暇人肥満児の付録炸裂袋

「ふろくぶろぅくぶくろ」は、「徒然読書日記」のご紹介を中心に、周辺の話題、新聞・雑誌の時評等、気分の趣くままにブレークします。

無頼漫遊実録(町並み探索)

「ふるさと」は近きにありても、遠いもの?

金沢の三文豪のひとり室生犀星は、抒情詩だけでなく、詩人的感性が生み出した初期の小説、数多くの自伝的なエッセイなど多彩な分野の著作を残しました。(「室生犀星記念館」パンフレットより)

というわけで、恒例の「金沢たんてい学」今回のテーマは、

意外に知らないふるさとの偉人、室生犀星の足跡をたどって、千日町・白菊町界隈を歩いてみることにしました。

110117a集合場所は「神明宮」。

本日1月15日は「左義長」で、境内で焚かれている焚火には、多くの人々が外した正月飾りを燃やしに訪れていました。

元々は前田家の正月飾りを燃やすために、寺社では禁止されている焚火を、この神社だけが許されていたのだそうで、

つまりはここが、「左義長」発祥の地、「お神明さん」は、金沢旧五社の一つに数えられる由緒ある神社なのです。

犀川大橋の橋詰に建つ小さなお寺は「雨宝院」。

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こちらは、住職の養子となった犀星が幼少を過ごしたお寺として知られています。

境内にある「まよひ子石」は、「尋ね人」がある人は何はともあれここへ来て、情報を求めればいいという、

今でいえば「掲示板」のリアル版のようなものということになるでしょうか。

ここから泉用水沿いに、千日町の細い裏路地を巡り、いくつかのお寺を覗いて、たどり着いたのは、

「室生犀星記念館」。

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犀星の「生家」の跡地に建つこのミュージアムは、そのパンフレットにもあるように、

初めて犀星を知る人であっても、現代を生きる自分につながる犀星の生き方と、犀星文学の豊かな魅力との出会いを通して、

生命賛歌への強い共感を呼び起こしていただこうという、熱き想いに満ち溢れた施設なので、

雪交じりの寒風吹き荒れる「町歩き」に、凍えきった「たんてい団」の身も心も温めてくれたのでありました。

110117fさて本日のお楽しみ、懇親会の会場は、

「ラ・ネネグース」。

かつては新神田にあったフレンチの名店が、犀川河畔の古い町屋を改修して、お洒落に生まれ変わりました。

実はこれが目的だった、なんてことはありません。ないはずです。・・・少しは、あったかも。

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「こぉこはどぉこの細道じゃ」

「天神さぁまの細道じゃ」

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というわけで、恒例の「かなざわ探訪」。

今回のテーマは、「神道って何?」と外国人から聞かれたら答えられますか?と題し、

兼六園に接する「金澤神社」を訪れ、厚見正充・宮司さんのお話を伺ってきました。

101129c「神主」というのは「職種」のことで、「神社」とは会社のようなものであり、

「宮司(ぐうじ)」が社長、「禰宜(ねぎ)」(=願る役)が役員、「権禰宜(ごんねぎ)」が社員、「出仕(しゅっし)」が丁稚奉公、「巫女(みこ)」はOLにあたる、

というお話から始められた厚見正充さんは、神主歴25年の中堅幹部といったところかと思えば、すでに「金澤神社」ほか7つの神社の「宮司」を務めておられるのは、

それもそのはず、由緒正しき「安江八幡宮」の25代目御曹司として「禰宜」の地位にある重鎮なのでした。

「神主」の位は袴の色で見分けられ(白→水色→紫→紫に模様付→白に模様付)、地位が上がるごとに車の免許のように、扱える「神事」の範囲が広がる。

「神社」と「寺院」の見分け方は意外と難しいが(神仏習合の影響で、鳥居があってもお寺だったという場合もある)、本殿の屋根に「千木(ちぎ)」が付いていれば間違いなく神社で、「外削ぎ」(先端が垂直)なら「男神」、「内削ぎ」(先端が水平)なら「女神」と分かる。

「神道」は「穢れ(けがれ)」(=木枯れ)を嫌って「お祓い」することが本旨であるため「死生観」がなく、したがって「来世主義」の仏教とは違い、徹底的な「現世中心主義」なのであり、「浄」「明」「生」「直」(=きよく、あかるく、ただしく、すなおに)を旨として、生きている間の繁栄を願う宗教である。

などなど、これまで何となくわかったようでいて、わからなかった疑問点を、じつにわかりやすく解説していただくことができました。

ちなみに、神様に「お願い」をすることは問題ありませんが、「お願い」するには当たり前のこととして「お礼」が必要であり、

「神道」では「前払い制」を採用しているということでしたので、念のため。

ところで、

101129d金澤神社といえば、菅原道真公をまつる「天神さん」として有名だ。受験シーズンは大勢の学生でにぎわう境内だが、近年は「パワースポット」としても人気を集めているらしい。(北国新聞)

加賀藩主前田家が、出雲の日御碕神社から請けたとされる雌雄二体の「白蛇竜神」(写真は掛け軸ですが、実物はとぐろを巻いた蛇のミイラ?)、

毎月1日に御開帳されるご神体の「巳さん」は、元々は「災難除け」の、そして近頃では「金運」や「商売繁盛」の神様として知られているそうなのです。

101129eもちろん、「パワー」があるのは「神様」のほうであって、「神主」さんに特別の霊力が備わっているわけではありませんが、

「穢れ」を嫌う「神様」が、いつも「ご神体」に宿っていて下さるように、常に「清め」「祓い」を怠らぬように「お勤めを果たす」というのが、

「パワースポット」のご利益を守り続ける、「神主」さんの大切なお仕事のようなのです。

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『灯台下暗し』

とは、

身近な状況はかえって気づきにくいことのたとえ。(ことわざ成句使い方辞典)

この「灯台」は、あの岬に立っているやつのことではなくて、上に灯心を立てた油皿を乗せて火をともす台、

つまり昔の照明器具のことなのだそうで、その真下は暗いということを言っているのです。

101114a古来「至上の色」として尊ばれてきたとされる瑠璃色や、黄色などの光が、古都の一角を暖かに浮かび上がらせた。(朝日新聞)

のは奈良市の奈良公園周辺を約10万個の発光ダイオード(LED)で彩る光のイベント、

「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」

地元経済団体などでつくる実行委員会が、観光客が減る冬場の対策として初めて企画したのだそうです。

冬場を飾る「光の祭典」としては、何といっても「神戸ルミナリエ」が有名なのですが、最近では全国各地で開催されるようになってきました。

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公募した市民らが点灯スイッチを押すと、街路樹に青白い光が輝いた。(朝日新聞)

のは「我が街」、金沢の中心商店街の街路樹を一斉に電飾で彩る「5タウンズ イルミネーション」の点灯式です。

昨年までは、香林坊、片町、竪町、柿木畠、広坂の各商店街が別々に点灯していたのですが、

今年は一体となって「まちなか」を盛り上げようと、初めて合同で行うことになったのです。

「(冬の)北陸の憂うつな夜を吹き飛ばすツリーファンタジーにしたい」(山本隆文・金沢中心商店街まちづくり協議会会長)

と古都金沢の冬の風物詩として、欠かすことのできないイベントとして定着してきたように思います。

というわけで、

会社からの「帰り道」ということもあり、不況の嵐が吹き荒れる寒風の中を、

「気分だけ」は明るく盛り上げてもらいながら、家路を急ぐ毎日なのでありますが・・・

101114dおお!

そんな暇人を、励ますかのように出迎えてくれるのは、暖かい光に包まれるかのように浮かび上がる「我が家」。

『灯台の下』も、案外暗くはないのでありました。

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「かなざわごのみ」を知っていますか?

―おしゃれメッセ2010―

金沢市では、これまでユネスコの創造都市ネットワーク登録など多様な取り組みを通して、藩政期以来伝わる魅力的なものづくりを内外に広く発信してきており、「おしゃれメッセかなざわごのみ」もそうした施策の一環として開催しております。(「おしゃれメッセ2010プログラム」より山出保・金沢市長のごあいさつ)

101016aというわけで、こちらは「しいのき迎賓館」(旧石川県庁)。

古くからの伝統、文化、芸能などから生まれた良質なデザインや機能を持つ、金沢の伝統工芸品に、

「金沢から世界へ」というマーケティング・コンセプトに基づいた「かなざわごのみ」というブランディングの愛称を付けて、

和の知恵を活かし、新たな価値を生み出し、様々な生活の場、装いの場で息づかせようという、

「おしゃれメッセ2010」に出かけてきました。

101016bご案内役は、「SUTEKI’10〜かなざわ工芸物語〜」のディレクター、石川県デザインセンター事務局長の志甫雅人さん。

「しいのき迎賓館」の開館にも携わったという「仕掛け人」ご本人に、直接解説していただけるという、豪勢な企画なのであります。

101016dこちらが「SUTEKI’10〜かなざわ工芸物語〜」が開催されている、しいのき迎賓館のギャラリー。

「加賀友禅」「金沢九谷」「金沢仏壇」「金沢箔」「金沢漆器」「加賀縫」「桐工芸」の7業種、14社が出展し、

「響き合う伝統と新しい感性」をテーマに、デザイナーとのコラボレーションによる新商品開発に取り組んでいます。

101016c余談ですが、こちらは1階と2階の階段の踊り場の壁を飾る、輪島塗の沈金パネル。

旧県庁時代の石川県の古地図の上に、「複製」して覆ったそうですが、今回の展示テーマに添っているような気もします。

さらに余談ですが、玄関では「壇ふみ」さんとすれ違いました。

彼女は「金沢クラフト大使」に任命され、今回は加賀友禅のオリジナル作品を制作したほか、昨日はトークショーも開催されたのだそうです。

101016eさてこちらは、お向かいの「21世紀美術館」で開催されている、「感性価値デザイン展」。

スペックでは比べることのできないPricelessな価値、モノに込められた物語が使い手の感性に働きかけ、経験や記憶を呼び起こす。

そんな力を秘めた、様々なプロダクトが会場を埋め尽くし、あなたの「感性」に訴えかけてきます。

101016fこのほかにも、18人の暮らしの目利きたちが、日常使っている「生活工芸品」約270点を一堂に会した「生活工芸」展も圧巻でした。

美術工芸と伝統文化を育み、守り育ててきた、そんな「感性」あふれる町「かなざわごのみ」の息吹を思い切り吸い込んで、

あなたも「町の目利き」を目指しませんか?

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「城址だけではないがぜよ・・・

下士(誰)でも参加は自由ながじゃき」

100807aと炎天下の強行軍を恐れて、16時半「石川門」集合とした今回の「金沢たんてい学」ではありましたが、

さすがに「猛暑日」となった前日ほどの酷暑ではないものの、うだるような蒸し暑さに負けて、出発前からすでにグロッキー気味のメンバーもあり、

夕立も予想される上空の気配と歩調を合わせるかのように、先行きには黒雲が立ち込めているかのような塩梅なのではありました。

100807b本日の「たんてい」コースは、「金沢城石垣巡り」。

永らく金沢大学のキャンパスとして利用してきた国から払い下げを受けた石川県が、相当の意気込みを持って「復元」をすすめているらしい「金沢城址」を、

地元の人間として、一度くらいは見ておかないとまずいのではなかろうかと企画してみたのでした。

まずは、復元なった「河北門」。

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「兼六園」と石川橋でつながり、ニュース映像などでも金沢市を代表する光景として知られている「石川門」は、じつは「裏門」なのであり、

「大手門」から入ったところに位置するこの「河北門」こそが、金沢城の「正門」にあたるのだそうで、さすがの威容を誇っています。

100807dこちらは「五十間長屋」。

右に「菱櫓」、左に「橋爪門続櫓」を抱え、それを結ぶ二層の廊下のような構造になっています。

普段は倉庫として用いられますが、非常時には戦闘のための砦となるのだそうで、

つまり、この橋爪門から内側が、お城の本体(二の丸)なのです。

この後、「三十間長屋」、「玉泉院丸跡(発掘調査中)」、「いもり坂」を抜けて、城址から出ると、

100807e目の前には「しいのき迎賓館」。

駅西に移転した石川県庁の旧庁舎を改修した建物が、広大な敷地の中にポツンと残っています。

ギンギンに冷えた空調の誘惑に負けて、リタイアしてしまった「落後者」若干名を置きざりにして、

滴り落ちる汗と一緒に、元気を振り絞って、石垣巡り「外回り」コースへ再出発。

「いもり堀」、「鼠多門」、「尾山神社」、「尾崎神社」、「黒門(高峰家旧宅)」、「大手堀」、「大手門」、「白鳥路」、「百間掘」、「鯉喉櫓台」と、

バラエティに富んだ「石垣の博物館」に、目を楽しませてもらうことが出来ました。

100807f夕闇せまる広場の中に浮かび上がるこの建物は、またもや「しいのき迎賓館」。

石川県庁のレンガ造りの建物の前半分を残し、後ろ側に「総ガラス張り」の空間を増築。

お待ちかね、今夜の懇親会場は、
「ジャルダン ポール・ボキューズ」(@ひらまつ)

「落後者」若干名が、いつの間にか復帰していたことは言うまでもありません。

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『人後に落ちない』

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とは、

他人にひけをとらない。(ことわざ成句使い方辞典)

「人後」は他人の後ろ。よかれ悪しかれ、そのことなら人に負けない自信がある様子を指します。

さて、この写真。

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色とりどりの法被を身にまとい、幟旗を押し立ててぞろぞろと行進しているからといって、これは季節外れの「メーデー」などではありません。

この方々が引っ張っている綱の先には、重さ約8トンのモミの巨木があり、つまりこれは、数え年で7年ごと、寅年と申年に行われるという「諏訪大社式年造営御柱大祭」。

諏訪大社最大の行事「御柱祭(おんばしらまつり)」の「山出し」の行列なのでした。

実は、昨年5月に見学させていただいた 『エコタウン信州・茅野』 の目の前の通りが、この「山出し」の通り道となる「御柱通り」で、

施設長さんに温かいお誘いをいただいたこともあり、施設の見学も兼ねて今年もまた出掛けてきたというわけです。

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上諏訪神社の「御柱」には、下社とは違って「めどてこ」という角が2本付いており、そこに鈴なりになった男衆が、

『ええてこしょう』(いい梃子をしよう?)

という威勢のいい掛け声をかけながら、緩い坂道をゆっくりと引きずられていきます。

後を箒で掃きながら追いかけていくこの人たちは「後始末係」、ゴミ一つでも落としていくのは、担当地区の名折れなのだそうです。

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ようやく辿り着いた茅野市街を一望する小高い丘の目の前に待ち受けるのは、傾斜約26度のスロープ。

いよいよ、男たちを乗せたままここを一気に滑り落ちる「木落とし」の始まり・・・と思ったら、夕方になったので、本日の作業はここまで。(観客がいないのはそのためです。)

明けて翌朝8時30分。

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快晴に恵まれた天候の中で、「木遣歌」や「梯子登り」などのパフォーマンスが勇壮に繰り広げられていきますが、

丘の下では公称35万人の見物客が「今年は何人死ぬのだろう」と期待に胸を膨らませながら、固唾を飲んで見守っているのでした。

気長に待ち続けること1時間半、ようやく合図の白旗が振られて、御柱がぐいっとせり出したかと思ったら、

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「あ、落ちたあ〜」

こうして、勇猛果敢な男衆が我先にと落ちたがるという、
『人後に落ちない』お祭りのハイライトは、瞬く間に終了したのでありました。

追記

「御柱」は、この後茅野市内を流れる宮川の水温8度の寒流を「川越し」されて、いったん仮置き、

5月に20キロの町中を「里曳き」されて、下諏訪神社の社殿の四隅に「建御柱」されることになります。

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写真は、前回(6年前)に建てられた「御柱」と、その時に切られた前々回の御柱の残骸です。

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「直島」―瀬戸内アートの楽園―

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直島では、実際にアーティストの方々に現地に足を運んでもらい、「直島にしかない作品」をつくってもらっています。「サイトスペシフィック・ワーク」です。瀬戸内海の自然の良さがわからないアーティストは本物ではないと、私は決めつけさせてもらっています(笑)。(ベネッセアートサイト直島代表 福武總一郎)

瀬戸内海に浮かぶ、人口約3500人の小さな島「直島」には、島内のあちこちに現代美術の作品が設置されています。

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直島の玄関口、宮ノ浦港で私たちを出迎えてくれるのは、
草間彌生の「赤かぼちゃ」

使われなくなった桟橋の上に最初に作られて、直島では一番の人気となった黄色い「南瓜」を超える大きさで、中に入ることもできるのです。

もちろん、これ以外にも、

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風水にもとづいて奇岩が配され、真ん中にはジャグジー付き漢方薬入りの露天風呂がある、
蔡國強の「文化大混浴」や、

直島でも古くからある集落の民家を改修し、現代美術の作品に変えてしまおうという「家プロジェクト」にも、「はいしゃ」で参画している、
大竹伸朗の「シップヤード・ワークス」など、

下手をすれば気がつかずに通り過ぎてしまうような作品群が、海岸などにゴロゴロ転がっているような具合なのでした。

クロード・モネ「睡蓮の池」という、2m×6mの作品を展示するためだけに作られた、安藤忠雄の「地中美術館」は、残念ながら撮影禁止でしたが、(写真を撮ると傷むのだろうかと思わせるほどの警戒ぶりでした。)

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最初にオープンした「ベネッセハウス」の方はまことにフレンドリーで、ナイト・ツアーも充実していて思わぬ発見を楽しむことができました。

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「ミュージアム」から専用モノレールで登っていく「オーバル」は、真ん中に池のある楕円形の建物で、山の上にあるため眺望抜群、瀬戸内海に沈む夕陽の絶景を楽しむことができます。

そうなんです。「ベネッセハウス」は、こちらも安藤忠雄設計の宿泊専用棟を備えた美術館なのでした。

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ミュージアムレストランで「和朝食」。

食べてしまうのがもったいないような、
黄色い「南瓜」までついています。

というわけで、

昨年末は12月29,30の2日間で、ずうっと行きたいと思っていた「直島」を、思い立ったが吉日とばかりに、駆け足で巡ってきたのでした。

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「町人の歓楽街・菊川」と「練兵場の町・十一屋」

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菊川は町人の歓楽街だったことを皆さんご存じでしょうか?
江戸時代は、菊川界隈には足軽と町人が通りを隔てて住んでいました。芝居小屋を中心に、多くの店が建ち並び、明治18年(1885)の大洪水まではかなり賑わっていたようです。一方、犀川の対岸、十一屋では江戸時代の初期より開墾が始められ、前田家の墓参りの道筋でもあります。戦時中は周囲が練兵場となり、兵隊さんの日用品の供給や息抜きの場として、賑わっておりました。
(水先案内人・林正人さんの当日配布資料の「口上」より)


というわけで、恒例の「金沢たんてい学」。

今回探訪することになったのは「菊川から十一屋」と、えらくマイナーな選択となりましたが・・・

091207a午後3時、「雨嵐」の予報に不安げに傘を持って石川県幸町庁舎前に集合した面々でしたが、いつものように「事前学習」に励む健気な姿が天に通じたのか、雨雲は吹き払われ「薄日和」と、探訪には絶好の空模様となったのでした。

そんな歴史深き界隈ですが、残念ながらそんな賑わいの痕跡も、今は僅かしか残っていません。想像力を精一杯働かせて、藩政期の菊川と終戦以前の十一屋を感じてみてください。

と、林さんもおっしゃる通り、ほとんどは昔どおりの道路の形状や町割りにしか、かつての「名残り」をとどめていないように見えて、

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「早道町」(足軽飛脚の町)
「台所町」(大名家出入りの板前さんの町)
といった「旧町名」や、

法然寺の「小金(こきん)形見地蔵」(泉鏡花の「照葉狂言」の元となった「お銀と小金」の姉妹の秘話)
江戸文政期には金沢一の歓楽街だった「川上芝居」の芝居小屋跡(現在は菊川町小学校)
などの「史跡」に、しっかりその「栄華の跡」をとどめていますし、

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「鍋谷家」(築150年の染め物屋)
「北村家」(珍しい妻入りの足軽屋敷)
などなど、歴史的な町並みの痕跡もまだまだ残されていることに気付かされることになったのでした。

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こちらは、「飛び入り」にもかかわらずお話を伺うことができた、
「平木屋旗店」(江戸末期、登録有形文化財)

城下町金沢の近世の商家の様子を今日に伝える建造物ですが、現在も営業中のバリバリの現役、「蔀戸(しとみど)」もちゃんと昔どおりに使えるのが、平木さんの自慢です。

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これは「鞍月用水の取水門」、

かつては、この「油瀬木の堰堤」に、犀川上流から石材などの資材を積んだ沢山の船が着き、ここから馬車に積み替えて町へ運び込んだのだそうです。

美しい「犀川」の夕景に、しばし疲れを癒します。
これから「雪見橋」を渡って、「十一屋」への急坂を登るのです。

え?もう真っ暗だろう?
いえいえ、どうしても行かねばならないのです。

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というわけで、お待ちかねの、本日の懇親会は、
創作割烹料理「玉響(たまゆら)」

崖地に立つスキップフロアのアパートを、大改装した建物なので、眺望抜群のカウンター席がある「1階」から、地下の個室へは、それぞれに専用の階段があるという、

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「オトナの隠れ家」の雰囲気が満々のシチュエーションの中で、美味しい料理とお酒に舌鼓を打ちながら、

いつものように、ずいぶんと「コドモ」っぽい「オトナの会話」を楽しんだのでした。
(林さん、どうもお疲れ様、本当に有難うございました。)

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『壁に耳あり障子に目あり』

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とは、

どこかで誰かに聞かれているかも知れないということ。密談が漏れやすいことのたとえ。(ことわざ成句使い方辞典)

壁の向こう側に、耳を押し当てて聞き耳を立てている人がいるかもしれない、

誰かが障子に指で穴をあけて覗いているかも知れないというのですが、

091106a高さ約10メートルのビルの外壁にベッドやテーブルなどを取り付け、そこで日々の大半の時間を過ごしている。(讀賣新聞)

のは、リオデジャネイロの20台の美術家兄弟です。

覗かれるくらいなら、いっそのこと「壁の上」で生活してしまえということなのでしょうか、

「空中生活自体が芸術」というこの試み、約3カ月も続けられる予定ですが、

唯一の悩みは、「夜になるとやって来て自分の人生を語りたがる酔っ払いの存在」なのだそうです。

091106bあらかじめ壁面に作った「窓」から壁の中の結露や傷み具合を確認できる住宅を国内で初めて開発した。(朝日新聞)

のは木造戸建て大手のエス・バイ・エルの、
「壁体内換気システム ループ」です。

こちらは、『壁に目あり』ということになりますが、

「断熱性の高い最近の住宅は壁内で結露が起きやすい。定期的に点検・補修できるため、家の寿命を大幅に伸ばせる。」というわけで、

これは「密談」を覗き見するためではなく、長寿の秘訣を保つための「覗き窓」だったのでした。

さて、

091106c東京都港区西新橋1丁目の民家で女性2人が死傷した事件で、逮捕された会社員(41)は、被害者が勤める耳かき店の常連客だった。警視庁は、店に通い詰めるうちに一方的な恋愛感情を募らせたとみている。リラックスの場を求める客に人気がある耳かき店だが、警察も行政も実態はつかみきれていない。(朝日新聞)

という「耳かき常連客」殺人事件ですが、事情を知らない者にとっては、ほぼ毎日「耳かき」に通うなんて、

どうしてそんなに「耳垢」がたまりやすい体質なんだろうなんて、思ってしまったわけなんですが、

「雑居ビルにある耳かき店。料金は30分2700円、60分4800円で、お気に入りの女性を指名する場合は30分ごとに500円かかる。」

なるほど、今回訪れた秋葉原という街は、『壁に耳がある』街だったんだということに、今さらようやく気付かされたのでした。

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「羽田がハブなら成田はマングース」

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というのは、成田空港の延伸滑走路オープンを祝う祝賀パーティーでの森田健作・千葉県知事の発言でした。

「ハブとマングース」は天敵で、「殺し合い」の見世物が定番であることを知ってか知らずか、一体この発言の真意はどこにあったのか、

前原誠司・国土交通相による「羽田の国際ハブ空港化」発言に、「冗談じゃない!」といったんは激怒して見せたにもかかわらず、

翌日にはもう笑顔で握手して和解の姿勢に転ずるなど、派手な演技のみに終始する森田さんのことですから、

おそらく単なる「駄洒落」以外に深い意味はなかったのであろうと推測され、

羽田空港の深夜帯離着陸を容認するかのような森田知事の発言に「騒音問題を置き去りにしたあまりにも軽々な発言」と申し入れた。(東京新聞)

羽田空港の騒音問題を抱える浦安市の松崎秀樹市長が、「何なんだこれは。吉本興業のノリじゃないか」と切り捨て、

「(マングース発言に)笑った人たちも不謹慎。(問題の深刻さが)分かっていない」と怒りをぶちまけたというのも、うなずけるような気がします。

さてこちらは、

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その羽田空港の中にひっそりとたたずむ、いささかみすぼらしげな建物ではありますが、

これが、知る人ぞ知る「展望台」。

屋上に登って、使用開始が迫っている羽田空港の「D滑走路」を眺めることができるという、全国「滑走路」ファン(?)垂涎の穴場スポットなのでした。

つい先日には前原・国交相も視察に訪れたという証拠写真まで誇らしげに飾られているのです。

というわけで、

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このところ東京出張では恒例となった感のある、最終日早朝の、「土木娘」の気儘なドライブの付添い「運転手」シリーズ。

羽田空港の「沖合展開」に嬌声を上げる愛娘を尻目に、わたしたち夫婦は、

快晴の冠雪に輝く富士山の上をかすめるかのように次々と着陸する飛行機を呆然と眺めながら、

想定外の寒波襲来で、これから克服しなければならぬ、普通タイヤでの「雪道」走行に、不安な気持ちを慄かせていたのでありました。

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どのような話題であろうとも、その分野の専門家以外の人が相手であれば、薀蓄を語りだして恐れを知らないという「筋金入りの」素人評論家。本業は「土建屋の親父」よろしくお付き合い下さい。

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