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かほく市は『善の研究』で知られる世界的な哲学者・西田幾多郎の生誕地。「石川県西田幾多郎記念哲学館」は、西田博士の業績やゆかりの品を紹介しながら、哲学を身近にわかりやすく「学ぶ」だけでなく「思索体験」も楽しめる“心のオアシス”です。(パンフレットより)
というわけで、恒例の「町並み探訪」も三年目に入り、今年からは「この人に会いたい」というシリーズも加わって、
8月1日の土曜日は、かほく市内日角の「西田幾多郎記念哲学館」の学芸員、大熊玄先生に会いに行ってきました。
この種の会合では、一般的には「西田幾多郎の生涯」をお話する程度のことが多いですという先生のお勧めを無視して、
テーマは「哲学へのいざない」
―郷土の生んだ哲学者西田幾多郎―
というもので、「西田哲学とは何か」を素人にもわかりやすく教えていただきたいという無謀なお願いを、大熊先生も快くお引き受け下さったというわけなのでした。
というわけで、『善の研究』ですが・・・
第二編「実在」で、「人生・世の中は本当のところどんなものなのか?」という「哲学」の問題を、
第三編「善」では、「私は何をなすべきか?何をしたら善いのか?」という「倫理」の問題を、
第四編「宗教」では、「私はどこで(何でもって)安心できるのか?」という「宗教」の問題を、
「西田は解き明かそうとしている」んです、という大熊先生の「要約」は、とてもわかりやすくて腑に落ちたのですが、
西田哲学の要点ともいうべき「純粋経験を、唯一の実在として、すべてを説明してみたい」という「西田の考え」を表明した、
第一編「純粋経験」の冒頭の一文を、「本日の例題」とばかりに取り上げて、逐語訳してみせるあたり、大熊先生の本気度も伺えようというものなのでした。
なにしろ、西田幾多郎本人が「第一編<純粋経験>は、余の思想の根柢である純粋経験の性質を明にしたものであるが、初めて読む人はこれを略する方がよい」と言っているくらいの代物なんですから、
「そんな物、中小企業の親父に読ませて、どうしようって言うんだァッ!」
とぼやく間もなく、楽しい講義終了後は、先生の解説を受けながら館内展示を見学、
ちなみに、「西田幾多郎記念哲学館」の建物は、安藤忠雄の設計になる名建築ですが、本日の主題ではないので、ご説明は省略。
お定まりの「会食・懇談」は、記念館から歩いて1分の所にあるフランス料理店「シェ・ミノール」(国際料理オリンピック金メダル?の名店だそうです)


車の運転があるので、残念ながら多くの人はソフト・ドリンクでの歓談となりましたが、
いつになくハイ・レベルの食卓での会話となったのは、「お酒抜き」だったからというわけでもなさそうで、
久しぶりに、真剣に「考える」という仕事を与えられることになった私の脳も、難解な言葉の魅力に心地よく(酒抜きで)「酩酊」した一夜となったことでした。
本日もお読みいただいた皆様どうも有り難うございました。
今後も読んであげようと思っていただけましたなら、
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かほく市は『善の研究』で知られる世界的な哲学者・西田幾多郎の生誕地。「石川県西田幾多郎記念哲学館」は、西田博士の業績やゆかりの品を紹介しながら、哲学を身近にわかりやすく「学ぶ」だけでなく「思索体験」も楽しめる“心のオアシス”です。(パンフレットより)
というわけで、恒例の「町並み探訪」も三年目に入り、今年からは「この人に会いたい」というシリーズも加わって、
8月1日の土曜日は、かほく市内日角の「西田幾多郎記念哲学館」の学芸員、大熊玄先生に会いに行ってきました。
この種の会合では、一般的には「西田幾多郎の生涯」をお話する程度のことが多いですという先生のお勧めを無視して、
―郷土の生んだ哲学者西田幾多郎―
というもので、「西田哲学とは何か」を素人にもわかりやすく教えていただきたいという無謀なお願いを、大熊先生も快くお引き受け下さったというわけなのでした。
というわけで、『善の研究』ですが・・・
第三編「善」では、「私は何をなすべきか?何をしたら善いのか?」という「倫理」の問題を、
第四編「宗教」では、「私はどこで(何でもって)安心できるのか?」という「宗教」の問題を、
「西田は解き明かそうとしている」んです、という大熊先生の「要約」は、とてもわかりやすくて腑に落ちたのですが、
西田哲学の要点ともいうべき「純粋経験を、唯一の実在として、すべてを説明してみたい」という「西田の考え」を表明した、
第一編「純粋経験」の冒頭の一文を、「本日の例題」とばかりに取り上げて、逐語訳してみせるあたり、大熊先生の本気度も伺えようというものなのでした。
なにしろ、西田幾多郎本人が「第一編<純粋経験>は、余の思想の根柢である純粋経験の性質を明にしたものであるが、初めて読む人はこれを略する方がよい」と言っているくらいの代物なんですから、
とぼやく間もなく、楽しい講義終了後は、先生の解説を受けながら館内展示を見学、
ちなみに、「西田幾多郎記念哲学館」の建物は、安藤忠雄の設計になる名建築ですが、本日の主題ではないので、ご説明は省略。
お定まりの「会食・懇談」は、記念館から歩いて1分の所にあるフランス料理店「シェ・ミノール」(国際料理オリンピック金メダル?の名店だそうです)
車の運転があるので、残念ながら多くの人はソフト・ドリンクでの歓談となりましたが、
いつになくハイ・レベルの食卓での会話となったのは、「お酒抜き」だったからというわけでもなさそうで、
久しぶりに、真剣に「考える」という仕事を与えられることになった私の脳も、難解な言葉の魅力に心地よく(酒抜きで)「酩酊」した一夜となったことでした。
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