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私のホームページ「K.OKADAワールド」

は、四国高松在住の私、作曲家、兼、ピアニストの岡田克彦の世界です。ここの併設ブログは、音楽、四国の温泉と、香川県のさぬきうどん、四国のグルメ、景勝地、温泉等、
それらに加えて、私の母・岡田直子が2006年9月19日に他界したことから痛感した、人間の無常観に基づく社会観察や人生観、ウェブの限界等を中心に書いてゆくことにしています。

さぬきの伝統、習慣

「上原屋本店」・高松市民行きつけ店5

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「今日はのう、うどん食べてきたんで。」



「ほーなー。どこ行ったん。」



「上原屋や。釜揚げが美味しかったで。やっぱり栗林の上原屋はええの。この頃は、明太子やらチャーシューやら、いろんなうまーげなもんが載っとるうどんが流行っりょるけど、やっぱり、上原屋の釜揚げ食べたら、ほっとするわ。」



「ハハハ・・、時代についてゆけんよになったらいかんで。ほんだけど、ほんまに、ようあんなにいろんなもん載せるのう、言うくらい、いろんなうどんが出来てわやや。」



「ほんまじゃ。この前はじめて、いきいきうどんで『明太子バター生醤油うどん』食べたけど、たまーにはああいうんもええけど、わしは、やっばり釜揚げが一番好きじゃ。」



「いきいきうどんの店長も言よったけど、『明太子バター生醤油うどん』は、若い人に人気があるんやと。わしが注文したら、若い女の店員に『お客様、召し上がるんですか。』言われたがな。ほんまに失礼なねぇちゃんじゃ(笑)。わしはまだそんなに年寄りちゃうで。」



「いやいや、もう、だいぶ年が来とりまっせ。そのうちに老眼が来て耳が遠なるんじゃ。ほんで、歯が抜けてしもうたらしまいじゃ。気持ちだけ若うても体がついていかんよになったらしまいやけんの。」



「歯が全部抜けてしもうてもかんまんのじゃ。上原屋の、かけうどんのだしをぬるうにしてもろたら噛まんでもええんじゃけんの。なんやかんや言うても、上原屋の、かけ、釜揚げ、ざる、が正しいさぬきうどんや。特に釜揚げのつけだしがええの。ちょっと甘めで、あれが、さぬきの味や思うんで。」



・・・・・・・・・・



以上、高松市在住の、同年の友人K君との会話でした。



大体、高松にいるぽくらの世代はこんな話をすることが多いのですけど、まあ、上原屋を知らない人には何のことかわかんないかもしれないと思いますが、上原屋というさぬきうどん店は、ざっくりと言ってこういう、地元で親しまれている老舗うどん店です。



どこへうどんを食べに行こうかな、って高松市旧市内に住んでいる人が迷ったら、とりあえず行くお店、ぼくらの世代の人で知らない人はいないセルフ店、というのが、上原屋( 高松市栗林町1-16-6 087-831-6779 9:00〜17:00 日曜日定休)の特徴であろうと思います。



ですから、当然美味しくて安いのはあたり前ですし、味付けも40年前の創業当時から、ずっと、さぬき風を貫いているお店です。



従って、凝ったメニューはありませんが、生粋の讃岐うどんを出来立てで味わうには、最高のお店です。



もちろん、栗林公園の近くにあるため、結構、観光客も食べに行っているお店でもあるのですが、ややこしい路地を入ったところにあるので、高松の人は全員知っているのですが、県外客は迷うことが多いそうで、すぐ近所の高松信用金庫は道を聞かれることが多いのだそうです。基本は、地元客だけで賑わっているお店です。



また、この店は通路の狭い小さなお店で、料金後払いなので、いっぱいの昼間にお店に入って頼むところがレジなのに、「料金は後で結構です。」と言われるので、頼んだうどんが出てきたらトッピングなどもとって席についていただくのですが、食べ終わったらまた、狭い通路に並んで、レジのところに行って、自己申告で支払うのです。



だから、嘘の申告をするお客さんはいない、という大前提にたって営業している、まことに、平和でのんびりした高松らしいお店なのです。



かけ(220円)、ざる(220円)、釜揚げ(220円)、という基本的なメニューは、完璧です。というのも、だしをそれぞれのメニューごとに変えているからなのですが、基本的には、上品な、少し甘めのさぬき風のだしになっています。



また、ここの無料のトッピングは、ネギ、天かすと、ショウガではなく辛い七味唐辛子を入れていただくようになっています。セルフなのですが、待たされることもあります。が、常に、茹で立てのうどんがいただけるので、高松市の住人も安心して食べに行くお店になっています。麺は少し細めでつるつるなので、噛まないで咽喉越しを味わえる、いいうどんです。また、揚げたてのコロッケが、とても美味しくて有名です。



掲載写真は、「上原屋本店」の、釜揚げうどんと熱々のレンコンの天麩羅』、です。



このうどんは、この先寒くなって風邪をひいた時にいただくうどんです。昔から、讃岐うどんは高松では日常食だし、離乳食なので、生活に溶け込んでいるのです。特に、レンコンは漢方薬として滋養強壮に、いい食べ物なので、寒い時のトッピングはレンコンの天麩羅に限ります。「上原屋本店」はこのあたりもわかっているので、レンコンの天麩羅は、とても肉厚に切ってくださっています。



『釜揚げうどん』を使ったメニューが効果てきめんなのは、釜揚げうどんから立ち上る湯気が咽喉の痛みを抑えるのにいいことと、トッピングのレンコンは風邪にきく漢方薬だったくらいだからなのです。



そして、一番大切なものは、讃岐うどんです。消化がよく1時間くらいで胃で消化されてしまいますから、胃に優しいということはとても大切なことなのですね。



まあ、こういうメニューは、一朝一夕に出来るものではなく、讃岐うどんの昔からの歴史に支えられているお陰なのです。だって、平安時代から江戸時代にかけて、風邪薬もワクチンもなかったのですから、讃岐うどんは、昔は、食べ物であったと同時に、風邪薬でもあったのですね。



ところで、「上原屋本店」のすぐそばには、マクドナルドがあります。マクドナルドの食べ物で、風邪に即効で効くものはあまりないですね。サラダや油が酸化しているフレンチフライドポテトなんか消化がけ悪いので最悪ですよ。さしあたり、ひいてしまった風邪を治す力があるのは、胃に負担をかけない讃岐うどんなのです。そして、食事直後に、ベンザなどの風邪薬を飲めば、簡単に治っちゃうのです。






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「やま家」・・・・・ここの細麺の冷たいおろしかけうどんは、二日酔いの朝は最高ですね。5

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昨夜、今度、高松市国分寺町の別荘で、私のサロンコンサートを開いてくださるファンの方と遅くまで飲んでしまいましたので、二日酔いでした。



そこで、ちょっと、作曲してから、近所の「やま家」へ、『冷たいおろしかけうどん』を食べにでかけました。



素晴らしかったです。しかも、今日はお客さんが途切れた時に、若い大将がうどんを食べ始めましたので、私は向かいに座って、おしゃべりしながら食べましたので、とても、ほっとするひと時でした。



不思議なことに、『冷たいおろしかけうどん』を食べていると食欲が出てきたので、『肉コロッケ』を追加していただきました。



大将からは、「黒田屋」で修行してこの店を開店させたのですけど、「黒田屋」とは全然違ううどんをご自身で開発されたこと、東讃と西讃の人達のうどんの好みの違いなど、いろんなお話をうかがいました。



まあ、高松市内では、「やま家」は、圧倒的支持の強いお店なのですけど、西讃地域の皆様は、ダシへのこだわりは少ないようですね。これぱかりは、歴史が違いますので、仕方ないことですね。



掲載写真は、「やま家」の『冷たいおろしかけうどん』と『肉コロッケ』、です。






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「10月が終わらないうちに」・・・・・『松茸うどん』をもう一度5

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前回ご紹介した、「さぬき手打うどん 番丁」の『松茸うどん』(600円)は、10月一杯の季節限定で、11月になると、『しっぽくうどん』に変わりますので、一昨日の昼食に、もう一度、食べに行きました。



11時開店なのですけど、その時間になるといっぱいで行列が出来るので、10時過ぎに行きました。大将も女将さんも旧知なので、「まだ準備中ですけど、どうぞ。」と言われて入店しました。



『松茸うどんとかやくごはん』(650円)を注文して、おでんは出来ているということでしたので、ここの、豆腐のおでんとコンニャクのおでんが美味しいので、それをとっていただきながら、準備中のうどん職人さんなどとおしゃべりして待ちました。もちろん、讃岐弁でですよ(笑)。



お嬢様が、山のようにたくさんの松茸の下準備をしていましたが、色で、カナダの松茸だということがすぐにわかりましたので、聞きました。



「それ、カナダの松茸やのう。」



「へぇ、カナダのです。よう知っとりますな。」



「うん。ぼくのピアニストの友人が、ニューヨークにおって、毎年、カナダの松茸送ってくれるけん、その薄い色でわかるんや。カナダの松茸は中国や韓国のと違うて香りが強いけんええのう。」



「そうなんや。カナダの松茸は日本のと変わらんのう。」



「ぼくものう、カナダの松茸のこと知っとる人はそんなにおらんと思うとったんやけど、この前、テレビに、久っしぶりに大橋巨泉が出とったんやけど、カナダの松茸が美味しい言うて、松坂牛とカナダの松茸だけ入れた、すき焼き食べよったんや。」



「ほんまですか。大橋巨泉言うたら久しぶりやのう。はっぱふみふみ、やったのう(笑)。」



「そいで、今、大量生産されよる若手のお笑い芸人が招待されて食べよるんやけど、あほやけん、『贅沢ですな。』言うて大騒ぎしよんや。カナダの松茸は香りがええけど、安いこと知らんのやのう(笑)。ほんだけど、カナダの松茸は下ごしらえが大変やろう。ぼくもやっりょってようわかるけど。」



「そうなんや。結構、手間がかかるんや。」



「ご苦労さんです。ほんだけど、ここのお豆腐のおでんは最高や。これが豆腐でっせ。スーパーのソフトやいうんは、豆腐とちゃうちゃう。大豆の香りが薄いけん何が入っとんかわかったもんやないで。」



「へぇ。その豆腐は、開店以来同じ豆腐屋さんから卸してもらいよりますけんの。」



「さすがは、老舗ですね。まあぼくにとっては、馴染みですし、豆腐は豆腐屋で買う時代に育ちましたけん(笑)。」



・・・・・



などなどおしゃべりしていると、まだ、開店時間にならないのに、「出来ましたで。」



と、奥さんが持って来てくれました。



「うわぁー。今日は前よりようけ松茸が入っとる。前は3切れやったのに6切れも入っとるで。」



「大将が間違たんやろ(笑)。」



「いっただっきまーーーす。」



素晴らしい「松茸うどん」でした。3切れも6切れも、松茸の数は、香りが強いカナダの松茸ですから変わりませんので、前と全く同じ味でした。



そして、かやくごはんが出来立てだったので、素晴らしかったのでした。



食べ終わってすぐに弟に電話しました。



「はよう、『番丁』に『松茸うどん』食べに来んと、今月でしまいでっせ。」と。



また、東京から讃岐うどんを食べにいらっしゃる予定の音楽の友人にも連絡しました。11月に高松市在住の私のファンの一人が、高松市国分寺町の素敵な別荘で、私と音楽仲間達のサロンコンサート「ボージョレーヌーボーと岡田克彦サロン」を、開いてくださるので、何人か、東京、関西からも、音楽仲間がやってくるのです。



「11月に高松にいらっしゃっても、600円の『松茸うどん』は終わっているようですよ。高松にいらっしゃるのは11月ですから、『しっぽくうどん』が美味しいですから、ごめんね。でも、うどんとダシは絶対に美味しいですから、期待してください。」と。



掲載写真は、「さぬき手打うどん 番丁」の『松茸うどんとかやくごはん』(650円)、です。







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「かまんでないんな。」・・・癒しの讃岐弁5

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「かまんでないんな。」は、私の住む香川県の方言の讃岐弁を代表する、癒し系の言葉です。



「かまわないんじゃないの。」という意味の言葉ですが、讃岐弁のイントネーションで投げかけられると、かまわないのか、かまわなくないのか、全然わからないファジーな言葉なので、「もう、どっちでもいいよな。家に帰って昼寝でもしようか。」という気持ちにさせる言い回しです。



以下、高松市内でも、とても美味しいセルフサービス讃岐うどん店の「たもや」と「大吉」のどちらが美味しいかについて、言い争っているA君とB君の間に入って、それを止めるC君の讃岐弁の対話をご紹介いたします。






A君「美味しいのう。やっぱりここ『たもや』のかけうどんは最高に美味しいわ。わしは、高松のうどん屋では『たもや』が一番好きじゃあ。」



B君「何とな。A君口がおかしいんちゃうな。『たもや』より『大吉』の方が、麺が細うて絶対美味しいで。トッピングの天麩羅も『大吉』の方がずっと上や。」



A君「『大吉』の天麩羅は、その日によっておいしい時とおいしない時があるけど、『たもや』のコロッケは、絶対にいつも美味しいけんのう。それに、『大吉』のうどんは細いけど、わしは、細い麺は好かんのじゃ。『たもや』のような太さでないと、貧乏くさいけんのう。」



B君「いいや。『大吉』の麺は細いけどこしがしっかりしとるけんええんじゃ。それに、うどん屋はコロッケ食べに来るところとちゃうで。おでんの方が大事や。『大吉』の焼き豆腐のおでんは、素晴らしいで。しゃんしゃん、うどんとおでんを食べまい。」



A君「何を言よんな。『大吉』は、かけうどんに大根おろしかけてもろうたら、お金がいるんで。ほんだけど、『たもや』は、大根おろしと梅干はとり放題でタダなんやけん、『たもや』の勝ちに決まっとる。おでんなんか食べんでもかんまんのじゃ。うどんに載せるもんの方が大事じゃ。」



B君「大根おろしで、うどん屋の上下が決まりますかいな。それに、うどんに載せるもん言うたって、あんた、『たもや』のコロッケはお皿に載せてソースかけて食べよるでないんな。言うこととしよることがバラバラでわやや。それにここの梅干は、紀州のんでないんな。よそのもんはいかんのじゃ。」



A君「美味しいもんは美味しいんじゃ。よそのもんがいかん言う、あんたのその性根が島国根性なんじゃけんのう。もうちょっと、グローバルスタンダードになりまい。」



B君「何を横文字並べて、えらっそげに言いよんな。島国根性言うたって、四国だけが島ではないんで。紀州のある本州も島でないんな。」



C君「うわー、A君とB君でないんな。久っしぶりやのう。なんがでっきょんな。」



A君「何ちゃできよらんけど、わしの好きな『たもや』に、B君連れて来てあげて、一緒に食べよるのに、B君いうたら、『たもや』の悪口ばっかり言うけん、腹がたっとんじゃ。」



B君「わしは、悪口は言いよらん。『たもや』より『大吉』の方が好きじゃ、言うただけじゃ。」



C君「ほーなー。ほんだけどそない言いながらB君は、『たもや』でおうどん食べよるんな。」



B君「うん。」



C君「ここ『たもや』のおうどん、美味しないなぁ。」



B君「なかなか美味しいのう。ほんだけど、わしは、『大吉』の方がもっと美味しいと思うんじゃ。」



C君「ほんだら、すぐそばやけん、2人で続けて『大吉』に食べに行ったらええでないんな。」



B君「何とな。そんなにようけ食べられますかいな。もう、腹も起きたけんのう。」



C君「いやいや。はっきりせんと気分が悪いやろうから、二人で、『大吉』に行きまい。」



B君「めんどくさいわ。」



C君「ほんだら、2人とも、そんなにがいげに言い合いせんでも、かまんでないんな。」



A君、B君「へぇー。」



C君「ほら、回り見てんまい。みんな2人が言い合いしよるけん、見よるで。ほとんどが、東京や大阪から食べに来とる人ばっかりやけん、ふうがわるいで。」



A君、B君「・・・・・。」






こうして、争いごとは収束するのです。C君の言った「2人とも、そんなにがいげに言い合いせんでも、かまんでないんな。」に対して、讃岐弁では反論する言葉がないので、「へぇー。」となっておしまいなのですが、それにさらに止めをさす言葉が、C君が最後に言った「ふうがわるいで。」なのです。



讃岐弁の慣用句の「ふうがわるい。」は、「格好悪い。」という意味ですが、「ふうがいい。」という言葉は讃岐弁にはないので、格好ばかりを気にする、見栄っ張りな風土なのです。少し前まで、自動車運転のシートベルト着用率が全国で、香川県がナンバーワンだったのも、シートベルトを締めていないと「ふうがわるい。」という理由によるものです。



運転が上手くても下手でも、中味はどうでもいいのです。ただ、シートベルトをきちんと締めていないと「ふうがわるい。」ので締めています。同様、お中元、お歳暮も、中味は何でもいいのです。戦前から高松に開店している、三越高松店の包み紙でないと「ふうがわるい。」ので、お中元、お歳暮は、今でも、三越で買うことに決まっているようです。



このあたりの風土が、香川県があまり、地元をPRしない背景にあると私は思います。讃岐うどんもめったにPRしませんでしたし、香川県出身の、弘法大師も、四国八十八ヶ寺の総本山の善通寺があることも、「金刀比羅宮」があることも、平賀源内の出身地で、平賀源内の発見した、「美霞洞温泉(みかどおんせん)」のことも、高松市出身の「菊池寛」や「猪熊弦一郎」のことも、小豆島の「手延べそうめん」や「オリーブ農園」、壷井栄女史の書いた「二十四の瞳」のことも、あまり、自分からPRしていません。



また、江戸時代の、松平藩だった讃岐藩主が、水戸黄門のお兄さんで、その方がはじめた、日本一の大名庭園の「栗林公園」(日本三大名園よりも100年ほど歴史が古いのですけど・・・・・)のことも、大してPRしていない状況です。



高知県が、県をあげて、坂本竜馬をPRしていることと、対照的なのですね。



私が東京に住んでいた頃、「どちらのご出身ですか。」とよく聞かれました。



「四国です。」と答えるたびに、「ああ、坂本竜馬さんのご出身地ですね。」と言われました。



確かにそうなのですけど、香川県と高知県は、別の県なのです(笑)。






「そんながいげに香川県を自慢せんでも、かまんでないんな。」って、私は、心の中で思いながら、今回は書きました。






掲載写真は、香川県高松市の、栗林公園、です。











「丸山製麺所」の朝6時半開店時の賑わい5

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コンビニ、ファミレスの乱立により、リゲインのCMのキャッチコピー『24時間闘えますか』という非人間的な言い分がまかり通ったのは、私が四国高松にUターンする少し前の、バブル崩壊当時のことでした。



このキャッチコピーに激怒していたのは、私の胆石を投薬と食事療養で直してくださった主治医の、私のアマチュアピアニストの友人の横山君のお父様で、元、東京女子医大内科部長で、東京都医師会会長の、東京神田の『横山内科クリニック院長』の、横山先生でした。横山先生は趣味でチェロを弾いていました。



「君の勤務している『住友信託銀行』の業無医の『北里』のような『慶応医大』系統の病院や、関西を押さえている『京都大学医学部』あたりの頭の悪い外科の医師どもは、このCMなんかを平気で聞いているだろうけど、けしからんことだ。人間が24時間働き続けるなんてことをやっちゃいかんのだ。」と、東京大学医学部出身で、ファイバースコープを昭和天皇に通した大井先生の先輩で、日本初の心臓移植手術にも立ち会い、朝日新聞の健康相談室を担当していた横山先生はおっしゃっていました。



私が35歳当時のことでした。あれから17年、ずっと景気が悪い状態が続いた今日では、皮肉なことに、『24時間闘えますか』どころか、『24時間闘わないと』生きてゆけない人達が、街には溢れていますね。



これが、小泉-竹中ラインの望んだ、規制緩和と自由競争の末路なのですから、人間の金銭欲にもほとほと愛想が尽きますね。



しかし、香川県の讃岐うどん店は、始まった1200年前の平安時代以来、24時間闘わないで、夜は睡眠をとる、日曜や祭日はお休みする、という、ごくあたり前のことを続けてきた歴史に基づいているので、どうもないのです。



何しろ、電気がなかった頃から、続いているのです。電気がなかった頃、日の出は、一日の中でも大切なイベントでしたから、製麺所やうどん店が、朝6時半に開くことは、リーマンブラザーズの株価操作や外為の動きなんかとは全く関係のないことなのです。



そんなことよりも、製麺所の経営者にとって大切なことは、その日の気温、湿度、風向きで、小麦粉を溶く塩水の濃度をどれくらいにしたらいいか(つまり、こしの強さをどの程度にすればいいか)が、はるかに大切なことなのです。



本当に正しい讃岐うどんは、早朝に製麺所でいただく、うどんだけなのだろう、と思って香川県民はうどんを1200年、愛顧してきています。



私の家の近所にある「丸山製麺所」は、ですから、早朝6時半の開店時に食べに行って、170円のかけうどんに、一律90円の天麩羅をトッピングしたり、50円のおにぎりをいただくことが、正しい朝ごはんなのですね。



コンビニのおにぎりが100円もするので、「丸山製麺所」のある高松市宮脇町にあった「ローソン」がだいぶ前に潰れてから、宮脇町はコンビニのない街になっていますが、これは、価格競争でローソンが負けたのではなく、美味しさで勝負がついただけのことなのです。



平家物語の一節、「おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。」ということなのです。



昨日の朝6時半、私は、また、正しい朝ごはんを「丸山製麺所」でいただきました。なんかすごくお腹が空いていたので、かけうどんと一緒に、トッピングの天麩羅を、金時豆、タコのゲソ、レンコン、の3つもいただいたので、440円も使ってしまいました。が、朝たくさんいただいた時には、昼のうどんを、どこかのセルフで、『温玉ぶっかけうどん』(220円前後)とコーヒー(100円)あたりにすればいいので、OKなのです。



掲載写真は、昨日の朝6時半、「丸山製麺所」でうどんを茹でている大将(奥)と、うどんを水で締めている奥様(手前)、です。



「丸山製麺所」は戦前から続く老舗で、現在の大将は、二代目なのですが、幼稚園の頃から、うどんの生地の足踏みを毎朝やってから幼稚園に行った英才教育を受けて育った方です。



また、香川県庁の外郭団体の「讃岐うどん協会」が、毎年1回行っている「うどん職人」のコンテスト「讃岐うどんグランプリ」の審査員を、高松市内のもう一つの老舗うどん店「中西うどん」の社長の2人でやっています。



香川県で食べに行くうどん店を判断するにあたって、「讃岐うどんグランプリ」で1位をとったマスターのやっているうどん店は、好き嫌いは別にして、基礎がしっかりしているので、何回か食べに行けば、必ず美味しいうどんと出会える確率が高くなります。



讃岐うどんの師弟関係に基づく「やまうち系」「中村系」「渡辺系」の3大師匠のルートに基づく判断基準も、3大師匠もいつかはあの世に行きますから、近い将来、「讃岐うどんグランプリ」の方が、美味しい讃岐うどん店の判断基準になることは間違いないですし、実際、私の愛用している、讃岐うどん店「もり家」「はまかいどう」「まるや」「一福」は、全て、この「讃岐うどんグランプリ」で1位をとっています。



過日、「丸山製麺所」の大将と、このあたりの将来にわたる、香川県での地域貢献について、「すばらしいですね。」とお話したところ、



「いやいや、うちと、中西さんのところは、戦前からやっりょって古いけん、香川県庁に頼まれただけですよ。大したことないです。」と、たまらなく照れ臭そうにおっしゃるのです。



こんな素晴らしい製麺所を、ホリエモンや三木谷のような拝金主義者が、六本木ヒルズで額に汗もしないで、株式の時価総額で判断してM&Aするなんてことは許せない、と私は思いましたので、早速、私の高松高校の後輩の民主党の高松の代表の、小川淳也君に電話して、「香川県内の全ての製麺所をM&Aすることは犯罪なので、罰金つきの法律』を作るように。」と懇願しました。



小川淳也君は、私の作曲作品のファンなので、どうなるかわからないけど、お願いしましたので、いつの日か、こういう法律が出来ることをぼくは願っています。



香川県内在住の皆様も、今の法治国家の日本では、1200年の歴史のある、讃岐うどんを守らないといけないことを、是非、ご認識いただきたいと願っています。





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香川県では、ご飯に添えて食べるものが、他と違っていますね。5

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実はごはんと合わないと思う定番おかずランキング
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=986588&media_id=45



ミクシィのマイミクさんの日記で拝見した、上記の、『実はごはんと合わないと思う定番おかずランキング』を見て、私が生まれ育ち、現在住んでいる香川県は違うなあ、と思いました。そして、一昨日の「おいで MY フェスタ」チャリティコンサート打ち上げ会で香川県観光振興課長がおしゃべりしていたこと等を思い出しましたので、今日は、それについて書きます。



さて、『実はごはんと合わないと思う定番おかずランキング』の、第一位「大学芋」は、全国的に成立すると思います。これは、おかずではなく、デザートだと私は思っています。



また、第二位「お好み焼き、たこ焼き」は、大阪においてはよくご飯に添えて食べられていて、栄養的に、炭水化物ばかりなので、この栄養のかたよりのために、大阪の人達がイラチになっているのだろうと、私は勝手に納得しています。



しかし、第三位「甘く煮た豆」は、香川県では、ご飯に添えて食べる大変なご馳走なのです。ご飯に添えるだけじゃないのですよ。讃岐うどん店のかけうどんのトッピングでは、『金時豆の天麩羅』がとても人気がありますし、ほとんどのパン屋、お菓子店、スーパー、コンビニでは、金時豆の入った「豆パン」が、大変に人気があるのです。



また、豆は、植物性たんぱく質の宝庫ですから、栄養的にも、第二位の「お好み焼き、たこ焼き」よりも、ご飯に添えて食べると、とてもヘルシーないいものだと私は感じています。



香川県の郷土料理の代表の一つに、「醤油豆」というものがありますけど、これは、甘いだけでなく、甘辛く香ばしい(が、かなり甘さが強いです。)そら豆の煮豆なのですが、朝などは、熱々のご飯に醤油豆を載せて食べると、最高なのですよ。



まあ、高松では、お正月のお雑煮に、小豆餡の入った、餡餅を入れるくらいですから、パンに金時豆が入っていても、かけうどんに金時豆の天麩羅が載っていても、ごちそうなのです(実際、たんぱく質の宝庫ですから、ごちそうなのです。)けど、皆様は、いかがですか。



また、一昨日の「おいで MY フェスタ」チャリティコンサート打ち上げ会で、香川県観光振興課長がおしゃべりしていたのは、「『豆パン』は香川県でしか売っていない。」とおっしゃっていたのですけど、皆様のお住まいの地域では「豆パン」は食べないのですか。素晴らしく美味しいものだと、私は、感じているのですけど・・・・・。



掲載写真は、高松のスーパーではどこでも売っている「金時豆の天麩羅」、です。






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新規にオープンした、高松のナンバー2のスーパーマルヨシセンター直営のセルフサービスうどん店「うどんや」のご紹介5

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高松のナンバー2のスーパーのマルヨシセンターがやっていたファミレスチェーンのグリーンハウス等は、この不景気で全店廃業して、全部を「うどんや」というセルフサービスさぬきうどん店に変えてサバイバルしています。



高松市国分寺町出身の、マルヨシセンター代表取締役の佐竹文彰さんは、大変なグルメとして有名で、ファミレスチェーンのグリーンハウスは、彼がスタートさせた外食産業の中では最も安い価格帯の一般的なもので、そのほかに、「焼肉ハウス」〔焼肉店〕、「円居(まどい)」〔高級和食ファミレス〕を、展開していました。



そして、彼の本領発揮は、「カサデルマール」〔瀬戸大橋の見える本格フランス料理店〕、「ミケイラ」〔高松のサンポートの海に突き出た本格イタリア料理店〕、の2店を、瀬戸内海を活用した素晴らしいロケーションで、且、ムジークフェライン(食卓の音楽のライブ演奏)付きで始めたことです。



また、佐竹さんは8年ほど前に、体調を崩したので、友人の、新居浜の住友金属工業の常務に社長を変わってもらっていました。こういうことの出来る広い人脈をお持ちなのも、彼の素晴らしいところでしたが、2年程前に体の具合もよくなり、社長に復帰した時には、マルヨシセンター、及び、そのグループ会社の従業員はみんな大喜びしていて、とても人望の厚い経営者なのです。



2年程前に体の具合がよくなり、社長に復帰した時、折しも、さぬきうどんブームが絶頂でしたので、佐竹さんは、早速、セルフサービスうどん店「うどんや」を外食産業部門の一つに加えてオープンさせました。



また、以前からマルヨシセンターで好評を博していた、自社ブランドの「四国の霊峰『剣山』の水」、というミネラルウォーターを昨今の健康志向ブームの火付け役として、増産し、売り上げを倍増させていました。



佐竹社長の素晴らしいところは、一緒に働いた従業員をただ一人としても、リストラしないで、生涯にわたって、大切にするというところにあります。当然、育った部下に、予算権などの権限委譲もきちんとして、決して独裁者ではないリーダーシップを発揮しています。



唯一の公私混同は、小豆島に建てた自分の大きな別荘に、従業員を順番に全員招待して、一流の調理師を招いて美味しい料理をご馳走して宿泊させることくらいでした。



かくいう、素晴らしい企業体の、「マルヨシセンターグループ」にも、今回の金融恐慌の波が押し寄せました。



こうして、佐竹さんが、外食部門のほとんど全てを閉鎖して(きっと断腸の思いだったことと思います。)、唯一、残した外食店が、セルフサービスさぬきうどん店「うどんや」でした。



一人も従業員のクビを切らないで、外食部門のほとんど全てで働いていた人は、全員、グループ会社の「マルヨシセンター」本体や、「四国の霊峰『剣山』の水」のメーカーなどに移籍させています。



その中でも、どうしても、外食産業部門で働きたいと希望した人達によって、今の、セルフサービスさぬきうどん店「うどんや」は動いています。



従って、当然ながら、細部まで、ニーズに答えてくれる、サービス満点のお店なのです。



先日、高松市南新町の「うどんや」〔住所 香川県高松市南新町4-6、TEL 087-831-0099 FAX:087-831-0090、営業:10:00〜18:00 年中無休 (1月1日のみお休み)〕へ初めて、食べに行ったら、ガラス張りで店内も明るく115席の広くてきれいなお店でした。



そして嬉しいことに、店長が、かつてのグリーンハウス茜町店の店長で旧知だったのでいろいろお話しました。



転勤族の人からは、かつてのグリーンハウスのステーキ肉を使ったハンバーグの「鬼丸ハンバーグ」と冬季限定の「カキフライ」が美味しかったので残念だ、という声があるのだそうですけど、香川県の人は、「うどんや」(かけ180円)になったことを喜んでいて、また、ここのうどんはこしが素晴らしいのでとても繁盛していました。



まあ大体、グリーンハウスは、ファミレスのときから、全ての定食セットの味噌汁をうどんに変更できるサービスをしていて(そうしないと香川県民は怒るのです〔笑〕)手打ちしていて、それが美味しいので有名でしたから、激安でないといけない時代も、高松はうどんで乗り切るんだろうな、と感じて嬉しく思いました。



でも、さすがは、元、グリーンハウス茜町店長でした。



「安けりゃいいってもんでもないですよね。やはり味が一番。お客さんから教えられることも多々ありますよ。」とおっしゃっていて、各テーブルには、お客様の声を書いていただくアンケート用紙が置いていましたけど、必ずチェックしているのだそうです。



さすがだな、と感心して、おすすめを聞くと、「『釜玉うどん』が一番人気です。」とのことで、それをいただきました。



そして、その素晴らしさに、絶句してしまいました。これまで一度も食べたことのない、素晴らしい『釜玉うどん』でした。



この「うどんや」の釜玉うどんは、独特のものでした。何しろ、卵を泡立ててから茹でたてのうどんに絡めているのです。



だから、当然、カフェオーレよりもカフェラッテがふわっとして美味しいように、「うどんや」の釜玉うどんは、ふわっとして、軽くて美味しいのです。



釜玉うどんの玉子を泡立ててからうどんに絡めるという発想は、きっと、かつてのマルヨシセンターグループ外食部門のフランス料理店「カサデルマール」や、イタリア料理店「ミケイラ」の中心スタッフから出たんだろうと感じました。



ですから、釜玉うどんについては、老舗「山越」の、トラディショナルジャパニーズカルボナーラに対して、ここ「うどんや」は、ジャニーズ系ジャパニーズカルボナーラ(笑)だと確信し、大ヒット間違いなしと、確信しました。



あと、10年もすれば、「山越」の、トラディショナルジャパニーズカルボナーラしか認めない、さぬきうどん通を自負していらっしゃる『麺通団』の皆様は、年寄りの部類になるのです。



私が作曲やアレンジでやっているように、時代を超越したうどんをご紹介しないと、1200年前に、うどんを中国から讃岐の国に持ち帰った、弘法大師に対して、大変に失礼なことだと思っています。



それにしても、まあ、香川県人のうどん好きは、他県の人の理解の外にあると思います(笑)。



どんな景気状態になっても、香川県の人は世代を超えてうどんの嫌いな人は一人もいませんので、東京の経済評論家の皆様は香川県の食事提供のお店の将来を絶対に予測出来ないと思いますね(笑)。



掲載写真は、「うどんや」の、独特の『釜玉うどん』、です。

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『土参寒六』5

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今日の夜遅く、神戸から、マイミクの若者が高松に到着してうちに宿泊し、室内楽をあわせることとうどんを食べるなどのご案内をすることになっていますので、昨夜から、ちょっと夜遅くまで仕事をしていたので、夜食が欲しくなって、さっき、『黒田屋』で夜食に月見うどんを食べてきました。



東京近辺のさぬきうどん店の値段の高さには、呆れて吐き気がしていたのですけど、昨日お昼をいただいた、『吾里丸』の大将や奥様に励まされて、ほっとできたのでよかったです。



神戸からいらっしゃる彼には、絶対に安くて美味しいところだけご案内するつもりです。これっきりじゃないんだものね(笑)。



でも、本当に暖かくなってきたのでよかったですね。窓を開けてもとてもすがすがしい空気が入ってくるようになりました。暖かくなったので、だしは、ぬるくしてもらいました。



掲載写真は、『黒田屋築地店』にもかかっている、『黒田屋』全店にかかっている、一刀彫りの掛け軸です。



掛け軸には、『讃岐うどんの方言小話』として、次のように入っています。



「うどんはさぶい時は塩をへしやおーに、暑い時は塩をよーけ入れかとーに練るんじゃ、それが土参寒六のことじゃが。」



これを共通語に直すと次のようになります。



うどんき作る時には、寒い時には塩を減らし柔らかく、暑い時には塩をたくさん入れて堅くなるように、小麦粉を練るんですよ。それが、土参寒六のことじゃないですか。



『土参寒六』の「土」とは土用の日の「土」ですから、暑い盛りのこと、つまり、夏のことで、「寒」は、寒い日のことを指します。



昔、さぬきでは飽和食塩水を作っていて、それを薄めてその塩水に小麦粉を溶かして手打ちうどんを作っていたのです。、



従って、『土参寒六』の意味は、『夏の暑い日は飽和食塩水を3倍に薄め、冬の寒い日は飽和食塩水を6倍に薄めて使う』という意味です。



食塩水の濃度が濃い方が、こしの強い麺になるので、これがさぬきうどんの基本なのですね。

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『釜玉うどん・その3』・・・・・『カマタマーレ讃岐』・・・・・高松ではこんなものまで出来ています。5

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『カマタマーレ讃岐』って、ご存知ですか。



皆さんご存じないことと思います。ぼくも最近まで知りませんでしたからね。



ぼくが、この『カマタマーレ讃岐』の存在を知ったのは、さぬきうどん店に貼ってあるポスターでした。Jリーグを目指している、香川県初の、サッカーチームなのです。



以前から、サッカーチームを香川県内に、という話はあっては消え、という繰り返しでしたけど、さぬきうどんをモチーフにしていますので、是非、頑張って欲しいと思っています。



年が明けてからはじめて食べに行った、『うどん愉楽家(ゆらくや)林店』に、また、『カマタマーレ讃岐』のポスターが貼ってあったので、いろいろ聞きましたら、NPO法人で高松市丸亀町に事務所があるのだそうです。



『カマタマーレ』という名前は、その1、その2でご案内した「釜玉うどん」からとった名前で、「釜玉うどん」の『かまたま』と、イタリア語の、海、という意味の『マーレ』を組み合わせた言葉だそうです。



それだけに、とても適切な名前だと、ぼくは思っています。



また、さぬきうどんを大切にしていて、サッカーの練習のない時には、トラックに「うどん」を載せて、各お店の支店に持っていったり、「釜玉うどん」の出前等をやっているそうです。



事務局は、高松市丸亀町にあって、スポンサーは、香川県内の、穴吹工務店等の高松市内の民間企業です。



ぼくは、サッカーには興味ないんだけど、選手の大半が、20歳代前半の若い人たちで、うどんが好きなので、今後の活躍を見守ってゆきたいと思っているところです。



掲載写真は、『カマタマーレ讃岐』の、イメージキャラクターです。



ボールをキープしているのが『かまちゃん』、横に飛んでいるのが『たまちゃん』、だそうです。



楽しいキャラですね。『かまちゃん』の足の短いところが、さぬきらしくていいですよね(笑)。

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『香川県・さぬきの国に思うこと』5

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香川県・さぬきの国は、万葉集において、柿本人麻呂によって、



「玉藻よし讃岐の国は国柄か、見れども飽かぬ神柄か」と歌われた、風光明媚なところです。



また、弘法大師(空海)の出生地であること、それゆえに四国八十八ヶ寺の総本山は、空海の生まれた善通寺(七十五番札所)に、また、最後の結願の寺の八十八番札所の大窪寺も香川県にあります。



そして、四国八十八ヶ寺を回るお遍路さんがいらっしゃったら、接待するという習慣が、江戸時代頃からずっとあったことが、文化的にはとても影響していると思います。



例えば、砂糖はさぬきの名産品の一つでしたが、これも江戸時代の中頃、薩摩から来たお遍路さんが遍路の途中で病に倒れたところ、さぬきの人々が手厚く看病してくれたのでお礼に薩摩の製糖技術を教授していったのが始まりと言われています。



また、高松市の東端には、那須与一の矢が見事に平家の扇を射た、源平合戦の古戦場の屋島壇ノ浦があり、さらに、平賀源内の出生地でもあり、平賀源内が発見した「美霞洞(みかど)温泉」等もあります。



このような偉大な歴史を持っている香川県なのですけど、どうしてなのか、香川県の県民性はとても封建的で進取の精神が乏しいと言われています。



が、まあ、考えてみると、空海も都の京都で、平賀源内や菊池寛も東京に出ていって認められましたので、高知県の坂本竜馬のように地元にいながらにして認められたわけではないのですよね。



このあたりが、香川県のよくないところじゃないかと、ぼくは感じています。つまり、出る杭を叩く金槌がたくさん住んでいるところだ、ということですね。



だから、値段の安い『さぬきうどん』くらいしか地元でずっと残って認められたものはないのでしょうね。



最近、高松で出会う若い人たちに、ぼくは、機会を見つけて東京に行くことをすすめています。



いずれ、そんなことをしなくていい時代が来ればいいな、と願いながらも、現状は、文化的な、東京と高松の落差は、ものすごくあるからなのです。



が、それ以上に、香川県以外の土地の人たちと出会って語らうべきだと思っているからです。



それによって、少しでも、金槌になるかもしれない人たちに金槌にならない方がいいんだよ、ということに気づいて欲しいからなのです。



掲載写真は、香川県の名所から、屋島、です。

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『白味噌餡餅雑煮』・・・・・高松のお正月は、これがないとダメなんですよね。5

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「あのー。ちょっと質問していいですか。」



「はい。」



「高松の餡餅雑煮、っていうの、餡餅を焼かずに味噌汁に入れて煮込む、って聞いたんですけど、本当ですか。そんなことして上手く出来るんですか。」



高知出身の独身の彼は、餡餅雑煮を作ってみようと思っている、とのことで、年末にお酒を飲んでいる席でぼくに質問して来ました。



「そうなんですよ。さぬきの餡餅雑煮は、餡餅を煮込むのが本来の作り方なんです。でも、それだと、一緒に入れる大根やニンジンとの煮え具合をうまく調節するのがとても難しいから、ぼくら高松人は、電子レンジを使うんだよ。」



と言って、作り方を教えました。



味噌汁の方は、イリコダシで大根とニンジンを入れるので、普通に作るのです。ニンジンの方が煮えるまで時間がかかりますので、先に入れ味噌を溶かせてから大根を入れ、出来た時点で火を止めておくのです。餡餅を、水で洗って、小皿に載せて、ラップをかけずに電子レンジで暖めるのです。そして、見ていて、餡餅が膨らんできた瞬間にレンジを止めて、その餡餅を味噌汁に放り込んで一煮立ちさせ火を止めて、鍋のふたをして蒸らすのです。



これだと確実に美味しい、餡餅雑煮が出来ます。



高松の人は、お正月でなくても、朝ごはんの味噌汁に餡餅を入れたいときには入れますので、このやり方が高松の家庭では普通のようです。



高松のお正月を代表する食べ物が、『白味噌餡餅雑煮』です。



江戸時代、さぬきの国では塩・砂糖・木綿が特産で、「讃岐三白」と呼ばれていました。このうち砂糖は幕府への献上品として多くが用いられ、庶民の口には滅多に入らなかったことから「せめて正月ぐらいは、砂糖を使った餡の入った甘い餅を食べたい」という思いから餡餅雑煮が誕生したと言われています。



が、白味噌だけじゃなく、信州味噌を少しブレンドさせて作る家もあります。そして、そのようにすると、お正月でなくても普段の朝ごはんの味噌汁に餡餅雑煮を取り入れることが出来るのです。



ぼくは、個人的に、この餡餅雑煮は、とても美味しいし栄養やアルコール分解作用もあっていいな、と思っています。



ことに、餡餅雑煮の甘い味と、塩数の子は、とても相性がいいので、これをあわせて食べないとお正月が来た気にならないのですよね。



さて、昨日の元旦、ぼくは、餡餅を6個雑煮に入れていただきました。毎年、普通のペースですよ。これだけは、自分で作ります。



ぼくは、白味噌に少し、中味噌をブレンドして作ったものが好きなので、そのようにしています。また、本来は、金時ニンジンでないといけないんだけど、ぼくは、洋ニンジンが好きなので、そちらを使っています。



毎年、親戚の叔母からいただく、留萌の数の子と京都加藤順漬物店の千枚漬けと、とてもよく合うんですよね。青海苔をトッピングしていただきます。



皆さんはどんな元旦のお食事をされましたか。



さぬき名物「餡餅雑煮」は高松市片原町の喫茶エビスヤで食べることができます。



喫茶エビスヤは、江戸時代からの、お餅屋さんの老舗『エビスヤ』に併設されている喫茶店なので、粒餡の入った餡餅がとても美味しいです。ただし、冬季限定なので、Tel : 087-821-0601 まで、問い合わせてください。



掲載写真は、昨日ぼくの作った、餡餅雑煮、です。

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『新しいお風呂の一番風呂ではうどんを食べましょう(笑)!』・・・・・歴史と一期一会5

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「皆さんは、お風呂で口にするものは何ですか?」



って聞かれたら、まあ、いろいろ経験したことと思います(笑)けど、そういうものは、こっちに置いてください。



そうじゃなく、普通、この質問をされたら、お風呂で歯を磨く人は、歯磨き粉を口にするでしょうし、温泉気分で桶にお銚子をいれて、キューッと一杯、なんてこともあると思います。



しかし、さすがに、香川県はうどんのふるさとだけあって、違うのです。



新しいお風呂では、一番風呂の湯船に漬かりながら、うどん、それも、大体、打ち込みうどん、を食べる習慣があるのです。



ぼくが子供の頃、親戚が住んでいた、香川県綾歌郡綾川町(合併前は、綾南町)陶(すえ)では、新しい風呂でうどんを食べる風習があり、実際にぼくは体験しました。また、同様の習慣は、香川県西地区の三豊方面でも現在も続いています。



香川県綾歌郡綾川町は、前回ご案内した、さぬきうどんの発祥地の滝宮のある一帯ですので、本当に、うどんが生活に溶け込んでいて、お客さんが来たら、ご主人が手打ちうどんを自ら打ってふるまったり、法事の前にはうどん、というのが、今でも、残っています。



新築のお風呂や修理したお風呂、その一番風呂で、うどんを食べるのです。この風習は、今でもこの一帯には残っています。



この風習の起源は明確で、昔は風呂が貴重だったからです。新しくお風呂ができたり、きれいになるというのは、その家にとって慶事だったからなのです。



そして、うどんは年中行事や仏事などに登場する、ハレの日の食べ物で、消化の良い健康食品だから、めでたい時にうってつけだったからなのです。



掲載写真は、まさに、一番風呂で打ち込みうどんを食べている写真です。



まあ、こういった次第ですので、さぬきうどんが安くて美味しいのは、あたり前なのです。歴史、つまり、数え切れないたくさんの人達が生まれてから亡くなるまでの人生の集積体、の力は大変なものだと思います。



そして、自分も、その長い長い人類の歴史の中のほんの一瞬を生きているんだ、ってことを忘れるといけないな、って感じます。



千利休の言う『一期一会』は、その、ほんの一瞬に出会った周囲の人達との出会いを大切にするという言葉なので、ぼくは大好きだし、ネットが普及して、SNSで出会って面会させていただくことも、その観点で考えています。



今日明日の自分の利益につながらなかったら、リンクを切る人達や自分の社会的地位を脅かされるかもしれないので、個人情報の開示を怖がる人達は、門戸を閉ざしているだけだと思います。まぁ、昨今では、死ぬまで家から一歩も外に出ないヒッキーの人達もいらっしゃるみたいなので、そういう人達はそういう人達独特の価値観があるんだろうけど、そういう人達も、人類の歴史に含まれていること、人類の歴史に個々人の価値観は太刀打ちできないことを認識していないといけないと思っています。

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