるのも良いが、美顔だけで終わらず、時間をかけてでも基本的な肩こり・腰痛くらいは鍼で治せる鍼灸師を目指して欲しいと願う。

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2018年07月01日

尿漏れが陰部神経刺鍼で改善

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5月に初診で53歳の女性患者が来院した。2〜3年前から更年期に入り、肩こり・頭痛がひどくなった。また、神経も高ぶりイライラすると訴える。

2回ほどの治療で自律神経の高ぶりが取れたのか頭痛は止まり、イライラも治まった。しかし、ホットフラッシュもあると言うので4回目の治療に陰部神経を加えた。

5回目の来院で治療室に入るなり「先生、あの治療はすごい!!!」と絶賛した。

『ホットフラッシュ楽になりましたか』「楽になりましたけど、もっとすごいことが起きました。更年期を迎えたあたりから、せきやくしゃみをすると尿漏れがあり医者に罹り薬を飲んでいましたが全く効果がなく悩んでいました。ところが先回の陰部神経刺鍼をしたその日からピッタと尿漏れが止まりました。」

今まで、尿漏れは年齢と共に骨盤底筋の衰えで肛門を締める体操や骨盤周囲の筋肉を鍛えるのが一番の方法と私は今まで考えていた。

今回の症例で考えられるのは、筋肉の衰えが原因ではなく骨盤内の循環の悪さで骨盤底筋の柔軟性に欠けたことが尿漏れの原因であったと考えると納得できる。

例えば、冬場に手が冷えて来ると指先がこわばり細かな動きが悪くなる。これと同じで血液の循環の悪い筋肉・臓器は本来の働きが抑制される。陰部神経の刺激で膀胱・骨盤底筋の柔軟性が回復したと思われる。

私は臨床で陰部神経刺鍼本格的に始めて2年くらいになり、以下の症状を改善させている。

不妊症・生理痛・生理不順・頻尿・膀胱炎・陰部の痛み・かゆみ・ホットフラッシュ・前立腺肥大・便秘・そして先回紹介した出産後と更年期に起こるホルモンバランスの乱れからくる腱鞘炎・関節炎(足底の痛み・膝痛・指の腱鞘炎・肘痛・五十肩・従来の治療では治りにくい腰痛・下肢の痛み、だるさなど)。

尿漏れは患者さん聞くと、人に言わないだけで案外多いことが分かった。もう一人、女性患者さんに尿漏れで悩んでいる方が先週来院したので、陰部神経刺鍼でどこまで改善するか今後臨床報告をしたいと思っている。

引山はり灸院院長
日本良導絡自律神経学会中部支部支部長
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山田 隆文


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2018年06月01日

ホルモンバランスの乱れからくる腱鞘炎・関節痛

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産後、手首・肘の腱鞘炎を引き起こす女性がかなりの割合で存在する。
中には産後を機に腰・膝の痛み・肩こりがひどくなり、めまい・頭痛と自律神経の症状も発症して大きく体調を崩す方もいる。

原因は産後慣れない授乳の為に赤ちゃんの首を支えたり、抱っこをすることで関節への負担が大きくなったことが原因と一般的には考えられている。

しかし、これらは筋肉の負担以外にもホルモンバランスの乱れから来る腱鞘炎・関節炎が起きている可能性がある。

産後は1年近く生理が止まる為、特にエストロゲンの急激な減少が関与していると一部の産婦人科医は言っている。

女性ホルモンのエストロゲンは筋肉の柔軟性を保つ働きもあるので、エストロゲンの減少で身体全体の筋肉がこわばり腱鞘炎・関節炎を発症しやすくなる。

エストロゲンの減少は産後の女性だけではない。40歳代を超えたあたりから徐々にホルモンバランスが変化し始めるので40歳代・50歳代の手首や肘の腱鞘炎・足関節や膝の痛みを訴える女性が大変多く存在する。

普段やらないような激しい運動などで関節を酷使した覚えがないのに、関節が痛くなるのはエストロゲン減少が原因である可能性が大きいと私は考えている。

当院では陰部神経刺鍼を積極的に取り入れて、不妊・生理痛・生理不順・更年期症状の多くの患者さんを比較的短時間で改善させている。

陰部神経刺鍼は骨盤内の循環を良くすることで、同時にホルモンのバランスが良くなると考えられる。

このようなことから陰部神経刺鍼で産後や40歳代・50歳代の関節の痛みも他の治療よりも早く改善できると考えている。。

どこへ行っても治らない関節炎は当院の陰部神経刺鍼で改善する可能性があるので是非体験して欲しい。
引山はり灸院
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名古屋市名東区引山3-225
(052)771-0639


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2018年05月01日

春バテ

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「夏バテ」と言う言葉は古くから使われていて、内容を知らない人はない。最近「春バテ」と言う言葉が使われるようになった。四月に入りNHKラジオで毎朝「春バテ」について3分ほど解説をしていた。東京有明医療大学 川嶋朗教授が言い出したようである。

内容は「夏バテのような症状が春先に起こっている、そういう状況。だるい、やる気が起きない、眠くてしかたない、食欲がない。そういうことも症状の1つになると思います。」とのこと。

春先は寒暖の差や新年度のスタートでもあり、環境の変化によるストレスなどが原因で自律神経が乱れ「イライラする」「だるい」「やる気が出ない」などの不調が現れる。そのほかにも「昼間の眠気」「目覚めが悪い」「夜眠れない」といった睡眠に関する不調が現れたり、頭痛、めまい、ほてり、手足の冷え等が現れる自律神経の症状である。

ここからは私自身の見解になるが、多くの人は「春先は眠い・身体がだるく疲れやすい」と感じていると思う。しかし、特に健康に問題ない方ならで1週間〜2週間もすれば症状は自然と回復する。症状がいつまでも残る方はストレスが抜けない環境があるのか、睡眠不足になるような生活習慣があるのか、生まれつき自律神経の働きが悪いなど必ず原因が存在する。

一年を通し運動を継続している方は春バテも夏バテもほとんど経験がないと思う。なぜならば正常な自律神経を維持するには心臓のポンプだけで血液を送るのでなく、全身の筋肉を使うことで筋肉の収縮・弛緩で全身に血液が巡る。

血液は酸素・栄養を全身に送り込んでいるのでこの酸素・栄養の行き渡りが悪い皮膚は早く老化するし、血液の巡りが悪い自律神経は働きが悪くなる。

自律神経は脊椎の骨とほねの間から出てきて肺・胃など各臓器に分部している。骨を支える筋肉が弱いために脊椎が歪み自律神経の働きが悪くなったり、筋肉が弱いことで、血液のポンプ運動も弱く巡りが悪いために自律神経が正常に働かない現象が起こる。

つまり、自律神経を正常に働かせるためには、脊椎の歪みがないこと、運動で筋肉をいつも使い強化すればよい。もちろんバランスの良い食事、十分な睡眠は必要不可欠である。

筋肉を動かすと身体に蓄えられた栄養が熱エネルギーに変換されるため、身体も温まるので冬に運動をしている方は寒さに身体が影響されにくい。また、夏の運動でしっかり汗をかくことにより体温調整が容易になり、夏バテにもなりにくくなる。運動を年中続けることで寒い・暑い環境に身体がすぐに順応するようになるので春バテ・夏バテに成りにくくなる。

川島先生は38度程度のお風呂でゆっくり入り交感神経の高ぶりを抑え副交感神経優位すると良いと言っている。これも確かに症状軽減の一つになるが対症療法である。

膝が痛い・腰が痛い・頸が痛いなどそれが原因で運動出来ないなら、症状が少しでも軽い内に鍼灸治療で改善して1年を通して運動出来る身体作りをすることを私はお勧めする。鍼をすれば嫌でも自律神経の刺激になるので自律神経の症状も早く良くなる。

引山はり灸院
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山田 隆文







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2018年04月01日

現代医学が癌を痛くした

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癌情報サービスによると2017年のがん死亡数予測は、約37万8千人(男性22万2千人、女性15万6千人)と数字が挙げられていた。毎年癌の死亡率は少しずつ増えているので今後これを上回ると思われる。

さて、私は仕事でいつも室内にCDの音楽やラジオをかけている。今から10年以上前のNHKラジオの健康コナーでどこの大学教授か忘れたが、昔の癌はさほど痛くなく、皆さん比較的楽に死んでいったと言っていた。その放送に即座に私は反応して「昔と現代では癌の質が違う?」と耳を傾けた。

昔の医療には点滴と言う方法がなく、自分の口から食物が取れなくなったらその人の寿命と考えた。食物が取らないのでどんどん衰弱して肺・心臓の機能も衰弱して行く。それと共に神経細胞の働きも衰弱して行くので痛みも分かりにくくなったと言う。

しかし、現代医療はどうであろうか。食べれなくなると点滴をしたり、胃ろうをしたりして身体の衰弱を押さえている。すぐには内臓の機能は落ちないので自分の口から食物が取れなくても点滴などで外から栄養を投与できるので延命が可能となった。

しかし、栄養が投与された分、神経細胞も活発には働くので、癌の進行と共に痛みは増していく。痛み止めが効く内は楽に過ごせるがこれも進行と共に効かなくなる。最後は麻薬であるモルヒネ投与となるが余り早く投与すると麻薬中毒になるのでこの処置も死が近づかないと投与してもらえない。そうなると死ぬ直前までは痛みと戦うことになる。

私が30歳後半の頃、大腸癌から始り各臓器に転移して最後は骨転移した男の患者さんが来院した。いろいろな医療機関へ行ったが、抗がん剤を一切拒否するので「うちでは診れない」といくところ行くところで断られたと言う。その内、抗がん剤を使うことに反対する開業医の先生が医師に出会い、最後まで面倒をみてくれと言われた。

骨転移して余命2か月と言われ、なにが辛いかと言うと骨の痛みであった。そこで私は腫れた骨膜から瀉血(血を絞りだす)治療を施した。この処置をした暫くは痛みが楽になると亡くなる二週間前まで繰り返した。このころから徐々に食べられなくなったが、自然に任せ特に点滴もしなかったため、「最後は楽に亡くなった」とその方の奥さんから感謝の連絡を受けた。

「現代の癌が痛くなった」理由は、自然に逆らい自分の口から食べられなくなっても点滴や胃ろうで栄養を投与するので知覚神経は活発に働くからである。

自分が将来このような事態になった時、どのような処置で最期を迎えるのか?今から少しずつ考えておく必要があると思った。

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2018年03月01日

花粉症と鍼灸治療

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2月後半から花粉がぼちぼち飛び始めているのか、時より鼻かゆくなる。私も花粉症があるのでその変化は良く分かる。

30歳の半ばから症状が出始めて、当初は鼻のかみすぎで鼻粘膜が破れ鼻をかむと血の混ざったピンクの鼻が出たこともあった。その頃は肩こりもひどく自覚していて、疲れると頭痛も出ていた。その頭痛が煩わしいので当時、父に鍼灸治療を繰り返しくりかえし治療してもらい半年ほどで頭痛は出なくなった。

それと同時に毎年の花粉症がすごく軽くなり、花粉の飛び始めるころから10日間くらいは鼻がかゆくなるが、すぐに身体が順応するのか花粉症状はほとんど治まっていくようになった。

時より症状が治まりにくいことがあるが、その時は頚なり背中のコリがあり、それを自分で鍼をすることで治っていく。

当初は余り肩こりと花粉症の因果関係に気づかなかったが、何人も花粉症状を持つ患者さんを治療していて分かった。

体質的に花粉症状を持っていても肩こりを緩めて、鼻粘膜を強化する鍼灸治療をすることで花粉症状はかなり治まっていく。

花粉症状がひどい患者さんはほぼ全員頚・背中のコリがひどくなっている。この中には凝っているのにコリを自覚していない方も含まれるので「私は肩こりはない」と否定する人もいるが、実際に頚・背中に鍼をすると花粉症状が軽くなる。

頚から肩にかけて頭・目・耳・鼻に関わる自律神経が出ているので、コリが自律神経の働くを抑制してしまい目・鼻の粘膜の働きが弱くなる。頚・肩の鍼灸治療で筋肉が緩むと同時に自律神経の働きが良くなるので、花粉症状も楽になる。原因はコリにより、自律神経の働きが悪くなった為である。

定期的に全身治療をしている方は毎年悩まされた花粉症状がすごく軽くなり、3年〜5年の内に完治してしまう患者さんもいる。

しかし、現代はPCやスマホを長時間する為に慢性肩コリの方が余りにも多くなった。
PCやスマホをする時に、余り前に頚が垂れない姿勢にするだけでも頚のコリ方が変わる。

花粉症で悩んでいる方は薬だけでなく鍼灸治療をプラスするだけで、薬の量は減らすことが可能であり、鍼灸を続ければ完治する可能性もある。

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