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7月30日は、土用の丑(どようのうし)の日です。土用の丑(どようのうし)の日に鰻を食べる習慣の起源についてはいろんな説があるようですけど、江戸時代に、平賀源内が知人の鰻屋のために、「本日、土用の丑の日」と書いて店頭に張り紙をしたら大繁盛したという説が一般的です。



ということを考え合わせると、平賀源内は香川県の出身なので、香川県には美味しい鰻屋がなくてはならないのですよね。



高松市には、御坊川(ごぼうがわ)という川があってこの川沿いに、鰻の老舗が並んでいます。祖母から聞いた話では、真偽の程は定かではありませんが、昔は御坊川で鰻としじみが採れたそうで、それをここで商っていたところから、鰻屋さんが並んでいるとのことでした。



まあ大体からして、高松は古い城下町なので、大工町(だいくまち)、磨屋町(とぎやまち)といった町名があったり、御坊町(ごぼうまち)という町名は、御坊さん(浄土真宗興聖寺派の大きなお寺)があったところからつけられた名前ですが、御坊町は、浄土真宗のお寺の繁華街で50近いお寺が集中していますし、御坊町のすぐ隣が高松の飲み屋街の南古馬場町で、お寺とSMバーが並んでいたり、お寺がSMバーに土地を貸していたりする、面白い街並です。百間町(ひゃっけんまち)というのは、江戸時代は遊興街だったそうで、一間ごとに違う三味線の音が聞こえて来るのが百間あったところから、この町名になったのだそうです。



ところで、御坊川(ごぼうがわ)沿いの鰻屋で一番の老舗は「竹内」です。昔は一戸建ての小さなお店でしたけど、鰻屋として繁盛したので、今はビルにして、二階をお店にして一階は駐車場になっています。



御坊川(ごぼうがわ)沿いの鰻屋の鰻重は、ものすごくボリュームがあるので有名です。鰻がまるまる一匹入っていて、二段重ねになっていて、食べてゆくとご飯の下からまた、鰻が出てくるのでびっくりします。



こうした、御坊川(ごぼうがわ)沿いの鰻屋で、鰻の美味しさで群を抜いているのが『うなぎ匠大川』(香川県高松市上福岡町711-5 TEL 087-834-5810)です。



まあ、何が違うのかというと、鰻が違うのですね。とても柔らかく美味しいのです。



『うなぎ匠大川』は、11:00 〜 21:00の営業で、定休日は毎週木曜日なんだけど、上質な鰻が入荷できない時は臨時休業しているのです。入口に「本日は上質な鰻が入らないのでお休みします。」という張り紙がしてあって、ぼくも何回か食べに行ってもしまっていることがあるようなお店です。その点では、本当に徹底しているお店ですね。



『うなぎ匠大川』の「うな重御前」(2100円)は、お重の中にうなぎが二段になっていて、ご飯の中からももうなぎが出て来ます。



母と一緒に、毎年夏に、ここへ「うな重御前」(肝吸い、鰻巻き、お漬物がついています。)を食べに行った時には、「肝わさ」(420円)〔鰻の肝をボイルし、それに酢醤油にわさびを溶かしたもので食べる料理〕と、「うざく」(530円)〔きゅうりの酢の物の上に鰻の蒲焼きが乗っているもの〕も単品で注文して、分けて食べていました。



今夏は、櫃まぶし(鰻丼にワサビやネギを載せてお茶漬けにする食べ方)が、ファミレスの「ジョイフル」で、何と700円弱で食べられるようになりましたのでとても便利なんだけど、やっぱり、お盆が近づいてくる夏の風物として、年に一回は、ちゃんとした鰻屋さんで食べたいものですね。



掲載写真は、『うなぎ匠大川』の「肝わさ」、です。

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