2006年07月28日

RS2は(特にDレンジの広くないソースで)平均80〜85dBくらいの音量で聴いた。これは我が家の通常音量より10dBくらい大きく、一般的にはかなりの大音量だと思う。マンションの一室なので、RS2の音に感心しながらも音漏れしないかとハラハラして冷や汗かきながら聴いていた。100dBも出せなくても良いが、やっぱり遮音は大切だ。
我が家、Wood-Pecker邸、TE27邸と立て続けに大音量で聴くと、部屋の重要性が非常に良く分かる。音量を上げると嫌な響きと床の振動が顔をだしてくるのが分かる。
小音量時のクオリティーやスピーカーに近づいて聴いた時の情報量なら我が家も結構良い線まで来ていると思うのだが、大音量(特に100dB近く)を出した時の騒がしさ(S/N感)がWood-Pecker邸、TE27邸とはかなり違う。小音量では気にならない響きも、音量を上げると飽和感を感じさせる「リミッター」に変わってしまうようだ。
スピーカーと部屋は一心同体なので、大音量再生にはスピーカーだけでなく、部屋の強度も必要になってくるということだろう。

で、AE86さんからのアドバイス。Xさんにも指摘されたのだが、部屋に物を持ち込んで
響きをランダムにすること。
また、重量物や敷物で床が鳴かないようにダンプすること。
床が弱いので、スピーカーをいきなりTAOCなどで3点、4点支持すると床のコンプライアンスが効いてきてしまうので、まず広い面(ボード)で床を抑えてから設置するべし。・・・とのこと。

重心が高いBHを使っていた頃には、ボード無しでは何としても低音が出ないので、ボードが必須品だったのだが、大型ウーハーにしてからポン置きでもある程度は低音が出てしまうのでケアーしていなかった。
TAOCを使うとスッキリはするが、低音不足になるのは後壁への音波の回り込みの影響だと思っていたが、箱をしっかり支えるという物理的な面の方が大きかったかもしれない。アコースティックの影響か、強度の影響かはスペアナをとれば鑑別できるはずだが、いい加減にしていた。
ピンポイント設置で低音がスッキリする(=出なくなる?)のはコンプライアンスが高くなるからだという説があるが、コンプライアンスが高い床は面積で安定させるしかなさそうだ。
RS2の実験で、床からの反射音の影響が良く分かったので、ボードを敷いて床を押さえ込んだ上で、スピーカーを20cm位持ち上げてみたい。

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使いこなし 

2006年07月27日

数年前、電線に嵌った。LC-OFCやFケーブルを使用した自作ケーブルから、市販品へ・・・これは凄いと、当時大人気だったPAD、NBSまで借り出してとっかえひっかえ。
自作品も単線、プラチナ、銀、ジルコン、タングステン使用などありとあらゆる種類のケーブルを試すことが出来た。確かにどれを使っても音は変わる。
なかでも本質的に凄いと感じたのはFOSTEXの非売品(WAGC 302の倍くらい太いブツ)で、これはダントツだったが、超重量級で折り曲げ不可能なためコンポを背中合わせにセッティングしなければならず、結局商品化されなかった。
このケーブルは別として、最終的に感じたのはケーブルはイコライザー(料理で言えば調味料)のような存在だということだった。
それに気づいてからはケーブルには殆ど興味がなくなり、手ごろで取り回しの良いものに落ち着いているのだが、たまにケーブル特集なんかを読むと無性に聴いてみたくなる。電線病の後遺症だ。

AV Reviewの藤岡先生推薦のBelden 727MK2とSUPRA Classic6.0を6m(3m×2本)購入し、2週間毎に交換して楽しんだ。この2本、価格帯は同じで、構造もシンプルで似ているが、SUPRAはリッツ線に近い効果を期待して錫メッキ極細OFCで構成されている。
藤岡先生の記事にあるように、この2種はまるで音が違うので面白い。
中高音(DDD)用に使用してみても、Beldenは音量感があり、ハッキリした強めの輪郭線でビシバシ決まる。快活で鮮度感が高い。やや派手だが、眠いシステムにカツを入れるには良さそう。低音用にも良いかもしれない。
これをSUPRAに換えると、分解能が高いのか、それとも極細線による音の滲みなのか分からないが、倍くらい肌理が細かく、シルキータッチで輪郭の強調がなく自然。ハイエンドまでしなやかに伸びる。
メーター2000円弱だが、これだけ違うとシステムの調整に使える。「激変」に近い。

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アクセサリー 

2006年07月26日

7808ab60.bmpその後、4人でWood-Pecker邸に移動。
深夜にも関わらず、驚きの大音量。測定はしなかったが、我が家の最大音量よりもさらに10dBくらい大きく、ピークで音圧100dBくらいは出ていると思われる。
DV-S858Ai+C-AX10+HMA-9500でTAD 2401twinをドライブする。
前回(http://www.geocities.jp/hinumachan/index.htmlの日記2006/2/25)同様、こせこせしない豪快な鳴りっぷりが見事。HやHBの鉛筆ではなく、極太の筆で一筆書きの快感。我が家のTL-1601a+TD-4001のように低音が緩く引きずる感じがなく、風のように素早いレスポンスでコンプレッションドライバー(TD-4001)に追従している。
御三方もHMA-9500でこの音が出るとは・・・と終始感心されていた。
小口径ウーハーを重量級アンプでドライブしても同じ音は出せないだろう。Hさんの言うとおり、低音はやはり面積勝負の部分がある。
Wood-Pecker邸の場合、部屋に定在波が立っていないこと、スピーカー本体を40cm程度持ち上げているため、床からのカブリが少ないことが利点に繋がっているとのこと。

TE27邸ではまず、地下室を探検する。製作中のスピーカーや80cmウーハーに泥のついたジャガイモと、何でもあり状態。工作マニアには理想の空間だ。
208ESのBHとゴトーホーンによる3wayマルチは調整が進行しており、一聴して前回とは違う。中高音は骨のある208ESのキャラクターが抑えられ、繊細なゴトーサウンドに。。。
訊くと、208ESのハイカットを下げたとのこと。低音はウェイト感のあるヘビー級のパワフルな鳴り方で、208ES一発とは到底信じられない。
ここまでくると全域ゴトーで揃えたくなるが、地下リスニングルームの完成待ちか?


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訪問記 

2006年07月25日

4b0cba10.bmp20〜20KHz完全カバー、ウルトラワイドレンジ。低音のディップは部屋の癖。
1m特性と比較すると指向性の良さが分かる。

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コンポ 
a05ac875.bmpまず、AE86さんが「ハイの切れが全然違うな」と一言。高音を5dBくらい落としてあるメインSPからフラットなRS2に換えたのだから当然じゃないかと思いつつ、やはり確かに良い。特にツイーター領域のクオリティーはダイヤモンドの立場も危ういのではないかというほどだし、ボーカルの定位は微動だにしない。ただ単にセンター定位が良いとかいうのではなく、揺らぎの無さが驚異的。
ポン置きでこの音ならまあ440万くらいはするだろうな〜、○○よりは良いだろうな〜。でもな〜低音出てないしな〜う〜んって感じ。
正直に「定位は凄いんですが・・・なんて言うか基本的なクオリティーはあまり変わらないですねえ」と言うとD3さんもHさんも訝しげな表情で僕を見る。どうして良さが分からないのか・・・といわんばかりに、だ。

シナアピトンのブロック2本にTAOCを重ねて床面から35cmくらい持ち上げると、スピーカーが宙に浮いたような鳴り方になった。タイトな低音と透明で伸び伸びとした中高域に目を見張る。
しかし低音のボリューム感が物足りないので、結局ブロックだけのセッティングに落ち着く。
さらにウーハーだけTOA P-300Dでバイアンプ駆動したり、位相をいじったりして様子を伺う。
AE86さん持参のCD-R(SEIKO EPSON Σ5000+超強力フォノEQからのコピー)を普段聴かないような大音量でかけていると、面白いほど音がコロコロ変わるのが分かる。このスピーカー、本当にキャラクターが無い。気持ち悪いくらいだ。
大型スピーカーは置いて直ぐには良い音がしないというのは本当だ。床に馴染むまで時間がかかる。
最初はツイーターが凄いと思ったが、200Hz〜3.5KHzを担当するミッドも凄まじいクオリティーであることが分かってきた。ビリージョエルの唾液の音が非常に良く聴こえる。ベトナムや弦合奏のように異なった質感がズバリ出てきてしまう。
外見上、黒いコーン型ユニットとの違和感が非常に強い。・・・ドライバーのような速さに新素材ドームのような透明感と指向性・・・とにかく今までオーディオで聴いたことがない音がする。音がピチピチ生きている。ソフトによるのだが、パッ、ドッと全域で音が速い速い。
今までオーディオで経験した中では最高の透明度と解像度。これほどまでに常軌を逸した爽やかな音は聴いたことがないし、爽やかでクリアーなのに密度感や粒子感もちゃんとあるところが、一般的なスピーカーとの違いだ。硬い/柔らかいなどタッチの違いが鮮明に出る。極めて高性能だが、つまらないということはない。
いわゆるFOSTEXの音ではない。歪み感なし。
TE27さんが途中で帰られた後も、ユニットの取付け螺子を締めなおしたりしていたらいつの間にか引っ込みがちだった低音が押し出してきた。
「コーンを後ろから棒で叩いているような低音」という表現を聞いたことがあるが、なるほどこういう低音を指すのかと一人納得した。立ち上がりはもちろんだが、立下りのブレーキング性能が凄まじい。
宇多田ヒカルsingle collection.1の5曲目の低音の立ち下がり感は普通MFBウーハーでなければ得られないとD3さんは言う。ドーンでもドスッでもなく、ドッと鳴る。普通のスピーカーからは出ない低音に違和感を感じるほどだ。
MFB同様、部屋のピークやディップをスピーカーが押さえ込んでいるような感じさえあった。
最後まで低音はややスリムで、怒涛の重低音やHさんの言う鳥肌級のリアリズムや前後感までは到達できなかったが、能力の高さは良く分かった。音を聴いていたら黒い箱もなにやらカッコ良く見えてきたほどだ。
短い時間ではあったが、良い経験をさせてもらった。
ツイーターに極僅か金属寄りの質感を感じたが、駆動系の癖かもしれないし、マグネシウムの先入観かもしれない。全域に渡り繋がりも最高、音量による変化も少ない。

FOSTEXはブランドイメージが良くないので、音を聴いてもらうだけでも大変らしいが、○○○のブランド名が付いていたら1000万でも絶賛されると思う。
ブランドのテイストが云々という温い話ではなく、RS2からは職人の気合を感じてしまう。スピーカーの原器(Reference)を目指すというコンセプトは見事に達成されていると思う。
なので、放送局の次に買うべきは世界中のスピーカー会社だろう。これを聴かなきゃ始らないって感じがする。
今の僕には明らかにオーバークオリティーだが、もし10年後に大音量が出せる環境にあったとしたら、欲しいと思った。
我が家でこの音なので、手入れした部屋でじっくり使いこなせば現時点で最高水準の音が出せるSPであることは間違ない。当然であるがFOSTEX(FOSTER)は世界一のユニットメーカーであるという認識を新たにした。
1m軸上の特性は写真の通り。


hinumachan at 16:49コメント(0)トラックバック(0) 
コンポ 
6cf56145.bmp音のプロ、AE86さん、D3さん、Hさんが凄いものを持ってやってきた。
オーディオ企画数あれど、最新ハイエンドスピーカーを持ち込み試聴というのは前代未聞だ。
ブラインドテストによるNHKスタジオモニターコンペで優勝したRS-N2、そのコンシューマーバージョンがRS2+NW3。RS-N2より発展したHR振動板や純マグネシウムツイーターなど全体にグレードアップされている。コンセプトはズバリ「スピーカーの原器」。
事前に雑誌のインプレに目を通したところ、石田先生と山之内先生(stereo 2005年2月号)はこれ以上ないというほどの絶賛だが、他の評論家の意見は「クールで端正な日本の音」という評価で一致している。
大型で本来マンションの一室に入れて使うようなスピーカーではないだろう。聴く価値はあるのか・・・
ブックシェルフ型とは言っても、横幅はJBL 9800、奥行きはWilson System 7と同等で、一般家庭に入る限界の大きさ。マルチアンプ方式からネットワーク方式に変更されており、そのネットワークたるやアンプ一台分くらいの重量がある。
サイドに窪みがあるので二人で持ち運び可能だが、箱は叩かなくても強烈なソリッド感が伝わってくる。箱と言うよりも巨大なウッドブロックという感じ。
当方のメインを除けて、まずはウッドブロックに乗せて適当にセッティング。RS2にとっては今までで最も劣悪な部屋とアンプによる駆動だと思われるが、とりあえず音を聴いてみる。


hinumachan at 16:23コメント(0)トラックバック(0) 
コンポ