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私のホームページ「K.OKADAワールド」

は、四国高松在住の私、作曲家、兼、ピアニストの岡田克彦の世界です。ここの併設ブログは、音楽、四国の温泉と、香川県のさぬきうどん、四国のグルメ、景勝地、温泉等、
それらに加えて、私の母・岡田直子が2006年9月19日に他界したことから痛感した、人間の無常観に基づく社会観察や人生観、ウェブの限界等を中心に書いてゆくことにしています。

懐かしい、高度成長のあの頃

『美代志野(みよしの)』・・・・・高松市の70年以上の歴史を誇る老舗甘味処5

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ここのところ、うだるような暑さが続いていますね。朝夕は少しはましになったものの、昼間はもう、地獄です。



といったことで、今回は、カキ氷などの美味しい、高松市の70年以上の歴史を誇る老舗甘味処『美代志野』をご紹介することにしました。



高松市のライオン通り沿いの『美代志野』(香川県高松市大工町1-19 087-821-7610 11:00〜21:00 木曜定休)の最大の特徴は、エアコンがないこと、懐かしい朱赤のテーブルのままであること、店主の愛想がないこと(笑)で、今どきこんなお店が残っているのか、とびっくりするような、レトロの真実を追究している(笑)、見上げたお店です。その点では、昭和の懐かしい時代を確実に再現している、非常に大切なお店だと言えます。駐車場なんてあるはずはないのです。昔は、自転車か歩きで行くお店だったのですからね。



主なメニューは、ぜんざい(450円)、宇治美代志野氷〔夏期のみ〕(700円)、クリーム白玉あんみつ(550円)、ミルク金時、宇治金時、みつ豆、ワラビ餅、あべ川、等となっていますが、今の暑い時期は、何と言っても、宇治美代志野氷のほか10種類以上のカキ氷がありますので、これが最高にいいですね。ここで大切なことは、フラッペなどという言葉を使っていないことで、あくまでも、カキ氷となっていることです。暑い夏、「フラッペ」なんてわけのわからない単語で注文しても涼しくないですよね。絶対に「カキ氷」と呼んだ方が、涼しく感じるのが日本人だとぼくは確信していて、「フラッペ」のようなものは、エアコンのきいた、フランス料理店で召し上がればよいと思っています。



このような、涼しさを感じるような言葉の語感というものは、とても大切なことで、「キモイ」「キショイ」「ムカツク」等という言葉を好んで使うような人達は、そういうものが失われてしまいますので、感受性が摩滅し、四季感もなくなってゆくのだろうと思います。地球温暖化が進んで、四季がもし、日本からなくなってしまったら、どうなるのかな、って考えるだけで恐ろしいことですね。



さて、小豆から作る餡や白玉など、ここのメニューは全て自家製です。特に、「カキ氷」は口に入れるとすうっと溶けるサラサラのものなのですが、これに、宇治の最高級抹茶をかけ、手作りのあんと白玉をトッピングしたものが宇治美代志野氷です。



また、この暑い夏に、ランチに「鍋焼きうどん」(550円)を出しているのも、ここの特徴といえば特徴ですね(笑)。かまぼこ、鶏肉一切れ、卵、ネギがトッピングされただけの素っ気ない「鍋焼きうどん」なので、あまり暑さを感じないようになっていて、そのあとにいただく「カキ氷」を引き立たせるようになっています。



掲載写真は、『美代志野』の、クリーム白玉あんみつ(550円)、です。こういうお店は、夏は、浴衣を着て、うちわを持って行きたいですね。

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『フォークソング;「風」の「三丁目の夕焼け」のこと』5

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フォークのグループ「風」の「三丁目の夕焼け」、傑作である。こんな曲があるとは知らなかった。すごい。1979年に入社して配属されたばかりだった、住友信託銀行吉祥寺支店の先輩のMさんから借りたアルバムに入っていた。シングルカットされていないから知らなかったけど、びっくりした。



この作品。コード進行(和声進行)と声部のつけ方は、レターメンの「オーマイラブ」の中に含まれるパターンとよく似ている。が、この曲の独創性は、絶対に旋律にある、とぼくは思う。



二部形式の最初の部分(AA)では、三度の間を揺れるだけ。後の部分(BB)では五度の間を揺れるだけ。旋律だけだと、なんと、鼻歌のようなものなのだ。



もう一つ、編曲面でおもしろいことをあげれば、ハ短調の歌なのだが、イントロは、同主調のハ長調で始まり、間奏でもいったんハ長調にもどること。そして、Gminor7を境にして、同主調の間を行ったり来たりしていることが、旋律の音域の狭さと相まって、独特の雰囲気を出すことに成功していること。しかも、エンディングはハ短調という、歌詞にフィットした終わり方になっていておもしろい。



ただ、難点を言えば、最後に、ハーモニカがDとEフラットの音を交互に吹くのは、なんとも、ダサい。Cminor7の上に重ねたEフラットの音は、平行調の変ホ長調を強めるので日本的でよいが、Dの音をCminor7に重ねたりしたら、全く日本的でない響きになるばかりか、ハ短調を強めるので、現実的になってしまう。思い出は、Eフラットの響きのまま、曖昧に終わった方がよいと思う。



アレンジャーは、おそらく、この二つの音をハーモニカで交互に響かせることによって心のふるえを示そうとしたのかもしれない。しかし、一つの和声はそれ自体波動を持っているもので、それを単調なまま純粋にとらえることの方が、より自然である。いたずらに凝ることばかり考えてはいけないと思う。・・・・・考えることよりも感動することの方が先でなくちゃいけないんだから。・・・・・その意味で、このアレンジャーは、モーツァルトの素晴らしさの認識不足といえる。



2007年5月に、伊勢正三と大久保一久というデュオの「風」が再結成されたのだそうだ。時代の流れを感じる出来事だ。



あれから随分時間が経ったけど、「三丁目の夕焼け」は、2007年6月6日発売のリリースアルバム『時は流れて・・・/風』に入っています。これは、名曲ですね。いいものは残るのです。



掲載写真は、伊勢正三、(当時の「風」の一人)です。

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『おとっつぁん、おかゆができたわよ。』・・・・・熱かったあの頃5

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ものすごく悲しい、映画「禁じられた遊び」の挿入ギター小品が流れている。

ボロボロの家、抜けそうな床、狭い部屋の布団にくるまって、父親(ハナ肇)が病気で寝ている。
そこへ、娘(ザ・ピーナッツ)が入ってくる。

「おとっつぁん、おかゆができたわよ。」
「いつもすまないねー。ゴホンゴホン。おっかさんが生きていてくれたらなー。」
「それは言わない約束でしょ。」

そこへ突然植木等がスーダラ節等をバックに愉快に登場して場違いの行動をする。
一同、植木等をにらみつける。

植木等が、
「お呼びでない? お呼びでない? お呼びでないね。イッヒッヒッヒ。こりゃまた失礼しました。」

一同ずっこける。


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この題名を見て、ピンと来た人達は、たぶんぼくと同世代の方だろうな、って思ってます(笑)。
前述のコント「おとっつぁん、おかゆができたわよ。」は毎回必ず「シャボン玉ホリデー」に入っていました(笑)。
1961年に始まった毎週日曜日の午後6:30〜7:00放送されていた日本テレビの人気番組「シャボン玉ホリデー」は、すごい番組でした。まず、レギュラー、ゲストがすごかった。ハナ肇とクレージー・キャッツ、ザ・ピーナッツ、黒柳徹子、坂本九、梓みちよ、布施明、小松政夫、中尾ミエ、なべおさみ、中村八大、永禄輔等々、蒼々たるメンバーでした。また、恐るべきことに、全て生放送だったのです。

この中から、坂本九の「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」、梓みちよの「こんにちわ赤ちゃん」等のヒットソングがたくさん巣立っていったように覚えています。

考えてみると、後のバラエティ番組「ゲバゲバ90分」で使われたリピートコントのルーツになったのが、この、コント「おとっつぁん、おかゆができたわよ。」だったようです。


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ぼくの生まれた昭和32年。高度成長時代がはじまったばかりだった当時、まだ、電気冷蔵庫は日本の全世帯にまでは行き渡っていませんでした。親戚の人が旅館をやっていたうちに来る度に、「電気冷蔵庫があると便利だねぇ。」と言って、板場にあった電気冷蔵庫をうらやましそうに見ては言っていたそうです。

物心ついた頃でもまだ、電気冷蔵庫がなく、氷を上の段に入れて、その冷気が下に来るようになった、棚式の冷蔵庫を使っている家庭が多く、上の段に入れる大きな氷を売りに来る氷屋さんという行商人がいました。

自転車に横づけしたリアカーに氷の大きな塊を載せて、各家庭に売りに来てくれるのです。そして、氷屋さんは、家の前で棚式の冷蔵庫の上の段の大きさに合うように、ノコギリで氷を切って棚式の冷蔵庫に入れて帰ってゆくのでした。

まだ電気冷蔵庫がなかった親戚の家で初めて見た「氷屋さん」が汗を一杯かきながら、一生懸命ノコギリで氷を切っている姿。これがまさしく、『額に汗して』人間が働いている現場でした。ぼくにとっては、あれが、人が労働するという姿でした。


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その後、手塚治虫の「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」や、「鉄人28号」、NHKの「チロリン村のクルミの木」「ひょっこりひょうたん島」なんかを見ながらぼくは大きくなり、「東京オリンピック」が小学校2年の時、「大阪万博」が中学2年の時開催されました。

時代がどんどん移り変わり、「シャボン玉ホリデー」の頃、池田総理の提唱した「所得倍増計画」がスタートし、「ミンチカツ」が食卓のメニューに加わって、日本は高度成長時代を経て豊かになったように思います。

が、何となく、全てが便利になるに従って、全ての物事の開始にあたっての、ひたむきな熱さや情熱というものが、段々冷めてきたように、ぼくは感じています。

ぼくが受け取っている感覚では、ひたむきな熱さや情熱が失われる大きな分岐点は「札幌オリンピック」が開催された1972年前後にあるような気がしていて、良くも悪くも、女性の社会進出が盛んになると共に、社会全体のひたむきな熱さや情熱というものがなくなって行ったように感じています。

全ての物事の開始にあたっての、ひたむきな熱さや情熱というものは、もしかしたら、男の持つ無謀な夢や冒険心と不可分なのかもしれないと思っています。


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掲載写真は当時の「シャボン玉ホリデー」からの懐かしい画像で、ザ・ピーナッツが歌っているところ、です。

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