とは、

多くの者が人気のある物や人を手に入れようと争うこと。(語源由来辞典)

蛸の干物を作る際、足を四方八方に広げて干された形に由来する言葉ですが、

昔はその形から「はりつけの刑」や、その刑に処された罪人を指す言葉として使われていたのだそうです。

110219a運休を前に名残を惜しむ人たちの「記念乗船」でにぎわっている。休日には満車で積み残しが出たり、出港が遅れたりする混雑ぶりだ。(朝日新聞)

というのは、昨年の10月15日に運休を発表した、兵庫県明石市と淡路島を結ぶ第三セクター「明石淡路フェリー」です。

「乗れなくなる前にと家族を連れてきました。せめて遊覧船か何かの形で残せないかな」(大阪府吹田市の高橋進さん)など、

休日を中心に、写真を撮りに来るなどの乗船者が急増して、1日36便の運航に対し、車で3時間待ちになる日もあったのだそうです。

「たこフェリー」の愛称で親しまれてきたこのフェリーが、運休が決まってから『引っ張り蛸』になるという、この皮肉な事態を受けて、

淡路ジェノバラインが航路の運航を承継し、2011年3月の運航再開を目指すことを表明する結果となりました。

110219b「祝 パパたこ就職決定!」。今月2日、グッズ販売会社「Sea Dream(シードリーム)」のホームページに派手な大見出しが載った。(朝日新聞)

のは、2000年から「たこフェリー」のキャラクターとして誕生し、運航休止以来「失業」状態だった「パパたこ」です。

明石淡路フェリーの運航会社の元社員らが、解雇された社員と、活躍の場を失ったキャラの再起を期して、

「パパたこ」などキャラクター商品の販売会社を設立したのでした。

こちらは、必勝鉢巻き姿の「パパたこ」ぬいぐるみや、五角(合格)鉛筆など、約20種類を取りそろえた、

「オクトパス(置くと合格)」グッズが、受験生たちの人気を集め『引っ張り蛸』になっているようなのです。

というわけで、

110219c高速道路料金の値下げで客を奪われ、苦境にあえぐフェリー会社2社が相次いで「萌えキャラ」をPR役に抜擢した。(朝日新聞)

「パパたこ」に負けてなるものかと、水色のセーラー服を着た「うたかまりん」ちゃんを起用したのは、

岡山県・宇野港と香川県・高松港を結ぶ「宇高航路」を運航する「国道フェリー」で、

近く、2人の姉「かれん」と「いおん」を加えた「うたか3姉妹」としてデビューさせる予定だというのですが、

はたして、こちらも『引っ張り蛸』となれるのか?

暇人には、彼女たちの「足を四方八方に広げ」るなんて、どう考えても可哀そうで、できそうにもありません。

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