(高山文彦 飛鳥新社)
 
北条民雄。
本名不詳。
18歳で発病、23歳で死亡。

発病後は、川端康成に師事し、
入院初日の体験を描いた『いのちの初夜』にて文壇に衝撃のデビュー。

芥川賞候補となり最有力視されるも、川端の配慮から落選。

<癩者>であった。

「ハンセン氏病」裁判の原告勝訴、控訴断念の流れの中で、

国が認定し、奨励してきた根拠のない差別との闘いの歴史が明らかになりつつあるが、

それ以前、<癩者=人間としての死>を本人ですら覚悟せざるを得なかった時代に、

癩者を嫌悪し、嘲笑する、(自らが癩者であるにも拘わらず・・・)

その言葉の刃の一つ一つが、逆に、自らの研ぎ澄まされた感性を傷つけることになった。

これは壮絶に孤独な魂の記録である。

(2001年5月)

本日もお読みいただいた皆様どうも有り難うございました。
今後も読んであげようと思っていただけましたなら、
どうぞ応援のクリックを、お願いいたします。
↓ ↓ ↓

人気ブログランキング