石拾いの日記

北海道のアンモナイトを中心に化石のことについて綴る日記。(^ ^)

 こんばんは。先週、稚内の方へ遠征しました。いろいろと条件を気にしつつ1泊2日で計画し、今年1発目の石拾い活動は3月9日となりました。以前に2度最北の海で活動した時の反省と、自分で得た情報、そしてベテランの方々から頂いたコメントなどを参考に、どれだけやれたのか? その戦果は如何に……? 今夜はその報告をいたします。

 ○1日目
 昼過ぎの列車に乗り、夕方に稚内入り。
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 ↑稚内に行ったらこれです♪
 1年前の遠征時に食べて魅了されて以来、これを食べることも1つの目的となったと言っても過言ではありません。ここのハンバーグはとても美味しく、しかも直径20㎝ほどで厚さもあり、質量ともに素晴らしいんですよ。
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 なかなか美味しかったですよ。
 私の淹れた珈琲といい勝負でしたね。

 それから宿にチェックインし、温泉へ。
 宿に戻って翌日に備えました。

 ○2日目
 朝イチのバスで目的地へ。
 天気は晴れ、気温はやや暖かめ(-1~1℃)。
 最大干潮は-5との予報でした。
 最大干潮までまだまだ時間があったため、
 ウェーダーを試しながら水際を見ることに。
 狙いはもちろんキャナドセラスです。

 すると……
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 ↑7:30頃、浅瀬から拾い上げました。
 希望通りのサイズ♪
 が…ちょっと擦れすぎ…
 という感は拭えません。
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 ↑なんとか中1巻だけは残っております。
 ①産地で拾えるスレキャナドの現状がわかる、②キャナドの断面を観るのに最適(大きくなるにつれて、螺環の高さに対して幅がどんどん小さくなっていく様子がよくわかる)ということでお持ち帰り。

 その後、ちょいちょい海の方へ。ウェーダーでもやっぱり水が怖いので、基本は膝下くらいの深さまでしかいきませんでした。気になる石があれば素手を海へ!

  ひぇぇぇぇぇ……
 
 あ、思ったより冷たくないわ♪
  まぁ昨年より天気イイしイケるイケる
  あっ、無理…やっぱ冷たいわ…
  最初はイケる気がしたんすけどねぇ…
  まぁ慣れれば…
  にしても途中から嫌になってきます…
  全然干潮にならないし…
  あーーー手が冷てェ…
  こんなところまで何しに来たんだろう…

 などと思いながら…
 (石を動かすにも、できるだけ足で。)
 一応テトラ・ポペテンやデスモフィリ―テスも拾いながら歩いていると…
 擦れているがよさげなキャナドを拾いました。

 さて、場所を変えるか?
 とはいえ水が引かないし、
 テトラの向こう側は行く気になれないし……
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 ↑最大干潮となる予定時刻の海。
 正直、水は全然引きませんでした。
 天気はよかったんですけどねぇ…

 10:00過ぎ、どうしようかと思っていると、
 りんぞうさんとお会いできました!

 いろいろ教えて頂き、再び浜へ。
 が! ウェーダーの右足側が微妙に浸水。
 戦意萎縮ってこういうことなんだな…
 とりあえず教わったポイントを巡り…
 また少し石を拾い…終了。

 ○戦果
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 1.半分のキャナドsp.
 2.擦れたキャナドsp.
 3.擦れたキャナド・ミニマム
 4.擦れて欠けたキャナド・ミニマム
 5.記念品(笑)
 あとはテトラとデスモと何か。

 過去3回の挑戦を振り返っても、今回の戦果は上出来な気がします。仕上げたものは、随時以下に追加していきますから、よければちょいちょいご覧くださると嬉しいです。

【追加】
 1.を仕上げました(2017年3月17日0:30頃)。
 なおスケールの刃は8㎝程度です。
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 ↑キャナドセラスsp.(12㎝、カンパニアン)
 いかがでしょうか。1.の石の裏面が気になっていたため、母岩を外しました。中巻は両面とも少しずつ残っている可能性があるとはいえ、最後までは残っていないだろうと予想し、このままにしておくことにしましたよ。掘っても不自然になりそうですからね。
 種については確かなことは言えません。ただ、ミニマムでもマルチコスタータムでもなさそうです。そしてミスチ―カムのような肋ではないな、と感じました。きっとヨコヤマイか、或いはコスマチイなのだろう、どちらかというと…肋が穏やかで不規則ではないし…ヨコヤマイかな? というのが現時点での私の判断です。ミスチ―カム、なのだろうか?
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 ↑断面図。
 幼殻の頃の螺環はほとんど幅=高さですが、大きくなるにつれて高さが大きくなっていき、10㎝を超えるようなサイズになると明らかに幅<高さとなることがわかります。
 にしても、ちょっと擦れすぎてますよねぇ…もう少し残っていてくれてもよかったのですが…まぁこれはこれでよしとしましょう(^ ^)!

 2.の現状(2017年3月17日1:00頃)
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 さて、2.をトリミングいたしました。
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 こんな風に擦れております。
 皆さん、この反対側はどうなっていると予想なさいますか?

 ↓

 2.の仮完成(2017年3月19日4:00頃)
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 ↑キャナドセラスsp.(10㎝)
 意外と中巻が残ってました! 中心まで残ってそうでしたが、この裏側が擦れて薄くなっており、壊さないためにも掘るのはここで止めました。中巻を見ると、主肋が板状に発達してますね。外巻の主肋も、なんとなく1.よりも強い気がする……? と思って1.といろいろ見比べたのち、1.と2.を重ね合わせてみました。
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 あー……
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 擦れていなければ、
 こんな感じだったのでしょうか?
 ……。
 もしかして……
 実は両方とも……
 ミスチ―カム?

 というのも「ヨコヤマイならもっと厚い」というコメントに引っ掛かりを感じ、画像を漁ると、確かにおっしゃるとおりでしたし、いろいろ思い出すことがありました。というか……別の産地で10㎝くらいのヨコヤマイらしきものを拾っていたのをすっかり忘れておりました……。

 3.と4.(2017年3月19日11:00頃)
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 ↑キャナドセラス・ミニマム(20㎜)
 これもようやくマトモなミニマムを得ることができました!
 向かって左のはちょっとつつくと綺麗に単離しました。右のはやや欠けておりますが、母岩付きにしたため、木片の多く入り混じる石からキャナドが出ることを示す貴重な標本になったかと思います。

 
 以上、遠征で拾ったキャナドは4つでした!
 それらを同定できるようになるためにも、
 地道に勉強していこうと思います。
 ここまで読んで頂きありがとうございました。

 こんばんは。近々、稚内の方へ行く予定です。天気、気温、、風向、潮汐、宿、金銭……いろいろと気にしつつ、だいぶ計画が定まってきました。石拾い目的での最北遠征は3年連続3度目ということになります。過去2回の活動による反省や成果を生かそうとするなかで、やっぱりどうも装備が貧弱すぎる(笑)と思われました。そこで……
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 ↑ついにウェーダーを購入しました♪
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 海辺の産地で活動するために使用することを目的とするため、フェルト底ではなくラジアル底のものにしました。見た目は度外視、安さを重視、購入者の評価を眺めながら、これを選択しました。損をしない買い物をしたつもりでいます。

 これで安心して海に入り……
 海に素手をぶち込めますね♪

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 ↑少しですが2015年の採取物。
 キャナドについては未だ幼殻を1つしか得られておりません。2016年にも持ち帰ったわずかな成果と合わせて眺め、狙うべき石とそうではない石について想像いたしました。その上で、過去に参照した情報や頂いたコメントなどを頼りに、ちょいちょいイメトレしております。
 とはいえ今回も大道具(たこメガネ、カナテコなど)を用意しない軽装備ですから、盤とは直接対決しない予定です。大物だの大量だのということはないだろうとも思っております。ただ、白キャナドかソーヤエンシスか、まだ持っていないヤツを拾えることを願っております。


 さ、どうなるでしょうね♪
 ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 こんばんは。最近は深夜投稿気味のhntです。今夜は、昨年夏にS冠で拾ったほんのちょっとだけイイものをご紹介いたします。

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 ↑メヌイテスsp.(20㎝、カンパニアン)
 大きく欠けており中巻も残っておらず、しかも非常に硬いということで、ここでクリーニングを終了。汗 現地でほとんど画像のと変わらない状態にして持ち帰り、帰還後は中巻のクリーニングだけのはずだったんですけどね。その中巻のクリーニングが厄介でした。ジョイロボで切る→削る、を5回以上やり、細部をつついていったのですが。いったいどれだけの本数のドリルの刃先を丸くしただろうか……?
 さておき。そんな派手に擦れ欠けせずに、もう少し残っててくれれば嬉しかったのですが。そりゃまぁスレ具合だけは気に入っております、が。正直、あんましイイものとはいえません。(^_^; また行って、今度こそパキかキャナドを拾いたいものです。

~おまけ~
 私が所持する最大のアンモナイトは40㎝のパキですが、最大の化石はこちらです。
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 ↑イノセラムス・ホベツエンシス(55㎝、チューロニアン)
 2013年夏、U張の「イノセラの墓場」(勝手にそう呼んでおりました)で拾ってきたものです。そこは高校生の頃に初めて訪れた露頭で、保存のイイ綺麗な20㎝程度のイノセラを1つ拾ったこともあります。チューロのイノセラの20㎝前後のが差さっていたり下に落ちていたりして、選んで持ち帰ることもできた場所でした。もうダムの水嵩が上がったため、行けないでしょう。そう思うと、ちょっと貴重のようにも感じます。今では立派なクリーニング台として活躍中です。笑


 ここまで読んで頂きありがとうございました。

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