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お馴染みの「金沢町並み探訪」、今回は「尾張町」。

天正11年(1583)、前田利家入城の時分、彼の出身地である尾張荒子(現名古屋市中川区荒子町)で用命を承っていた町人を召寄せて住まわせたのが、一般的な町名の由来です。
(尾張町物知り絵図@尾張町商店街振興組合)


「加賀一向衆(おやま御坊)」→「前田家(金沢城)」→「陸軍(第七連隊)」→「金沢大学」と、主が変わる金沢中心部の歴史の中で、常に変わらぬ「お膝元」として、

「飽きずに商いし続けて老舗の名を現在に残して」きたという「尾張町」は、
「商人」の気位が息づく町並みなのでした。

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橋場町の交差点に建つ「金沢文芸館」は、昭和初期の擬ルネサンス様式で、ランドマークとして親しまれてきた、某「破綻地銀」の建物が、

こんな「小じんまり」としたスペースで、本当に商売していたの?とびっくりするぐらい、お洒落でフレンドリーな、「泉鏡花文学賞」と「五木寛之文庫」を展示する市民の交流スペースとして、生まれ変わったものです。

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「町民文化館」は、明治40年に金沢貯蓄銀行として建てられ、その後北陸銀行となっていた建物が石川県に寄贈され、尾張町商店街振興組合が運営管理しているものです。外観は黒漆喰塗りの土蔵造りで威容を誇っていますが、今回初めて内部に入ってみました。

「狭い客溜り」の「高いカウンター」には「金網」まで張られていて、「お金を貸してやる」という高飛車な雰囲気に満ち溢れており、「お預かりさせていただきます」という低姿勢を露骨に示そうとする平成の金融機関のデザインポリシーとは隔世の感がありますが、根本の部分ではあまり変化がないような気もします。

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「金沢蓄音器館」は、レコード店「山蓄」のオーナーのコレクション(蓄音器540台、SPレコード2万枚)を寄贈されたことをきっかけに、金沢市が平成13年に開館したものです。
(実はこの建物、私の会社で建築を請け負わせていただきました。新築に見えますが、古い鉄筋の建物を改修・増築したものです。)

展示されている「蓄音器」はすべて整備済みで、毎日3回(11時、14時、16時)に実演があり、詳しい解説を聞くことができます。

機械的に修正された「CD音源」とは違い、ナマの暖かい音色を響かせる「蓄音器」の音のせいで、「爆睡」の世界に引き込まれた人も「少なからず」おいでたようです。

これ以外にも、「老舗交流館」「泉鏡花記念館」「三田商店」「福久屋石黒伝六商店」「五十嵐提灯店」「寿屋」など、みどころ満載の尾張町の町並。

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金沢で一番短い橋「枯木橋」(現在、石積復元改修中の東内惣構堀に架かる橋です)や、尾張町の旦那衆が主計町茶屋街へ抜けるために使ったという「くらがり坂」なんてものもありました。

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降りしきる「風雪」に、身も心も凍るような思いをしながら、本日の「尾張町探訪」の最後の締めくくりの場所、「みふく」へ駆け込みます。

名物「牡蠣の土手鍋」。

ぷっくりふくらむ「牡蠣」の食感と、甘くて柔らかい「深谷葱」に、味噌と生姜の風味が絡まって、至福の時は緩やかに過ぎていったのでした。

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