
『北前そば高田屋高松南新町店』は、高松市中心部の南新町商店街アーケードに面した2Fのお店です。
ランチもいろいろあります。レディースセット(日替わり)は、早く品切れになることもあるので、注意が必要ですね。
お店にはいると、店員さんが元気に声をかけてくれて、席まで案内してくれます。とてもサービスのよいお店です。
会社の後輩で新入社員の『ナベちゃん』が、おいしいです、と言うので、お昼に初めて一緒に行きましたが、メニューを見て『レディースセット』しかなかったので、こういうメニューを置いているお店での、いつもの質問をしました。
「どうして、『レディースセット』があるのに、『メンズセット』とか、『ジェントルマンセット』がないのですか。」
後輩はあわてました(笑)。
「岡田さん、他にもたくさんあるからそれを頼みましょうよ。」
「でも、ぼく、『レディースセット』が食べたいんだけど、男だから食べられないのかな。」
ウェイターが笑いながら、
「男性の方でもお召し上がりになる方いらっしゃいますから大丈夫ですよ。甘いデザートがついているので、そういうお名前にしているだけですから。」
と言ってくれたので、
「じゃあ、それをお願いします。」
と、オーダーして、
「ナベちゃん、ここ、感じのいいお店だね。美味しいに決まってる。気に入った。いいお店を紹介してくれて有難う。」
と言うと、
「岡田さん、って、わがままで変わってますね。」
と、ナベちゃんは吹き出していました。
「変わってない変わってない。普通だよ。ナベちゃんさぁ、会社ではぼくもそうだけど、周囲の人たちにいつも気を使ってるだろ。だからさ、お昼ご飯の時くらい、わがまま言った方がストレスもたまらないよ。」
「へぇー、そうなんだ。・・・・・そうだよな。」
「特に君は今のオフィスでは一番年下だから、すごく周囲に気を使いすぎてて、自分の意見もなかなかはっきり言ってないから、毎日大変だと思ってさ。」
『中四国リクルート企画(SRK)』にいた7年位前のことでした。ぼくは、従業員教育部隊で官公庁の新規開拓を担当していたのでしたが、彼は、ホットペッパー事業部で、セールスウーマンを名乗る、やり手のおばさんの部下だったので、横で見ていても気の毒なくらいこき使われていました。なのに、ホットペッパー事業部の責任者は、数字を上げてくるやり手のおばさんに媚を売っていたので、やっぱ、リクルートって会社は、住友信託に比べると、格段、企業文化水準の低いところだな、とぼくは感じていました。
以来、彼は何でもぼくに相談してきたので、彼の立ち上げた、新企画に協力して、いろんな取引先の社長を紹介して成功させたり、ラインはみ出しのことまでやって親しくなりました。
こういう協力体制というものが、ぼくが社会人になった昭和54年頃、まだ年功序列が明確だった時代には、「愛社精神」という言葉で、確実に残っていたのです。実際、ぼくが入社した昭和54年4月に、大阪桃山台の研修所で住友信託の2週間の新入社員研修が行なわれた時の中日の日曜日には、京都にある、住友家先祖代々のお墓参りに連れて行かれて、お墓の前で忠誠を誓わせられましたので、何て会社に入ったんだろうと思ったものでした。しかし、何か一大事があったら、全社一丸となって協力する体制がしっかりしていましたので、入社後は、とてもやりやすかったものです。それだけに、「実力主義」「成果主義」という名のもとに、一人一人の担当者に目標が細分化されて、また、給与支給も目標達成状況だけで増減するようになり、こういう協力が出来なくなってしまったことは、非常に残念なことだなぁ、とぼくは感じています。
そのとき以来、アメリカから入ってきた、リストラクチャードという大義名分のもとに人の首を切ることや、敵対的M&Aをも経営手法に加える経営スタンス、労働形態の多様化(つまり、派遣社員の増加)等の影響で、だんだん日本の財界が変貌してしまったことを、ぼくは痛感しています。
『リクルート』が研修から手を引いた際に、ぼくは『リクルート』を離れましたけど、今でも、たまに、『北前そば高田屋高松南新町店』にゆくと、『ナベちゃん』のことを思い出して、どーしてるのかな、といろいろ考えてしまいます。
さて、『北前そば高田屋高松南新町店』(高松市南新町1−4 トミタビル 2F 087-812-2772 年中無休 11:00〜15:00 17:00〜23:00)は、夜はおそば以外にも色々居酒屋風メニューがあります。
メニューには、茎わさびの白醤油漬け(399円)、タコわさび(399円)、小田原鈴廣 板わさ(473円)、北海つぶ貝のわさび和え(399円)、塩茹で枝豆(399円)、鴨生ハム(714円)、長芋と刻みわさびのそばつゆ和え(399円)、タコといんげんのさつま揚げ(578円)、そばがき(557円)、三種野菜のそば味噌(504円)、鴨タタキねぎ塩和え(452円)、鴨の朴葉焼き そば味噌仕立て(872円)、天然にがりのできたて豆冨(609円)、彩り野菜と鶏むね肉のそばクレープ包み(504円)、馬肉のタタキ 柚子胡椒(819円)、そばの芽と海老の生春巻き(662円)、自家製青竹豆冨(609円)、高田屋名物 板盛りせいろ(368円)、せいろ(399円)、つけとろろ(609円)、花巻そば(504円)、梅玉子とじそば(557円)、鴨南蛮そば(609円)、等のほか、串焼き、刺身盛り合わせ、北前 天ぷら盛り合わせ、果ては、豆冨とおからの鶏しゅうまい(578円)、函館イカ飯(609円)、キムチご飯のねぎとろ巻き(609円)、北前いくら丼(924円)、といった珍味から、そばアイスのクレープ包み(504円)といったデザートまで、いろいろあります。
掲載写真は、『北前そば高田屋高松南新町店』の、高田屋名物 板盛りせいろ(368円)、です。


