2013年07月11日

以前所属していた社会人合唱団の人からメールをいただいたのにお断りの返信をした話

私は、姉の影響で高校時代から合唱を始めました。


高校の合唱部に入り、大学でも合唱団に入りました。
そして大学1年の終わり頃から、別の社会人合唱団にも所属しました。

社会人合唱団と言っても当時は私も含めて大学生や大学院生も多く、大学で技術系の役職(学生指揮者やパートリーダー)を務めた人も多い活気のある団体でした。

主に新宿で練習していたので、中野区に住んでいた私にとってとても参加しやすかったのもまた魅力でした。

しかし結婚して千葉に引っ越してから、新宿が遠く感じられるようになりました。
子どもが生まれてから、練習の約4時間+往復約3時間=1回の練習で約7時間かかる事が重荷に感じられるようになりました。
練習の時には子ども+自分の弁当作りの時間も必要でしたし、夜の練習の時には子どもの就寝時間を遅らせないために早退する必要もありました。

それでも合唱が好きで、合唱団の仲間が好きで、音楽的素養のない私(ピアノも弾けない)に指揮者をさせてくれる合唱団が好きで、参加する時は子連れで、時々休み、何とか続けていました。

けれど次第に、歌うことがつまらなく感じられるようになりました。

家ではほとんど何もできないので練習で必死に音取りをして、歌いながら子どもたちがはしゃぎすぎて迷惑をかけていないか気にして、「子どもを持ちたいけれど持てない」方に配慮して、休憩時間は子どもたちの相手をし、練習が終わればそそくさと帰宅し(夜の練習の場合は早退し)、必然的に合唱団の人とはほとんど会話をすることもなく、次第にほとんど話したことのない団員さんがどんどん増え、「そのうち、子連れ団員が増えるまでは先駆者としてがんばろう」と思っていたのにその気配は(私にとって残念なことに)ほとんどなく、私が合唱団の練習に行くのはただただ義務感からだけになりました。
私の努力が足りなかったとも思いますが、正直いろいろ疲れていました。

それでも10年以上所属している合唱団です。愛着はあります。
それに、高校時代から途切れることなく歌い続けて15年以上です。ここで途切れさせてしまうのは惜しいという気持ちもあります。

そんな悶々とした気持ちを抱えながら何年か過ごした後、そのままでは「合唱」そのものが嫌いになりそうで、入団からほぼ15年、高校で合唱を初めて間もなく19年になる昨年1月に退団することにしました。


それ以来、その合唱団には1回しか顔を出していません。
2回あった演奏会は、体が空かなかった訳ではないのですが、聞きに行くと「子どもと全く触れ合わなかった週末」になってしまうので行きませんでした。
昨年のクリスマス会には行きましたが、主に子どもたちの相手をしていた上に、次男がぐずぐずでさっさと帰宅せざるを得ませんでした。

退団する際は「復団するにしても5〜10年後」と言っていましたが、第4子誕生となればますます遠ざかるばかりです。
さらには、地元にどんどん知り合いが増え、地域活動をはじめとして地元にいることが楽しくなってきています。

1年半前には「合唱をしていない自分」が想像できませんでしたが、今となっては「わずか1年半前に自分が合唱をしていた」事が信じられません。


そんな折、所属していた社会人合唱団の方からメールをいただきました。
私などのことを思い出していただいて、わざわざメールを打つ労を割いていただいた事には恐縮することしきりです。

メールは簡潔で、「次回の定期演奏会は20回の節目です。季節へのまなざしを歌うので復帰しませんか」というものでした。

心が揺れなかったと言えば嘘になります。

けれど、私はお断りのメールを書きました。

この度はお誘いありがとうございます。

 

季節へのまなざしは私が合唱団で初めて1年間練習した思い出深い曲でもあり、ぜひ参加したいとも思うのですが、私は合唱団退団直後より意図せずして地域活動にどっぷりと浸っておりまして、なかなか難しい状況です。

 

昨年度は保育園、小学校、子どもルーム(学童保育)で保護者会の会長でしたし、今年度も小学校と子どもルームでは引き続き会長です。

昨年度から団地の管理組合理事を務めていますし、今年度から青少年相談員(3年任期)になった上に、昨年から所属している青少年育成委員会では今年度から副会長になってしまいました。

 

その他小学校の学校評議員会など挙げればキリがないほどの役職に就いており、予定のない土曜日はほぼ皆無、日曜日も半分は何らかの予定があるという状況で、これで合唱団に参加するとただでさえ少ない「子どもと過ごす週末」がなくなってしまいます。

 

そして何より、来年1月には第4子が誕生する予定で、演奏会のある67月とそこに至るまでの数ヶ月となれば夜泣きも激しい時期なので、精神的に辛いであろう妻(と子どもたち)を残して練習に参加することは私の良心が許してくれそうにありません。

 

せっかく誘っていただいたのに申し訳ありません。

合唱団の皆さまのご健康とご多幸を、そして第20回演奏会の成功をお祈りしております。

※ 原文ママではありません


今の私には、自分が5年後、10年後に合唱をやっている姿は全く想像できません。
きっかけがあって合唱を始めたら20年近く続けたように、きっかけがあって地域活動を始めたら何十年も続けるのかもしれませんし、それこそもしかしたら何かのきっかけでまた合唱を始めるのかもしれません。

でもそのきっかけはできるだけ「自然」な形であって欲しいと思います。
「ちょっと無理してでも始める」という形では、きっと楽しくありません。

いつかまた、自然に合唱を始める日が来るといいな。

そんなことを思った出来事でした。


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hiko_shino at 22:17│Comments(0)TrackBack(0)自分の話 | 日常の話

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