3月のとある日。
大同生命大阪本社で開催されている広岡浅子に関する展示会「大同生命の源流 加島屋と広岡浅子」に行ってきました。
(4月になってからは開催日が変更され、毎日開催ではなく曜日が限定されていますのでご注意を)
広岡浅子・・・朝ドラのヒロインのモデルになったお方ですが、ドラマより前からこの方については興味があったので起業した本拠地でどんな展示会か楽しみでした。
深い縁
知れば知るほどに奥の深い面白いお方です。
朝ドラではなく、大河ドラマで取り上げられてもおかしくないなと思うのですよ。もったいないなと・・・。
確かに去年の「花燃ゆ」も面白かったですし、時代背景が「あさが来た」と重なるのもあって、両方見てるとよくわかるので「それを狙っていたのかな?」とも思うのですが、いえいえ、もっとじっくり見たかったな〜「あさが来た」は。
朝ドラとしてではなく(笑)。
ドラマでは、浅子さんが入院しているときに見舞いに来ていた娘、亀子(ドラマでは千代)と、恩師の見舞いに来ていた一柳恵三氏(ドラマでは東柳啓介)と出会うのですが、ありえへんわ〜って(笑)。
大店のお嬢さんと子爵家のご令息がそんなロマンティックな出会いなんてあるはずないわ〜・・・。
とか、浅子さんのことを「奥さん」と言ってましたけど、あれ、本当なら「ご寮人さん(ごりょんさん)」と言わなきゃいけないんじゃないの?とか・・・1人、ツッコみつつ録画したドラマを見ておりました(笑)。

おっとっと・・・脱線、脱線。
彼女はその昔、学びたいけど「女に学問はいらん!」と本を焼かれ、それでもめげずに勉強に励んだそうな・・・。
彼女には優れた商才があることに気づいた義兄は後押しをしだす。
嫁して後に、お舅で加島屋の主が病気で倒れた際には旦那さんが出るべきところを浅子が出てきて手腕を発揮する・・・。
「これからは炭鉱」と聞くなりピストルを忍ばせ炭鉱へ向かったり、銀行やら保険やら・・・そして女子大設立やら・・・。
新島八重さんもたいがい男勝りでしたが(彼女も本当に色々活躍してましたし素晴らしい女性だと思います)、浅子さんも「肝の座った天晴なおなごはん」でございますね。
というか、時代がそうなってきたというべきでしょうか。
かつて新島襄氏がおっしゃったそうです。
「向学心のある女性はときに男性以上の能力を発揮する」と。
まさにその通りの女性が出てきた・・・というか居たのですね。

さてさて。
一ツ柳家から次男の恵三氏が婿入り、新居建築の際にヴォーリズ氏に依頼するのですが、そのときに廣岡家に身を寄せていた満喜子さんが通訳になり、運命の出会いを果たすのでありました。
ヴォーリズ設計
そして。「大阪のランドマークになるような建物を」と大同生命本社ビルの設計もヴォーリズ氏に依頼。
ヴォーリズ氏の設計って本当に素敵なんですよね。
ところで、朝ドラではヴォーリズ氏の出番はホンのワンシーン、僅かなセリフしかなく、挙句に「なんや面白い外人さんやなあ」で終わってしまったのは残念です。

昔と今と
ともあれ、改めて思うのです。廣岡浅子はすごいな・・・と。
女性に対して厳しい時代だったのに、それを重荷としてうつむくこともなく、転んでもめげずに起き上がり、ただひたすら我が道を信じて歩んできた女性が居たことを忘れないでいたいものです。